2023年2月の記事一覧

卒業式を前に

今日は3年生の「表彰伝達式」「同窓会入会式」「卒業式予行」を行いました。

 

 「表彰伝達式」では、文武両道で頑張ってきた生徒の皆さん、誰よりも読書に勤しんだ皆さん、3年間1度も休まずに登校した皆さん…などの表彰が行われました。もちろん、表彰されない人の方が多いものですが、表彰された皆さんの背中を見て、「同級生が成せることは、自分にもできるはず」と見習って一歩踏み出す機会となってくれると嬉しいです。

 電子情報科に関することでは、全国工業高等学校長協会主催の「ジュニアマイスター顕彰制度」において、ゴールドの称号を4名が受賞し、シルバーの称号を18名が受賞しました。クラスの半分以上が資格取得において顕著な成績を収め、マイスターとなったということで、各人が表彰されました。これも誰にでもはできない素晴らしい偉業です。資格取得は最終的には孤独な闘いとなりますが、3年生の皆さんは1年生の入学直後から、みんなで一緒に取り組み、支え合いながら次々と資格を取得してきました。この裏には、「資格取得したい!」という生徒の皆さんの気持ちを支えてくれた保護者の皆さんの存在が大きいと思います。

 きっと保護者の皆さんは「その資格取って何になっと?」「仕事に要ると?」「受験料バカにならんわぁ~!」と始めは思いながらも、お子さまの事を信じて背中を押してきていただいたことと思います。本当に本校の教育活動にご理解いただいてありがとうございました。改めてとても感謝しています。

 頑張ったお子さまの為にもあえて補足しておきますね。「その資格は、いつか人生で困ったときに役に立つ保険です」「その資格があるから今回採用された人もいます」「資格の内容だけでなく、勉強の仕方、資格者証申請の仕方、印紙の買い方など、受験料以上に誰も教えてくれない世の中の常識も勉強してくれました」。残念な結果であったときも、その経験が糧になったのは間違いがありません。温かく見守っていただき護者の皆様、温かく見守っていただきありがとうございました。ところで、生徒の皆さんはちゃんと感謝してますかね?!

 さて。いよいよ明日は卒業式。

 コロナ禍で、自分自身も頑張らなければならない。他の誰かの為にも気を使い頑張らなければならない。いっぱい頑張ってきた世代ですね。人を想う気概のある皆さんばかりです。世界中の誰も経験したことの無い出来事を戦い抜き、もうすぐ元の生活が戻ってきそうですね。本当によく頑張りました。新社会、新世界、新時代が待ってます。これからの皆さんの人生が幸多きことを願っています。

 卒業おめでとうございます。

 明日、またここで、笑顔で会いましょう。

技能検定対策講習会

 昨年12月27日ならびに、今日(2月4日)の2回にわたり、国家技能検定 電子機器組立て職種 シーケンス制御作業 の実技講習会を 有限会社イマテック さまのお力を借りて開催しました。

 日頃より、工場などの自動制御の設計・施工・メンテナンスを行っている現役の技術者より学ぶことで、国家技能検定に合格するコツを習得していきました。

 働き方改革が進む中、世の中は自動化が必須です。という事は、あらゆる場所で活躍が期待されます。シーケンス制御を学び、技術力を国が認める国家技能検定に合格することによって、確かな技術を証明し、仕事に役立ててほしいと願います。

 電子情報科では、生徒の「やる気」に応えるため、できる限りのサポートは行っていきたいと思っています。資格取得を推奨するだけでなく、取得までもしっかりと学びのサポートを行っています。

 今回の講習では、12名の受検者にまんべんなく指導することは難しいので、昨年度の合格者である生徒が休日返上でサポートについてくれました。生徒同士、受験経験者からの指導は、「あ~、これね!」と意気投合できているようです。

 お互いに学び合い、教えあいながら、みんなで合格を目指す生徒の姿はとても美しく、指導者からすると大変ありがたいものです。

 受検者も、過年度合格者も、みなさんに「ありがとう」と、そして「合格しますように」と伝えたいと思います。また、ご指導いただきました 有限会社イマテック さまにも感謝いたします。

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校内課題研究発表会

 今日は、校内課題研究発表会がオンラインで開催されました。

 電子情報科からは「Unityによる3Dゲームの制作」を発表しました。「普段ゲームをやっているが、電子情報科で学んだ知識を駆使して、自分たちの力がゲーム制作を通じてどこまで通用するのか?」という力試しでスタートしたと言います。

 フリーソフトを駆使して、クオリティの高い作品を作り、自分たちの力だけで完成させました。それでも、「学んだことだけでは足りず、一つ一つ試行錯誤を重ね、繰り返し作り直し、かなり大変だった」と感想を述べていました。やりきる力がすごいですね!

 ゲームを作るという事は、全ての知識や技能が必要です。ゲームプログラマのすごさもわかったと思います。ちなみに、この3人は現時点ではゲームプログラマにはなる予定はなく、一般的なプログラマ、機器メンテナンス、大学進学の進路を選びました。やはり、体験してみて気づくことが多かったのでしょうか?

 本校ではゲームづくりを授業にはしていませんが、3年生の「課題研究」の時間に、これまでの学びの成果を結集してゲームを作ることは可能です。普段、「クソゲー」ってつぶやいていませんか?そう言うならば、自分で作ってみてください。「クソゲー」すらも作れないはずです。それだけ企画(ストーリー)・開発(展開・デザイン・BGM)・制作(プログラム)と、大変な作業が待っているのがゲームの世界です。そのような努力の末に、皆さんが楽しめるものがあります。その一歩を体験してみるのも大切なこと。ここでチャレンジするといいと思いますよ。

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