SSH トピックス

SSH講演会〈東京大学 四本裕子先生〉7/3(木)

7月3日、MJホールにて東京大学大学院総合文化研究科教授四本裕子氏をお招きし、「なぜ科学者になったのか?」と題したSSH講演が行われました。講師は宮崎県出身で、都城市や宮崎市で幼少期を過ごされ、東京大学文化Ⅲ類へ進学し、現在は科学者として心理学や脳科学の研究を続けながら、多くの学生とともに日々探究を続けています。

講演では、講師自身が受験や進路で悩んだ経験、大学で出会った面白い研究との出会い、そして研究に夢中になっていった過程が率直な語り口で紹介されました。

 

特に印象的だったのは「色とは何か」「聞こえるとはどういうことか」といった私たちの感覚と脳の仕組みに関するお話で、光や音といった物理的刺激が、どのように私たちの“見えた”“聞こえた”という感覚に変わっていくのか、科学的なアプローチを交えて分かりやすく解説してくださいました。

また、個人差や性差にまつわる科学的データを紹介しながら、「人は一人ひとり異なる」という多様性の尊重や、ジェンダーバイアスにとらわれない進路選択の大切さについても語られました。自らの道を選び、探究する楽しさを熱く語る姿に、生徒たちは強く心を動かされた様子でした。

最後の質疑応答では、「語学が苦手でも留学できますか?」「耳鳴りは脳のせい?」「文系理系に分ける意味は?」といった率直な質問に対し、講師は丁寧に、かつユーモアを交えて回答。会場は笑いに包まれつつも、科学の奥深さと身近さを実感できるひとときとなりました。

科学に限らず、「好き」「面白い」と感じる気持ちを大切にし、周囲の価値観にとらわれずに進んでほしいという講師からのメッセージは、生徒一人ひとりの胸にしっかり届いたことでしょう。

 

講演後、学校に戻ってのサイエンスカフェ(座談会)では、生徒ひとりひとりの質問に丁寧にお答えいただき、生徒にとって非常にためになる時間を過ごせました。

 

四本 裕子(よつもと ゆうこ)先生 プロフィール

東京大学大学院総合文化研究科 教授。本校SSH運営指導委員。
宮崎県生まれ。宮崎県立宮崎西高等学校卒業後、東京大学文科III類に進学。東京大学文学部、東京大学大学院人文社会系研究科を経て米国ブランダイス大学大学院でPh.D.(Psychology)を取得。ボストン大学およびハーバード大学医学部リサーチフェロー,慶應義塾大学特任准教授, 東京大学准教授を経て2022年より現職。専門は認知神経科学,知覚心理学。

理数科1年 サイエンス合宿事前学習①(7/1)

本校では、霧島ジオパークを中心に、九州南部の豊かな自然環境を学ぶ授業を行っています。本日は宮崎県環境保全アドバイザー・霧島ジオパークガイド養成講座アドバイザー奥村健一郎氏に「霧島火山の最南端に位置する火口湖“御池”の自然について考察する」というテーマで講義をいただきました。講義では、ユーラシアプレートとフィリピン海プレートの境界に位置する宮崎・都城地域の地質や地形について学びました。

私たちの暮らす地域は、長い年月をかけてプレートの移動や火山活動によって形づくられてきました。新燃岳や高千穂峰などの火山、シラス台地、そして霧島連山のカルデラなど、地質的に非常に特徴ある地域です。

講義では、過去の大規模噴火や地層の成り立ちに触れながら、地震・火山と人の暮らしの関わりについて理解を深めました。自然の営みを知ることは、地域の魅力を再発見し、災害への備えを考えるきっかけにもなります。

後半は私たちが暮らす九州は、地球という丸い惑星の「どこに位置するか」によって、気候や自然環境が決まっていることや、このような環境が、豊かな動植物を育み、私たちの生活を支えていること、さらに、火山活動も私たちの環境に深く関わっており、霧島連山などでの噴火は、時に自然を一変させる力を持ち、植物や動物の生態系にも影響を与えるが、その一方で、火山活動によってできた森や土壌が、新たな命を育む場にもなっていることを学びました。生徒たちには、地球の成り立ちや自然の仕組みを学び、未来を考えるきっかけにしてほしいと思います。

 

SSH講演会 開催のお知らせ

7月3日(木)14:40~15:40、都城市総合文化ホール(MJホール)大ホールにて、第4回SSH講演会を開催します。今回の講師は東京大学大学院総合文化研究科 教授、本校SSH運営指導委員でもある四本裕子先生です。演題は「なぜ科学者になったのか?〜宮崎県出身の研究者からみた科学とキャリア構築」となっています。

