2018年度

2018年度

美郷北学園は次の時代へ

 例年になく桜の開花が早い春です。校庭の桜もほぼ満開です。
 美郷北学園は、この春創立5年目を迎えます。保護者や地域の皆様の温かくも力強いご支援に支えられ、少しずつではありますが確実な進歩を遂げてまいりました。キャリア教育を基盤に、幼小中一貫教育による切れ目ない「美郷北ならではの教育」が展開できたと自負しています。そしてまた、5年目を迎え新たな進化を目指して全教職員一丸となって取り組もうとしています。
 美郷町が教育を尊重し、学校を全面的にバックアップする町だということは、これまでもこのコーナーでお伝えしてきました。


 3年前にこの地に赴任してきた際、最初に無にしたのがこの標柱でした。胸に熱いものがこみ上げてきたのをよく覚えています。ここ美郷町で教育に従事できることを心から喜びました。 そして、3年間精一杯の取組をさせていただきました。十分な成果を上げられなかったものもあるかもしれませんが、一歩一歩歩みを進めることができました。改めて、子どもたちや保護者、関係各位に感謝申し上げます。この「校長のつぶやき」も本日をもって終了とさせていただきます。長い間お付き合いいただき、ありがとうございました。

ありがとうございました

 ウグイスの美しい鳴き声に、春の訪れを感じるようになりました。北郷のウグイスは、ことのほか上手です。
 春です。別れの季節がやってきました。今日27日(水)、この度の定期人事異動で美郷北学園を離れることになった10名の先生方との離任式が行われました。1年から3年と勤務した期間はまちまちですが、それぞれが北学園での生活に全力を尽くしてきました。
 ◇ 校長 末廣恭雄・・・延岡市立東小学校へ
 ◇ 教頭 岡崎裕也・・・門川町立門川中学校へ
 ◇ 教諭 日野希代子・・宮崎市立宮崎小学校へ
 ◇ 教諭 井上愛・・・・宮崎市立生目台東小学校へ
 ◇ 教諭 真方悟史・・・串間市立秋山小学校へ
 ◇ 教諭 井上敬康・・・宮崎市立宮崎中学校へ
 ◇ 教諭 井上理恵・・・美郷町立田代幼稚園へ
 ◇ 教諭 奈須千晶・・・美郷町立南郷幼稚園へ
 ◇ 副主幹 西智之・・・美郷町立西郷中学校へ
 ◇ 主任 田上修二郎・・退職
 美郷町で学ばせていただいたことを生かして、新任地でも精一杯力を尽くす所存です。本当にありがとうございました。

いよいよ本番

 18日(月)は、第4回北学園卒業式です。
 今日15日(金)が最後の練習日となりました。当日と同じ時間帯で、全体をとおした予行練習を行いました。


 しっかりとした9年生らしく、これまでの練習がよくできていて態度や歌などほぼ完璧に仕上がっていました。それに導かれてか、在校生の1年生から8年生までも本番とも思えるほど立派な練習ができました。多くの学校では、担当の先生が声をからしながら何度も何度も練習をするものですが、今日は1度だけで合格です。すばらしいことです。子どもたちの意識の高さと先生方のていねいなご指導に感心しきりの時間でした。

成長のあと

 今日12日(火)は、今年最後のブロック別集会でした。4・3・2のブロック制をとっている北学園では、4年生が前期ブロックのリーダーです。いろいろな集会やJRC活動、朝のあいさつ運動など、4年生は常に前期ブロックをリードしてきました。自ら進んで活動する姿に頼もしさを感じてきました。
 今日は、その4年生に1年間の感謝を伝える集会となりました。

 幼稚園生から3年生までが、メダルや色紙など手作りのプレゼントを一人一人に手渡しました。中には感謝の言葉を添え、「目標にしたい4年生でした」とその存在の大きさを讃える子もいました。こうした異学年間の関係がしっかりと育つのも一貫校ならではのメリットです。4年生はもちろん、前期ブロックの学園生の確かな成長を実感することができました。
 4年生の皆さん、1年間ありがとうございました。中期ブロック(5~7年)でも、がんばってくださいね。

先生たちのがんばり

 2月21日(木)、美郷町教育委員会主催の「教育研究論文」の表彰式が行われました。
 この一年間の取組を論文にまとめられた先生方のご苦労は、本当に並大抵のことではなかったでしょう。通常の業務に加えての執筆ですから、時間も労力も必要だったことと推察します。
 それでも、個々の課題改善に向け真摯に取り組まれた結果には、苦労に勝る大きな成果があったことでしょう。自分の歩んできた道を振り返り記録に残す・・・ただそれだけのことなのですが、先生方にはどうもハードルが高いようです。
 今年美郷北学園からは、次の4名の先生方が入賞されました。
 ◇ 奨励賞 宮本一郎教頭先生
   「学校・家庭・地域の連携・協働体制を構築するために」
 ◇ 奨励賞 岡崎裕也教頭先生
   「地域の環境保全に関心をもち、自然や郷土を大切にしようとする児童生徒の育成」
 ◇ 入選 井上敬康先生
   「幼・小中一貫校における中期ブロックの在り方」
 ◇ 入選 米澤実花先生
   「豊かな国際感覚とふるさとを愛する心をもった児童生徒の育成」


大坪教育長より表彰される宮本一郎教頭先生


同じく岡崎裕也教頭先生


井上先生(右)と米澤先生

2月が終わります

 昨日27日(水)から明日3月1日(金)までの3日間、北郷地区の最大のお祭りである「宇納間地蔵尊大祭」が盛大に開催されています。旧暦に則って行われるので、毎年開催日が異なり今年は平日となりました。県内外からたくさんの参拝客が訪れ、出店からの掛け声も大きくなります。新聞やテレビの取材も賑やかです。
 今日は、授業も午前中でカットし、子どもたちが祭りに参加できるようにします。また、明日は5年生から9年生までの学園生がお茶やお菓子のお接待や365段ある階段のサポートなどのボランティア活動をさせていただきます。地域の大切な祭りです。


 2月が終わります。
 今月は、県立高校の推薦入試が行われ、受験者全員がみごと希望校の内定をいただきました。100%合格内定は滅多にないことです。9年生のがんばりに拍手をおくります。また、校内では入園・入学説明会や今年度最後の参観日も実施され、次年度に向けての準備も本格的にスタートしました。
 3月になると、いよいよ卒業や修了となります。この1年間の取組をしっかりと振り返り、さらにステップアップする北学園を目指して新学期を迎えたいと思います。
 暖冬と言われていますが、まだまだ寒い日が続きます。皆様、お体ご自愛ください。

