ブログ

TOPICS

自転車盗難防止モデル校指定書交付式

 本校が高千穂警察署からの指定を受けて、自転車盗難防止モデル校になり、5月7日(水)に指定書交付式がありました。

 交付式では、生徒会長の原田紗和寧さんが指定書を、全校生活委員長の甲斐愛花さんが防犯グッズを受け取りました。

 指定を受けたことで、自転車には確実に施錠し、盗難防止に努めることはもちろんのこと、歩行中も含め、交通ルールを守ることの意識を高めていきます。

体育大会結団式!

 5月18日に実施予定の体育大会に向けて、4月30日に結団式を行いました。

 まず、実行委員長よりスローガンの発表がありました。

「Nobody can  stop us」  ~sin化させる互いの青春~

設定理由

 令和7年度高千穂中学校体育大会スローガン決定にあたってスローガン募集を行いました。集まった案をもとに、考え「Nobody can stop us」~Sin化させる互いの青春~に決定しました。「Nobody can stop us」には「みんなが自分の個性を出しきる」という思いがこめられています。Sin化させる互いの青春には、互いの、友情、協力などの意味があります。そして令和6年生徒会スローガンの「sin化~新しい一歩を踏み出そう~」を達成するための集大成の行事であり、自分を、sin化させ生徒全員一つの目標に向かって、体育大会に挑んでいきたいと思います。体育大会を素晴らしいものにするために、力を合わせ、最後に「やりきった」と思えるよう練習から全力で取り組んでいきましょう

 素晴らしい体育大会にしましょう。

  実行委員長 佐藤蒼士

 

続いて、A,B.Cの3つに分かれ、団長が封筒からたすきを引いて団の色が決定しました。その後、各団長のあいさつ、3人のそれぞれの決意が伝わってくるあいさつでした。

 

最後に団ごとに決起集会!初日から気合が入っています。

 

 

第79回入学式

 4月9日(水)に第79回入学式が行われました。今年度から上野中学校と統合し、75名の新入生が入学しました。在校生の前日の準備から式に臨む姿、新入生を温かく迎えようとする気持ちがすごく伝わってきました。新入生の緊張しながらも引き締まった表情、これからの成長が非常に楽しみです。

1組入場 

 2組入場

 3組入場

 

在校生代表歓迎の言葉

 春の草花が芽吹き、山が新緑に包まれる季節となりました。新入生の皆さん、並びに保護者の皆様、ご入学おめでとうございます。今日は私たちにとっても特別な日であります。上野中学校と統合して初めての入学式だからです。上野中学校の素晴らしい伝統も受け継ぎながら、高千穂町唯一の中学校としての誇りを胸にさらなる輝きを放つ高千穂中学校の1ページを刻みたいと思っています。新入生の皆さんは中学校生活に大きな期待を抱くと同時に、新しい環境への不安も抱えていると思います。皆さんが何か困ったことがあったら、遠慮せず私たちを頼ってください。安心して学校生活を送ることができるよう私たちがサポートしたいと思っています。

 中学校では、小学校と異なる点がたくさんあります。まず、教科ごとに担当の先生が代わり、一つの教科をより深く学ぶことができます。また、年に3回の定期テストがあります。幅広い範囲から問題が出されるので毎日の家庭での勉強がとても重要です。

 次に、高千穂中学校では相手に対して先に言葉を届けてから礼をする「語先後礼」を大切にしています。時と場に応じた気持ちのよい挨拶を心掛け、楽しい学校生活にしていきましょう。

 そして、中学校には生徒全員が所属する生徒会という組織があります。生徒会執行部を中心に全生徒の意見をもとによりよい学校生活が送れるよう様々な活動を行っています。これから皆さんと一緒によりよい高千穂中学校をつくっていきましょう。

 それから、中学校には部活動があります。部活動では技術面だけでなく、団結力や仲間の大切さ、その場にあった言葉遣い、礼儀を学ぶことができます。

 中学校3年間はとても短く、あっという間に過ぎていきます。仲間と共に励まし合い、笑い合えるそんな何気ない日常を大切に、自分から積極的に行動し、楽しく充実した豊かな学びの日々を送りましょう。新入生の皆さんの中学校生活が素晴らしいものになることを願い、歓迎の言葉といたします。

 令和7年4月9日

 在校生代表 佐藤 琉花

 

新入生代表挨拶

 今日は私たちのために、このような式を開いてくださり、ありがとうございます。いよいよ今日から私たちの中学校生活が始まるのだと、改めて身が引き締まる思いです。

 私は、中学校生活を始めるにあたり、一つの目標を立てました。私は4歳の頃から父の元で空手を学んでいます。これまでの最高成績は3位でした。中学校ではより稽古に励み、県大会で優勝することが私の目標です。そして、部活動だけでなく、勉強にも一生懸命取り組み、文武両道に常に心がけていきます。

 また、私は先月まで岩戸小学校の最上級生として、特に挨拶に力を入れて学校全体を引っ張ってきました。岩戸小学校では、「おはようございます」という挨拶だけでなく、「おはようございます。今日も一日よろしくお願いします。」と挨拶+一言を行っています。私は、中学校でも挨拶+一言を通して、先輩方や先生方と気持ちの良いコミュニケーションを取り、充実した学校生活を送りたいと思います。

