学校の様子

ほたきゅうプロデュース

 今日の朝の時間は「のびのび」の時間でした。この「のびのび」の時間では、身体を動かして体力向上を目指しています。2学期も残りわずかになったのですが、終業式までの「のびのび」の時間は「ほたきゅう(保健給食体育委員会)」の児童が内容を考えました。
 まず一つ目はなわとびです。今日は大縄を使ってみんなで8の字で跳んでいきました。高学年はタイミングをはかりうまく跳べるのですが、低学年ではタイミングが分からないようです。そこで1年生の後ろには6年生がつき、縄に入るタイミングを教えて跳ばせていました。


     【今朝は曇り空、一段と冷えました】
 
 次に一輪車の練習です。運動会では見事な演技を見せた子どもたち。その後一輪車に乗る機会は少なくなっているようですので、技術の維持・向上を目指して「一輪車アゲイン」というテーマで一輪車の練習をしました。本日はウォーミングアップのように個人で乗っていましたが、これからは運動会で披露した技をもう一度再現してみることにも挑戦してみる計画です。
 寒さに負けず朝から元気に身体を動かして、すがすがしい一日のスタートになりましたね。


【1年生も転ばずスイスイ。もう自分のものになりましたね】

12月の全校朝会

 昨日は12月の全校朝会が行われました。今月の校長先生のお話は①目標づくりのむつかしさ②わくわく学習の2つでした。
 本校では、毎月チャレンジすることを一人一人が紙に書き、校長室に掲示をしています。そのチャレンジがなかなか達成できていないという現状から、「目標つくりのむつかしさ」についてお話しくださいました。「小さな目標をもち達成することで自分に自信をもったり、自分に見通しをもったりすることができる」、「もう少し努力したら達成できるものを目標にすること」を目標づくりのヒントとして教えていただきました。その他にも、毎日努力できるものか、1ヶ月くらいで実現できるものか、達成したら嬉しいものかを考えて目標を作ることも教えていただきました。


【小さな目標を達成することで、生きる力をつけるための道具が揃っていくそうです】

 2つ目はわくわく学習についてです。わくわく学習では学校外の方々とも積極的に関わり、ご支援・ご協力をいただいています。校外の方とコミュニケーションを図る時のポイントとして、「私はあなたに興味がありますよ」、「私はあなたとお話がしたいです」という気持ちを表情や態度で示すことを教えていただきました。コミュニケーションを図る際、おそらく多くの子どもは緊張をしていると思います。その緊張を「声が出ない」、「苦しい」等とネガティブに捉えるのか、それとも緊張の状態をポジティブに捉え、心と体の準備ができたと捉えるのかでコミュニケーションに向かう態度も変わってくるそうです。やはり大切なのはポジティブに考え、「笑顔」を忘れないこと、ポイントとしてはコミュニケーションを図る際のはじめと終わりには「笑顔」でいることを教えていただきました。
 これからも様々な方々との関わりがあります。緊張を前向きに捉え、「笑顔」を意識してコミュニケーションを図っていきましょう。

 次に教務主任の先生からお話がありました。12月の目標は「友だちを大切にしよう」です。そこで「ありがとうを1日3回『言われる』」ことを目標にしようとお話しくださいました。「ありがとう」と言うことも大切ですが、周りの人のことを考えて行動し「ありがとう」という言葉をプレゼントしてもらえるような関係になると、豊かな人間関係を育むことにつながると思います。


【感謝すること、感謝されること、どちらも大切ですね】

春に向けて

 今日の3時間目、1・2年生が各学年の学級園に苗を植えていました。リビングストンデイジーという花で、春には可愛い花が咲くそうです。スコップで穴を掘り、苗の根っこをほぐして真っ直ぐ植えます。担任の先生が近くにいなくても、2年生がリーダーシップをとって進めていました。6年生が卒業する時には、学校を花いっぱいにして祝福したいという思いがあるそうです。
 一生懸命植えていると色々な発見があるようで、土を掘り返すとサツマイモがでてきたり、アナグマが花を掘り返している痕跡を見つけたりしていました。

 春に咲く花々に、1・2年生と担任の先生の思いが込められていることを6年生が知ったら、とても喜ぶことでしょう。それまで、水やりや草取り、たまには声をかけてあげて、大切に育ててくださいね。


