学校長メッセージ

令和6年度 第1学期終業式

本日は熱中症予防と感染防止対策のため、オンラインでの終業式となりましたが、ご理解いただきたいと思います。このあとの学科別集会においては、自主的にマスクを着用するなど、場面に応じて感染対策を取ってください。

さて、先ほど壮行式を行いましたが、1学期には、部活動をはじめとする色々な活躍がありました。運動部ではヨット部、文化部ではコンピュータ部、ワープロ部、珠算電卓簿記部、学科等においては農業クラブや商業英語スピーチコンテストといった部活動の活躍がめざましく、なかでも先日行われました「全国情報処理競技大会」において、3年生の細川君が見事全国入賞を果たすなど、専門高校ならではの競技力をいかんなく発揮してくれました。これから全国大会を控えている部活動については、さらなる活躍を期待しているところです。

さて、今日は皆さんに4点ほどお話ししたいと思います。
1つめは、今後、日本社会において求められている人間像についてお話ししたいと思います。私たちの世代においては、どれだけ多くの知識・技能を有しているか、そしてどれだけ世の中の常識や規範意識を有しているかで、社会から評価されてきました。しかし、生徒の皆さんたちは、先行き不透明な予測困難な時代、情報社会を生き抜く上で一方向だけの学びではなく、他者と向き合ったり、協働的に学びながら自分の意見を伝えるという「プレゼン能力」が求められています。つまり主体性が求められているということです。質問にしても、「これはどうしたらいいですか。」ではなく、「私はこう考えましたがいかがですか。」という考え方が大切になってきます。我々大人の生きてきた時代とは異なる大変な社会を、自らの力でしっかりと生き抜いていくために「何が必要か」を考えて生活して欲しいと思っています。

2つめは、この夏、4年に一度のオリンピックが開催されます。選手たちが何を思い、どんな気持ちで、どう戦っているのか。なぜそこまで自分の人生をかけられるのか。感動・涙・喜びなど、テレビ観戦を通して何かを感じてくれたら幸いです。

3つめは、3年生にとって進路実現に向けた勝負の時がきました。この夏休みの準備・生活がとても大切になってきます。採用試験や大学入試等に向け、日頃できない勉強や対策をしっかりと行って欲しいと思います。

最後に、「いのち」を大切にすること。私たちのいのちは、病気、事故、事件、いじめ等、いろんな形で突然奪われる可能性があります。自分を支える全ての人に感謝し、「自分のいのち」、そして「他人のいのち」も大切にしてください。自分のいのちは自分のものだけではありません。

それでは暑い夏が続きますが、健康に気をつけて充実した夏休みを送ってください。元気な姿で始業式に再開できることを楽しみにしています。以上で、1学期終業式の話を終わります。ありがとうございました。

日南振徳高校「壮行式」

「ヨット部」「レスリング部」「珠算電卓簿記部」「ワープロ部」の全国大会出場、誠におめでとうございます。そして、県吹奏楽コンクールに出場する吹奏楽部を含めた壮行会に際し、一言激励の言葉を述べたいと思います。

それぞれ全国大会に出場する部活動の皆さんは、日々、自分の限界に挑戦して、つかみ取った全国切符だと思います。今日の宮日新聞には、見開き全面にインターハイ特集が組まれ、本校ヨット部が大々的に掲載されていました。プレッシャーをかける訳ではありませんが、全国で勝ち上がっていくためには期待を力に変えることも大事な要素だと思います。

また、勝つことは勿論ですが、全国大会でしか味わえない「緊張感」や「レベルの高さ」、そして「他校との交流」を通して多くのことを学び、しっかりと自分の成長につなげて欲しいと思います。ヨット部は和歌山、レスリング部は滋賀、珠算電卓簿記部は沖縄・東京、ワープロ部は久留米・東京で開催されます。また、吹奏楽部は大きなコンサート会場での発表となりますが、日頃と異なった環境の変化に対応しながら、練習どおりのパフォーマンスを発揮できるかが上位進出のカギだと思っています。

また、10月には農業鑑定の分野「草花」で全国農業クラブ連盟大会に古里さんが出場すると聞いております。こちらのほうも学科で学んだ知識と技術をいかんなく発揮し、全国の頂点を目指して頑張って欲しいと思います。卒業生の活躍や学校・友だち・家族の応援を力に変えて精一杯頑張ってきてください。皆さんの活躍を心から祈念いたしまして、壮行式・激励の言葉といたします。

ビジネス計算競技大会 個人3位

先日、都城商業高校で開催された全国高校ビジネス計算競技大会宮崎県予選会並びに全九州高校ビジネス計算競技大会宮崎県予選会において、本校商業マネジメント科2年の橋本一葉さんが、電卓競技部門において個人3位となり、7月末に沖縄県で開催される九州大会と横浜市で開催される全国大会に出場することになりました。橋本さんの更なる活躍を期待しております。なお、団体の部においては2位となり九州大会・全国大会出場を惜しくも逃しましたが、次年度は、団体の部でも全国大会に出場できるよう頑張って欲しいと思います。

九州高校総体出場

今回、県高校総体で好成績を収めた三つの部活動が、九州高校総体に出場します。九州大会に出場するのは、個人競技では水泳競技の女子400m自由形で4位、200m自由形で5位に入賞した1C山倉伊織さんとレスリング競技125㎏級の3A大鶴光輝さん。団体競技ではヨット競技の420級に出場する3M倉永航志さん・3W中尾輝聖さん・3M加川和輝さん・3E細田義経さんとレーザーラジアル級に出場する3A金丸洸喜さん・2M倉永瞭さん・2E土田陽仁さんです。九州大会での活躍を期待しています。

バレーボール「ネーションズリーグ」

バレーボールの世界三大大会の一つでもあるネーションズリーグ。オリンピック、ワールドカップに次ぐ大会であるネーションズリーグに、日南振徳OBの甲斐優斗(かいまさと)選手が現在活躍中です。

ポジションはアウトサイドヒッター。石川祐希選手や高橋藍選手など強力な選手がひしめくポジションですが、今大会で更にアピールしオリンピック代表メンバーに食い込んでほしいと思います。第1週を終えて現在3勝1敗。6月4日から福岡県にて第2週が始まります。甲斐選手の更なる活躍に期待したいと思います。

写真は昨年、校長室に挨拶に来てくださった時のものです。(専修大学3年、身長200㎝)

見る処、花にあらずといふ事なし

松尾芭蕉の旅行記「笈の小文」の序文に、「見る処、花にあらずといふ事なし。思ふ所、月にあらずといふ事なし。像(かたち)花にあらざる時は、夷狄(いてき)にひとし。心花にあらざる時は、鳥獣に類(るい)す。夷狄(いてき)を出(いで)、鳥獣を離れて、造化にしたがひ、造化にかへれとなり。」という一節があります。

現代語訳すれば、「見る目さえあるならば見るものすべてが花はでないことがなく、思う所すべてが月ではないことがない・・・。」というところでしょうか。さて、先日、管理棟校長室前の花壇に地域農業科の生徒が、真っ赤なサルビアとオレンジ色のマリーゴールドを植えてくれました。登下校の際に眺めると気持ちが落ち着くと思います。見る処、花にあらずといふ事なし・・・。是非、ご覧ください。