2月の全校朝会で

 ご報告が遅れました。大変申し訳ありません。
 18日(月)の朝に「全校朝会」を実施しました。通常の全校朝会では、校長講話や各指導部からの話、表彰等が行われるのですが、北学園では年間1回の「教頭講話」を行っています。校長は、全校児童生徒の前で話す機会が多いのですが、教頭先生は滅多にありません。学園生にもぜひ教頭先生の話を聞いてほしいという願いから、無理を承知でお願いしています。
 今回は、中学部の岡崎裕也教頭先生です。


 社会科がご専門の岡崎教頭先生は、今年度宮崎県の指定を受けて中学部を中心に取り組んだ地域に貢献する環境学習についてお話しされました。地域の竹を使った竹灯ろうやオリジナルのゴミ袋を製作したこと、夏祭りでの環境ボランティアへの取組などを紹介して、その成果を伝えてくださいました。子どもたちは真剣に話を聞き、環境問題への意識を高めたようでした。
 岡崎教頭先生、ありがとうございました。

4か月後に向けて

 今日26日(火)、西郷中学校において「平成31年度美郷町中学校合同修学旅行」の第1回合同学習会が開催されました。来年度の8年生が一堂に会して、どんな修学旅行にするかを話し合いました。

 今日現在の生徒数は、3校合わせても19名です。ずいぶんと少なくなりましたが、子どもたちは人数に関係なく意気揚々としていました。実は2年前に私も一緒に6年生で修学旅行を経験しており、みんな顔なじみです。気心の知れた仲間との2回目の修学旅行ですから、不安よりも楽しみの方が大きいでしょう。

 会のはじめには、3校の代表が務める実行委員の紹介がありました。しっかりとつとめを果たす決意が感じられました。よろしくお願いします。

 旅程や平和学習などの説明のあと、行動班ごとに分かれて班別自主研修の概要について話し合いました。自分たちで企画して、思い出に残る旅行にしてほしいものです。なお、主な内容は次のとおりです。
 ◇ 日にち:平成31年6月16日(日)~18日(火)2泊3日
 ◇ 第1日:美郷町~延岡駅~広島(平和学習)~京都
   第2日:京都(班別自主研修)~奈良(東大寺)~京都
   第3日:京都~大阪(USJ)~伊丹空港~宮崎空港~美郷町
 詳細につきましては、実施日が近づきましたらお知らせいたします。4か月をかけて、じっくりと準備を進めます。

夢と希望をもって

 今日22日(金)は、今年度最後の学園参観日でした。雨にもかかわらず、たくさんの保護者の皆様に足をお運びいただきました。1年間のまとめを授業でも学級懇談でもしていました。保護者の皆様のご理解とご協力に、心より感謝申し上げます。
 さて、そんな中、4年生は「二分の一成人式」を行いました。成人式は20歳ですが、その半分にあたる10歳の子どもたちが4年生です。保護者をお招きして、厳かさの中にも温かみのある式でした。

はじめの言葉のあと、早速「校長先生のお話」を求められましたので、手塚治虫さんの「夢を2つ以上はもちなさい」という言葉を紹介しました。一度や二度の挫折に負けない強い心をもち、10年後といわず、20年後、30年後も美郷町のみならず日本や世界に貢献できる人になってほしいという願いを込めました。
 式では、一人一人が保護者に感謝の言葉と将来の夢を語り、感謝の歌をプレゼントしました。感極まって、流れる涙を抑えきれない子どもたちを見ながら、思わず涙があふれてしまいました。毎年のことではありますが、4年生というのは「上学年」と「下学年」の大きな境目です。この一年の成長には、目を見張るものがあります。
 学級担任の黒木貴光先生とともに、大きく成長した4年生の子どもたちに、心から拍手を送ります。おめでとうございました。

待ち遠しい・・・

 今日15日(金)は、入園説明会(7日)、進級説明会(8日)に続く説明会のトリである「入学説明会」を行いました。保育園児の保護者、小学6年生の保護者、そして幼稚園児の保護者と、実に幅の広い世代の保護者の皆様とお会いすることができました。学校(園)経営についてのお話をさせていただくのですが、それぞれの発達の段階で求めるものが異なるので、話し下手にはなかなか苦心もあります。共通していることは、11年間かけて教育すること、多くの年齢層が一緒の敷地で学ぶこと、将来の自立に向けたキャリア教育を推進することです。

 子どもたちは、現1年生担任と一緒に体験授業を受けました。鉛筆の握り方や線描の仕方を学びました。1年生の教室を除くと、その姿に全く違和感を感じませんでした。そうですね、日頃北郷幼稚園に通っているので、よく分かっていて緊張感もさほどないのでしょう。落ち着いた学習の様子でした。

 そのあとは、お楽しみの給食です。1年生や保護者と一緒にふれあい教室で食べました。今日のメニューは、きんぴらごぼうと石狩汁です。ちょっと大人の味でしたが、みんなおいしそうに食べていました。結構な量のようでしたが、これもいつもと変わらないとのこと。安心して入学できそうです。
 入学式は4月11日(木)の予定です。それまでのおよそ2か月間、待ち遠しいでしょうがしっかりと準備をしてくださいね。おっと、その前に「卒園式」もありました。まずは、幼稚園をしっかりと締めくくって卒園しましょう。みんなの入学が楽しみです。

地域にかかわる

 10日(日)、長野地区恒例の「長野薬師尊祭相撲大会」が開催されました。歴史と伝統のある相撲大会で、町内外からたくさんの方がおいでになっていました。早朝8時くらいから土俵づくりが関係者総出で始まり、その後神事が執り行われました。
 相撲は、午前中に子ども相撲と奉納相撲が行われ、午後からは一般(中学生以上)の相撲が行われました。


 北学園の子どもたちも多数参加しました。学年や男女に配慮しながらも、できるだけたくさんの子どもたちを土俵に上がらせていただき、本当にありがたく感じました。3人抜きや5人抜きの取組もあり、会場は大盛り上がりでした。


 取組後のお菓子のご褒美もうれしかったようです。ちなみに、学園の原口朗先生もびしっとまわしを締めて出場していました。けが等がなかったことが何よりです。肌寒い一日でしたが、地域が一つになったすばらしい相撲大会でした。関係者の皆様、選手の皆様、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

多彩?

