SSH トピックス

理数科1年+附属中2年 サイエンス合宿(7/22-25)

今年度も7月22日(火)から25日(金)までの3泊4日でサイエンス合宿(参加者:高校理数科1年生82名、附属中学校2年生40名)が霧島ジオパークをフィールドとして実施されました。今年度のサイエンス合宿は霧島連山の新燃岳噴火の影響でプログラムを一部変更して実施されました。

目的

霧島ジオパークでのフィールドワークを通して、「本物」に触れることで、五感で捉え、心が動かされるような体験をし、探究心を高めるとともに探究プロセスの獲得と次年度繋がる地元発信の「科学の種」を獲得する。

◆1日目(7月22日 火曜日)晴れ

三ノ宮峡(えびの市)・天体観測(御池青少年自然の家)

サイエンス合宿の初日は、5月に実施したフィールドワークと関連づけながら、授業を通して火山活動によって形成された景観や地形について学びました。「どのような点に注目すれば地形の成り立ちが見えてくるのか?」という“観察眼”を養い、既に得た知識と照らし合わせながら地形の歴史を考察する活動を行いました。生徒たちは、観察すべきポイントを見つけることに苦戦しながらも、自らの気づきにたどり着いたときには目を輝かせており、学びの充実度がうかがえました。夜には、満天の星空のもと天体観測を実施しました。たちばな天文台からお越しいただいた蓑部樹生様による解説では、「生徒一人ひとりも太陽のようにエネルギーを持っている」という励ましの言葉が印象的で、生徒たちはその言葉に背中を押されるように、さらに目を輝かせていました。

 

◆2日目(7月23日 水曜日)

享保用水路(えびの市)晴れ

朝から、宮﨑大学農学部准教授竹下伸一氏の指導の下「享保用水路がなぜ迂回しているのか?」という問いを持ち、用水路周辺の地理的要因や歴史的背景をもとに考察を行いました。生徒達からは「話を聞いた後は見る目が変わる」「身近なところに火山活動の恩恵があることが知れた」などの声が聞こえ、充実したフィールドワークになったようです。夕方からは火起こし体験と野外炊飯、まとめ学習を行いました。

 

◆3日目(7月24日 木曜日)くもり・雨

 この日から附属中学2年生40名が班に加わり霧島ジオパークアドバイザーの奥村健一郎氏の案内の下、御池周辺の植生や地層についてフィールドワークを行いました。あいにくの雨の中、生徒達はカッパを羽織りキーワード探しや問い作りを行いました。夕方からは火起こし体験②と野外炊飯、まとめ学習を行いました。生徒達は初めてみる山ヒルに驚いていたり、改めて植生の分布やイチイガシの植林についても新たな気づきがあったようです。

 

◆4日目(7月25日 金曜日)雨

 最終日は4日間のまとめとして御池青少年自然の家でポスター発表会を実施しました。4会場で実施し、「ベスト問い賞」、「ベスト仮説賞」、「ベストデザイン賞」、「ベスト発表賞」が決定し、その中から最優秀賞「ベストオブ探究者賞」を生徒達の審査で決定しました。このサイエンス合宿は本校での探究活動のスタートに位置づけられています。2年生で実施されるSSR(スーパー・サイエンス・リサーチ)での探究(研究)活動に活かされることを期待しています。

 

※↓ベストオブ探究者8班のポスター↓

第2回SSH実験教室

今年度のSSH実験教室では、小学生まで対象を広げ、小学生向けの講座では水やシャボン玉の不思議について、中学生向けの講座では半導体について、それぞれの実験教室を行いました。

今回の実験教室では、本校の高校生1・2年生19名がTA(ティーチングアシスタント)として参加し、大学生のTAとともに実験のサポートを務めました。高校生たちは事前に配布された資料をもとに学習し、宮崎大学工学部の先生からの指導を受けながら、子どもたち一人ひとりにわかりやすく教えるために丁寧に対応しました実験教室の中では、小学生は水やシャボン玉の不思議な性質に大興奮!一方、中学生は半導体についての実験や計算を通じて、工学の世界をより深く学ぶことができました。