高校総体総括

本年度の高校総体も水泳競技を残すだけとなり、ほとんどの競技を終えました。本校からは、ヨット競技やバレーボール競技をはじめ、12競技で高校総体へ参加しました。特に3年生にとっては、今大会を最後に引退する選手もいたのではないかと思います。

校長先生もできる範囲で応援に行かせていただきました。男子バレーボールでは、3位決定戦で相手のマッチポイントを何度も防ぎ見事に逆転勝ちしました。女子バレーボールは、飯野高校との合同チームながら決勝トーナメント1回戦で接戦を演じました。また男子バスケットボールは、キャプテンを中心に果敢に攻めて3回戦へ進出。サッカーは1回戦で延長戦を制し、バドミントン男子シングルスでは磯崎選手が見事ベスト16へ。ヨットは420級で上位独占し、九州大会での上位進出が期待されます。レスリング125㎏級で準優勝した大鶴選手は九州大会での活躍が期待されます。

その他、陸上競技、卓球、ソフトテニス、ラグビー、弓道も持てる力を精一杯出し切り、正々堂々と戦っていました。夏には1年生大会や秋には選手権や新人戦があります。今大会を振り返り、次の大会に生かせるよう練習にしっかりと励んで欲しいと思います。

令和6年度 競技力強化指定校

令和6年度宮崎県高等学校競技力強化指定校に本校から「男子バレーボール部」と「ヨット部」が指定されました。3年後に本県で開催される国民スポーツ大会における強化の一環として指定されたものです。本校の競技力向上はもとより、本県の競技力向上及び天皇杯獲得に向けて期待に応えられるよう、精一杯頑張って欲しいと思います。ちなみに日南市では、正式競技・特別競技でバレーボール成年男子、レスリング、ヨット(セーリング)、高校野球(硬式・軟式)が開催されます。また、公開競技として綱引き、デモンストレーション競技でターゲット・バードゴルフが、そして障害者スポーツ大会の正式競技としてバレーボール(知的)が開催されることとなっています。

読書の学び

本校は毎朝、午前8時20分過ぎから約10分弱の朝読書の時間を設定しています。

東京大学の 佐藤 学 名誉教授は、「生成AI時代における読書の学び」と題して「生成AI(人工知能)時代の到来によってデジタルリテラシーの重要性が叫ばれているが、それ以上に重要なのが読書の学びではないだろうか」と問題提起している。2023年の「学校読書調査」によると、1か月に1冊も本を読まない不読率は、高校生で43.5%だとか。

本校生徒は、少なくとも不読者はいない。朝の立腰黙想からはじまり朝読に取り組む。落ち着いた環境から1時間目の授業に入る。これも、本校全教職員の協力と取組のお陰であると考えています。

また、佐藤 学 名誉教授は、「生きる世界を豊にする教養は読書の学びによってでしか形成することはできない。教師たちは読書の学びこそが教育の根幹であることを認識すべきであろう。読書の喜びと習慣を子どもたちに育まない限り、子どもたちの将来も日本社会の未来もない」と言っています。

少々過激かと思われる発言ではあるが、読書とはそれほどまでに人間形成に役立つものであるということを訴えているのだと思う。「美しい心は美しい言葉から生まれる」、「美しい言葉は読書から生まれる」、元アサヒビールの 福地 茂雄 会長の言葉である。毎日の読書を大切にしたいと改めて思う一日でした。

令和6年度 第16回入学式「式辞」

満開の桜もいつしか新緑となり、吹き抜ける爽やかな春風に生命の息吹を感じるこの佳き日に、PTA会長並びに日南市立中学校長の皆様の御臨席を賜り、第16回入学式を挙行できますことは、本校にとりましてこの上ない喜びであります。

ただ今、入学を許可されました145名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。皆さんは名実ともに、この宮崎県立日南振徳高等学校の生徒となりました。その晴れ晴れとした気持ちを大切にしながら3年間の高校生活を送って欲しいと思います。また、お子様の成長を見守り、励まし、この日を楽しみにして来られた保護者の皆様方にも、本校職員を代表いたしまして、心よりお祝いを申し上げます。

新型コロナウイルスにより世界が一変し、私たちの生活様式も大きく変わりしましたが、5類感染症移行後は日常の生活を取り戻し、ほぼ全ての学校行事を滞りなく実施してまいりました。本年度も新入生が心待ちにしている高校生活をしっかりとサポートしていきたいと考えております。

さて、本校は県南地区において農業・工業・商業、そして福祉に関する専門教育を担ってきた3つの高校を統合・再編した総合制専門高校です。飫肥藩の藩校「振徳堂」の精神を教育理念として受け継ぐとともに、「広く社会に貢献し、心豊かで思いやりのある生徒の育成を目指す学校であれ」という県民からの期待を背負い、今年で16年目を迎えました。かつて、「振徳堂」で学んだ若者たちが読んでいたとされる書物のうちの「論語」、「礼記」、「孟子」の教えから引用した校訓、「潔己・至道・振徳」の下で学んだ卒業生は2,400名を超え、県内外において産業や経済を支える人材として活躍しています。

本校は、社会で活躍するために必要な知識や技術・技能を身に付けさせる教育に力を入れています。しかしながら、社会に出て仕事をするためには、知識や技術だけではなく、周囲に対する思いやりやコミュニケーション能力も大切になってきます。変化の著しい現代社会は予測困難な課題が山積しています。その解決には、様々な情報を集め、比較し、他者と議論を交わすことが必要となりますので、高校ではぜひ学校行事や部活動等にも積極的に参加し、集団生活に相応しい言動を身に付けて欲しいと思います。

今、学校現場では、新型コロナウイルス感染症の影響も相まって、DXハイスクールという文部科学省の事業で急速にデジタル化が進み、タブレットやオンラインで授業ができるようになりました。しかし、デジタル化すれば何でもできると思ってはいけません。デジタルに関わる技術者はそれ相応の幅広い知識と技能が求められます。スマートフォン一つにしても、相手を傷つけない最低限のマナーが私たちには求められます。世の中のほとんどのミスや事故はヒューマンエラーだと言われています。人間力で物事を前に進めていく「アナログ力」を決して忘れてはいけません。

1月29日に亡くなられた元アサヒビール会長の福地茂雄さんは、「小さな歯車は組織を動かす原動力であり、組織は大きな歯車と小さな歯車がうまく噛み合った時、円滑に動く」と言っています。つまり、一つとして不要な歯車はないということです。学校や社会でも同じことが言えると思います。自分の利益だけを考えずに、どうか友だちや家族、ひいては隣に座っている人を気遣い、他人の幸せを願う「利他の心」を持って生活して欲しいと思います。

最後になりますが、ここにいる生徒たちは、将来の日本を支える宝です。私たち教職員は、145名の新入生を責任を持って育ててまいります。ご家庭におかれましては、ぜひとも本校の教育方針をご理解いただきますとともに、これからの社会を担う貴重な人材として育てていくため、学校と連携しながらご協力を賜りますようお願い申し上げます。新入生一人ひとりの進路実現に向け、3年後に、成長した姿で社会に送り出すことをお約束し、式辞といたします。

 令和6年4月10日 日南振徳高等学校長 

令和6年度 第1学期始業式

皆さん、おはようございます。春休みの生活は充実していたでしょうか。本日は新年度を迎えるにあたり、危機管理と組織の一員としての在り方について少しお話しをしたいと思います。

