日誌

2016年9月の記事一覧

本物との出会い

 子どもたちの感性を育てるためには、その道のプロフェッショナルの技を直に見聞きすることが大切であることに異論はないでしょう。「百聞は一見に如かず」ともいいます。今日、本学園の前期ブロックの子どもたちは、正に本物と出会うことができました。しかも身近な先生からでした。
 今日9月6日(火)は、月1回のブロック別集会の日。前期ブロック(1~4年生)は、毎月先生方からのお話をしていただいています。今日は音楽専科のY先生の順番です。


 いつもにも増してドレスアップしたY先生。T先生のピアノ伴奏に合わせて歌い出したのは、ヴェルディ作曲「乾杯の歌」という曲でした。イタリア語でした。その伸びやかで迫力のある歌声に、子どもたちも職員も一瞬で魅了されました。水を打ったような静けさの後から割れんばかりの拍手。どよめきが起きました。鳥肌が立ちました。全員が笑顔になりました。

 実はY先生、某有名音楽大学声楽科を卒業後イタリア留学も経験したプロのソプラノ歌手でもあるのです。いつもやさしく穏やかに接してくださるY先生。指導力の高さの裏付けとなる実力の確かさを子どもも職員も実感できた時間でした。

 ところで、ピアノ伴奏をしてくださった学習支援員のT先生。実はT先生も大学で音楽を専門に勉強され、高校の音楽免許をお持ちの才女です。流れるような演奏は、Y先生の歌唱をさらに引き立てていました。キラリと光る技を披露していただきました。
 このほかにも、小学部の鼓笛や合奏を熱心に指導してくださるO先生も高校の音楽免許を持っていらっしゃいます。それぞれがスペシャリストとしてご自分の力を発揮しながら、日常の指導に当たっていただけます。こんな環境にあることを子どもたちとともに感謝したいと思います。