2018年度

2018年度

地域に支えられて

 9月16日(火)の運動会に向けて、毎日の練習が熱を帯びてきました。
 今年も運動会では、地域の皆様にお力添えをいただいて実施するプログラムがあります。地域に伝わる伝統芸能の継承です。今年は、◇黒木ばんば(全学園生) ◇星降る里(全学園生) ◇ひょうご(5・6年生) の3曲を踊ります。地域の皆さんが先生として来校され、子どもたちにご指導くださいます。


 どの地区でもそうですが、継承者が減っており保存会も苦心していらっしゃるとのこと。地区に関係なく、一人でも多くの子どもたちがこの機会に覚え、次の世代に伝えていってくれることを期待しています。ご多用な中、ご指導いただいた地域の皆様、本当にありがとうございます。当日までしっかりと練習します。本番でも見守っていただければ幸いです。

2学期スタート

 27日(月)から第2学期が始まりました。まだまだ残暑が厳しい中ですが、子どもたちは元気に登校できました。
 始業式では、3人の学園生が2学期の目標を発表しました。

◇ 阿部希々楓さん(2年)
 ①給食を時間内に残さず食べる ②算数(特にかけ算)をがんばる ③運動会を楽しみながらがんばる
◇ 原口葵さん(6年)
 ①JRC活動に積極的に取り組む ②何事もあきらめない ③時間を意識して生活する
◇ 鴨田駿佑さん(9年)
 ①何事にも自覚をもって挑戦する ②9年生として下学年の手本となり、よい伝統を築く

 3人の発表に共通していたのは、目標をしっかりと立てること、そしてそれを実現するための具体的な行動を明確にしていたところです。何かを成し遂げるためには、この具体策をどれだけ多く立てられるかによるでしょう。楽しみながら、できるようになったことを確かめながら「意識して」続ける努力をしてほしいものです。3人の発表を聞いて、「いよいよ始まったな!」という印象をもちました。

 校長講話では、2学期の合い言葉を紹介しました。
 それは、「凡事徹底」ということです。


 凡事徹底・・・基本的なことや小さなこと、当たり前のことを大切にし、それを繰り返し徹底して身に付けるということですが、「当たり前のことを当たり前にする」ということでもあります。誰でも何事でも、はじめから全てがうまくいくことはありません。「こうなりたい、こうしたい」というしっかりとした目標に向かって、コツコツと努力していくこと、身に付いた力を確かめながらさらにそれに磨きをかけていくことが求められます。
 運動会や北郷フェスティバル、修学旅行など、大きな行事が予定されている2学期です。当たり前のことを徹底してやり抜く力を身に付け、発揮してほしいと思います。
 2学期も師弟同行でがんばります。応援よろしくお願いいたします。

夏休みが終わります。

 今年の夏は、台風や豪雨、そして記録的な酷暑など自然の驚異を改めて感じました。全国各地の被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。今もなお、台風20号の影響もでているようです。くれぐれもお気をつけください。
 さて、夏休み中にもいろいろなイベントがありました。主なものをお伝えします。


 まずは、「うなま地蔵夏まつり」です。8月4日(土)に、北郷支所横のすまいる広場にて開催されました。今年の取組は、恒例のステージ発表(合唱・合奏等)のほか、児童生徒会が中心となって会場でのクリーン活動を行いました。「自分たちにできることを、地域のために」という考えのもと、今年度取り組んでいる環境教育の一環として取り組みました。ゴミの分別や会場内の清掃に取り組みましたが、来場者に「よく頑張っているね。ありがとう」と声をかけられ、誇らしそうにしている姿が印象的でした。また、中学部で作成した「竹灯ろう」も会場内に展示し、たくさんの皆様に感激していただきました。
 