実験終了後には、エンジニアリングカフェを開催。実験を通じて仲良くなったメンバーと一緒にケーキを囲みながら、学校や将来の進路についての話に花が咲きました。小学生・中学生・高校生・大学生の4つの世代が一緒にテーブルを囲む貴重な機会はなかなかありません。中には、小学生が大学生に「大学ってどんなところですか?」と質問する微笑ましい場面もありました。

アンケート結果によると、参加した児童・生徒の満足度は98%!また、児童からは「もっと理系のことを深く知りたい」「いろいろな実験をやってみたい」「将来は工学系に進みたい」など、ワクワクした気持ちや今後への意欲をたくさん聞くことができました。何より、児童・生徒共に「もっとたくさんの人と話がしたい」という声が多く、異世代との交流を通じてお互いにたくさんの刺激を受けたようです。

参加してくださった皆さま、ありがとうございました。都城泉ヶ丘高校は、地域の科学技術人材育成校として、今後も子どもたちが夢を見つけ、それを育む機会をたくさん作っていきたいと考えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

MSECフォーラム開催 本校生も参加(7/17)

7/17(木)、今年も県内の高校生が一堂に会して探究活動の成果を発表し合う「MSEC(みやざきSDGs教育コンソーシアム)フォーラム」が開催されました。
このフォーラムは、各校で行われている探究活動の発表を合同で行うことで、生徒同士が互いに刺激を受け合い、学びをさらに深めていくことを目的に、毎年夏に実施されています。
今年は、県内19校から約1200名の生徒が参加し、活気あふれる発表の場となりました。研究テーマは地域創生、科学、人文、スポーツなど多岐に及びます。本校からも8チーム26名の生徒が参加し、それぞれがポスターセッションで日頃の探究の成果を堂々と発表しました。
他校の生徒との交流や質疑応答を通して、多くの学びや新たな気づきを得る貴重な機会となりました。

 

 

理数科1年SRM サイエンス合宿事前学習②(7/9)

7月8日(火)のSRM(サイエンス・リサーチ・メソッド)では、宮崎大学農学部 准教授の竹下伸一氏をお迎えし、「地質が造る水路の景色~高千穂・えびの・都城~」をテーマにご講義いただきました。
授業では、宮崎県北部の高千穂からえびの・都城に至る山間地域において、火山活動によって形成された地形と、それに適応した人々の暮らし、水資源の活用(用水路)について、ユーモアを交えながらわかりやすく解説していただきました。
高千穂地域は、阿蘇山の火砕流によって形成された「火砕流台地」に集落が築かれ、水の乏しい地形に対応するため、谷を迂回して水を導く長距離かつ複雑な「山復用水路」が発達しました。これらは地域の協働により維持されており、明治以降の測量技術の発展により水田の拡大が進み、現在では世界農業遺産にも認定されています。
一方、えびの・都城地域は、霧島火山群の噴火によって形成されたシラス台地が広がっていることや、高千穂地域と火山は異なるが火山性の地質や地形という共通項があることを説明いただきました。
学術的な知見が入ることで、生徒達は視野が広がり、霧島ジオパークをまた別な角度から見ることができるようになりました。

 
なお、理数科1年生7月22日からサイエンス合宿に参加します。本日の授業で得た学びをもとに、現地で「本物」に触れ、自らの探究の芽を見つけてくれることを期待しています。

 

SSH講演会〈東京大学 四本裕子先生〉7/3(木)

7月3日、MJホールにて東京大学大学院総合文化研究科教授四本裕子氏をお招きし、「なぜ科学者になったのか?」と題したSSH講演が行われました。講師は宮崎県出身で、都城市や宮崎市で幼少期を過ごされ、東京大学文化Ⅲ類へ進学し、現在は科学者として心理学や脳科学の研究を続けながら、多くの学生とともに日々探究を続けています。

