日誌

2022年12月の記事一覧

弁当の日(12月12日)

弁当の日(12月12日)

 今日は弁当の日です。
「食」に対する関心を高めてもらうことを目的に、普段何気なく食べている食材や、調理をしてくださる方への感謝の思いを改めて持ってもらうこと。また、日ごろの自分の食生活や健康について見直し、考えてもらうために毎年行っています。 

 
今年からは、自分でコースを選択して、お弁当を作るようになりました。
①保護者の方に調理していただいたおかずを彩りや、バランスを考え自分で弁当の中身を詰める。「お弁当彩コース」
②自分でおかずの献立を計画し、自分で一品以上おかずを作り、弁当の中身を詰める「チャレンジコース」
③全ての工程を自分一人で行う「日之影シェフコース」
生徒たちにはこの3つのコースから選んでもらい挑戦してもらいました。

作ったお弁当をタブレットで撮影し、後から今回の感想をまとめてもらいます。
慣れないながらも、多くの生徒が自分でおかずづくりに挑戦していてすばらしいです!
前日の夜から下準備をしてお弁当の調理に挑んだり、中には気合たっぷりで、朝の4時半起きで作りました!という生徒もいました。(午後の授業、睡魔との戦いがが心配ですが。。)
おうちでの食事や、給食など、日ごろ当たり前に出てくる食べもののありがたみが、自分で苦労して調理をしてみるとより一層身に染みてきますね。

おたがいのお弁当を見合って「きれい!おいしそう!」「かわいい~!」「どうやって作ったと?」など、ほめてもらって、少し照れくさそうでしたが、みんなどこか誇らしげで、うれしそうな顔をしていました。


   
達成感たっぷり!お弁当を食べてこの笑顔!お弁当は特別なわくわく感がありますね。
 

自らの体の為に食事を手作りし、体調を管理することは生活をしていく上とでとても大切なことですね。
特に中学生にとって、「食」は、育ち盛りの大事な体を作るパワーの源となります。
今回の弁当の計画・調理を通して、今まで以上に食に携わる人や家族、食べ物に対しての感謝の気持ちを持ってほしいと思います。
今回、ご家庭でも、献立作成のアドバイスや、調理法、食材の買い物から、調理の準備などのご協力をしていただき、大変ありがとうございました。

 

12月2日(金)GIAHS出前授業

12月2日(金)GIAHS出前授業

 

   今日の5、6時間目の総合の時間はGIAHSの出前授業でした。
一年生はこれまでの総合の時間に、郷土である日之影のことを自分たちの足で探索し、学ぶことから始めました。更に視野を広げながら、より地域の良さを学ぼうと高千穂郷・椎葉山地域で認定されているGIAHSについての調べ学習を行ってきました。
「GIAHSってよく聞くけど一体何のこと?」
「私たちの地域が認定されているGIAHSってどういうものなんだろう?」
「日本の他の地域では、どんなGIAHSがあるんだろう?」
「はたまた世界にはどんなGIAHSが?」
と、自分たちの地域と比較しながら理解を深めていきました。
前回までは各班に分かれ、それぞれがGIAHSについて調べ、それをクラス内で共有しましたが、分かったこともあれば、調べていく中で新たな疑問が生まれてきたので、あらためてGIAHSの事をもっときいてみたい!と、高千穂高校の生徒さんたちにお越しいただき、今回GIAHSについての授業をしてもらうことになりました。


 
最初は緊張している様子もありましたが、真剣にメモを取り、活発に挙手もしながら話を聞いていました。

今日来ていただいた高校生の中には本校の卒業生もおり、中学生たちに説明をしている姿は感慨深く感じました。


出前授業のあとに、今日のふりかえりを行いました。
高校生の先輩たちが話してくださったことを自分たちの今までの学習してきた内容とつなげ、落とし込んでいきました。

 
地域の為になる活動をしている先輩たちの話を聞くことができたのは一年生にとっても、よい刺激になったのではないでしょうか。
昔から受け継ぎ、営んできた地域の農林業のシステム、この地域の農林業の在り方や暮らし方。
これらをもっと外に向けて発信していくことの大切さ、地域のことを知り、世界にも認められたこの価値をさらに理解していくことができた大切な機会になりました。

ひなた場

ひなた場

―近未来会議を終え、自分の未来へ―
将来のことを“ ジブンゴト ”に昇華するプロジェクト。
第1弾。その名も” ひなた場 ”。講師の皆様、ありがとうございました。


この事業は、地域の大人の方が、自分の人生を紙芝居形式で紹介。
それを聞いた後、生徒たちは、自分のこれまでの人生(過去・現在・未来=まさにキャリア)
を振り返り、グラフ化したものを資料にして大人の方に語ります。

“ 自己開示とシェア ”を地域の大人とできる最高の環境。

そうすることで自分の人生をより身近な大人から学ぶことができる。
身近な存在は、リアリティーに溢れ、ジブンゴトとして考えるチャンスをくれる。
そのサイクルです。
まずは、紙芝居を語る地域の大人の方。





 

お返しに・・・と大人の方に、自分の人生を語る生徒達。

こんな表情はなかなか私達には見せない表情。
地域の大人の方だからこそ、引き出せるもの。
うん、かなわない。 かなわない。

この町にはたくさんの先生がいる。私達教員には、そのつなぎ役も求められる。
ティーチャー&コーディネーターへ。

幼少期とこの9年間で地域について学んだ生徒たちは、
自分の将来にこの学びをどう還元していくのか。
そこをコーディネートしていきたい。

そして、将来大人になったら、いつの日か「日之影中学校卒業生」として中学生のために語って欲しい。
このように。


こんなふうに。


こんな感じで。


その日は高校生(本校卒業生)もGIAHSの出前講座に来てました。

 

 

自分が学んだ分、今度は還元したいといった、このサイクル。
まさに、 “「 おかげ 」サイクル ” とでも言いましょうか。

第2弾も用意中。
最後の参観日の日に開催。 やってやってやり通す。
こうご期待。