 8日(水)には、毎年9年生が参加する「子ども議会」が行われました。

 今年の北学園の提言は、
①「美郷町の異林業の未来」~バイオマス発電所と木材チップ加工工場の建設~
②「快適な老後を過ごすためのシニアタウン」~公民館の活用と交通機関の整備~
の2本でした。観光や自分たちの生活向上が主眼だったこれまでの提言から抜けだし、現実的で真に町の活性化を見すえた内容の提言でした。特に、シニアタウン構想は、人口減少を若者流出にばかり目を向けがちな点を発想の転換で「高齢者の呼び込み」という視点で考えました。実にユニークで抜群の発想でした。

 
 20日(月)は、今年で3回目となった「ようこそ先輩」でした。登校日を利用して、本校卒業生の先輩方に来校していただき、子ども時代の話や卒業後の進路、社会に出てからの生き方・考え方などについて語っていただく場です。キャリア教育の一環として行っています。今年の「先輩」は、
◇ 上杉文乃さん(日向高校2年生)
◇ 鴨田美萌さん(宮崎大学付属病院看護師)
◇ 坂本大介さん(宮崎市季節料理「うなまんもん」店主)
の3名でした。3人の話に共通していたのは、目標をしっかりともち、日々の努力を大切に(考える力を養いながら)することでした。1時間があっという間でした。ありがとうございました。

 明後日26日(日)で夏休みが終わります。37日間の夏休みでした。子どもたちの成長がとても楽しみです。宿題は終わったでしょうか・・・?

7月が終わります。

 夏休みに入って10日が過ぎました。
 今日現在、子どもたちの病気やけがの報告はありません。きっと元気に過ごしていることでしょう。それとも、迷走する台風12号の影響で、室内でストレスをためていることでしょうか・・・。それにしても、今回の台風には困ったものです。ずっと降り続けています。梅雨明け前の状態に逆戻りしたかのようです。
 今日で7月も終わりです。夏休みには、子どもたちのいないこの時期がだらこそ職員会議や研修がびっしりと組まれています。できるだけコンパクトに、しかも充実した内容で行えるよう、教頭先生や教務主任、各主任が配慮して計画されています。


 今日は、新学習指導要領について先日県教育委員会から指導していただいた内容を、全職員で共有しました。2回に分けて、受講した職員から伝達されました。大変分かりやすく、これからの実践と移行期間の取組が明確に示されました。準備していただいた先生方、ありがとうございました。
 さて、明日から8月です。会議や研修は今週で終わり。先生方にはしっかりとリフレッシュしていただきます。台風が早く去って、本格的な夏を楽しんでほしいと願っています。

1学期が終わりました


 今日20日(金)は、1学期の終業日です。先程「終業式」を終えました。全国的に猛暑が続く中、終業式を体育館で行うことを中止するところもある様子。そこで、学園生の健康を第一に考え、式を執り行うに当たって事前に4つのことを確認しました。
 ① 子どもどうしの間隔を十分にとり、熱を逃がす。
 ② 業務用の扇風機を2台設置し、運転する。
 ③ 最初と最後の礼以外は座って話を聞く。
 ④ 温度計(湿度計、不快指数計付き)により、場合によっては式を中止する。
幸い気分を害する学園生はいませんでした。ひと安心です。
 式では、4人の学園生が1学期を振り返って発表をしました。
◇ 吉岡美紀さん(3年)
  「無欠席」だった。英会話や算数など「できることが増えた」のがうれしい。「立腰」や「集中する」ことをがんばりたい。
◇ 井上颯人さん(5年)
  勉強や掃除、行事など「やるべきことができた」。チャレンジすることを続けたい。
◇ 佐藤慎太郎さん(8年)
  「読書」と「学級委員長」に努力した。苦手だった「自主性・積極性」が身に付くようになった。
◇ 山下夏澄さん(児童生徒会)
  話合いで意見を要約する力や実践力が十分でなかった。2学期には「北郷フェスティバル(文化祭)」があるので、そこで発揮したい。

 4月に示した「自主・創造・協力」という校訓の実現に向け、学園生一人一人がよく頑張ったことを実感しています。校長講話では、様々なことにチャレンジして、自信を付けることのできる夏休みにするよう話をしました。1学期70日間、大過なく過ごすことができました。学園生や教職員、保護者の皆様、地域の皆様、関係者の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。