大正5年、郡立農学校として発足した本校は都城盆地のほぼ中央に位置し都城・北諸県地方の農業高校として、平成28年に学校創立百周年を迎えた歴史と伝統ある学校です。
農業科、畜産科、ライフデザイン科、食品科学科、農業土木科の5つの専門学科から構成されています。
各学科ともにそれぞれの分野の特徴を生かしながら、地域や社会に貢献しています。また、資格取得にも力を入れており、将来の進路を見据えながら充実した学校生活を送れます。
文武両道の精神で、勉学はもとより部活動(体育部・文化部)、農業クラブ活動が非常に盛んで九州大会、全国大会目指してがんばっています。
ご挨拶
本校は、令和6年3月末で創立108年を迎えた歴史と伝統のある農業高校です。現在は、「農業科」、「畜産科」、「ライフデザイン科」、「食品科学科」、「農業土木科」の5学科で生徒を募集しており、卒業生は地域の農業や農業関連産業をはじめとする産業界の様々な分野において活躍しています。
ところで、時代とともに農業や農業関連産業に従事する人材に求められる知識や技術が変化する中、本校は絶えず教育内容の見直しを行ってまいりました。特に近年ではドローン、ロボット・トラクタ、栽培環境センシングシステム等のDX関連機器・施設を導入する等、ICTを活用した農業に対応できる人材育成のための教育環境を充実させています。
このような恵まれた教育環境の中で「地球規模の視野で考え、地域で行動する人材の育成を実践する農業高校」という意味の「グローカル・アグリハイスクール」(全国農業高等学校長協会のアクションプラン)として、インターンシップの他、関係自治体や農業関係機関や団体等の御支援のもと、地域と連携した産業現場実習「デュアルシステム」にも取り組んでいます。
また、平成28年11月には本校の同窓会「農友会」を中心として、当時在籍していた生徒・保護者並びに日頃から御支援いただいております地域の関係機関の皆様が一堂に会しまして「学校創立百周年記念式典」を開催いたしました。この創立百周年の機会に「農は国の基なり」の基本理念のもと、新たな校訓として「自他敬愛」「知徳耕道」「見聞知行」を定め、授業や学校行事、部活動等の諸活動への積極的な参加により、変化の激しい時代を生き抜く力を身に付ける教育活動を展開しております。
ぜひ、中学生や保護者の皆様をはじめとする多くの県民の皆様に、本校の教育方針や教育活動の様子を知っていただくとともに、地域に貢献する人材育成について御理解と御支援を賜りますようお願いいたします。
宮崎県立都城農業高等学校
校長 山下 勉
令和6年度学校経営方針 令和6年度学校経営方針.pdf
グランドデザイン 令和6年度グランドデザイン.pdf
校長より
令和6年度第60回入学式[校長投稿]
本日(4月10日)、第60回入学式を挙行いたしました。
「本校は創立から108年なのになぜ60回?」と尋ねられましたが、
1916年 北諸県郡立農学校 開校
1922年 宮崎県都城農学校 改称
1928年 宮崎県立都城農学校 改称
1948年 宮崎県立都城泉ヶ丘高等学校 編入
1950年 宮崎県立都島(みやこじま)高等学校 再編独立
1965年 宮崎県立都城農業高等学校 改称(*第1回入学式挙行)
という経緯があり、都城農業高等学校としての入学式が60回目となります。
周年行事はありませんが、区切りのよい年になりました。
新入生には新鮮な気持ちを大切に式場でみせてくれた笑顔を絶やすことなく、
充実した3年間の高校生活を送ってほしいと願いながら式辞を述べました。
校長式辞の原稿を掲載します。
令和6年度第1学期始業式[校長投稿]
本日(4月9日)、令和6年度第1学期始業式とともに、このたびの定期異動で本校に赴任された先生方の
新任式を執り行いました。生徒には一年間の目標と目標達成のための行動計画をしっかり立て、有意義な学年
にしてほしいと思います。
校長講話のメモ(原稿)を掲載します。
宮崎県立都城農業高等学校長
令和5年度第3学期終業式について(校長投稿)
多くの皆様のお陰をもちまして、令和5年度を終えることができました。1年間、本校教育活動に対する御理解と
御協力を賜りましたことに対し、厚くお礼申し上げます。
今年度は令和5年5月に新型コロナウイルス感染症が第5類に分類されたことにより、学校行事の他、学校外で行
われる各種大会やイベント等がコロナ禍前と同じ内容となり、生徒の活躍の場が増えたと思います。ただし、年度途
中には新型コロナウイルス感染症やインフルエンザの罹患者数が増えて学級閉鎖をせざるを得ない時期がありました。
今後は感染症の流行が波のように訪れることを想定しながら、教育を保障していく時代に入ったものと考えています。
また、ICTを活用した教育活動の他、農業DX化が進展する中での新たな農業教育のあり方、時代の変化に対応
するための「生き抜く力」をどう育むか等、多くの課題が現場には山積しています。
終業式で生徒に話したことと同様に、私たち教職員が夢や希望を語りながら小さな取組を積み上げていくことで、
都城農業高校ならではの教育活動を構築しなければならないと考えています。
引き続き、関係各位の御支援をお願いいたします。
終業式での校長講話の原稿を掲載します。
宮崎県立都城農業高等学校 校長 山下 勉
第59回卒業証書授与式(校長投稿)
本日(3月1日)、第59回卒業証書授与式を執り行うことができました。
今年度は、PTA、学校評議員、農友会(同窓会)より9名の御来賓をお迎えするとともに、2年生
が出席し、厳粛且つ盛大な式典となりました。昨年度の式次第には「校歌静聴」とありましたが、今年
度は「校歌斉唱」で3年間を締めくくり、卒業生は満足した顔で式典会場を後にしました。
心のこもった「送辞」・「答辞」では、在校生が卒業生に向けて感謝の気持ちと激励の言葉を贈り、
卒業生が先生や家族への感謝の気持ちと3年間の思い出を語るとともに、在校生に伝統を引き継ぐ期待
の言葉を述べました。また、私からは式辞の中で3年間の労いと変化の激しい世界で生きていくために
学び続けてほしいという期待の気持ちを伝えました。
卒業生には本校卒業生としての自信と誇りを胸にそれぞれの道で頑張ってほしいと願っています。
校長式辞の原稿を掲載します。
演習林の木材出荷
本校には都城市安久町鍋谷に50ヘクタールの演習林があります。かつては、演習林内の宿泊施設を
活用した実習が行われていました。現在では教育課程に「林業」がありませんので生徒が行く機会が
なくなりましたが、大規模崩落で寸断された路網整備に伴い一部の立木が伐採され、本日(2月2日)
都城原木市場へ出荷されました。
演習林の立木は整然と植えられています。また、今回出荷されたヒノキ材やスギ材が数十年の時を
経て世の中の役に立つことを考えると、植林や下刈り等の実習に汗を流された先輩方や当時ご指導さ
れた先生方の御苦労が伝わってきます。今後の演習林の活用に期待しているところです。
[都城原木市場への出荷の様子]
令和4年度学校評議員会
宮崎県都城市祝吉一丁目5番1号
TEL 0986-22-4280
FAX 0986-22-3324
牧場:
〒885-1914
宮崎県北諸県郡三股町大字蓼池
1060番地
TEL 0986-52-1449