 校内を巡っていると、なにやら怪しい人影が・・・。「んんっ!」と腹に力を込めて近づいて見ると・・・

鬼でした。

 「そうか、節分か。」と合点がいきました。北学園では、恒例になっている鬼の出前サービスです。幼稚園から小学部まで、鬼役の職員が各学級を回って豆まきを演出します。昨年は中学部の数学科の教員と事務職員でしたが、今年は小学部の教務主任が大役を担ったようです。超がつくほど多忙な教務主任ですが、貴重な空き時間を割いて子どもたちのために一肌脱いでもらえたようです。3日(日)は「節分」。家庭にも学校にも、社会にもたくさんの福が訪れますように。真方先生、お疲れ様でした。

1月が終わります

 今日は久しぶりの雨。ずっと降っていなかったので、空気がカラカラに乾燥していただけに喉にはうれしい雨です。また、インフルエンザが心配されている時期なので、その点でも湿り気はありがたいところです。
 1月が終わります。18日間の授業日でした。月の初めに3人ほど出たインフルエンザの罹患も、ここしばらくはおとなしくしている状態です。今週から始まった高校入試を考えると、絶対に流行させたくはないものです。



 2月は、美郷町合同立志式(5日)、県立高校推薦入試(6日)、入園(7日)・入学(15日)・進級(8日)説明会、参観日(22日)などの行事が予定されています。次年度の準備も着々と進められています。計画をしっかりと確認し、遺漏のないようにしていきたいと考えています。

春の足音

 大寒を過ぎ、寒さもこのところ厳しい北郷地区です。今朝校長住宅の寒暖計が示した「室内の」気温は、-3℃でした。台所のシンクには、水道の蛇口からたれ落ちは水滴が氷になってたまっていました。外に出るとバケツにためてあった水が、1㎝ほどの厚さで凍っていました。外気はいったい何度だったのでしょうか。水道管の破裂が心配です。
 それでも、春は少しずつ近づいていることを実感します。学校周辺の梅の木には、今年も花が咲き始めました。毎年、1年生が生活科で梅の実をちぎり、ジュースをつくっているありがたい梅の木です。





「冬来たりなば春遠からじ」といいますが、季節は確実に進んでいるようです。そしてまた、学校も春に向けての準備が始まります。来週はいよいよ私立高校の入学試験。9年生にとっては、ここが正念場です。全学園生で応援したいと思います。うれしい15の春を目指して!

職人技に感謝

 学校施設の管理は当然校長の責任ですが、全てを完璧に行うことは予算等の関係もあってなかなか進みません。これまで気になっていたものの一つに「案内板」の取り替えがありました。この案内板は、国道から学校に入る場所に4か所ほど設置されていますが、旧北郷小学校と北郷中学校のものがそのまま残されていました。一貫校「美郷北学園」の開校から4年を終えようとしている中、「そろそろ・・・」と感じていました。
 それを新しいものに替えてくださったのが、学園スクールバスの運転手をお願いしている「甲斐信二さん」です。甲斐さんは、本業の運転はもちろん、運動場の整地作業や樹木の伐採、学校園の耕うんなどどんなことでもやりこなすスーパーマンです。今回の案内板の取り替えも、職人技を遺憾なく発揮してくださいました。おかげさまで、心配事が一つ減りました。感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。


古い案内板(左)と新しい案内板


甲斐信二さんです。笑顔のステキなスーパーマンです。

3学期スタート

 今日7日(月)、いよいよ3学期がスタートしました。16日ぶりに顔を見る子どもたちでしたが、皆元気そうでした。今朝の最低気温(あくまでも校長住宅内ですが)は-3℃でしたから、始業式を行った体育館もずいぶんと冷えていました。それにもかかわらず、子どもたちはしっかりとした姿勢で話を聞くことができました。「気持ちが入っているな!」という印象をもったうれしい始業式でした。
 式では、3人の子どもが「新年の抱負・3学期の目標」を発表しました。
◇阿部美利奈さん(3年生)
 「鉄棒・正しい姿勢・文字をていねいに書く」にがんばりたい。あきらめずに挑戦する。
◇日野雅斗さん(6年生)
 自立した6年生になりたい。そのために、「JRC活動・苦手教科の克服・早寝早起き」を目指す。
◇加藤龍侍さん(9年生)
 「健康と受験」に集中したい。特に高校入試は、9年生全員が合格できるよう「団体戦」を戦い抜きたい。

 全学園生が、それぞれにしっかりとした目標を立て、その実現に向けて努力を続けてほしいものです。1年間のまとめと同時に、次の学年に向けての「ゼロ学期」のスタートです。

あけましておめでとうございます

 あけましておめでとうございます。2019(平成31)年が幕を開けました。
 残り数か月の「平成」ですが、これまで歩んできた30年間の教訓を生かし、新しい元号のもとで日本のみならず世界中の全ての人々が平和で幸福に満ちた年になりますよう、心からお祈り申し上げます。
 美郷北学園も創立5年の節目を迎えます。これまでの成果と課題をしっかりと分析し、次のステップに向け準備をしてまいりたいと存じます。今朝、職員には「現状維持ばかりの進歩のない組織は衰退する。どうか思い切ってチャレンジしてほしい。うまくいかないときには、全員で知恵を出し合って別の手立てを工夫していこう。」という旨の話をいたしました。
 保護者の皆様、地域の皆様、そして全国にいらっしゃるOBの皆様、北学園のますますの進歩にどうぞご期待ください。

平成30年が終わります。

 冬休みに入りました。来年1月6日まで16日間の休みです。
 子どもたちのいない学校は、とても静かで淋しい場所です。28日の仕事納めまで、先生方のみとなります。普段できない研修や残務整理等を行い、3学期に備えます。
 2学期は、運動会や北郷フェスティバル、ロードレース大会といった大きな学校行事がありました。先生方の綿密な計画と子どもたちのがんばりが、どの行事も大成功に導きました。行事をとおして子どもたちの成長が見られ、とてもうれしい思いです。応援に来てくださった保護者の皆様、地域の皆様、本当にありがとうございました。
 さて年が明けますと、平成もいよいよ最後となります。次の元号が気になるところですが、今はしっかりと3学期を迎えることを意識したいと思います。亥の年。全学園生と教職員で、目標に向かって突き進んでいきたいと存じます。2学期間、本当にありがとうございました。
 全国のOBの皆様も、どうぞよい年をお迎えください。


【休み中は「温室」となる校長室の棚です】

幼稚園集会・お誕生会

 18日(火)は、幼稚園の集会とお誕生会を開催しました。始業式などの儀式や中体連推戴式などには全学園生と一緒に集会に参加している幼稚園ですが、早朝の全校朝会は登園の関係で参加が難しいため、別の日に「幼稚園集会」として実施しています。今月は学期末で時間がなかなかとれないことから、「お誕生会」とあわせて開催しました。

【幼稚園集会 井上主任のお話です】
 集会では、主任の井上理恵先生が、2学期を振り返って子どもたちのがんばりをほめ、冬休みやクリスマス、お正月などの楽しみな行事を解説されました。子どもたちは、この2週間をワクワクして迎えることでしょう。お話を聞く姿勢がとてもすばらしく、成長のあとを実感できました。