講演では、講師自身が受験や進路で悩んだ経験、大学で出会った面白い研究との出会い、そして研究に夢中になっていった過程が率直な語り口で紹介されました。

 

特に印象的だったのは「色とは何か」「聞こえるとはどういうことか」といった私たちの感覚と脳の仕組みに関するお話で、光や音といった物理的刺激が、どのように私たちの“見えた”“聞こえた”という感覚に変わっていくのか、科学的なアプローチを交えて分かりやすく解説してくださいました。

また、個人差や性差にまつわる科学的データを紹介しながら、「人は一人ひとり異なる」という多様性の尊重や、ジェンダーバイアスにとらわれない進路選択の大切さについても語られました。自らの道を選び、探究する楽しさを熱く語る姿に、生徒たちは強く心を動かされた様子でした。

最後の質疑応答では、「語学が苦手でも留学できますか?」「耳鳴りは脳のせい?」「文系理系に分ける意味は?」といった率直な質問に対し、講師は丁寧に、かつユーモアを交えて回答。会場は笑いに包まれつつも、科学の奥深さと身近さを実感できるひとときとなりました。

科学に限らず、「好き」「面白い」と感じる気持ちを大切にし、周囲の価値観にとらわれずに進んでほしいという講師からのメッセージは、生徒一人ひとりの胸にしっかり届いたことでしょう。

 

講演後、学校に戻ってのサイエンスカフェ(座談会)では、生徒ひとりひとりの質問に丁寧にお答えいただき、生徒にとって非常にためになる時間を過ごせました。

 

四本 裕子(よつもと ゆうこ)先生 プロフィール

東京大学大学院総合文化研究科 教授。本校SSH運営指導委員。
宮崎県生まれ。宮崎県立宮崎西高等学校卒業後、東京大学文科III類に進学。東京大学文学部、東京大学大学院人文社会系研究科を経て米国ブランダイス大学大学院でPh.D.(Psychology)を取得。ボストン大学およびハーバード大学医学部リサーチフェロー,慶應義塾大学特任准教授, 東京大学准教授を経て2022年より現職。専門は認知神経科学,知覚心理学。

理数科1年 サイエンス合宿事前学習①(7/1)

本校では、霧島ジオパークを中心に、九州南部の豊かな自然環境を学ぶ授業を行っています。本日は宮崎県環境保全アドバイザー・霧島ジオパークガイド養成講座アドバイザー奥村健一郎氏に「霧島火山の最南端に位置する火口湖“御池”の自然について考察する」というテーマで講義をいただきました。講義では、ユーラシアプレートとフィリピン海プレートの境界に位置する宮崎・都城地域の地質や地形について学びました。

私たちの暮らす地域は、長い年月をかけてプレートの移動や火山活動によって形づくられてきました。新燃岳や高千穂峰などの火山、シラス台地、そして霧島連山のカルデラなど、地質的に非常に特徴ある地域です。

講義では、過去の大規模噴火や地層の成り立ちに触れながら、地震・火山と人の暮らしの関わりについて理解を深めました。自然の営みを知ることは、地域の魅力を再発見し、災害への備えを考えるきっかけにもなります。

後半は私たちが暮らす九州は、地球という丸い惑星の「どこに位置するか」によって、気候や自然環境が決まっていることや、このような環境が、豊かな動植物を育み、私たちの生活を支えていること、さらに、火山活動も私たちの環境に深く関わっており、霧島連山などでの噴火は、時に自然を一変させる力を持ち、植物や動物の生態系にも影響を与えるが、その一方で、火山活動によってできた森や土壌が、新たな命を育む場にもなっていることを学びました。生徒たちには、地球の成り立ちや自然の仕組みを学び、未来を考えるきっかけにしてほしいと思います。