 これからの3年間は、先生方にご指導いただきながら、勉強や部活動を精一杯頑張ります。私たち新入生は中学校について、まだわからないことばかりです。どうか先生方、先輩方、温かい目で見守っていただき、ご指導くださいますようよろしくお願いいたします。

 令和7年4月9日  

 新入生代表 田尻大知

 

第78回卒業式

3月17日月曜日に卒業式を実施しました。前夜から急激に冷え込み、雪のちらつく寒いなかでの式となりました。本年度卒業予定の67名が参加できるとよかったのですが、体調不良者が複数名出てしまいました。出席できなかった生徒はさぞ残念だったことでしょうが、健康には変えられません。当日の午後、翌日の午前中、そして、24日(月)の午後にそれぞれ卒業証書授与式を行い、すべて終了しました。

1組入場

2組入場

卒業証書授与

校長式辞(詳細は【校長室】参照のこと) 

記念品贈呈

 テントを一張りいただきました。大切に使います。

送辞

「高砂の 尾上の桜 咲きにけり 富山の霞 立たずもあらなむ」
ご卒業おめでとうございます。
私は2年前の入学式、初めて先輩方と出会いました。当日、不安でいっぱいだった私に先輩方が優しい笑顔で「緊張するよね」と話しかけてくださったことを、今でも鮮明に覚えています。そのとき、心からほっとし、いつかこの感謝を伝えたいと思っていました。あのとき、優しく声を掛けてくださって、本当にありがとうございます。次は私たちが先輩方のような存在になります。
今年度の体育大会では、先輩方の気迫あふれる競技や応援に圧倒させられました。より盛り上げる為の工夫をされる姿や、声をからしながらも全力で声を出し続ける姿、競技では最後まで絶対に諦めない姿。中学校生活最後の体育大会を悔いなく終わりたい、最高の思い出にしたいという先輩方の強い思いが感じられました。そして、私を含め全員が自然と、先輩方についていきたいと思うようになったと思います。そのおかげで、みんなで力を合わせ、スローガンであった「One dream」を達成できました。
紅葉祭での先輩方の姿は全校生徒のお手本そのものでした。合唱での表情からは、真剣に取り組む気持ちが伝わってきました。劇では、全員がそれぞれの役割を一生懸命果たす姿から、学年全体の一体感を感じました。先輩方自らの手で作り上げた台本は高千穂を舞台とし衣装や小道具にこだわり、見ている人を共感させ、楽しませてくださいました。また、先輩方が心から楽しまれていた様子も伝わってきました。全員がそれぞれの仕事を全力でやりきったからこそ、最後には全員が笑顔で終わっていたことがとても印象的です。
部活動でも先輩方は私たちにとって憧れの存在でした。私の所属する女子バレーボール部では、先輩方のバレーに対するまっすぐな思いと、日々、先輩として後輩を気遣う姿から、学ぶものが多くありました。他の部活動でも、結果だけでなく、日々の姿を見ていて、多くのことを学び、先輩方の優しさにたくさん助けられ、支えられていたと思います。次は私たちが先輩方のように憧れの的となります。
また、先輩方の優しい人柄にも支えていただくことが多くありました。私たち新生徒会が活動し始めた頃、いやな顔一つせず何度も何度も私たちを助けてくださいました。それだけでなく、よく気に掛けてくださり、先輩方の一言にたくさん救われました。そして先輩方は学年としての強い団結力があり、全ての行事において一人一人が輝いていました。必要なときはリーダーシップを発揮して、私たち1,2年生を巻き込み、行事を盛り上げてくださいました。

「The greatest glory in living lies not in never falling, but rising every time we fall.」

「生きる上で最も偉大な栄光は、決して転ばないことにあるのではない。転ぶたびに起き上がり続けることにある。」

これから、様々な困難に出合うことがあると思います。しかし、失敗してもくじけず、立ち上がり続けてください。そして、高千穂中学校で培った語先後礼や挨拶などを忘れず、高千穂中学校の卒業生として胸を張り、それぞれの道へ進んでください。伝統を力に、夢へ羽ばたいてください。

答辞 

窓際から香る花の匂いと黙想の時間に聞こえる鳥の声に春を感じる季節となりました。

本日は、私たちのためにこのような温かい式典を執り行っていただき、ありがとうございます。お忙しい中、私たちのためにご出席いただいた来賓の方々、先生方、保護者の皆様、そして在校生のみなさんに、深く感謝いたします。私たち卒業生一同、皆様からの温かいお祝いや励ましの言葉に支えられ、この日を迎えることができました。3年間の思い出と感謝を胸に、67名の卒業生は、新たな一歩を踏み出します。

私たちが、小学校の卒業式を目前に控えた頃、コロナウイルス感染症の拡大で、中学校の入学説明会を受けることができませんでした。これからの中学校生活はどうなるのか、楽しみよりも不安の中、マスクをした状態での入学式となりました。