保護者、学校関係者の方は来場・聴講可能です。是非会場に足をお運びください。

SSH通信 第11号 発行

SSH通信第11号を発行しました。

今回の内容は、

①理数科1年 霧島ジオパークフィールドワーク

②普通科2年 理数探究(郷土探究)市長講演会

の2点です。

併せて7/3(木)SSH講演会と、7/24(木)実験教室の案内も載せています。

※詳しくはHPでご確認ください。

今後ともよろしくお願いいたします。

ダウンロードはこちら 11_都城泉ヶ丘SSH通信070610 .pdf

普通科2年「郷土探究」分野別講演会開催 (6/4)

普通科2年生対象「理数探究(通称:郷土探究)」にて、市役所各部署担当者をお招きし、「分野別講演会」を開催しました。

今年度は8分野に分かれて探究を行います。関係する都城市役所各担当部署のから2年間、生徒のサポートをしていただく担当者に来校いただき、それぞれの分野の抱える課題や、現行の取組等、ご説明いただきました。

生徒のために丁寧な資料を事前にお送りいただき、生徒も予習をした状態でお話を伺ったことで、事後の質疑応答も有意義なものになりました。生徒目線の「疑問」が、実はこれまでも取り組まれている事実であることや、実際成果が見えつつある取組であることを知ったりと、探究活動のスタートに当たり、大切な「事実・現状」を知ることができました。

今後は「思いつき」だけではない、「根拠に基づいた」アイディアを検討するために、実地調査やデータ収集を行っていきます。そのきっかけとなる大切な1日でした。

自分事として市政に関わる一員として、最終的には都城市に採用していただける提案ができると良いですね。

本日の講演内容を踏まえ、これから探究活動を進めていきたいと思います。ご参加いただいた都城市役所の皆様、ご協力ありがとうございました。

次回10月1日の「中間発表①」で、探究の途中経過を報告させていただきます。

 

 

 

 

第2回SSH実験教室 WITH 宮崎大学工学部 集まれ!アマテラスガールズプロジェクト 7月24日(木)開催決定!

今回は、小学生のみなさんにも参加してもらえるように対象を広げて、2つの講座で楽しい実験教室を行います。

宮崎大学工学部の先生たちの指導のもと、大学生や高校生と一緒にワクワクしながら実験してみませんか

実験のあとは、ケーキを食べながらエンジニアリングカフェも開催します。大学生や高校生に気軽にいろいろ質問して、交流を深めましょう!

みなさんの参加をお待ちしています!

理数科1年SRP 霧島ジオパークフィールドワーク(5.21)

5月21日(水)、1年理数科(82名)は霧島ジオパークフィールドワークに参加しました。霧島ジオパーク職員の石川徹様よりそれぞれの場所で姶良カルデラや加久藤カルデラの火山の歴史やそれらが都城の地質や地形に与える影響について詳しく説明を受けることができました。当日は悪天候でしたが、生徒たちは雨の影響もものともせずそれぞれの場所で生まれた問いや疑問を考え語り合う姿が見られました。

 

目的: 科学者に必要な資質・能力や科学的探究プロセス(テーマ設定→仮説→実験・ 観察→考察) を「体験」を通して身につける。また,次年度の SSR(スー パーサイエンスリサーチ)を見据えて霧島ジオパークをフィールドとした地元発信の「科学の種」を獲得する。

行程: 学校 → 金御岳公園 → 母智丘神社 → 関之尾の滝 → 溝ノ口洞穴 → 学校

 

生徒感想

〇 今回のフィールドワークに参加したことで、物を見るための視点が広がったので、これからのSRMの授業や、フィールドワークに活かしていきたいです。また、他の分野のフィールドワークにも参加してみたいと思いました

〇 初めてのフィールドワークだったが、石川さんの話をまとめたり、その場所での特徴的な所をこまめに写真を撮影するなどを心掛けられた。石川さんから教わった風景の見方を日常的に意識して生活したいと思った。何万年もかけて自然が創られ、変化していることを改めて感じた。自然と人間がいかに共存して生きてきたのかを感じた。

〇 普段はあまり理系分野の問いに興味を持つことができないけれど、今回のフィールドワークでは興味を持ち、楽しく取り組むことができた。この気持ちや体験を忘れず、これからの探究活動に活かしていきたい。