まず、昨日の午前10時25分頃に発生した地震についてです。この日南地区は震度5弱という大変強い揺れがありました。震度5弱でも恐怖を感じましたので、能登半島地震に見舞われた石川県民の皆さんの恐怖と復興への苦難は想像に難くありません。今日、もし地震が発生したら、直ちに机に下に身を隠し、放送があったら運動場へ避難することを心がけてください。率先避難者となって的確な避難行動をとることは、危機を意識していなければできることではありません。自分の命は自分で守ることが大切です。また、授業以外(休み時間、放課後、休日の部活動)における地震・津波等の発生については、的確な自己判断が求められますので、日頃からハザードマップ等を確認しておくことが必要だと思います。

さて、終業式には春休み期間中に、「しっかりと自分の目標を立てて、令和6年度の準備をしてください。」と話しましたが、目標を立てて本日臨めているでしょうか。また、「いい書物と巡り会えるといいですね。」という話もしました。何かよい本は見つかったでしょうか。来週からまた「朝読書」が始まりますので、好みの本を準備しておいてください。

ところで、3学期終業式では、「美しい心は美しい言葉から生まれる。」、「美しい言葉は読書から生まれる。」という、元アサヒビール会長「福地茂雄さん」の話しをしましました。今日は、この福地茂雄さんの話をもう一つ紹介したいと思います。福地さんは、「小さな歯車は組織を動かす原動力」だと言っています。組織は大きな歯車と小さな歯車がうまく噛み合った時に円滑に動きます。つまり、一つとして不要な歯車はないということです。

オートマチックの時計など、メカもそうです。小さい歯車が一つ外れると動きません。人も同じです。不要な人などいません。組織も同じです。レギュラーも必要ですが補欠(インパクトプレーヤー)も必要です。学校も同じです。不要な生徒などいません。458名全ての生徒がこの日南振徳高校には必要です。一つとして不要な歯車はないことを心に刻んで、自分の置かれた場所で、組織の一員として、自分の務めを精一杯果たしていきたいものです。

皆さんの令和6年度の活躍を心から期待し、始業式のあいさつとします。

 日南振徳高等学校長

令和6年度 新任式

つい先日、離任式にて10名の先生方をお送りしたところでありますが、本日11名の先生方をお迎えして令和6年度新学期を迎えることができました。碧い海と晴れ渡る空、風情豊かな飫肥城下町で育った元気な生徒たちとともに、11名の先生方をお迎えして共に学んでいけることを大変幸せに感じているところです。本校の校訓である「潔己・至道・振徳」のもと、「専門性を備え社会に貢献できる人材を育成するとともに、豊かな人間性を育み生き抜く力を身に付ける」という教育目標を掲げて全教職員で力をあわせて取り組んでまいりますので、令和6年度日南振徳高等学校をどうぞよろしくお願いいたします。

令和5年度 第3学期終業式

みなさん、おはようございます。今日は、インフルエンザ等の感染拡大防止のため、リモートでの話となりますが、少しだけ耳を傾けてください。

先ほど表彰しましたが、今年度は1年生と2年生で19名が多読賞を獲得しました。あらためておめでとうございます。受賞した皆さんは、おそらく多読賞のために本を読んでいるのではないと思います。読書が習慣となっていて、本を読むことで心が落ち着いたり、知識が豊富になったり、書かれている世界に入り込める面白さを知っているからだと思います。

アサヒビールの社長だった福地茂雄さんは、「美しい心は美しい言葉から生まれる」、そして「美しい言葉は読書から生まれる」と言っています。また、教育哲学者の森信三先生は、「書物というものは、ただ撫でるだけでも良い」とも言っています。食べ物が人の体をつくるように、読書が人の心をつくるのではないでしょうか。読書が心の栄養分だとすれば、読書をしないことで心がへばると思ってもいいと思います。

今年度の朝読の姿勢は、年間を通して良好だったと思います。これは、先生方も皆さんと一緒になって読書に臨んだ結果だと思っています。本当にありがとうございました。ぜひ、この姿勢を来年度も崩さずに、朝の読書に取り組んで欲しいと思います。

 さて、本日で令和5年度が終わります。春休みには是非、新年度に臨むにあたって目標(夢)を立てて欲しいと思います。成功するための秘訣は目標を立てること、夢を持つことです。皆さんにとって、有意義な春休みになること期待し、終業式のあいさつとします。1年間、ありがとうございました。

 日南振徳高等学校長

介護福祉士国家試験 全員合格!

1月28日(日)に実施された「第36回介護福祉士国家試験」の結果が発表され、令和5年度福祉科3年生の19名全員が合格しました。日南振徳高校としては、昨年度に引き続き2年連続で合格率100%を達成しました。生徒の努力と先生方の丁寧な指導が実を結んだ結果だと思います。3年連続合格率100%を目指して、2年生も頑張って欲しいと思います。

令和5年度 第13回卒業式「式辞」

春の到来を感じる弥生の今日の佳き日に、学校評議員の皆様をはじめ多くの御来賓の方々の御臨席を賜り、令和5年度宮崎県立日南振徳高等学校 第13回卒業証書授与式を挙行できますことを、心から感謝申し上げます。

卒業証書を授与された154名の卒業生の皆さん、御卒業おめでとうございます。また、この3年間人生の中で最も多感で著しい成長期にあるお子様を見守ってこられた保護者の皆様、本日は誠におめでとうございます。本校教育に対するこれまでの多大なる御理解と御協力に、全教職員を代表し衷心よりお礼申し上げます。

卒業生の皆さんにとっての高校生活は、新型コロナウイルスの影響により授業や学校行事、部活動の制限を受けることが多々ありました。しかしながら、昨年5月の新型コロナウイルス感染症の5類感染症への移行を受け、学校の日常が戻ってきました。失われた3年間の中で、学校のパソコンやデジタル技術を駆使した機材が導入されるとともに、生徒全員がタブレットを使った授業が展開できるようになり、新たに発展し生まれてきたものも数多くあります。

そのような中、生徒自身の主体的な取組によって、バレーボール部やヨット部のインターハイ出場をはじめ、多くの部活動ですばらしい活躍をしてくれました。また、各学科における日頃の学習の成果として、全国農業クラブ鑑定競技での最優秀賞やエコ電気自動車レース大会の特別賞、ものづくりコンテストの優良賞、そして、商業研究発表大会や情報処理競技大会、介護技術コンテストなどにおいて好成績を収めることができました。一人ひとりのたゆまぬ努力によって、「専門性を備え、生き抜く力を身に付けた、社会に貢献できる人材の育成」という本校の教育目標を見事に成し遂げてくれたと思っています。

京セラの創業者として知られる稲盛和夫氏は、人生で一番大事なものは何かと聞かれ、「一つは、どんな環境においても真面目に一生懸命に生きること。自分が自分を褒めるとすれば、どんな環境であろうと不平不満を言わず、慢心せず、目の前に与えられた仕事に、それがどんな些細な仕事でも、全身全霊で打ち込み努力してきたこと。もう一つは、利他の心。皆を幸せにしてあげたいと強く意識し、生きていくこと。」と答えています。これは、本校の校訓「潔己、至道、振徳」の中の至道(人の行うべき最高の道)にあたります。他を利する優しい思いやりの心があれば、きっと自分の周りに多くの人が集まり、自分を支えてくれるものと確信しています。そして、家族のため、会社のため、地域社会のため、ひいては国のために懸命に努力しながら生きていくことが、自分の人生を少しずつ形づくっていくことと思います。

