学校長メッセージ
進路壮行会
9月16日からいよいよ就職試験が解禁となります。就職試験はもとより、大学・専門学校の推薦入試等も併せて実施されます。
不安な気持ちで押しつぶされそうになるかもしれませんが、これまで取り組んできたことを平常心でやりきることが大切だと思います。これまで多くの推薦書や調査書を見せていただきました。君たちの3年間の頑張りを確認することができ、合格して欲しいという願いを込めて印鑑を押しました。
校長先生から、受験の心得として3つお話しします。一つめは、マイナスをプラスに変えることです。声が小さい人は、「声は小さいですが、粘り強く根性は誰にも負けません」と言えば、寡黙で頑張り屋と捉えてくれるでしょう。資格の数が少なければ、「3年間部活に没頭しました」と答えれば、部活動に熱中するあまり時間がなかったんだと捉えてくれるでしょう。二つめは、この会社で働きたい(この大学で学びたい)という意思を精一杯アピールすることです。「この道以外、自分を生かす道はない」という強い思いを相手に伝えることが重要です。三つめは、「今から試験までやれることはやる」ということです。今からやっても一緒と思っている生徒もいるかもしれませんが、そうではありません。何か一つでも覚え、体調を整え、心を整え、試験が終了するまでのシミュレーションを描くことが大切です。試験日までの一日一日を大切にして欲しいと思います。
校長先生の激励のことばを受け、3年機械科の栗原拓己君が、「これまで指導してくださった先生方や応援してくれた保護者に感謝し、精一杯頑張ってきます」と決意を述べました。素晴らしい挨拶でした。3年生全員の健闘を心から祈念いたします。
令和6年度 第2学期始業式(式辞)
全校生徒の皆さん、おはようございます。夏休みの生活はいかがだってでしょうか。部活動、各種大会をはじめ、3年生においては履歴書作成等大変忙しかったことと思います。また、8月8日には震度6弱を観測する大地震が発生しました。この校舎も大きく揺れ、至る所にひび割れが発生しています。授業中にこのレベルの地震が発生した場合、「皆さんを安全に自宅へ帰すことができただろうか。」と毎日考えているところです。日頃から、自分の命は自分で守ることを心がけて生活して欲しいと思います。なお、災害時における皆さんの安否確認のマニュアルも近日中に作成したいと考えているところです。
さて、今日は皆さんにパリオリンピックについてお話ししたいと思います。終業式で4年に一度のオリンピックを観戦して、何かを感じて欲しいと言いました。皆さんは何の競技に夢中になったでしょうか?ところで、新聞を読まなくなったと言われて久しいですが、最近はテレビも観ないというようなことを耳にするようになりました・・・。リアルタイムでないと感動を味わえないものについては、是非、直接会場で応援したりテレビを観て応援して欲しいと思います。話を元に戻しますが、本校OBの甲斐優斗選手が出場した男子バレーボールは、残念ながらメダルに手が届きませんでした。しかしながら、世界の舞台で本校の卒業生が活躍する姿は大変頼もしく感じました。
校長先生は個人的には、クライミングで銀メダルを獲得した高校2年生の安楽宙斗選手の振る舞いに感動しました。彼は銀メダル獲得後のコメントで「努力は必ずしも目指しているものにはつながらないかもしれないけど、絶対に自分を成長させてくれるものだと思います。」と答えています。高校生とは思えないコメントでもあり、努力してきたたからこそ見える景色があるんだと思いました。
その反面、今回のオリンピックでは選手を中傷するSNSのコメントの多さに愕然としました。感想については、個人の主観なのでとやかく言うつもりはありません。しかし、選手の頑張りをSNSで中傷するコメントは見ていて気持ちのよいものではありません。激励のコメントはまだしも、批判や中傷といったコメントは個人で感じていればよいことだと思っています。このような情報が錯綜する社会を私たちは生き抜いていかなければなりません。私たちは相手に対する思いやりも含めて、これらの情報に対して対処法を正しく身に付けていく必要があります。その結果、お互いを認め合える社会になっていくことを強く望んでいます。
最後になりますが、2学期は、高文祭・新人大会・体育祭・文化祭・修学旅行に加え、3年生は就職・進学試験を控えています。それぞれに良い結果が出るよう最高の準備をし、仲間と感動を分かち合えることを期待しております。下級生の皆さんは、就職・進学試験を控えている3年生に精一杯のエールを送ってください。私たち職職員も一丸となって3年生をサポートしたいと思います。日南振徳高校全員にとって素晴らしい学期となることを祈念し、始業式の挨拶といたします。
令和6年度 第1学期終業式
本日は熱中症予防と感染防止対策のため、オンラインでの終業式となりましたが、ご理解いただきたいと思います。このあとの学科別集会においては、自主的にマスクを着用するなど、場面に応じて感染対策を取ってください。
