日誌

2017年1月の記事一覧

いよいよ受験シーズンです

 「暖冬」といわれていた今年の冬も、この数週間は厳しい寒さに見舞われています。毎朝教頭先生からの気温の報告も、-5℃、-6℃と耳を疑うような氷点下です。鳥取県など雪による交通や生活への影響もでているようで、これ以上の寒波は御免被りたいところです。
 しかし、9年生(中学3年生)にとっては、寒いなどと言っていられません。いよいよ高校受験の時期となったからです。明日26日(木)と27日(金)は、県内の私立高校の入学試験です。本校の9年生のほとんども、それぞれが志望する高校の門をたたきます。保護者はもちろん、学級担任や他の先生方の支えを受けそれに感謝しながら、堂々と自分を出し切ってきてほしいと思います。希望どおりの「15歳の春」を笑顔で迎えられるよう、精一杯のエールをおくります。
 全国でご活躍のOBの皆様も、どうぞ合格をお祈りください。

授業力向上

 本日は、6年生担任のM先生の研究授業(算数)「割合を使って」を行いました。
 M先生は、宮崎大学教職大学院で教育学(学級・学校経営)について学ばれた先生で、現在5・6年生(複式学級)の学級担任をお願いしています。教職大学院では、卒業した院生のスキルアップを図るためにこうした授業研究会「授業力向上フォローアップ事業」を計画的に行っているそうです。満丸洋一客員教授(附属教育協働開発センター)と遠藤宏美准教授(宮崎大学教育学部)がおいでになりました。
 
 授業では、M先生の得意なICTを使い視覚的に理解を支援する授業が展開されました。
 いつも以上に緊張した様子の子どもたちとM先生でしたが、しっかりとした授業準備と丁寧な指導により、全員の児童が理解を示していました。自力解決からペア学習へのアウトプットもできていました。6年算数の中でも理解が難しいとされる「割合」の学習を、穏やかでメリハリのある指導で進めることができていました。また、個別の支援にもしっかりと意識が払われていました。

 貴重な機会なので、小学部はもちろん中学部の先生方にも参観していただきました。こうした研究授業の機会をできるだけ多く設定することにも意を払いたいと思います。
 M先生、お疲れ様でした。

地蔵テスト

 今日17日(火)の朝の活動は、毎月1回の「ブロック集会」でした。本校は、前期ブロック(幼稚園~小学4年)、中期ブロック(小学5年~中学1年)、後期ブロック(中学2・3年)の4・3・2ブロック制を採っています。6・3制とは違った細かな区割りで発達の段階に即した指導を目指しています。「ブロック集会」もその一つで、担当する先生方の腕の見せどころでもあります。
 今月の集会の共通内容は、「地蔵テスト」の表彰でした。このテストは、本校独自のテストで、冬休みに課題を提示しそこから出題する課題テストです。そのコンセプトは、「100点がとれるテスト」です。学力の2極化が課題となっている本校児童生徒に、「少しがんばれば100点がとれる!」経験をさせることで、学習への意欲を高めようとするものです。小学1年から中学3年までが先週実施し、その結果を今日の集会で公表し表彰しました。

 結果、ほぼ9割以上の児童生徒が100点をとることができたようです。学力向上に向け、これからもいろいろな取組をしていきます。ちなみに、「地蔵」とは北郷地区の「宇納間地蔵」さんからつけたものです。

継続は・・・

 年明け早々うれしいニュースが入って参りました。法務省人権擁護局と全国人権擁護委員連合会から本校に感謝状が贈呈されたのです。
 本校の中学生は、毎年「全国中学生人権作文コンクール」に「全員」が応募してきました。旧北郷中学校時代からの長年の取組に対するもので、生徒はもちろんですが、かかわっていただいた先生方に心から敬意を表します。どんなことでも、継続することに大きな意味があるのでしょう。「美郷北学園」として再出発した本校でありますが、大切な伝統は受け継いでいきたいと思います。
 感謝状は、6日(金)の始業式の折に全学園生に紹介しました。また、生徒を代表して9年生の山﨑太一さんに受け取ってもらいました。

【贈られた感謝状と山﨑太一さん(9年生)】

明けましておめでとうございます。

 平成29年(2017年)がスタートしました。明けましておめでとうございます。旧年中は公私にわたり大変お世話になりました。心より感謝申し上げます。酉年の今年は、職員も子どもたちも大きく羽ばたく年にできるよう、精一杯努力して参りたいと思います。皆様、何とぞよろしくお願い申し上げます。
 さて、本日、第3学期の始業式を行いました。
 代表児童生徒(3年生、5年生、9年生)の発表「3学期の目標」に共通していたのは、しっかりとした「目的意識」でした。ブロックリーダー(3年生)や小学部最上級生(5年生)、受験生・卒業生(9年生)と、それぞれが置かれた立場を真摯に見つめ、考え、しっかりとした目標を立てていました。きっと充実した3学期になることでしょう。頼もしい限りです。
 校長講話では、宮崎県(清武町)が生んだ郷土の偉人である安井息軒の「一日の計は朝にあり 一年の計は春にあり 一生の計は少壮の時にあり」という教えを紹介しました。今こそしっかりとした目標を立て、油断せずコツコツと努力することの大切さを話しました。特に9年生は、いよいよ受験を控えています。卒業を含め、「15の春」を笑顔で迎えられるよう、保護者と手を取りながら全力で支援していく決意です。