もう一つ、卒業生に伝えたいことがあります。人生の選択に後悔しない方法です。まずは大人の話を聞くこと。多くの経験をしてきた大人の話を聞き、自分の選択の材料にしてください。ロック・バンド緑黄色社会の長屋晴子さんは、「先生に言われたとおりにしていたら今の自分はいません。ただ、先生に反発する必要はなく、一つの意見として聞き、自分で判断した方がいいということです。自分で考える力を付けることが大事です。」と言っています。これからの未来を創るのは皆さんです。予測困難な時代だからこそ、自分で決断する勇気を持って未来に突き進んで欲しいと思います。

新年に入り日本は能登半島地震に見舞われ、令和6年は大変厳しいスタートとなりました。一方、世界に目を向けるとパレスチナガザ地区で起こった軍事衝突やロシアによるウクライナ侵攻など厳しい情勢が依然として続いています。私たちは時として悲しみを直視して前へ進まなければなりません。他人に左右されず、今自分には何ができるかを考えられる人になって欲しいと願っています。

結びになりますが、卒業生の皆さんが、これからの長い人生、自信と誇りを持って自らを磨き続け、社会で活躍することを祈念し、式辞といたします。

 令和6年3月1日 

 宮崎県立日南振徳高等学校長 

介護福祉士国家試験激励会

福祉科の皆さんにとっては、高校生活の集大成とも言える介護福祉士国家試験がいよいよ今月28日に実施されます。

私もいくつかの資格を持っていますが、職業に直接つながる国家資格は持っていません。国家試験を受験したという経験はないので、18歳で受験する生徒諸君を誇りに思います。資格取得に向けて、ここまで真剣に取り組んできたことを誇りに思ってください。

校長先生の経験を少しお話しします。校長先生は大学には推薦入試で受験したので皆さんほど勉強した記憶はありません。しかし、教員採用試験を受験したときには、わずか数人の採用予定に対し150人以上が受験しましたので、どんな問題が出題されても答えられるように、端から端まで必死に勉強したことを思い出します。

この試験には君たちだけではなく、先生たちも並々ならぬ思いで取り組んできました。不安があるのは生徒も先生も一緒ですので、過剰に心配する必要はありません。あとは試験当日までにできることを何度も何度も復習し、覚えた情報を引き出しやすくしておくことが大切だと思います。試験まであと10日ありますので、最後まで諦めずに試験対策をしてください。体調が良い方が頭はよく働くと思いますので、体調管理にも十分気をつけることが大切です。

最後に国家試験まで、夏の暑い日も冬の寒い日も、そして他学科が下校したあとの放課後も、熱心に指導してくださった先生方に心からお礼申し上げ、激励の挨拶といたします。皆さん頑張ってください。

令和6年1月18日 日南振徳高等学校長

令和5年度 3学期始業式

 皆さん、新年明けましておめでとうございます。
 2学期終業式では、新年を迎えるにあたり「新たな目標を立てましょう。」という話をしましたが、新年の目標は立てたでしょうか。1年の計は元旦にありと言います。今年こそインターハイに出場するとか、簿記検定2級・電気工事士1種・危険物取扱者乙種にチャレンジするとか、必ず介護福祉士国家試験に合格するとか、是非、具体的な目標を立てて3学期に臨んで欲しいと思います。

 さて、今年はお正月から能登半島地震、日航機と海保機との衝突事故、北九州市飲食店街火災と、日本全体としては大変厳しいスタートとなりました。亡くなられた方々へのご冥福をお祈りするとともに、被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。
 能登半島地震では、これまでに知られている活断層のずれによる地震ではないと言われています。まさに想定外です。また、航空機の衝突事故についても、これだけITが発達しても最終的にはパイロットが視認しなければならないというアナログの現実。おそらく被害に遭われた方々は皆、想定外の出来事と思ったに違いありません。私たちは、これらの経験を自分事として捉え、災害に備える必要があります。想定外も想定内として捉える必要があると言うことです。

 スポーツも一緒だと思います。箱根駅伝では記録的に見ても我々は絶対に超えられないと自負していた駒澤大学は、3区の大学№1と言われたエース佐藤選手が青山学院大学の太田選手に追い抜かれ、チーム全体が精神的にダメージを受けて後退してしまいました。「もしエースにブレーキがかかったら・・・。」という最悪を想定していたら結果は変わっていたかもしれません。想定を超えたところでチームをどのように立て直すかという準備もしておく必要があると言うことです。
 また勉強も一緒です。「まさかこの問題がでるとは思いもしなかった。」という経験をした人も多数いると思います。わずか40問の問題でも1問も落とさないという強い気持ちを持って、1年間かけて何千問も何万問も問題を解いた結果が、山﨑君の文部科学大臣賞(農業クラブ全国大会・農業鑑定競技会「最優秀賞」)ではなかったかと思います。まさに想定を超えた努力の賜だったと思います。
 防災でもスポーツでも勉強でも危機意識をしっかりと持って、万事に備えることが大切です。皆さんも日頃から想定外に備える対策を怠らないようにしておいてください。

 最後に、3学期は1年間の集大成となる学期であるとともに、次の年度へ向けた大切な準備期間となります。将来の自分のあるべき姿をイメージしながら、これまでの高校生活を振り返り、将来のために、今、何に取り組むべきかを考え、大切な時間を有効に使って欲しいと思います。戦後活躍した日本の教育者・哲学者である安岡正篤が、「縁尋機妙(えんじんきみょう)」、「多逢聖因(たほうしょういん)」という言葉を残しました。「良い縁が良い縁を尋ねて発展していく。」、「いい人と交わっていると良い結果に恵まれる。」という意味です。3年生はこの3年間で得た出会いや縁を大切にし、残された学校生活を1日1日を大切に過ごしてください。また、1,2年生も来年度につながる充実した学期となるよう期待しています。


令和6年1月9日 日南振徳高等学校長

令和5年度 2学期終業式

生徒の皆さん、2学期は充実した学校生活を過ごせたでしょうか。

2学期始業式では、体育祭や文化祭などの学校行事や新人大会等の各種大会に精一杯頑張って欲しいと言いました。先ほど、多くの生徒の活躍を表彰しましたが、特に日本学校農業クラブ全国大会における農業鑑定競技会において最優秀賞を獲得した山﨑さんの表彰は格別なものでした。そして、生徒諸君の学校行事に取り組む姿勢や迫力に感動した2学期でもありました。また、就職試験・進学試験にはしっかりと準備をして臨むように話しましたが、内定・合格が現在のところ95%で、あとは結果待ちとなっています。2年生も年が明けるといよいよ進路実現に向けた取組が始まりますので、しっかりと準備をして欲しいと思っています。