 

SSH講演会 開催のお知らせ

7月3日(木)14:40~15:40、都城市総合文化ホール(MJホール)大ホールにて、第4回SSH講演会を開催します。今回の講師は東京大学大学院総合文化研究科 教授、本校SSH運営指導委員でもある四本裕子先生です。演題は「なぜ科学者になったのか?〜宮崎県出身の研究者からみた科学とキャリア構築」となっています。

保護者、学校関係者の方は来場・聴講可能です。是非会場に足をお運びください。

SSH通信 第11号 発行

SSH通信第11号を発行しました。

今回の内容は、

①理数科1年 霧島ジオパークフィールドワーク

②普通科2年 理数探究(郷土探究)市長講演会

の2点です。

併せて7/3(木)SSH講演会と、7/24(木)実験教室の案内も載せています。

※詳しくはHPでご確認ください。

今後ともよろしくお願いいたします。

ダウンロードはこちら 11_都城泉ヶ丘SSH通信070610 .pdf

普通科2年「郷土探究」分野別講演会開催 (6/4)

普通科2年生対象「理数探究(通称:郷土探究)」にて、市役所各部署担当者をお招きし、「分野別講演会」を開催しました。

今年度は8分野に分かれて探究を行います。関係する都城市役所各担当部署のから2年間、生徒のサポートをしていただく担当者に来校いただき、それぞれの分野の抱える課題や、現行の取組等、ご説明いただきました。

生徒のために丁寧な資料を事前にお送りいただき、生徒も予習をした状態でお話を伺ったことで、事後の質疑応答も有意義なものになりました。生徒目線の「疑問」が、実はこれまでも取り組まれている事実であることや、実際成果が見えつつある取組であることを知ったりと、探究活動のスタートに当たり、大切な「事実・現状」を知ることができました。

今後は「思いつき」だけではない、「根拠に基づいた」アイディアを検討するために、実地調査やデータ収集を行っていきます。そのきっかけとなる大切な1日でした。

自分事として市政に関わる一員として、最終的には都城市に採用していただける提案ができると良いですね。

本日の講演内容を踏まえ、これから探究活動を進めていきたいと思います。ご参加いただいた都城市役所の皆様、ご協力ありがとうございました。

次回10月1日の「中間発表①」で、探究の途中経過を報告させていただきます。

 

 

 

 

第2回SSH実験教室 WITH 宮崎大学工学部 集まれ!アマテラスガールズプロジェクト 7月24日(木)開催決定!

今回は、小学生のみなさんにも参加してもらえるように対象を広げて、2つの講座で楽しい実験教室を行います。

宮崎大学工学部の先生たちの指導のもと、大学生や高校生と一緒にワクワクしながら実験してみませんか

実験のあとは、ケーキを食べながらエンジニアリングカフェも開催します。大学生や高校生に気軽にいろいろ質問して、交流を深めましょう!

みなさんの参加をお待ちしています!

理数科1年SRP 霧島ジオパークフィールドワーク(5.21)

5月21日(水)、1年理数科(82名)は霧島ジオパークフィールドワークに参加しました。霧島ジオパーク職員の石川徹様よりそれぞれの場所で姶良カルデラや加久藤カルデラの火山の歴史やそれらが都城の地質や地形に与える影響について詳しく説明を受けることができました。当日は悪天候でしたが、生徒たちは雨の影響もものともせずそれぞれの場所で生まれた問いや疑問を考え語り合う姿が見られました。

 

目的: 科学者に必要な資質・能力や科学的探究プロセス(テーマ設定→仮説→実験・ 観察→考察) を「体験」を通して身につける。また,次年度の SSR(スー パーサイエンスリサーチ)を見据えて霧島ジオパークをフィールドとした地元発信の「科学の種」を獲得する。