【お誕生会 12月生まれのお友達】
 お誕生会では、12月生まれの「はやたたけるさん(ほし)、ひびのこはるさん(ほし)、かいそうしさん(そら)」の3人をお祝いしました。お家の方からのお手紙や写真をほし組担任の杉本祐樹先生が紹介しました。一人一人にお祝いカードを手渡すと、とてもうれしそうでした。お誕生日おめでとうございます。

ロードレース大会

 8年生の修学旅行の様子を「美郷北学園ニュース」でお知らせしていますので、別のニュースはこちらからお伝えします。
 15日(土)、校内「ロードレース大会」を実施しました。気温がかなり下がって寒い朝でしたが、天気は快晴。けがと体調不良による見学者2名以外は、全員みごとに完走しました。


 幼稚園ほし組から順に、そら組、小学部、中学部とこれまでの練習の成果を発揮しようと、力一杯の力走を見せました。苦しいながらも最後まで粘り強く走りきった幼稚園生、上級生に負けて悔し涙を流した小学生、勝って雄叫びを上げた中学生・・・それぞれに思いがこもったレースでした。
 応援に来てくださった保護者の皆様、ご家族の皆様、地域の皆様からの温かい声援と拍手が、子どもたちの大きな励みになりました。本当にありがとうございました。
 ロードレース大会が終わると、一気に学期末です。21日(金)は「終業の日」です。

未来を考える

 14日(金)、6年生が国語科「まちの未来について考える」の学習成果を発表しました。個人やグループが、プレゼンテーションの形式でまとめたものを発表しました。

 国語科だけでなく、総合的な学習の時間で取り扱っている地域学「美郷科」や「きたごう科」の内容も含まれており、これまでの学習の成果も十分に表れていました。発表されたテーマは次のとおりです。
◇ 私がえがいた理想の北郷
◇ 北郷の未来
◇ 僕たちが考える 北郷の未来
◇ 伝統芸能を世界へ
 人口減少と高齢化という本町の課題を捉え、観光客や移住者をどう増やせばよいかというのが基本コンセプトになっていました。他地区の取組などを参考にそれぞれがしっかりと提案していました。この学びは、9年生での「子ども議会」につながる重要な取組です。招待された5年生も真剣に聞き入っていました。これからが楽しみです。6年生の皆さん、お疲れ様でした。ありがとうございました。

さばの味噌煮

 年を重ねるごとに驚く機会が少なくなってきましたが、今日は久しぶりにビックリしました。4時間目に校長室で執務をしていると、7年生の2人(黒木瑠璃さんと甲斐翼さん)が訪ねてきて「家庭科の調理でつくりました。校長先生、食べてみてください。」とのこと。

【甲斐さん(左)と黒木さん】

 手には、作りたてのおいしそうなおかずが・・・。見ると「さばの味噌煮」と「きゅうりとわかめの酢の物」が盛りつけられているではありませんか。「ええっ!家庭科ではこんな料理もつくるの?これはもう立派なおつま・・・いやおかずだね!」と思わずつぶやいてしまいました。今夜のおかずにしたいくらいでしたが、早速いただきました。

 味もよくしみており、付け合わせも心配りがしてありました。正に生きてはたらく力です。「ぜひ、おうちでも家族につくってあげてね!」と2人を送り出しました。子どもたちの成長には驚かされるばかりです。家庭科担当の菊池先生、丁寧で心温まるご指導をありがとうございました。

心豊かに

 今年も人権週間が訪れました。北学園の玄関には、技術員の徳田先生のみごとなレイアウトによる特設コーナーが設置されています。

 昨年度の人権啓発作文コンクールの入賞作品や各界の著名人からの人権メッセージ、人権に関する図書などが展示されています。朝夕の登下校時だけでなく、休憩時間になると子どもたちが立ち止まり読んでいる姿に、道徳などの授業とはまた別に子どもたちの心を包み込む方法があるものだな・・・と感じ入ってしまいます。そういえば、1年生はみんなで椅子を運んできてそこで読書をしていました。

 たくさんの図書が並べられていたはずのテーブルには、なにやら付箋が貼られていました。よく見ると、どうしても読みたい子たちが特別貸し出しを申し出たようで、題名と自分の名前が書いてあります。たくさん読んで、心を豊かにしてください。

11月が終わります。


 暖冬傾向だという長期予報が出されています。確かに、朝夕はかなり寒くなってきたものの、日中は10月を思わせる陽気です。寒暖の差が激しいので、体調管理が難しいようです。
 11月が終わります。今月は、北郷フェスティバルが行われました。子どもたちや先生方の努力により、これまで以上にすばらしい発表会となりました。また、美郷町音楽祭も本校で開催され、まさに文化一色の11月でした。その一方で、高校入試説明会も実施しました。9年生にとってはいよいよ正念場です。私立高校の入試は1月下旬です。待ったなしです。
 12月は2学期のまとめの月です。できるようになったこと、これからがんばることを明確にし、しっかりと3学期につないでいきます。

地域とのふれあい

 20日(火)、北郷総合交流センターにおいて、北郷福祉スポーツ大会が開催されました。これは、美郷町社会福祉協議会北郷事務所が主催で、地区高齢者クラブの皆さんの親睦と健康増進を目的に毎年開催されているものです。この大会に、例年北郷幼稚園と「うなま保育所」の子どもたちも招待され、高齢者の皆さんと一緒に競技をしたりダンスやかけっこを見ていただいたりしています。今年も楽しいひとときを過ごさせていただきました。中には、自分のおじいちゃんやおばあちゃんと一緒になれた子どもたちもいて、それはそれは微笑ましい一場面でした。お招きいただき本当にありがとうございました。


【ダンスやかけっこで元気のシャワーをたくさんまきました】

【一緒に競技もしました。やさしくリードしていただきうれしそうでした。】

【最後は、一人一人にメダルをかけていただきました。】



美郷町産業文化祭

 18日(日)、西郷ニューホープセンターを会場に「美郷町産業文化祭」が開催されました。町内でとれた様々な農産物や加工品の展示・販売、各地区団体の作品等の展示のほか、体育館ステージでは舞踊やカラオケも行われました。木工体験やジビエ料理のふるまいもあり、美郷町らしいコーナーもありました。
 北学園は、体育館内にて子どもたちの作品展示に出品する形で参加させていただきました。





 図画や習字、工作、家庭科の制作物などバラエティに富んだ作品を多く出品した甲斐があり、見においでいただいた複数の方からお褒めの言葉を頂戴しました。
 美郷町の文化発展に、これからもかかわることができれば幸いです。秋晴れのさわやかな1日でした。