今日は、校長先生のことについて少しお話ししたいと思います。現在、見てのとおり松葉杖を突いておりますが、膝を捻ってしまいました。傷病名から言うと変形性膝関節症。ラグビーの後遺症からくるスポーツ障害で膝関節の変形速度はかなり速く、治療方法は人工関節置換法しかないと診断されているところです。校長先生から部活動をしている生徒へ一言。無理はいいけど無茶はしないほうがいいと思います。今58歳ですが、人生80年とすれば、余命はあと22年です。1年1年、1日1日、1分1分を大切に生きなければならないと痛感しているところです。時間は命です。

次に、「自分の生い立ちと性格等」について少しお話します。
父は身体障害者、82歳で他界しています。家庭は非常に貧しく、幼少の頃はカラーテレビもなく、お米がないときには唐芋を食べて生活していました。そして、兄との死別。不良少年だった兄と障害者だった父との取っ組み合いには衝撃を受けました。当時中学生だった私は、「これでも学校に行かなくてはいけないのか」と心中穏やかではありませんでした。交通事故による突然の死。とにかく、「今に見てろ!」という心境でした。決して友達は多くありません。ただ、一人で居れる力はあります。

不安や弱さは誰しも持っています。当然、私も持っています。それを自己認識・自己開示できるかが大事だと思っています。そして、私はそれができる性格です。何が言いたいかというと強く生きることも当然必要です。しかしながら、自分の弱さを自己認識できることも強さの一つではないかと思います。我慢することも大事ですが、自分の気持ちに蓋をするだけでなく、「泣ける場所がある」、「怒る場所がある」、「相談できる人が居る」、このことも生きていく上では非常に大切なことだと思います。

私は、父が死ぬ前に人生80年生きてきた感想を聞いてみました。すると、父は「80年はあっという間だった」と言いました。そして、「争いはいかん」、「みんな仲良く」と言い残して亡くなりました。80年生きてきた人にしか分からない心境を聞くことができ、感謝の気持ちでいっぱいでした。皆さんも、両親をはじめとする家族の教えにはしっかりと耳を傾けて欲しいと思っています。

最後になりますが、冬休みを元気に過ごし、新年を迎えるにあたり、新たな目標を立てて3学期を迎えて欲しいと思います。

令和5年度 2学期始業式

先ほど、第13期生徒会の解任式及び第14期生徒会の任命式が行われました。松井諒介会長他13期生徒会の皆さん、本校の自治活動の中心として活動していただき、ありがとうございました。また、新たに任命された第14期生徒会の皆さんにおかれましては、甲斐心和会長を中心に日南振徳高校の更なる発展を目指して精一杯頑張って欲しいと思います。

皆さん、今日から2学期です。この1ヶ月、充実した夏休みが過ごせたでしょうか。1学期終業式では、「命を大切にしましょう。」とお話しましたが、こうして皆さんと元気に再会でき大変うれしく思います。

さて、2学期は、体育大会や文化祭など様々な行事が催されます。部活動も1・2年生が中心となって新人大会等が行われます。勉強も大切ですが、二度と戻らない青春時代を大いに謳歌して欲しいと思います。

また、3年生にとっては人生の節目と言える就職試験・進学試験が待ち受けています。後悔することなく、しっかりと準備をして、自分の持っている力を出し切って欲しいと思います。皆さんの2学期の活躍を大いに期待しています。

ところで、夏の甲子園大会では慶応高校と仙台育英高校が決勝戦を戦いましたが、この2校は全員が正選手で補欠がいませんでした。相手の投手やその時の戦法によってスターティングメンバーを変えたり、戦況によってメンバーを入れ替えるなど、アルプススタンドの部員も含め選手全員で戦っていた印象を受けました。もう一つは、監督のサインが絶対ではないと言うこと。状況によっては、監督のサインを無視し自分で判断したプレーを選択するところに、選手の主体性が生かされているチームだと感じました。また、それを許容する監督の器の大きさを見ることができました。主体性をもつことは、これからの社会を生きる上において大変重要なことだと思います。生徒の皆さんも失敗を恐れず、自信を持って生活して欲しいと思います。

最後に、校長先生が先輩の先生からいただいた言葉を紹介して始業式の挨拶といたします。

「再び帰らぬ時なれば、このひとときに命燃やさん」

令和5年度 1学期終業式

今回、1学期終業式が新型コロナウイルスの感染防止対策のため、1日早いオンラインでの終業式となりましたが、ご理解いただきたいと思います。7月20日に予定しておりましたクラスマッチについては、2学期に延期することとなりましたのでお知らせしておきます。

さて、先ほど全国大会に出場する部活動の壮行式を行いましたが、1学期には、部活動をはじめとする色々な活躍がありました。運動部では、ヨット部、バレーボール部、レスリング部、野球部、文化部では、ワープロ部、コンピュータ部、吹奏楽部、各学科においては、ものづくりコンテスト電気工事部門、農業クラブ連盟大会等、多くの生徒が活躍しました。全国大会へ出場する部活動については、さらなる活躍を期待しているところです。

さて、校長先生が1学期の始業式で3つのことを話しましたが、覚えているでしょうか?

一つめは、「やればできる」という話をしました。自分でできないと思えば100%できなくなります。あきらめないことで、夢に近づくと言う話をしたと思います。

二つめは、「優しさと思いやりが大切」という話をしました。「情けは人の為ならず」という言葉があります。この諺は、「情けをかけてはその人のためにはならない。」という意味ではあ りません。その反対で、人に対して情けをかければ、巡り巡って自分に恩恵 ががくるという意味で、人には常に優しく親切にしたほうがいいということです。いじめや、SNSでの誹謗中傷はもってのほかという話をしました。

三つめは、「具体的な目標を決めましょう」という話をしました「夢なき者に理想なし」、「理想なき者に計画なし」、「計画なき者に実行なし」、「実行なき者に成功なし」と幕末の藩士 吉田松陰は言いました。目標を決めることで、今やらなければならないことが明確になると言う話をしたと思います。皆さんは、いくつ実践できたでしょうか。ひとつでも多く実践できるように意識しながら生活して欲しいと思います。

それでは、終業式にあたりあと2つお話しします。

皆さんも知っている「振徳堂」。約190年前に、飫肥藩主の命令で開設された学校です。安井滄洲やその息子・安井息軒が先生となり、明治の外交官・小村寿太郎を輩出しました。その安井息軒は、三計と言って「一日の計は朝にあり。一年の計は春(元旦)にあり。一生の計は少壮にあり。」という言葉を残しました。一生の計は少壮にあり。(若い10代、20代にあると言っています)そうです。自分のキャリアプランを考えるのは今なんです。3年生はもちろんのこと、1年生、2年生も、自分の将来を考えることは、早ければ早いほうが良いと思います。この夏、自分の将来を考える「充実した夏休み」にして欲しいと思います。

最後に、いのちを大切にすること。私たちのいのちは、病気、事故、事件、いじめ等、いろんな形で奪われる可能性があります。自分の命、他人の命、生ある全てのものに感謝し尊重し、日々生活して欲しいと思います。

暑い夏が続きますが、健康に気をつけて充実した夏休みを送ってください。元気な姿で、始業式に再開できることを楽しみにしています。

令和5年度 1学期始業式

今日は、自分のキャリアを踏まえながら4つの話をしたいと思います。

一つめは、「やればできる」ということ。私は小さい頃から勉強が苦手で、小学校の時は勉強がでまったくできませんでした。しかしながら、兄の死やラグビーとの出会いによって少しずつ考え方に変化が現れるようになりました。負けず嫌いだったということも影響しているかもしれません。「できない」ではなく「できる」という考えを持ち、逆算して今何ができるのかという発想が大切かもしれません。 