〇 今回は、フィールドワークで金御岳・母智丘神社、関之尾公園に行った。金御岳では、都城の地層に、本来水の中にある、砂岩の地層が見られ、それが傾いていることへの疑問が生じた。母智丘公園と関之尾公園では、視覚的に金御岳での疑問を解決し、シラスや都城湖などの知識を踏まえ、また新たな問いを立てることが出来た。今回のフィールドワークでは、考えさせられることが多かったが、知識をもとに、自分や友達で考察でき、楽しかった

○都城に住んでいるけれど今回行った場所で行ったことがない場所もたくさんありもっと都城のことについて知りたいと思いました。今回、普段は観光でしか行ったことがない場所を科学的な視点で見たことによって普段何となく眺めていた場所についても疑問が生まれたり、新しい発見があったので今回のフィールドワークをきっかけに普段から科学的視点で物事を見ていきたいと思いました。また、その疑問を疑問のままで終わらせるのではなく自分で調べたり、実験したりして解決していこうと思いました。

普通科2年理数探究(郷土探究) 都城市長講演会(5.21)

5月21日(水)、普通科2年生を対象に、都城市長である池田宜永様よりご講演いただきました。普通科2年生の「理数探究」は都城市役所のサポートを受け、地域課題の解決に向けた探究活動、通称「郷土探究」を行っています。今年度の探究活動に先立ち、今回「市長講演会」で市の取組、市長の考えに触れる機会を得ました。

事前にいただいた講演資料を生徒は読み、気になるところを市長に直接質問できるというありがたい機会をいただき、生徒は市政への疑問等を積極的に質問できました。その質問ひとつひとつに丁寧にご回答いただき、その市長としての考えの深さ、広さ、早さを目の当たりにしたところです。根拠も明確、かつ論理的なご回答に、多くの生徒が納得した顔で様子でした。

これから生徒達は探究活動に入っていきます。来週は分野ごとに市役所の各担当者から課題を伺う「分野別講演会」が開催されます。今日のお話を踏まえ、次回も多くの質問が出せるほど、「自分ごと」として考えていきたいものです。

池田市長、本当に貴重な機会をありがとうございました。

 

 

 

SSH通信 第10号 発行

新年度になり、今月からまたSSH通信を発行してまいります。生徒達や職員の取組、各種案内等について、随時発信してまいりますので、ご一読いただければ幸いです。

今回は、

①新校長挨拶 ②県西県南地区普通科高校探究活動発表大会

③授業改革職員研修会 の3点です。

リンク先

https://cms.miyazaki-c.ed.jp/6011/SSH/page_20240830010607

 

沖縄科学技術大学院大学(OIST)研修(3/10-12)

3月10日~12日の3日間、沖縄科学技術大学院大学(Okinawa Institute of Science Technology 通称OIST)研修ツアーに高校生3名、中学生6名が参加しました。

OIST の施設は、恩納村のやんばるの森が広がる広大な丘の上に地形を損なうことなく建てられた近代的な建物になっています。その中には、100以上もの研究室があり、現在、54ヶ国もの国々から295名の学生さんが世界トップレベルの研究を行っているそうです。本校生に対し,博士課程の学生3名(いずれも外国籍)によるキャリアトークや、空気力学の講義、実り多いものになりました。

また、最終日には今年度からSSH第Ⅱ期をスタートさせた沖縄県立向陽高等学校を訪問し、様々な研究発表を聴き、質疑応答をさせていただく機会をいただきました。向陽高校2年生の科学発表プレゼンに対し、中学生も積極的に質問を投げかけ、他校交流による生徒の成長を感じたところです。

沖縄科学技術大学院大学の皆様、沖縄県立向陽高等学校の皆様には大変貴重な学びの機会を与えていただき、心から感謝申し上げます。今回の研修を機に、さらに交流を深め、生徒たちへの探究心を育んで行きたいと思います。

 

 

 

 

 

サイエンス・イングリッシュ(SE)「英語プレゼン発表会」(2/14)