葉桜まつり

 3日(土)文化の日に、美郷町恒例の「葉桜まつり」が開催されました。
 これは、郷土西郷地区の薄幸の歌人小野葉桜の業績を讃え、後世に受け継いでいこうと美郷町と葉桜顕彰会の主催で行われるものです。当日の日程は、
 歌碑まつり
 葉桜短歌賞入賞者表彰式(選評:歌人 伊藤一彦先生)
 葉桜のうたコンサート(ソプラノ歌手 東由子 さん)
 講演「小野葉桜と藤田世津子」電気通信大学 島内景二 教授
でした。
 


 短歌賞には、うれしいことに3名の児童が入賞を果たしました。
《小学生の部》
 【最優秀賞】
   とまってる真っ赤なトンボとにらめっこ「あなただれよ?」とわたしを見てる(3年 黒木小春 さん)
 【佳作】
   かわあそびつめたいみずでたのしいなおみずもはねてみんなもはねる(1年 新田夏姫 さん)
   ミニトマトいっぱいできたうれしいなお日さままっかトマトもまっか(2年 日比野七海 さん)
 当日は、残念ながら日比野さんは欠席でした。小学校低学年らしいみずみずしい感性を、選者の歌人伊藤一彦先生からも大変ほめていただきました。二人の満面の笑顔にも癒されました。



新田夏姫さん(左)と黒木小春さん
本当におめでとうございました。

10月が終わります。

 気が付けば、いつの間にかキンモクセイの時期が終わっていました。また、朝の気温が一けた台の日が続くようになり、吐く息も白くなり始めました。さわやかな秋を楽しむ間もなく、冬が足音を立ててやって来そうです。春同様、寒さと暑さの中間である気持ちのよい季節が味わえなくなっているのではないでしょうか。。。



 10月が終わります。今月は、4年生の合同学習や6年生の合同修学旅行、幼稚園・小学部の秋の遠足、5年生の稲刈りなどの行事が行われました。また、学校支援訪問が実施され、美郷町内の全ての教職員をお迎えしての研修会も実り大きなものとなりました。
 中学部では、北郷フェスティバル(学習発表会・文化祭)に向けての練習が連日行われています。仕上がり具合もよいようで、生徒の明るい笑顔が印象的です。また、9年生は実力テストを経て、いよいよ高校受験の土俵へと上がろうとしています。15の春を笑顔で迎えられるよう、教師も一緒に気を引き締めていきます。
 11月は、北郷フェスティバルや美郷町音楽祭などの大きな行事の他、うなまの里訪問や黒木地区との交流会、入試説明会などが予定されています。詳しくは、別途お知らせいたします。
 何はともあれ、冬に向け「体力づくりをしなければ」と考える今日この頃です。寒さに負けないよう、お体ご自愛ください。

道徳の授業

 19日(金)は、学校支援訪問です。今年度北学園は、美郷町の拠点校となっており当日は町内の全ての教職員が集まっての研究会となります。学園の全ての先生方が授業を行い、美郷町教育委員会の教育長や教育委員、北部教育事務所の指導主事などに指導をいただくことにしています。中でも、5年生担任の松﨑航先生は、道徳で研究授業を提供します。教室では狭すぎることから、当日は体育館を使って行います。
 今日は、会場設営の確認を目的にプレ授業を行いました。


 慣れない場所なので、子どもたちも少し戸惑い気味でしたが、松﨑先生の巧みな授業が進むにつれて集中できたようです。今日の授業は、「親切」が主題でした。「おせっかいではなく、相手の気持ちを考えることが大切」というねらいがしっかりと子どもたちから聞かれました。


あと1週間にせまった支援訪問ですが、準備をしっかりとして迎えたいと思います。松﨑先生、お疲れ様でした。ありがとうございました。

修学旅行 出発!

 今日10日(水)から3日間、美郷町内の小学6年生が合同修学旅行に出発しました。今朝7時から、北学園玄関前にて合同出発式が行われました。

 北学園10名、南学園9名、田代小11名と引率の先生方6名の総勢36名となりました。通常40人学級なので、全員がそろってもそれより少し少ない人数ですが、いつもと違い大人数での修学旅行となりました。あいさつなど、いつもより少し元気のなさが気になりましたが、早朝と緊張のせいなのでしょう。3日間元気に過ごしてほしいです。「お土産は 笑顔でいいよ 6年生」
 主な行程は次のとおりです。
【1日目】10日(水)
 美郷町ー熊本駅(新幹線乗車)ー吉野ヶ里歴史公園ー佐賀県宇宙科学館ーホテル
【2日目】11日(木)
 ホテルー長崎原爆資料館・平和公園ー長崎駅(美郷町PR活動)・班別自主研修ーホテル
【3日目】12日(金)
 ホテルーグリーンランドー美郷町 

10月の全校朝会

 10月の全校朝会を3日(水)に行いました。

 今月の校長講話は、1年に1回の「教頭講話」です。人間味あふれる教頭先生のお話を子どもたちが聞く機会が少ないことから、ご多用な中無理をお願いしてお話しいただきました。今回は、小学部の宮本教頭先生です。

 宮本教頭先生は、避難訓練の事例をもとに日本人の勤勉さ丁寧さについてお話しされました。説得力のあるお話だっただけに、子どもたちもうなずきながら聞いていました。貴重なお話をありがとうございました。
 その後、保健体育部からのお話として小学部体育主任の黒木貴光先生から、運動会の慰労とこれからの学校行事への取組についてお話しいただきました。


 黒木先生は、プロ野球のイチロー選手やマラソンの高橋尚子さんの逸話を紹介しながら、コツコツと小さな努力を続けることが大切であることを力説されました。熱い黒木先生ならではのお話でした。

今日の給食(番外編)

 毎日学校にいる間は、給食の検食をしています。これは、子どもたちに提供する給食が安全か、食べやすいか、量は適切かなど6つの項目について直接食べて検査するものです。子どもたちの「お毒味役」ではありませんが、最低30分前までには事前に安全性などを確認した上で、子どもたちには提供しています。
 さて、今日は給食に加えてスペシャルメニューが届きました。8年生が家庭科の調理実習で調理した「煮込みハンバーグ」です。


 野菜やおひたし、すまし汁も添えてありました。おひたしは、すまし汁から取った出汁でつくったそうです。アイデア満載ですね。検食直後でしたが、温かいうちにいただきました。少しずつ「自立」していくのですね。ごちそうさまでした。

9月が終わります。

 豪雨に台風、地震と自然災害の脅威にさらされている日本列島ですが、今週末も台風24号が直撃する予報が出されています。宮崎県は、明後日30日(日)に最も接近する見通しで、大型台風だけに被害が心配されます。
 折しも、明日29日(土)と30日は中体連秋季大会地区大会が計画されていましたが、どうやら延期を余儀なくされそうです。この日に向けて毎日練習に励んできた部活生だけに、残念な思いがあるでしょうが、万全なコンディションでやらせてあげたいのも事実です。空模様を見ながらの判断となります。