二つめは、優しさと思いやりが大切だということ。中国の孔子という人は、この世で一番大切なのは「恕」だと言っています。恕とは、優しさや思いやりのことであり、いじめはもってのほか。携帯電話の時代でメールなどで相手に配慮を欠く行為など、冗談のつもりでも相手は傷ついているケースは意外と多いと思います。隣の友だちは笑っているけど、心では泣いているかもしれない。そういうことに気づく生徒になってほしいと思います。右も左もわからない1年生が入学してきますが、上級生として優しさや思いやりをもって新入生を迎えてほしいと思います。

三つめは、具体的な目標を決めてほしいと思います。例えば、「就職先を1か月以内に決める」とか「中間テストで5番内に入る」、「総体で優勝してインターハイに行く」等、具体的な目標を決めることで、今何をしなければならないかが明確になってくると思います。

四つめは、成人になっている生徒は投票に行きましょう。社会の担い手であるという意識を持って積極的に社会に参画してほしいと思います。

令和5年度を迎えるにあたり、皆さんとこうして出会えたことを光栄に思っています。1年間、共に頑張っていきましょう。

令和5年度 第15回入学式「式辞」

満開の桜もいつしか新緑となり、吹き抜ける爽やかな春風に生命の息吹を感じるこの佳き日に、PTA会長・副会長、日南市立中学校長の皆様の御臨席のもと、第15回入学式を挙行できますことは、本校にとりましてこの上ない喜びであります。

入学を許可されました165名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。皆さんは名実ともに、この宮崎県立日南振徳高等学校の生徒となりました。その晴れ晴れとした気持ちを大切にしながら3年間の高校生活を送ってほしいと思います。また、お子様の成長を見守り励まされ、この日を楽しみにして来られた保護者の皆様方にも、本校職員を代表いたしまして、心よりお祝いを申し上げます。

過去3年、新型コロナウイルスにより世界が一変し、私たちの生活様式も大きく変わりしました。しかし、昨年度は感染防止対策を図りながら、ほぼ全ての学校行事を実施してまいりました。本年度も感染対策に取り組みながら、心待ちにしている高校生活をしっかりとサポートしていきたいと考えております。

さて、本校は県南地区において農業・工業・商業・福祉に関する専門教育を担ってきた3つの高校を統合・再編した総合制専門高校です。飫肥藩の藩校「振徳堂」の精神を教育理念として受け継ぐとともに、「人の人たる道の修業に努め、広く社会に貢献し、心豊かで思いやりのある生徒の育成を目指す学校であれ」という県民からの期待を背負い、今年で15年目を迎えました。かつて、「振徳堂」で学んだ若者たちが読んでいたとされる書物のうちの「論語」、「礼記」、「孟子」から引用した校訓、「潔己・至道・振徳」の下で学んだ卒業生は2,300名を超え、県内外において産業を支える人材として幅広い職種・業種で活躍しています。

本校は産業現場で活躍するために必要な知識や技術・技能を身に付けさせる教育に力を入れています。しかしながら、社会に出て仕事をするためには、知識や技術・技能だけではなく、周囲に対する思いやりやコミュニケーション力も大切です。変化の著しい現代社会は正解のない課題が山積しています。その解決には、様々な情報を集積し比較し、他者と議論を交わすことが必要となりますので、学校行事や部活動等にも積極的に参加し、集団生活に相応しい言動を身につけてほしいと思います。もちろん、複数の目標を持つと大変忙しくなりますが、個人には受け入れる量に差がありますので、他人と比較せずに自分のペースで取り組むとよいでしょう。調子が良いときは喜びすぎず、調子が悪いときは落ち込みすぎず、「ゆらがずとらわれない」ことが大切です。この状態をスポーツ界ではフロー状態と言います。

昨年、2年連続で沢村賞を獲得したオリックスバファローズの山本由伸投手は、皆さんも知っているように日本球界を代表するエースピッチャーです。彼は、どんなときもイライラはしないそうです。「うまくいかない自分にイライラするのは、それをやっていない自分が悪いだけ。」と言っています。山本投手のパフォーマンスを支える要因は、成功に向けた周到な準備と味方がエラーしても「ゆらがない心」だということです。皆さんも、物事に一喜一憂せず、自分の果たすべき役割をしっかりと果たせる生徒になってほしいと思います。そして、努力を惜しまず大人に感動を与えられる生徒になってほしいと願っています。

最後になりましたが、ここにいる生徒たちは、将来の日本を支える宝です。私たち教職員は、165名の新入生を責任を持って育ててまいります。ご家庭におかれましては、ぜひとも本校の教育方針をご理解いただきますとともに、これからの社会を担う貴重な人材として育てていくため、学校と連携しながらご協力を賜りますようお願い申し上げます。新入生一人ひとりの進路実現に向け、3年後に、成長した姿で社会に送り出すことをお約束し、式辞といたします。

 

令和5年4月10日  

宮崎県立日南振徳高等学校  

校長 若林 繁幸  

令和4年度 第12回卒業式 式辞

 本日(3月1日)、第12回卒業式を挙行いたしました。

 今年度は、学校評議員とPTA役員の御臨席をいただくとともに、2年生

が会場で参加し、1年生は各教室にてオンラインで参加しました。

 保護者と教職員だけではなく、2年生が会場で参加したことは、卒業生に

とって大きな喜びだったと思います。

 地域農業科による豪華な草花装飾が施された式典会場で、高校生活最後の

有意義な時間を過ごしてもらえたのであれば、校長としてこの上ない幸せです。

 校長式辞の原稿を掲載します。

 

R4卒業式式辞.pdf

地場企業等意見交換会と宮崎県産業教育振興会・県南地区生徒発表会

 2月8日(水)に県南工業開発地域推進協議会(会長:日南市長 髙橋 透 様)主催の

「地場企業等意見交換会」に出席させていただきました。また、この会議と併せて、

「宮崎県産業教育振興会・県南地区生徒発表会」を開催させていただき、日南学園高校

と本校生徒3グループが研究成果を披露しました。

 今年度は3年ぶりの開催ということでしたが、同協議会関係者と産業教育振興会関係

者(県教育委員会、学校関係者)を合わせて70名の出席でした。

 ありがたいことに、本校の教育活動について説明する時間をいただきましたので、

私が「日南振徳高校における地域産業を支える人材育成の現状と課題」というテーマで

お話をさせていただきました。

 意見交換会では学校に対して質問をいただき、本校の進路指導主事が回答する等、

企業と学校とが一堂に会して協議する貴重な時間となりました。今後、このような場が

増えて、企業と学校との連携が深まることを期待しています。

 私が講演で使用したスライドを掲載します。

 

 地場企業等意見交換会.pdf

 

 