 2月14日(金)に英語プレゼンテーション発表会を実施いたしました。「サイエンス・イングリッシュ(SE)」は教科英語とは異なり、生徒の海外進出に役立つ科学英語の読解力向上と、発表等による活用を目的としています。今回のプレゼンテーション活動では、生徒が班で独自に選んだ比較的簡素な英語論文をクラスメートに紹介するためにスライドを作成し、それを英語で説明する形式のプレゼンテーションです。この活動を通してそれぞれの生徒が、科学的英単語及び研究内容を理解するとともに、英語によるアブストラクトの作成や自身の発表プレゼンテーション内で身につけた科学英語を使用できるようになってもらいたい、という思いで行いました。
 生徒は、自分の伝えたいことを英語で伝えることに苦闘していました。言いたいことが上手く伝えられないというもどかしさを体験しながらも、英語によるプレゼンテーションを通して、読んだ論文の科学的内容の面白さを伝えていました。中には台本なしで即興で英語を使う生徒もいて、非常に見応えのある活動となりました。前回の授業でスライドや伝える内容を改善するように伝えていましたので、前回よりもグレードの上がったプレゼンができていたと評価します。英語表現力は確実に伸びていると確信しています。
 課題としては、スライドの文面をそのまま読んだり、台本を読んでいることに終始して、アイコンタクトがとれていなかったりする生徒がいたことがひとつです。もう一つはスライドに文字を入れすぎている班があったことです。スライドは絵・イラスト・動画を中心に、文字はキーワードのみにとどめること、台本は、なるべく簡素で相手に分かりやすい英語を使って組み立てることを指導していますが、来年度はもっと発表の質を向上させていきたいと思っています。

 

 

 

SSH学習成果発表会 開催(2/7)

2月7日(金)に本校探究活動の成果を発表する「学習成果発表会」が行われました。例年、高校2年生の「郷土探究」(普通科)、「課題研究」(理数科)全班の成果発表を高校1年生・中学3年生が参観する、という形態でしたが、SSH指定校になったことで一新しました。高校2年生に加え、理数科1年生による「SSR計画発表」(全班)、中学2年生による「自然科学探究中間発表」(全員)、さらには、既に探究活動の区切りの付いた中学1年生・中学3年生代表班によるプレゼン発表を行いました。中学生の発表を高校生が参観するという新たな取組から、学科・学年を超える質疑応答等による「化学反応」にも期待しました。

 

今回はSSH運営指導委員6名の先生に加え、本県SSHコーディネーターの児玉先生にも審査を依頼し、専門的視点からのアドバイスもいただくことができました。

 

 

 

専門性の高い内容をわかりやすく発表する難しさや、研究・探究の結果を論理的且つわかりやすく伝達するポスター作成の工夫など、取り組んだ者しか感じ得ない独特な高揚感もあったことでしょう。これからは学校全体でその「」を高めていけるように探究スキルを獲得し、日常的・地域的な場面に転がる「探究のタネ」に気づいていきたいですね。

審査委員による特別賞は以下の通りです。

◆審査委員特別賞

 ・泥電池の電圧に関係している条件は何か(中学3年生)

 ・ヒルについて~ヒルが吸血対象の表皮の厚みを識別する方法~(高校理数科1年)

 ・学校内の「今」を見える化するデータ管理システム(高校理数科1年)

 ・シラスによる防虫効果(高校理数科1年)

 ・コウヨウザンで二酸化炭素吸収量を増やす(高校普通科2年)

 ・世界を繋ぐ出川イングリッシュ~アクティビィティ活動で言語の垣根を越えた交流~(高校普通科2年)

 ・データで勝つサッカー(高校理数科2年)

 

普通科2年郷土探究「市役所へのプレゼンテーション」(1/31)

普通科2年「総合的な探究の時間」で行っている郷土探究の成果を市役所に提案する「市へのプレゼン」が1月31日(金)に開催されました。市役所9部署に対し、1年間各種調査や実地検証を行い、都城市をよりよくするためのアイディアを、根拠に基づいた形で提案するものです。

各班趣向を凝らしたポスターで、プレゼンテーションを行いました。プレゼンスキルの向上だけでなく、質疑応答への対応力も、社会に出る上で必要となります。「学力」を超えたジェネリックスキル、それは今や様々に形を変え、受験でも問われる力となっています。本校では探究活動を人材育成のため、進路実現のための大きな柱と捉えています。

今回様々な指摘を受け、さらに改善したいと感じた班も多かったのではないでしょうか。それが「レジリエンス」の種です。来週の「学習成果発表会」に向け、さらに改善を加えてください。

 

  

 

市役所担当者の皆様には、一年間様々なサポートをいただき、感謝申し上げます。高校生の社会参画が今後もっと発展することを願い、本校でも推進していきたいと考えております。