 9月が終わります。今月は一大行事「運動会」を行いました。子どもたちのがんばる姿を保護者や地域の皆様にご覧いただくことができ、大変ありがたく思っております。10月は、修学旅行(6年)や合同学習(4年)が予定されています。過ごしやすい季節にもなります。しばらくは、集中して勉強に励む時期にしたいと思います。

いよいよ明日本番

 ここしばらく毎日天気予報とにらめっこしていました。大型の台風やハリケーンの話題を聞くたびに、「運動会は大丈夫か?」と心配になっていましたが、どうやら明日の天気は晴れが確定のようです。ひと安心です。美郷北学園で3回目の運動会を迎えますが、毎年天気に悩まされてきました。子どもたちの「今年こそは」という思いが通じたのかもしれません。

 今日は、最後の全体練習でした。明日の本番に向け、開閉会式を中心に練習しました。これまでの練習の成果を精一杯に発揮し、お客様やお家の方に見ていただけるようにします。どうぞたくさんに皆様のご来場をお待ちしております。

 ところで、今年の運動会を開催するにあたり特に気をつかったのが「熱中症対策」です。



 水筒とタオルはもちろんですが、今年は養護教諭の木下ゆかり先生と永岩沙桐先生のアドバイスとアイデアをいただいて「塩分チャージタブレット」と「ミスト噴射機」を導入しました。

水筒とタオルはテントそばに

塩分はタブレットでこまめに補給

充電式のミスト噴射機は大正解でした

 このほかにも、明日は運動場に一番近い冷房の入る図工室を「救護室」として、高齢者や乳児連れの方に提供しますので、気分のすぐれない方など遠慮なく職員にお申し出ください。
 さあ、明日はいよいよ本番です。結果や様子は後日お知らせできると思います。どうぞご期待ください。

全校朝会

 毎月全学園生を集めて「全校朝会」を行います。内容は、校長講話や各指導部の先生方のお話です。今月は11日(火)に行いました。

今回は、生徒指導部のお二人のお話でした。

 まずは、小学部の松﨑航生徒指導主事が「一つの目標を達成するためには、一人一人の努力が欠かせないこと」を昔話風のお話をもとに考えさせてくださいました。道徳が得意な松﨑先生らしい、効果的な資料を使ったお話でした。運動会を直前に控え、子どもたちにとっても教師にとっても有意義な時間でした。
 次に、中学部の西田洋生徒指導主事が通学路の危険箇所について、スライド写真を使って分かりやすく解説されました。大阪北部地震以降特に指摘されてきた通学路の危険性について、改めて確認できました。


松﨑生徒指導主事(左)と西田生徒指導主事

 各指導部の先生方のこうしたお話は、子どもたちの日常に即した具体的な内容が多く、非常に効果的です。改めて校長一人で学校経営はできないことを感じます。感謝の気持ちでいっぱいです。

地域に支えられて

 9月16日(火)の運動会に向けて、毎日の練習が熱を帯びてきました。
 今年も運動会では、地域の皆様にお力添えをいただいて実施するプログラムがあります。地域に伝わる伝統芸能の継承です。今年は、◇黒木ばんば(全学園生) ◇星降る里(全学園生) ◇ひょうご(5・6年生) の3曲を踊ります。地域の皆さんが先生として来校され、子どもたちにご指導くださいます。


 どの地区でもそうですが、継承者が減っており保存会も苦心していらっしゃるとのこと。地区に関係なく、一人でも多くの子どもたちがこの機会に覚え、次の世代に伝えていってくれることを期待しています。ご多用な中、ご指導いただいた地域の皆様、本当にありがとうございます。当日までしっかりと練習します。本番でも見守っていただければ幸いです。

2学期スタート

 27日(月)から第2学期が始まりました。まだまだ残暑が厳しい中ですが、子どもたちは元気に登校できました。
 始業式では、3人の学園生が2学期の目標を発表しました。

◇ 阿部希々楓さん(2年)
 ①給食を時間内に残さず食べる ②算数(特にかけ算)をがんばる ③運動会を楽しみながらがんばる
◇ 原口葵さん(6年)
 ①JRC活動に積極的に取り組む ②何事もあきらめない ③時間を意識して生活する
◇ 鴨田駿佑さん(9年)
 ①何事にも自覚をもって挑戦する ②9年生として下学年の手本となり、よい伝統を築く

 3人の発表に共通していたのは、目標をしっかりと立てること、そしてそれを実現するための具体的な行動を明確にしていたところです。何かを成し遂げるためには、この具体策をどれだけ多く立てられるかによるでしょう。楽しみながら、できるようになったことを確かめながら「意識して」続ける努力をしてほしいものです。3人の発表を聞いて、「いよいよ始まったな!」という印象をもちました。

 校長講話では、2学期の合い言葉を紹介しました。
 それは、「凡事徹底」ということです。


 凡事徹底・・・基本的なことや小さなこと、当たり前のことを大切にし、それを繰り返し徹底して身に付けるということですが、「当たり前のことを当たり前にする」ということでもあります。誰でも何事でも、はじめから全てがうまくいくことはありません。「こうなりたい、こうしたい」というしっかりとした目標に向かって、コツコツと努力していくこと、身に付いた力を確かめながらさらにそれに磨きをかけていくことが求められます。
 運動会や北郷フェスティバル、修学旅行など、大きな行事が予定されている2学期です。当たり前のことを徹底してやり抜く力を身に付け、発揮してほしいと思います。
 2学期も師弟同行でがんばります。応援よろしくお願いいたします。

夏休みが終わります。

 今年の夏は、台風や豪雨、そして記録的な酷暑など自然の驚異を改めて感じました。全国各地の被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。今もなお、台風20号の影響もでているようです。くれぐれもお気をつけください。
 さて、夏休み中にもいろいろなイベントがありました。主なものをお伝えします。


 まずは、「うなま地蔵夏まつり」です。8月4日(土)に、北郷支所横のすまいる広場にて開催されました。今年の取組は、恒例のステージ発表(合唱・合奏等)のほか、児童生徒会が中心となって会場でのクリーン活動を行いました。「自分たちにできることを、地域のために」という考えのもと、今年度取り組んでいる環境教育の一環として取り組みました。ゴミの分別や会場内の清掃に取り組みましたが、来場者に「よく頑張っているね。ありがとう」と声をかけられ、誇らしそうにしている姿が印象的でした。また、中学部で作成した「竹灯ろう」も会場内に展示し、たくさんの皆様に感激していただきました。
 