令和4年度第3学期始業式

 本日(1月10日)、令和4年度第3学期始業式を行いました。

 全国的に新型コロナウイルス感染症が拡大する中、本県は人口10万人あたりの

感染者数が全国ワースト1位とのことです。本日は新型コロナウイルスやインフル

エンザ感染への感染リスクを考慮して放送で行いました。体育館に全校生徒・全職

員が一堂に会して、新年のあいさつとともに3学期のスタートを切りたかったので

すがやむを得ません。その代わりに個別に新年のあいさつをしてくれた生徒が多数

おりましたので嬉しく思いました。

 ところで、3年生は卒業まで残りわずかとなりました。また、1・2年生は進級

に向けてもう一踏ん張りというところまできました。健康に気をつけながら充実し

た3学期を送ってほしいと思います。

 始業式の校長講話の原稿を掲載します。

 

R4第3学期始業式.pdf

令和4年度 第2学期終業式

 本日(12月23日)、第2学期終業の日を迎えました。全校生徒・職員で大清掃を行った後、底冷えのする体育館

で、表彰伝達式、終業式、各部連絡を行い、場所を替えて学科集会とLHRで2学期を締めくくりました。

 2学期は振徳祭体育の部(体育大会)、振徳祭文化の部(文化祭)、修学旅行(2年生)の他、1学期から延期した

クラスマッチを無事に実施できました。今季一番の寒さの中、グラウンドで行ったクラスマッチは想像以上に盛り上が

り、生徒会役員をはじめ全校生徒が満足できたようです。(終日、全校生徒がグラウンドで過ごしました)

 これから冬休みに入り、福祉科では補充授業や国家資格受験対策、地域農業科では時間割外総合実習の授業が行われ

ます。寒くて辛い時期ですが、健康に気をつけながら頑張ってほしいと思います。

 

 校長講話の原稿を掲載します。いつものことですが、一部省略したりアドリブを入れて話しました。

 

 22_R4第2学期終業式.pdf

 

令和4年度「振徳祭」文化の部について(ご報告とお礼)

 本日(11月12日)、「振徳祭」文化の部を無事終えることができました。昨日はステージ発表、

本日はステージ発表の他、展示や呈茶体験、ものづくり体験等がありました。また、生徒による商品

販売の他、PTAバザーもあり、とても賑やかな文化祭となりました。

 特に、3年ぶりに全校生徒・教職員が体育館に集まってのステージ発表は盛り上がりました。保護者

や事前申し込みのあった中学生にも来校していただき、個人発表や吹奏楽部の演奏等、一緒に楽しんで

いただくことができたと思います。

 ところで、本校に多くのエンターテイナーがいることに驚きました。個性を発揮し、人前で演じる姿

は生き生きとしていて、楽しい気分にさせてもらいました。見事な歌声を披露した教員もおり、学校全

体が活気に溢れた2日間でした。

 なお、本日ご来校いただいた中学生と保護者の皆様には「第2回オープン・スクール」として、学校

説明と施設見学をさせていただきました。二日目の朝は晴れていたものの、間もなく雨となりましたの

で、少しご不便をおかけしたかも知れません。お足元の悪い中、ご来校いただき、感謝申し上げます。

 私からは、今回のテーマが「全力青春振徳祭」~ガキの文化祭やあらへんで~となっていましたので、

開会行事で「ガキ」という言葉の由来となった「餓鬼」の心とは反対の意味をもち、校訓の一つでも

ある「振徳」の精神で過ごして欲しいという気持ちのあいさつをしました。

 原稿とスライドを掲載します。あいさつの時のスライドはパワーポイントを使いました。

 学校最大のお祭が終わりましたので、3年生は最後の仕上げ、1・2年生もそれぞれの学年の締め

括りに向けて頑張ってくれるものと期待しています。

 

R4_振徳祭文化の部開会式挨拶.pdf

R4_文化の部あいさつプレゼン.pdf

(お礼)2年学年PTA集会

 本日(10月18日)は2年学年PTAを開催いたしました。

 保護者の皆様には、日頃より本校教育活動に対する御理解と御協力をいただき、

感謝申し上げます。今回は、生徒にとりまして高校生活の一大イベントである

「修学旅行」の説明の他、次年度の教育課程説明、進路指導について、生活全般

について各主任から説明させていただきました。生徒指導主事からスマートフォン

の使用についてお願いがありましたが、私からも冒頭のあいさつで、精神科医

アンデシュ・ハンセン氏の「スマホ脳」の抜粋を紹介いたしました。

 出席できなかった保護者の皆様には、後日、説明資料をお届けしますが、併せて、

校長あいさつを掲載しておきます。今後ともよろしくお願いいたします。

 

R4_2年学年PTAあいさつ.pdf

[お礼]令和4年度振徳祭・体育の部

 本日(10月14日)、令和4年度振徳祭・体育の部を開催し、無事終了いたしました。

 保護者の皆様をはじめ、学校評議員の皆様、日南警察署等の関係機関の皆様のご協力のもと、

滞りなく進行することができました。6学科が赤団・青団・黄団にわかれ、一所懸命に徒走、

リレー、団技、ダンス、応援等に汗を流す姿を多くの方々に参観していただけたことを嬉しく

思います。お陰様で、秋らしい清々しい空気と柔らかな日差しの中、生徒たちは思い切り力を

発揮できたようです。

 また、新型コロナウイルス感染防止対策として、保護者等は1家庭あたり2名までとし、

検温やマスク着用をお願いしましたが、多数ご来校いただき、体育大会を盛り上げていただき

ました。重ねてお礼申し上げます。

 今後とも、本校教育活動に対する御理解と御協力を賜りますよう、お願いいたします。

 

                      日南振徳高等学校  校長 山下 勉

○開会式校長あいさつ

R4振徳祭体育の部 校長あいさつ.pdf

令和4年度 第2学期始業式

 本日(8月26日)、令和4年度第2学期始業式を行いました。

 また、併せて、夏休み中に実施された各種大会(インターハイ、商業高校研究発表会 等)

の表彰伝達式と生徒会役員解任式・任命式を行いました。

 学期始めですので体育館で実施したかったのですが、新型コロナウイルス感染症対策のため、

リモートで実施しました。リモートの利点を生かし、校長講話は内容が伝わるようスライドを

使いながら話しました。本日の校長講話の原稿とスライドのPDF(講話ではアニメーション付き

パワーポイント)を掲載します。

 

R4第2学期始業式.pdf

20220826講話プレゼン.pdf

令和4年度 1日体験入学(オープンスクール)

 本日(7月28日)、中学生を対象とした1日体験入学を実施しました。新型コロナウイルス感染が継続していたことから、

参加者募集の段階で短縮日程としていました。

 学科の特色については、本校生徒が自分の体験を踏まえながら説明していましたので、学科の良さがよく伝わったと思います。

本校生徒が「私は○○が苦手ですが、先生方が丁寧に指導してくださり、○○という資格を取得できました。」と話していたとおり、

「やる気と行動力があれば、各種検定・資格試験に合格でき、就職や進学の夢も叶う学校」をアピールできたと思います。

 本来であれば、複数の学科の実習を体験してほしかったのですが、長時間の実施は感染拡大のリスクを高めますので、1学科の

みの体験となりました。しかし、本校生徒がサポートしながらの体験実習となりましたので、中学生とのよい交流の場になったと

思います。

 本日は、多数の中学生の参加とともに、本校生徒も運営に多数参加してもらい、活気のある半日となりました。参加してくださった

中学生の皆さん、送迎等で御協力いただきました保護者の皆様と中学校の先生方に感謝いたします。

 ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

 開会行事(リモート)での校長あいさつの原稿を掲載しておきます。

 

