学校の様子

2020年3月の記事一覧

人骨標本の埋葬

本校には、ずっと以前より引き継がれてきた、人骨標本がありました。

今のように、模型の技術が精巧でなく、プラスチック製の物が大量生産される以前には、人骨を使用した模型が、全国の医学部や医療系の学校で数多く使われてきたと聞いています。

昨年度、他県で人骨標本が発見され、少しニュースにもなりました。その時に県教育委員会より調査があったのをきっかけに、本校の人骨標本についての取り扱いについて、およそ1年の期間をかけて検討してきました。

視覚に障がいのある方にとって、実際に手に取り、触って学ぶことは、大切な学習活動の一環です。これまで、長い年月の間、数多くの卒業生の知識の向上に貢献してきていただいた人骨標本ですが、今回を機に火葬し、埋葬させていただくこととなりました。

令和2年3月23日 宮崎市葬祭センターで火葬を行い、本日27日に、宮崎市の下原墓地に埋葬をいたしました。
埋葬前には、これまでの本県の理療科教育の発展に貢献していただいた功績を偲び、学校の全職員で黙祷を捧げました。長い間ありがとうございました。

最後に、この場をお借りしまして、これまでご理解とご協力をいただきました宮崎市、並びに宮崎県教育委員会の関係者の皆様に対し、深くお礼申し上げます。(教頭)

令和元年度卒業式

令和2年3月13日(金)に本校の卒業式が行われました。
今年の卒業生は幼稚部2名、中学部1名。高等部普通科2名、理療科1名の6名です。
新型コロナウイルス対策のため、在校生の参加はできませんでしたが、各学部ごとに校長室で実施しました。
校長先生から卒業証書を頂いた後、学部主事、学級担任、副担任よりお祝いの言葉を頂きました。
感染症対策のため窓を開放し、多くの先生方に見守られながらの卒業式となりました。
本校で得た多くの思い出を胸に、新天地でも頑張ってください。(教頭)