 8日(水)には、毎年9年生が参加する「子ども議会」が行われました。

 今年の北学園の提言は、
①「美郷町の異林業の未来」~バイオマス発電所と木材チップ加工工場の建設~
②「快適な老後を過ごすためのシニアタウン」~公民館の活用と交通機関の整備~
の2本でした。観光や自分たちの生活向上が主眼だったこれまでの提言から抜けだし、現実的で真に町の活性化を見すえた内容の提言でした。特に、シニアタウン構想は、人口減少を若者流出にばかり目を向けがちな点を発想の転換で「高齢者の呼び込み」という視点で考えました。実にユニークで抜群の発想でした。

 
 20日(月)は、今年で3回目となった「ようこそ先輩」でした。登校日を利用して、本校卒業生の先輩方に来校していただき、子ども時代の話や卒業後の進路、社会に出てからの生き方・考え方などについて語っていただく場です。キャリア教育の一環として行っています。今年の「先輩」は、
◇ 上杉文乃さん(日向高校2年生)
◇ 鴨田美萌さん(宮崎大学付属病院看護師)
◇ 坂本大介さん(宮崎市季節料理「うなまんもん」店主)
の3名でした。3人の話に共通していたのは、目標をしっかりともち、日々の努力を大切に(考える力を養いながら)することでした。1時間があっという間でした。ありがとうございました。

 明後日26日(日)で夏休みが終わります。37日間の夏休みでした。子どもたちの成長がとても楽しみです。宿題は終わったでしょうか・・・?

7月が終わります。

 夏休みに入って10日が過ぎました。
 今日現在、子どもたちの病気やけがの報告はありません。きっと元気に過ごしていることでしょう。それとも、迷走する台風12号の影響で、室内でストレスをためていることでしょうか・・・。それにしても、今回の台風には困ったものです。ずっと降り続けています。梅雨明け前の状態に逆戻りしたかのようです。
 今日で7月も終わりです。夏休みには、子どもたちのいないこの時期がだらこそ職員会議や研修がびっしりと組まれています。できるだけコンパクトに、しかも充実した内容で行えるよう、教頭先生や教務主任、各主任が配慮して計画されています。


 今日は、新学習指導要領について先日県教育委員会から指導していただいた内容を、全職員で共有しました。2回に分けて、受講した職員から伝達されました。大変分かりやすく、これからの実践と移行期間の取組が明確に示されました。準備していただいた先生方、ありがとうございました。
 さて、明日から8月です。会議や研修は今週で終わり。先生方にはしっかりとリフレッシュしていただきます。台風が早く去って、本格的な夏を楽しんでほしいと願っています。

1学期が終わりました


 今日20日(金)は、1学期の終業日です。先程「終業式」を終えました。全国的に猛暑が続く中、終業式を体育館で行うことを中止するところもある様子。そこで、学園生の健康を第一に考え、式を執り行うに当たって事前に4つのことを確認しました。
 ① 子どもどうしの間隔を十分にとり、熱を逃がす。
 ② 業務用の扇風機を2台設置し、運転する。
 ③ 最初と最後の礼以外は座って話を聞く。
 ④ 温度計(湿度計、不快指数計付き)により、場合によっては式を中止する。
幸い気分を害する学園生はいませんでした。ひと安心です。
 式では、4人の学園生が1学期を振り返って発表をしました。
◇ 吉岡美紀さん(3年)
  「無欠席」だった。英会話や算数など「できることが増えた」のがうれしい。「立腰」や「集中する」ことをがんばりたい。
◇ 井上颯人さん(5年)
  勉強や掃除、行事など「やるべきことができた」。チャレンジすることを続けたい。
◇ 佐藤慎太郎さん(8年)
  「読書」と「学級委員長」に努力した。苦手だった「自主性・積極性」が身に付くようになった。
◇ 山下夏澄さん(児童生徒会)
  話合いで意見を要約する力や実践力が十分でなかった。2学期には「北郷フェスティバル(文化祭)」があるので、そこで発揮したい。

 4月に示した「自主・創造・協力」という校訓の実現に向け、学園生一人一人がよく頑張ったことを実感しています。校長講話では、様々なことにチャレンジして、自信を付けることのできる夏休みにするよう話をしました。1学期70日間、大過なく過ごすことができました。学園生や教職員、保護者の皆様、地域の皆様、関係者の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

みさと未来塾

 18日(水)19時より西郷ニューホープセンターにて、美郷町「みさと未来塾」の開講式が開催されました。

 これは、地方創成学力向上支援事業により、美郷町が町内の9年生(中学3年生)を対象に、学習塾(白谷塾)と連携して学力向上に取り組もうとするもので、平成29年度から始まりました。7月から来年3月までのおよそ9か月間の講座です。
 高校受験に向け、いよいよ天下分け目の夏を迎えた9年生にとって、この夏休みをどう過ごすかは非常に重要です。苦手な教科の克服はもちろん、得意な教科もさらに伸ばすことが求められます。地元に学習塾のない美郷町では、これまで日向市や延岡市、中には宮崎市の学習塾に通う生徒もいました。その負担を軽減し、より低料金で学習塾の専門講師による指導を受けることによって、安心してしっかりと学力を付けてもらおうと美郷町が立ち上がったわけです。美郷北学園からは、7人全員が受講を予定しています。
 もちろん、塾に通っただけで成績が上がるわけではありません。大切なのは、生徒一人一人の「学ぶ意欲」です。学校とは違った雰囲気の中で、町内の他校の生徒と切磋琢磨しながら、自分の未来を広げ夢や希望をかなえるための選択肢を増やすために、より高い目標をもつことが期待できます。昨年度実施の結果、8割以上の生徒が成績アップを実感し、9割以上の保護者がよかったと回答しています。
 さあ、9年生の皆さん、いよいよ始まりますよ。将来の輝く夢に向けて一歩を踏み出そう!そして、「15の春」を笑顔で迎えましょう。

ありがとうございます

 梅雨明けと同時に「猛暑」が襲っています。全国的にも気温の高い日が続いており、熱中症などへの対応が求められています。先日の西日本豪雨で被災された皆さんは、この暑さの中復旧に向け懸命の努力をされているとか。ボランティアの方々も含め、くれぐれもお体をお気遣いいただければ幸いです。
 さて、美郷北学園はたくさんの方に支えられて成り立っています。子どもたちはもちろん保護者や地域の皆様、卒業生の皆様です。その中にお一人の「あしながおじさん」がいらっしゃいます。