R4オープンスクール校長あいさつ.pdf

 

 

令和4年度 第1学期終業式

 本日(7月21日)に第1学期の終業式を実施しました。

 新型コロナウイルス感染症が宮崎県内で急増していることから、オンラインで実施しました。

 また、終業式の前には、夏休み中に開催されるインターハイや情報処理競技の全国大会等の

壮行式の他、6月分の各種表彰を実施しました。

 全校生徒・職員が体育館に集合することができず残念でしたが、2学期に期待したいと思い

ます。

 終業式で話した校長講話の原稿です。

     ↓

R4第1学期終業式講話.pdf

令和4年度 入学式(2回目)

 4月20日(水)、諸事情により4月10日の入学式に出席できなかった新入生11名のために、

2回目の入学式を挙行し、校長が改めて入学の許可を告げるとともに祝辞を述べました。新入生の

表情はとても明るく、入学許可では元気のよい返事が返ってきて安心しました。

 また、保護者の皆様にも直接お祝いの気持ちをお伝えできました。お忙しい中、御出席いただき

ましたことに感謝いたします。

 

 祝辞の原稿を掲載します。

 R4入学式祝辞(4月20日).pdf

 

第14回入学式の式辞

 本日[4月10日(日)]、創立から14回目となる入学式を挙行しました。日頃お世話になっている地域の皆様や中学校長の皆様方に御臨席いただいて、共に新入生の入学をお祝いしたかったのですが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点より、出席者を制限しての実施となりました。

 新入生は、厳粛な雰囲気が漂う中で少々緊張していたようですが、これから始まる高校生活のスタートに相応しい式典になりました。高校生活を通して立派な産業人に育つよう期待しています。

 入学式の式辞を掲載します。

 

 R4入学式式辞.pdf

 

  

 

 

令和4年度 第1学期始業式

 本日[4月9日(土)]、新任式及び令和4年度第1学期始業式を対面形式で

実施することができました。2・3年生には、それぞれの目標に向けて充実した

高校生活を送ってほしいと思います。

 なお、明日は入学式を実施しますが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点

から、2・3年生は自宅学習とし、式典への出席はありません。

 始業式の校長講話の原稿を掲載します。

 

 R4第1学期始業式.pdf

 

 

 

令和3年度第3学期終業式校長講話

 本日(3月23日)、無事に令和3年度の終業の日を迎えることができました。コロナ禍の中、中止や規模縮小となった行事がありましたが、振徳祭(文化の部・体育の部)や修学旅行が実施できたことは良かったと思います。

 男子バレーボール部の春高バレー全国3位の他、ヨット部のインターハイ出場や全国商業高等学校英語スピーチコンテストの佳良賞受賞等、全国大会での活躍もありました。(出場権を獲得した後に中止となった全国大会もありました)

 令和4年度の本校生徒の活躍が楽しみです。

 

  終業式での校長講話の原稿を掲載します。

 R3_第3学期終業式校長講話.pdf

 

令和3年度 卒業式 式辞

 本日(3月1日)、令和3年度 第11回 卒業証書授与式を挙行いたしました。今年度も新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点より、規模を縮小しての式典となりました。
 そのため、在校生の出席やご来賓の招待ができず、県教育委員会の祝辞は「卒業のしおり」への掲載のみとなりました。盛大な式典にはできませんでしたが、厳粛な雰囲気の中、3年間の思い出に浸れるひとときにしてあげられたと思っています。
 卒業生には体に気をつけて、就職先や進学先で頑張ってほしいと願っています。
 式辞の原稿を掲載します。

R3_卒業式式辞.pdf

令和3年度 第3学期始業式 校長講話

 新年、おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
 さて、トップページに掲載してありますとおり、春高バレー全国大会で男子バレーボール部が第3位に入賞する活躍をみせてくれました。多くの皆さんに応援いただいたことも後押しになりました。ありがとうございました。
 そうしたおめでたい雰囲気が溢れる中、本日(1月11日)、第3学期の始業日を迎えました。始業式につきましては、新型コロナウイルス感染症が拡大傾向にあることや、冬休み中に県外との往来があったことを考慮して放送で行いました。
 講話の原稿を掲載します。

 R3_第3学期始業式講話.pdf

令和3年度第2学期終業式 校長講話

 令和3年12月24日(金)に実施した第2学期終業式の校長講話です。
オンラインではなく、全校生徒・職員が体育館に集合した上で実施すること
ができました。
 また、終業式の前には表彰伝達式を実施し、好成績を収めた部活動・個人
活動の健闘を讃えるとともに全国大会壮行式を併せて行い、1月に開催され
る全国大会出場部活動と個人を激励しました。

R3_第2学期終業式講話.pdf

振徳祭・文化の部 開会行事あいさつ

 11月12日(金)2年ぶりとなる「振徳祭・文化の部」が開催されました。コロナ感染状況は落ち着いてきていますが、ステージ部門については、3年生は体育館、1・2年生は各教室でのリモート開催でした。いずれの発表も素晴らしい出来でした。
 また、午後の展示発表の中には順番待ちで長蛇の列ができた人気企画もありました。次年度はぜひ保護者の方々や地域の皆様をお招きしたいと思ったところです。
 開会行事の校長あいさつを掲載しておきます。

R3振徳祭・文化の部あいさつ.pdf

台湾の高校とのオンライン交流開会行事挨拶

11月5日(金)に行われた稻江高級商業職業学校とのオンライン交流の開会式で行った校長挨拶を掲載します。始めと終わりは中国語で、途中は日本語で挨拶しました。日本語の部分は台湾出身の木さんに通訳していただきました。
ところで、稻江高級商業職業学校の林校長先生がご挨拶の冒頭で、日本が台湾へワクチンを提供したことについて感謝の言葉を丁寧に述べられ、生徒さんも全員起立して一礼されたことに驚きました。礼節を重んじるお国柄は見習わねばと思うと同時に拙い挨拶で恥ずかしく思った次第です。
中国語の発音を御指導いただいた通訳の木さんに感謝いたします。

稻江高交流開会あいさつ.pdf

令和3年度 2年学年PTA集会について

 4月のPTA総会ではリモートでの挨拶でしたが、今回の学年PTAでは対面でご挨拶させていただきました。このような機会が増えてほしいと思います。お忙しい中、出席していただいた保護者の皆様に感謝いたします。
 また、ご都合により出席できなかった皆様のために開会あいさつの原稿を掲載します。各担当者が説明に使用した資料は、後日お届けいたします。

R3_2年学年PTAあいさつ.pdf

【お礼】振徳祭・体育の部

 令和3年度 振徳祭・体育の部(体育大会)を無事開催することができました。
 大会の観覧につきましては、各家庭2名までという入場制限を設けさせていただくことになり、心苦しい思いです。保護者やその他関係の皆さまのご理解・ご協力をいただき感謝いたします。
 ところで、今回の体育大会の実施は、全体練習を含め、全校生徒が同じ場所で同じ時間を過ごす貴重な機会となり、一層校内の団結力が高まったと思います。元気いっぱい競技に取り組む生徒の姿はとても感動的でした。 ※日南振徳ニュースのページをご覧ください。
 今後とも本校の教育活動に対するご理解とご支援を賜りますようお願いいたします。

 R3振徳祭体育の部 校長あいさつ.pdf