なお、「国スポ・障スポ」班のプレゼンが、UMKテレビ番組「のびよ!みやざきっ子」からインタビューを受けました。番組MCのジェイミーさんから生徒たちへ、「どこからアイディアを出してきたのか、苦労したことはどんなことがあったか」と聞かれ、肩に力が入ってはいましたが、堂々と答えることができました。放送日は2/16(日)です。

 

SSH講演会「都城市 池田市長による講演会」開催(1月15日)

本日(1/15)は、池田宜永都城市長に講演をしていただきました。この講演では、自治体経営の重要性や人口減少問題、そして若者への期待が語られ、参加した生徒たちにとって大変有意義な機会となりました。

池田市長は、「自治体も企業のように経営視点を取り入れるべき時代に入った」とおっしゃられており、自治体運営において市民の幸福と地域の発展を目指すべきだと説明されていました。都城市の職員や関係者の人材育成を重視し、能力を高めることで地域全体の成長につながると語り、人材が持つ力の重要性を語られました。

また、「ヒトがすべての基盤である」と述べ、若者には自分自身を磨く努力が必要であること。また、小・中学校時代に学んだ「当たり前のこと」を大人になってからも大切にすることが、社会での成功に直結し、AI技術が発展する現代においても重要になってくる。とおっしゃられ、うなずきを見せた生徒が多くいました。

 

都城市は、人口が増加している都市でも有り、その背景には池田市長の「コンセプトを立て、戦略的に行動し、結果を出す」という都城フィロソフィに裏打ちされたもので驚きました。生徒たちにとっても都城フィロソフィの考え方で今後の学校生活が豊かなものになってくれると思います。

この講演を通じて、生徒たちは自治体経営や地域社会の課題に関する理解を深めるとともに、地域を支える人材としての意識を高めるきっかけとなったようです。また、本校を卒業後、都城に戻って地元を盛り上げてくれることを楽しみにしています!

 

ミニ探究発表会

12月19日(木)6・7限目にミニ探究発表会が実施されました。このミニ探究発表会は「今年度より学校設定科目(SRM)で実施されたプログラム“ミニ探究”の研究報告会を行うことによって、次年度のSSRでの探究活動に繫げる。また、発表スキルを高める一助とすること」を目的とした発表会です。生徒達は約2ヶ月間のSRMで、数学・化学・生物・物理の4分野にそれぞれ分かれミニ探究を体験しました。ミニ探究のプログラムの中で生徒達は“まとめる”“表現する”を意識して取り組み、研究の成果を論文やポスターでどのようにまとめて発信していくかを学びました。生徒達は自分たちの研究内容を伝える楽しさや難しさを感じておりました。今回の発表会での気付きを次年度のSSRに活かしてくれることを期待しています。

【各分野のテーマ】

数学:円周率    化学:水    物理:ダイオード    生物:ミヤザキサンショウウオ

 

 

 

 

令和6年度 霧島ジオパークフィールドワーク・企業訪問

今日は理数科一年生の2回目のフィールドワークが行われました。

まずは、ヤマエ食品工業株式会社に行きました。

初めは社長の江夏様よりご挨拶を頂き、工場の概要及び開発業務の説明をして頂きました。

ヤマエ食品は市販用の味噌、醤油、めんつゆ、ドレッシングやポン酢など様々な商品を作られていますが、毎日食卓で見ている商品や調味料がヤマエ食品で作られていることを知り生徒たちは驚いている様子でした。工場の中に入ってみると醤油のいい香りが生徒たちを惹きつけているようでした。今回は、開発部の実験室も見学させていただきましたが、普段口にしているものが詳細な分析の末に作られ、日々改良され続けていることと、自分たちが現在行なっているミニ探究と重ねて考えている様子が伺えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次に霧島酒造株式会社に訪問させて頂きました。

最初に焼酎のでき方に関するお話を聞き、実験室の方を見学させて頂きました。見たことのない分析機器や大量の試作品などを見て生徒たちは強い憧れを抱いたのではないでしょうか。中々見学する機会もありませんので貴重な経験になったと思います。また、積極的に質問する姿も見え来年度のSSRに繋がるヒントが得えられたのではないか思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に、南九州にしかない貴重な資源である“シラス”を研究し、壁材等に製品化している「高千穂シラス」を見学させていただきました。

