学校長メッセージ
令和5年度 1学期始業式
今日は、自分のキャリアを踏まえながら4つの話をしたいと思います。
一つめは、「やればできる」ということ。私は小さい頃から勉強が苦手で、小学校の時は勉強がでまったくできませんでした。しかしながら、兄の死やラグビーとの出会いによって少しずつ考え方に変化が現れるようになりました。負けず嫌いだったということも影響しているかもしれません。「できない」ではなく「できる」という考えを持ち、逆算して今何ができるのかという発想が大切かもしれません。
二つめは、優しさと思いやりが大切だということ。中国の孔子という人は、この世で一番大切なのは「恕」だと言っています。恕とは、優しさや思いやりのことであり、いじめはもってのほか。携帯電話の時代でメールなどで相手に配慮を欠く行為など、冗談のつもりでも相手は傷ついているケースは意外と多いと思います。隣の友だちは笑っているけど、心では泣いているかもしれない。そういうことに気づく生徒になってほしいと思います。右も左もわからない1年生が入学してきますが、上級生として優しさや思いやりをもって新入生を迎えてほしいと思います。
三つめは、具体的な目標を決めてほしいと思います。例えば、「就職先を1か月以内に決める」とか「中間テストで5番内に入る」、「総体で優勝してインターハイに行く」等、具体的な目標を決めることで、今何をしなければならないかが明確になってくると思います。
四つめは、成人になっている生徒は投票に行きましょう。社会の担い手であるという意識を持って積極的に社会に参画してほしいと思います。
令和5年度を迎えるにあたり、皆さんとこうして出会えたことを光栄に思っています。1年間、共に頑張っていきましょう。