行程: 学校 → 金御岳公園 → 母智丘神社 → 関之尾の滝 → 溝ノ口洞穴 → 学校

 

生徒感想

〇 今回のフィールドワークに参加したことで、物を見るための視点が広がったので、これからのSRMの授業や、フィールドワークに活かしていきたいです。また、他の分野のフィールドワークにも参加してみたいと思いました

〇 初めてのフィールドワークだったが、石川さんの話をまとめたり、その場所での特徴的な所をこまめに写真を撮影するなどを心掛けられた。石川さんから教わった風景の見方を日常的に意識して生活したいと思った。何万年もかけて自然が創られ、変化していることを改めて感じた。自然と人間がいかに共存して生きてきたのかを感じた。

〇 普段はあまり理系分野の問いに興味を持つことができないけれど、今回のフィールドワークでは興味を持ち、楽しく取り組むことができた。この気持ちや体験を忘れず、これからの探究活動に活かしていきたい。

〇 今回は、フィールドワークで金御岳・母智丘神社、関之尾公園に行った。金御岳では、都城の地層に、本来水の中にある、砂岩の地層が見られ、それが傾いていることへの疑問が生じた。母智丘公園と関之尾公園では、視覚的に金御岳での疑問を解決し、シラスや都城湖などの知識を踏まえ、また新たな問いを立てることが出来た。今回のフィールドワークでは、考えさせられることが多かったが、知識をもとに、自分や友達で考察でき、楽しかった

○都城に住んでいるけれど今回行った場所で行ったことがない場所もたくさんありもっと都城のことについて知りたいと思いました。今回、普段は観光でしか行ったことがない場所を科学的な視点で見たことによって普段何となく眺めていた場所についても疑問が生まれたり、新しい発見があったので今回のフィールドワークをきっかけに普段から科学的視点で物事を見ていきたいと思いました。また、その疑問を疑問のままで終わらせるのではなく自分で調べたり、実験したりして解決していこうと思いました。

普通科2年理数探究(郷土探究) 都城市長講演会(5.21)

5月21日(水)、普通科2年生を対象に、都城市長である池田宜永様よりご講演いただきました。普通科2年生の「理数探究」は都城市役所のサポートを受け、地域課題の解決に向けた探究活動、通称「郷土探究」を行っています。今年度の探究活動に先立ち、今回「市長講演会」で市の取組、市長の考えに触れる機会を得ました。

事前にいただいた講演資料を生徒は読み、気になるところを市長に直接質問できるというありがたい機会をいただき、生徒は市政への疑問等を積極的に質問できました。その質問ひとつひとつに丁寧にご回答いただき、その市長としての考えの深さ、広さ、早さを目の当たりにしたところです。根拠も明確、かつ論理的なご回答に、多くの生徒が納得した顔で様子でした。

これから生徒達は探究活動に入っていきます。来週は分野ごとに市役所の各担当者から課題を伺う「分野別講演会」が開催されます。今日のお話を踏まえ、次回も多くの質問が出せるほど、「自分ごと」として考えていきたいものです。

池田市長、本当に貴重な機会をありがとうございました。

 

 

 

SSH通信 第10号 発行

新年度になり、今月からまたSSH通信を発行してまいります。生徒達や職員の取組、各種案内等について、随時発信してまいりますので、ご一読いただければ幸いです。

今回は、

①新校長挨拶 ②県西県南地区普通科高校探究活動発表大会

③授業改革職員研修会 の3点です。

リンク先

https://cms.miyazaki-c.ed.jp/6011/SSH/page_20240830010607

 

沖縄科学技術大学院大学(OIST)研修(3/10-12)

3月10日~12日の3日間、沖縄科学技術大学院大学(Okinawa Institute of Science Technology 通称OIST)研修ツアーに高校生3名、中学生6名が参加しました。

