学校長メッセージ
令和5年度 1学期終業式
今回、1学期終業式が新型コロナウイルスの感染防止対策のため、1日早いオンラインでの終業式となりましたが、ご理解いただきたいと思います。7月20日に予定しておりましたクラスマッチについては、2学期に延期することとなりましたのでお知らせしておきます。
さて、先ほど全国大会に出場する部活動の壮行式を行いましたが、1学期には、部活動をはじめとする色々な活躍がありました。運動部では、ヨット部、バレーボール部、レスリング部、野球部、文化部では、ワープロ部、コンピュータ部、吹奏楽部、各学科においては、ものづくりコンテスト電気工事部門、農業クラブ連盟大会等、多くの生徒が活躍しました。全国大会へ出場する部活動については、さらなる活躍を期待しているところです。
さて、校長先生が1学期の始業式で3つのことを話しましたが、覚えているでしょうか?
一つめは、「やればできる」という話をしました。自分でできないと思えば100%できなくなります。あきらめないことで、夢に近づくと言う話をしたと思います。
二つめは、「優しさと思いやりが大切」という話をしました。「情けは人の為ならず」という言葉があります。この諺は、「情けをかけてはその人のためにはならない。」という意味ではあ りません。その反対で、人に対して情けをかければ、巡り巡って自分に恩恵 ががくるという意味で、人には常に優しく親切にしたほうがいいということです。いじめや、SNSでの誹謗中傷はもってのほかという話をしました。
三つめは、「具体的な目標を決めましょう」という話をしました「夢なき者に理想なし」、「理想なき者に計画なし」、「計画なき者に実行なし」、「実行なき者に成功なし」と幕末の藩士 吉田松陰は言いました。目標を決めることで、今やらなければならないことが明確になると言う話をしたと思います。皆さんは、いくつ実践できたでしょうか。ひとつでも多く実践できるように意識しながら生活して欲しいと思います。
それでは、終業式にあたりあと2つお話しします。
皆さんも知っている「振徳堂」。約190年前に、飫肥藩主の命令で開設された学校です。安井滄洲やその息子・安井息軒が先生となり、明治の外交官・小村寿太郎を輩出しました。その安井息軒は、三計と言って「一日の計は朝にあり。一年の計は春(元旦)にあり。一生の計は少壮にあり。」という言葉を残しました。一生の計は少壮にあり。(若い10代、20代にあると言っています)そうです。自分のキャリアプランを考えるのは今なんです。3年生はもちろんのこと、1年生、2年生も、自分の将来を考えることは、早ければ早いほうが良いと思います。この夏、自分の将来を考える「充実した夏休み」にして欲しいと思います。
最後に、いのちを大切にすること。私たちのいのちは、病気、事故、事件、いじめ等、いろんな形で奪われる可能性があります。自分の命、他人の命、生ある全てのものに感謝し尊重し、日々生活して欲しいと思います。
暑い夏が続きますが、健康に気をつけて充実した夏休みを送ってください。元気な姿で、始業式に再開できることを楽しみにしています。