シラスを含んだダイナミックな断層を目の前にしながら、「シラスとは?」という説明をしていただき、生徒達は実際に目の前にあるシラスを今までとは違った視点で見られるようになったようでした。その後、採石したシラスの天日乾燥過程を見学しながら、シラスは粉砕する必要も、機械で焼く必要もないとてもエコな資源だということを知り、実際にシラスのさらさら感も体感しました。生徒達は、シラスを用いた実験からシラスの消臭効果を体感したり、シラス壁材を用いた壁塗り体験することで、地元特有の貴重で有用な資源であるシラスにますます興味を持ったようです。まだまだ、解明できていないシラスの研究にチャレンジする生徒が出てきてくれると嬉しいですね。

今回訪問させていただいた企業は、自然豊かな都城の特性を活かしながら、地域経済を支えるとともに、その独自性と高い品質で世界でも活躍し、高く評価されています。今回の訪問では、その企業の研究の一部を知ることができました。高校生の視点から持った疑問を大事にして、都城の自然特性や地元企業に基づく研究に取り組む生徒が出てきてくれることを期待しています。

ISS(Izumi super science)東京大学ラボツアー

SSH一期生である79回生の希望者30名を引き連れ、東京大学の柏地区キャンパスラボツアーに行って参りました。

柏地区キャンパスは東京大学の大学院研究施設であり、スーパーカミオカンデで有名なノーベル賞受賞者宇宙線研究所長梶田隆章教授をはじめ、多くの著名な研究者が所属する国内最大規模の研究施設です。

ラボツアーの詳しい内容は下記のPDFに示してありますのでぜひご覧下さい。

科学者のたまご達がこの都城市から、大きく成長し飛び立つきっかけになればと心より期待しています。

 

ISS東大ラボツアーレポート@田川.pdf

SSH講演会&座談会(小児心臓血管外科 高橋幸宏医師)

本日の午後、SSH講演会&座談会が開かれました。

講師には、小児心臓血管外科がご専門で、東京都にある榊原記念病院・副院長高橋幸宏さんにお越しいただきました。

高橋さんは宮崎県日之影町のご出身で、なんと元UMKアナウンサー高橋巨典さんのお兄様です。何千人もの命を救ってきた高橋さんは、講演会の中で「前もって知るべきことは、前もって知る」ことを前提として、心臓の仕組みや小児心臓手術の方法を説明されました。その後、患者と家族への接し方チーム医療、生徒たちに向けてキャリア・人格を形成していくために重要なことをお話してくださいました。

座談会では、患者を診る上で重要となる「察する能力」についてのお話がありました。その中で「宮崎県民は根底が「優しい」ので、「察する能力」を他県の人よりも早く身につけることができる」と、宮崎県出身者としての誇りを語ってくださいました。

最後に生徒に向けて、「都会の大学に進学したときに、周りの学生は大人びて見えるけれども、それにびっくりせず、堂々と大学生活を送ってください」と、応援のメッセージを送っていただきました。

貴重なお話を聞くことができ、生徒も本校職員も今後のキャリア形成について大きな学びを得ることができました。

SSH通信 第6号発行

SSH通信 第6号(11/10)を発行しました。ご一読いただけるとありがたいです。

今回は
 ①理数科2年「分野別課題研究発表会(10/18)」
 ②理数科2年「課題研究発表会(10/25)」
 ③普通科2年「郷土探究中間発表会(10/18)」
 ④「SSH実験教室&エンジニアリングカフェwithアマテラス」の4点です。

06_都城泉ヶ丘SSH通信061110 .pdf

「SSH実験教室&エンジニアリングカフェwithアマテラス」in都城泉ヶ丘高校(10/19)

今回のイベントは女子中学生に理系分野への関心を高めてもらうことを目的としており、都城市内の女子中学生24名に参加していただきました。

実験教室では宮崎大学工学部教授 吉野賢二先生にお越しいただき「日焼け止めは、本当に紫外線をカットしているの?」というテーマのもと、4つのグループに分かれて、紙幣に使われている加工を紫外線で見たり、日焼け止めの紫外線カット効果が製品によって異なることを検証しました。それぞれ班には本校の女子生徒と宮崎大学工学部の大学生がサポートにつき、優しくアドバイスしてもらったりしながら一緒に楽しく学びました。

 

また、後半のエンジニアリングカフェでは、会場を変更し、美味しいケーキを食べながら大学生と高校生、中学生が進路や大学生活について和やかな雰囲気の中でお話をしました。

今回の体験や大学生とのお話のなかで、中高生は進路について考えることができたのではないかと思います。宮崎大学工学部吉野先生、大学生の皆様、今回は貴重な時間をありがとうございました