 戸高孝敏さんです。戸高さんは、旧北郷小学校近くで大きなビニールハウスを使って町内外で「おいしい」と評判のミニトマトを生産していらっしゃる農家さんです。
 戸高さんには、啓太さんという息子さんがいらっしゃいましたが、啓太さんが中学生のときに突然亡くなりました。将来お父さんの後を継いで農業を極めたいと考えていた啓太さん。孝敏さんは、その啓太さんの夢が実現するのを楽しみにしていました。美郷北学園の皆さんにも夢をもってほしいという思いから、毎年孝敏さんはたくさんの新しい本を贈ってくださいます。今年もその善意が届きました。

 図書室には、これまで寄贈していただいたたくさんの本があります。本をとおして子どもたちの夢や希望をはぐくんでまいります。
 戸高さん、今年もありがとうございました。大切に使わせていただきます。
 

ようやく梅雨明け

 昨日11日(水)、鹿児島地方気象台は九州南部の梅雨明けを発表しました。平年より3日、昨年より2日早かったようですが、関東甲信地方をはじめ国内の他の地方が次々と梅雨明けしていくニュースに触れるたびに、思わず「遅いなあ」とつぶやいていたのは事実です。5月26日(土)に梅雨入りしてから46日間かかった梅雨となりました。
 前半はあまり雨が降らず、カラ梅雨による水不足も心配されましたが、先日の台風7・8号や西日本豪雨など後半はかなりの雨量となりました。被害に遭われた地域の皆様には、心よりお見舞い申し上げます。


 1学期も残すところ5日間となりました。梅雨が明け、子どもたちの気持ちは一気に夏休みでしょうが、しっかりとまとめをしていきます。ラストスパートです。

台風7号

 台風7号の接近により、本日3日(火)は臨時休業としました。

 昨日からの激しい雨は、今日になってさらに激しくなり13時現在大雨警報と土砂災害注意情報が美郷町に出されています。美郷町南郷地区では、一部に避難勧告も出されたようです。今夜には日本海に抜けそうな予報ではありますが、今後これまでに降った大量の雨による被害が出ないか予断を許さない状況です。
 運動場は大きな川が流れているかのようです。学校敷地のとなりを流れる五十鈴川もこれまで見たこともないような濁流であふれています。学校はとても静かですが、雨と風の音が不気味です。子どもたちの家に被害が出ないように祈るばかりです。

6月が終わります

 梅雨本番の蒸し暑い日が続きます。今日29日(金)には、関東甲信地方が梅雨明けをしたとか・・・。早く梅雨入りして遅く梅雨明けとは何とも損をしたように感じますが、梅雨明けも間近ということでしょうか。
 台風7号が今日午前に発生しました。今現在の予報では、2日(月)に最接近のようですが、大陸の方にそれる可能性もありそうです。このまま梅雨前線を一気に上に押し上げてくれるとよいのですが、進路を注視しておきたいと思います。月曜日の授業等は、1日(日)の正午頃に最終判断をしたいと思います。

 6月が終わります。今月は宿泊学習や中体連の地区大会、ふれあいフェスタなどの大きな行事が行われました。どの取組も所期の目的を十分に達したようで、子どもたちの成長を感じることができました。大阪北部地震の影響で残念ながら中学校の修学旅行は延期としましたが、今後の実施に向けて再度準備を進めます。
 7月は1学期のまとめの月です。この3か月でどんな力を身に付けることができたか、一人一人が実感を伴って確かめられるようまとめをしていきます。7月もがんばります!

行事をつなぐ

 先日今月7日(木)・8日(金)に実施した5年生の「合同宿泊学習」の報告会を行いました。報告は来年行くことになる4年生に対してでした。学校行事が、ともすると実施して終わりであったり、次年度に十分生かせなかったりすることは、学校現場では結構見られます。それだけ毎日忙しい・・・ということかもしれませんが、せっかく実施するのであれば少しでもよいものにしたい、記憶の新しいうちに次につなげたい、次に主役となる子どもたちにしっかりと見通しをもってほしい、という願いを込めて5年生から4年生に「つなぐ」時間となりました。

 2日間の活動や食事、お風呂のことなど4年生からの質問に、丁寧に答える5年生でした。来年もすばらしい宿泊学習となるように、4年生も楽しみにして準備をしてください。そして、5年生の皆さん、ようやくこれで役目が果たせましたね。ありがとうございました。

安全点検


 18日(月)に発生した大阪府北部地震を受け、子どもたちの通学路におけるブロック塀等の倒壊危険を調査するために、校長と教頭先生、生徒指導主事の先生で手分けして校区内を巡回しました。倒壊の危険箇所はそれほど多くはありませんでしたが、実際に歩く子どもたちの目線で見ればさらに確認できるのかもしれません。集団登校している子どもたちは、今一度ご家族で確認していただき、大きな揺れを感じたら塀などからすぐに離れ身の安全を守るようご指導ください。また、スクールバスでの登下校についても、上下車する場所から自宅までの間で危険はないかをご確認ください。もちろん学校でも指導いたします。自分の命は自分で守ることをしっかりと身に付けさせましょう。よろしくお願いいたします。

今年もお世話になりました


 18日(月)、JA日向北郷青年部の皆さんのご協力をいただいて、今年も2年生が「さつまいもの苗」を植えました。生活科の授業の一環です。前日の天気が心配だったことから、畑は15日(金)に耕してくださいました。毎年のことながら、この時期は田植えなどそれぞれがお忙しいにもかかわらず、貴重な時間を割いて子どもたちの体験活動にご協力いただいています。今回も9名の方が来てくださいました。
 この青年部の皆さんには北学園の保護者も多く、いつも積極的にPTA活動や学校行事に参加してくださいます。また、学校支援ボランティアにも登録してくださっています。本当にありがとうございます。

合同修学旅行は延期します。

 本日19日(火)から22日(金)までの3泊4日で計画していた美郷町合同修学旅行(8年生)は、関西地方での地震災害のため延期します。しばらくの間警戒が必要とされる余震や交通機関の状況などを考え、生徒の安全を最優先しての判断となりました。楽しみにしていた生徒はもちろん、保護者やご家族の皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、何とぞご理解をいただきますようお願いいたします。
 なお、実施については現在旅行業者と協議中です。期日がはっきりし次第お知らせいたします。
 被災された関西地区の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

学校関係者評価委員会

 今日5日(火)、第1回の学校関係者評価委員会を開催しました。5名の評価委員の方にお集まりいただき、今年度の学校経営方針についての説明と授業参観、学校運営についての協議を行いました。

 今年度の評議員は、多津田清丸さん、井上千穗子さん、大野さよ美さん、佐藤信行さん、山田恭一郎さん(写真左から)の5名にお願いしました。常日頃から学園や子どもたちの様子を見ていただいており、建設的なご意見をちょうだいできました。
 評価委員会は、年間3回を計画しています。よりよい学校づくりに向け、貴重なアドバイスをいただきながらがんばっていく所存です。1年間どうぞよろしくお願いいたします。