さて、先ほど壮行式を行いましたが、1学期には、部活動をはじめとする色々な活躍がありました。運動部ではヨット部、文化部ではコンピュータ部、ワープロ部、珠算電卓簿記部、学科等においては農業クラブや商業英語スピーチコンテストといった部活動の活躍がめざましく、なかでも先日行われました「全国情報処理競技大会」において、3年生の細川君が見事全国入賞を果たすなど、専門高校ならではの競技力をいかんなく発揮してくれました。これから全国大会を控えている部活動については、さらなる活躍を期待しているところです。
さて、今日は皆さんに4点ほどお話ししたいと思います。
1つめは、今後、日本社会において求められている人間像についてお話ししたいと思います。私たちの世代においては、どれだけ多くの知識・技能を有しているか、そしてどれだけ世の中の常識や規範意識を有しているかで、社会から評価されてきました。しかし、生徒の皆さんたちは、先行き不透明な予測困難な時代、情報社会を生き抜く上で一方向だけの学びではなく、他者と向き合ったり、協働的に学びながら自分の意見を伝えるという「プレゼン能力」が求められています。つまり主体性が求められているということです。質問にしても、「これはどうしたらいいですか。」ではなく、「私はこう考えましたがいかがですか。」という考え方が大切になってきます。我々大人の生きてきた時代とは異なる大変な社会を、自らの力でしっかりと生き抜いていくために「何が必要か」を考えて生活して欲しいと思っています。
2つめは、この夏、4年に一度のオリンピックが開催されます。選手たちが何を思い、どんな気持ちで、どう戦っているのか。なぜそこまで自分の人生をかけられるのか。感動・涙・喜びなど、テレビ観戦を通して何かを感じてくれたら幸いです。
3つめは、3年生にとって進路実現に向けた勝負の時がきました。この夏休みの準備・生活がとても大切になってきます。採用試験や大学入試等に向け、日頃できない勉強や対策をしっかりと行って欲しいと思います。
最後に、「いのち」を大切にすること。私たちのいのちは、病気、事故、事件、いじめ等、いろんな形で突然奪われる可能性があります。自分を支える全ての人に感謝し、「自分のいのち」、そして「他人のいのち」も大切にしてください。自分のいのちは自分のものだけではありません。
それでは暑い夏が続きますが、健康に気をつけて充実した夏休みを送ってください。元気な姿で始業式に再開できることを楽しみにしています。以上で、1学期終業式の話を終わります。ありがとうございました。
日南振徳高校「壮行式」
「ヨット部」「レスリング部」「珠算電卓簿記部」「ワープロ部」の全国大会出場、誠におめでとうございます。そして、県吹奏楽コンクールに出場する吹奏楽部を含めた壮行会に際し、一言激励の言葉を述べたいと思います。
それぞれ全国大会に出場する部活動の皆さんは、日々、自分の限界に挑戦して、つかみ取った全国切符だと思います。今日の宮日新聞には、見開き全面にインターハイ特集が組まれ、本校ヨット部が大々的に掲載されていました。プレッシャーをかける訳ではありませんが、全国で勝ち上がっていくためには期待を力に変えることも大事な要素だと思います。
また、勝つことは勿論ですが、全国大会でしか味わえない「緊張感」や「レベルの高さ」、そして「他校との交流」を通して多くのことを学び、しっかりと自分の成長につなげて欲しいと思います。ヨット部は和歌山、レスリング部は滋賀、珠算電卓簿記部は沖縄・東京、ワープロ部は久留米・東京で開催されます。また、吹奏楽部は大きなコンサート会場での発表となりますが、日頃と異なった環境の変化に対応しながら、練習どおりのパフォーマンスを発揮できるかが上位進出のカギだと思っています。
また、10月には農業鑑定の分野「草花」で全国農業クラブ連盟大会に古里さんが出場すると聞いております。こちらのほうも学科で学んだ知識と技術をいかんなく発揮し、全国の頂点を目指して頑張って欲しいと思います。卒業生の活躍や学校・友だち・家族の応援を力に変えて精一杯頑張ってきてください。皆さんの活躍を心から祈念いたしまして、壮行式・激励の言葉といたします。
ビジネス計算競技大会 個人3位
先日、都城商業高校で開催された全国高校ビジネス計算競技大会宮崎県予選会並びに全九州高校ビジネス計算競技大会宮崎県予選会において、本校商業マネジメント科2年の橋本一葉さんが、電卓競技部門において個人3位となり、7月末に沖縄県で開催される九州大会と横浜市で開催される全国大会に出場することになりました。橋本さんの更なる活躍を期待しております。なお、団体の部においては2位となり九州大会・全国大会出場を惜しくも逃しましたが、次年度は、団体の部でも全国大会に出場できるよう頑張って欲しいと思います。