OIST の施設は、恩納村のやんばるの森が広がる広大な丘の上に地形を損なうことなく建てられた近代的な建物になっています。その中には、100以上もの研究室があり、現在、54ヶ国もの国々から295名の学生さんが世界トップレベルの研究を行っているそうです。本校生に対し,博士課程の学生3名(いずれも外国籍)によるキャリアトークや、空気力学の講義、実り多いものになりました。

また、最終日には今年度からSSH第Ⅱ期をスタートさせた沖縄県立向陽高等学校を訪問し、様々な研究発表を聴き、質疑応答をさせていただく機会をいただきました。向陽高校2年生の科学発表プレゼンに対し、中学生も積極的に質問を投げかけ、他校交流による生徒の成長を感じたところです。

沖縄科学技術大学院大学の皆様、沖縄県立向陽高等学校の皆様には大変貴重な学びの機会を与えていただき、心から感謝申し上げます。今回の研修を機に、さらに交流を深め、生徒たちへの探究心を育んで行きたいと思います。

 

 

 

 

 

サイエンス・イングリッシュ(SE)「英語プレゼン発表会」(2/14)

 2月14日(金)に英語プレゼンテーション発表会を実施いたしました。「サイエンス・イングリッシュ(SE)」は教科英語とは異なり、生徒の海外進出に役立つ科学英語の読解力向上と、発表等による活用を目的としています。今回のプレゼンテーション活動では、生徒が班で独自に選んだ比較的簡素な英語論文をクラスメートに紹介するためにスライドを作成し、それを英語で説明する形式のプレゼンテーションです。この活動を通してそれぞれの生徒が、科学的英単語及び研究内容を理解するとともに、英語によるアブストラクトの作成や自身の発表プレゼンテーション内で身につけた科学英語を使用できるようになってもらいたい、という思いで行いました。
 生徒は、自分の伝えたいことを英語で伝えることに苦闘していました。言いたいことが上手く伝えられないというもどかしさを体験しながらも、英語によるプレゼンテーションを通して、読んだ論文の科学的内容の面白さを伝えていました。中には台本なしで即興で英語を使う生徒もいて、非常に見応えのある活動となりました。前回の授業でスライドや伝える内容を改善するように伝えていましたので、前回よりもグレードの上がったプレゼンができていたと評価します。英語表現力は確実に伸びていると確信しています。
 課題としては、スライドの文面をそのまま読んだり、台本を読んでいることに終始して、アイコンタクトがとれていなかったりする生徒がいたことがひとつです。もう一つはスライドに文字を入れすぎている班があったことです。スライドは絵・イラスト・動画を中心に、文字はキーワードのみにとどめること、台本は、なるべく簡素で相手に分かりやすい英語を使って組み立てることを指導していますが、来年度はもっと発表の質を向上させていきたいと思っています。

 

 

 

SSH学習成果発表会 開催(2/7)

2月7日(金)に本校探究活動の成果を発表する「学習成果発表会」が行われました。例年、高校2年生の「郷土探究」(普通科)、「課題研究」(理数科)全班の成果発表を高校1年生・中学3年生が参観する、という形態でしたが、SSH指定校になったことで一新しました。高校2年生に加え、理数科1年生による「SSR計画発表」(全班)、中学2年生による「自然科学探究中間発表」(全員)、さらには、既に探究活動の区切りの付いた中学1年生・中学3年生代表班によるプレゼン発表を行いました。中学生の発表を高校生が参観するという新たな取組から、学科・学年を超える質疑応答等による「化学反応」にも期待しました。

 

今回はSSH運営指導委員6名の先生に加え、本県SSHコーディネーターの児玉先生にも審査を依頼し、専門的視点からのアドバイスもいただくことができました。

 

 

 

専門性の高い内容をわかりやすく発表する難しさや、研究・探究の結果を論理的且つわかりやすく伝達するポスター作成の工夫など、取り組んだ者しか感じ得ない独特な高揚感もあったことでしょう。これからは学校全体でその「」を高めていけるように探究スキルを獲得し、日常的・地域的な場面に転がる「探究のタネ」に気づいていきたいですね。