私たちの学年は、他の学年より1クラス少ない2クラスでした。1年生の時の体育大会で私たちは、1クラスの中から3団に分かれなければなりませんでした。クラスに3つの団が存在し、バラバラでうまくまとまらないところがありました。しかし、クラスが少ないことで会話をしたことがない人がほとんどおらず、どの学年よりも仲が良い学年となっていきました。

2年生では、修学旅行が行われました。小学校では、コロナウイルス感染症の影響で県内だけでの旅行でしたが、念願の県外への修学旅行でとても楽しかったです。

2年生の3学期。大きな行事と言えば、立志式です。練習では、式の時間が大幅にオーバーしたり、笑ってしまったりと先生方に注意されることもありました。でも、本番では時間どおりに進み、素晴らしい式にすることができました。

3年生になり、初めての大きな行事、体育大会。練習をしていく中で、お互いにどんどん熱が入り、オリジナルの応援をたくさん考え、当日の朝まで練習をしました。そして遂に迎えた本番。応援は両団とも個性があり、とても盛り上がりました。競技の中で特に盛り上がったのは、学年リレーでした。お互いにクラスで戦略を練り合い、アンカーまでどちらが勝つかわからないほどの接戦でした。結果は青団のダブル優勝で幕を閉じましたが、お互い本気で向き合っていたからこそ、解団式では涙が止まりませんでした。

紅葉祭では、ステージ発表が復活しました。私たち3年生は、劇をすることになり、自分たちだけで脚本を書いたり、演者と裏方の役割分担を決めたりと初めて経験することが多く、とても大変でした。でも、劇が終了した時、生徒主体で成功させることができ、他の行事よりも達成感を味わうことができました。合唱では、思うように全員がまとまらずとでも不安でしたが、先生からの熱いメッセージで、文化委員会を中心にだんだん一つになっていきました。そして本番では、先生方や保護者の皆様を感動させるような合唱を届けることができたと思います。

私たちの3年間を語る上で欠かせないのが、部活動での思い出です。3年生が引退し、2年生が主体となって部活動を行うことになり、自分たちで目標を決めたり、チームメイトに指示を出したりととても苦労しました。自分で思うように行動できなかったり、仲間との関係がうまくいかなかったりで涙することも多くありました。しかし、遠征で早朝に家を出て、眠い目をこすりながらも車内でする仲間との会話。遠征先のホテルで仲良く歌ったり、ベッドの取り合いをしたりと楽しい思い出とともに最後までやり通すことができました。私は、この3年間の青すぎた春を決して忘れません。

1年生の頃から私たちを見守ってくれた先生方。天井に穴を開けたり、テストの成績が悪すぎて職員室をざわつかせたりと様々なことでご迷惑をおかけしました。先生方からの指導はどれも愛情を感じるもので、いつも心を鬼にして指導してくれていたことにとても感謝しています。今まで本当にありがとうございました。何かしでかしそうになったら先生方の言葉を思い出し、高校の先生方を困らせないように努力します。

そして、私たちを支え続けてくれた保護者の皆様。友達や先生には言えない悩みで後ろ向きになりそうな時、強く背中を押してくれました。何かに行き詰まった時に探すのは、家族の姿でした。何気ない日常を当たり前にしてくれる家族には本当に感謝しています。「家族への恩返しは絶対にします。」とここに誓います。これから独り立ちする人も多く、悩みがさらに増えると思います。その時はぜひ頼らせてください。これからもよろしくお願いします。

在校生のみなさん。これからの高千穂中学校は、上野中学校と統合し、新たな高千穂中学校がスタートします。私たちは卒業しますが、生徒会のスローガンのようにこれからもSIN化し続けてください。

最後に卒業生のみなさん。この3年間、喧嘩をして嫌いになり、仲直りをして大好きになりを繰り返してともに成長してきました。入学式では見られなかったマスクの下のみんなの楽しそうな笑顔や笑い声を今ではたくさん知っています。私は、6年生の時、高千穂中学校に行くか他の中学校に行くかで真剣に悩みました。でも、この中学校に進学して本当に良かったです。まだまだ話したいことはたくさんありますが、高千穂中学校の益々の発展を祈念し、これで答辞といたします。

卒業式の歌 

卒業生退場(1組) 

卒業生退場(2組) 

3月24日(月)卒業証書授与式の様子

しおり

高千穂地区保護司会会長様をはじめ、高千穂地区更生保護女性会皆様が来校され、しおりを贈呈していただきました。高千穂町の四季折々の花を押し花にした手作りのしおりで、本校全生徒及び我々全教職員およそ300名分を製作してくださいました。

そもそも保護司とは、罪や非行を犯した人たちの再犯を防ごうと、その立ち直りを地域で支える民間のボランティアであり、その日々の活動には頭が下がる思いです。

本校は、このしおりを毎年いただいており、とても感謝しております。代表として、今年度卒業を迎える3年生女子2名に授与されました。しおりの裏面には「故郷を忘れないでね・・・」という言葉が添えられており、別れの季節の訪れをひしひしと感じているところです。

高千穂地区更生保護女性会の皆様、ありがとうございました。大切に使わせていただきます。