【1・2年生のペアで作業しました】【早く終わったペアが手伝いにきました】


【右側にあるのがサツマイモ、「焼き芋にするとよさそうやね」と話していました】

すきまウッジョブ3

 今日の3時間目、すきまウッジョブが行われました。今回のテーマは「インタビューすること」です。11月~12月にかけて子どもたちは、林業のプロの方々に自分たちの課題解決のためにインタビューをして、そのインタビューをもとに自分なりの考えを深めていきます。そこで、日本と外国の文化の違いから学習し、私たちの考え方にはどのようなよさがあり、どのような弱点があるのかを考え、それを知った上でどのような方法でインタビューをしたらよいのかを学びました。


【来週から取材が始まります】

 まず、明治維新後の考え方を学習しました。明治に欧米の文化が入っていくると日本語を話すことをやめるのではなく、欧米の言葉に漢語をあてはめてきたそうです。「音楽」、「具体」、「判断」、「文化」等、日本の近代化のために用意された新造漢語が約1万あったそうです。それでも間に合わない場合はカタカナ表記をしたそうです。
 また、英語は自分は他人と違うという意識をもち、自分と他者はわかり合えないという意識から出発するそうです。そのため、言葉を尽くして相手に伝えようとする文化であること。一方日本では、「察し~わざわざ言葉にしなくてもわかってくれるだろう」という日本人のコミュニケ-ションがあります。これは、想像力を働かせることができるという強みにもなれば、意思をはっきり言葉にしないという弱みにもなります。このような日本人の特性を知り、インタビューの中で、強みは生かしつつ、弱みをカバーできるような方法を考えていきました。


【質問に答えてくださる方がいらっしゃるという幸せ、有り難いですね】

 インタビューのコツとしては「目的をはっきりとさせること」が一番大切なことです。「分かったふりをしない」、相手の答えに対して自分なりの見解を示し、その上で分からないことやもっと聞きたいことを聞くということを目指します。
 真摯に向き合い、思いや考えを引き出すことができるよう、「あれ?」と思ったこと、心が動いたことなどの言葉には、もっと深く聞く勇気をもちたいですね。

 来週からわくわく学習応援隊の方々をはじめ、多くの方々に子どもたちがインタビューをさせていただきます。お忙しい中、申し訳ありませんがどうぞよろしくお願いいたします。

読書集会

 今朝は、体育館で読書集会が行われました。今回の内容は、図書委員会による「うまいもの山」という紙芝居を用いた劇でした。まず、図書主任の先生から「想像しながらお話を聞こう」というめあてが示されました。その後、「うまいもの山ってどんな山だろう?」と子どもたちに質問をしました。すると「ハンバーグの山」、「チョコレートの山」、「わたあめの山」、「キャンディの山」、「ジュースの山」など、本当にあったら毎日でも通いたいなぁと思うような山がたくさん出されました。



 そして、いよいよ劇の始まりです。ぐうたら生活をしている「もさく」を見かねたおとうさんとおかあさんが、殿様だけが食べられるアケビと松茸がある「うまいもの山」に誘い出します。急な山道を軽快に上っていくおとうさんに比べ、「もさく」は「もっとゆっくり歩いてくれ~」と息を切らせながらどうにか着いて行きました。ようやく山にたどり着いた「もさく」ですが、お目当てのアケビがありません。「1日遅かったかぁ~」としたり顔のおとうさん。その後も松茸を探しに山に入りました。ぐうたら生活をしていた「もさく」、「うまいもの山」に行ったことで本当の「うまいもの」を見つけられることができたのでしょうか。


【ぐうたらの「もさく」をおとうさん、おかあさんが山に連れ出す作戦を立てました】


 【ナレーターも楽しそう】

 劇が終わると、図書主任の先生が「読書をすると想像力がつくといいますが、その『想像力がつく』とは『心の目がよく見えるようになる』ということだそうです」と
お話をしました。その「心の目」とは何かをみんなで話し合いました。「心の目」とは、「気持ちを見ること」、「心で見て、文章の一つ一つを感じる」、「相手の気持ちも見える」、「目に見えないものが見える」等と発表をしていました。
 図書主任の先生はそれ以外にも「『心の目』が見えることは、相手の表情や仕草から、何かをしてあげたくなる、優しくなれるということでもあります。読書は知識という面だけでなく、優しくなれるという心の面でも大きく役立っています」とお話くださいました。
 今回の読書集会では、読書がもたらす効果を違う視点から知ることができた時間になりました。