審査委員による特別賞は以下の通りです。

◆審査委員特別賞

 ・泥電池の電圧に関係している条件は何か(中学3年生)

 ・ヒルについて~ヒルが吸血対象の表皮の厚みを識別する方法~(高校理数科1年)

 ・学校内の「今」を見える化するデータ管理システム(高校理数科1年)

 ・シラスによる防虫効果(高校理数科1年)

 ・コウヨウザンで二酸化炭素吸収量を増やす(高校普通科2年)

 ・世界を繋ぐ出川イングリッシュ~アクティビィティ活動で言語の垣根を越えた交流~(高校普通科2年)

 ・データで勝つサッカー(高校理数科2年)

 

普通科2年郷土探究「市役所へのプレゼンテーション」(1/31)

普通科2年「総合的な探究の時間」で行っている郷土探究の成果を市役所に提案する「市へのプレゼン」が1月31日(金)に開催されました。市役所9部署に対し、1年間各種調査や実地検証を行い、都城市をよりよくするためのアイディアを、根拠に基づいた形で提案するものです。

各班趣向を凝らしたポスターで、プレゼンテーションを行いました。プレゼンスキルの向上だけでなく、質疑応答への対応力も、社会に出る上で必要となります。「学力」を超えたジェネリックスキル、それは今や様々に形を変え、受験でも問われる力となっています。本校では探究活動を人材育成のため、進路実現のための大きな柱と捉えています。

今回様々な指摘を受け、さらに改善したいと感じた班も多かったのではないでしょうか。それが「レジリエンス」の種です。来週の「学習成果発表会」に向け、さらに改善を加えてください。

 

  

 

市役所担当者の皆様には、一年間様々なサポートをいただき、感謝申し上げます。高校生の社会参画が今後もっと発展することを願い、本校でも推進していきたいと考えております。

なお、「国スポ・障スポ」班のプレゼンが、UMKテレビ番組「のびよ!みやざきっ子」からインタビューを受けました。番組MCのジェイミーさんから生徒たちへ、「どこからアイディアを出してきたのか、苦労したことはどんなことがあったか」と聞かれ、肩に力が入ってはいましたが、堂々と答えることができました。放送日は2/16(日)です。

 

SSH講演会「都城市 池田市長による講演会」開催(1月15日)

本日(1/15)は、池田宜永都城市長に講演をしていただきました。この講演では、自治体経営の重要性や人口減少問題、そして若者への期待が語られ、参加した生徒たちにとって大変有意義な機会となりました。

池田市長は、「自治体も企業のように経営視点を取り入れるべき時代に入った」とおっしゃられており、自治体運営において市民の幸福と地域の発展を目指すべきだと説明されていました。都城市の職員や関係者の人材育成を重視し、能力を高めることで地域全体の成長につながると語り、人材が持つ力の重要性を語られました。

また、「ヒトがすべての基盤である」と述べ、若者には自分自身を磨く努力が必要であること。また、小・中学校時代に学んだ「当たり前のこと」を大人になってからも大切にすることが、社会での成功に直結し、AI技術が発展する現代においても重要になってくる。とおっしゃられ、うなずきを見せた生徒が多くいました。

 

都城市は、人口が増加している都市でも有り、その背景には池田市長の「コンセプトを立て、戦略的に行動し、結果を出す」という都城フィロソフィに裏打ちされたもので驚きました。生徒たちにとっても都城フィロソフィの考え方で今後の学校生活が豊かなものになってくれると思います。

この講演を通じて、生徒たちは自治体経営や地域社会の課題に関する理解を深めるとともに、地域を支える人材としての意識を高めるきっかけとなったようです。また、本校を卒業後、都城に戻って地元を盛り上げてくれることを楽しみにしています!