学校の様子

ウッジョブ ウッジョブ

 昨日は観光協会の方にお越しいただき、3時間目に3・4年生、4校時に5・6年生が学習を行いました。
 はじめに、観光協会の仕事についてお話しくださいました。観光協会では、諸塚のPRの他どんこ亭や池の窪グリーンパークの管理等もされているそうです。諸塚のことを知りつくした観光協会の方のお話とあって、子どもたちは何が聞けるのかワクワクしていました。
 
 3校時は、観光協会の方が「諸塚のすごいところ」を10個用意してくださっており、それを説明してくださいました。


【手作りの掲示物の他、セロハンテープまで観光協会からお持ちいただいていました】

 観光協会の方が説明してくださった「諸塚のすごいところ」は、
① 100年前から林業立村(1907年~)
② 森の中の道路網日本一
③ 村づくりコンクールで天皇杯受賞(1988年)
④ 村税完納60年
⑤ 世界が認めた森の管理(木材・しいたけ)
⑥ 世界に1つ FSCマークのしいたけ
⑦ めずらしい植物がある黒岳
⑧ 世界農業遺産(GIAHS:ジアス)の候補地
⑨ めざせあいさつ日本一

 これらのすごいところを聞いて、初めて知ったこともたくさんあった子どもたち。例えば、③むらづくりコンクールで天皇杯受賞という言葉を聞くと「ええ!!」と大変驚いていました。これは諸塚村の自治公民館制度が評価されたものだそうです。また、⑦めずらしい植物がある黒岳では、モロツカウワミズサクラやシコクフクジュソウ(雪割り草)などの植物を教えていただき、「見たーい!」と話していました。

 これまで、ウッジョブで林業のことを学習してきたのですが、それ以外にもたくさんの素晴らしいものが諸塚にはあるということを知り、誇らしい気持ちになったようでした。

 そして、授業の後には観光協会の方が使用されていた木のバインダーに興味をもち、「この木は何歳か数えてみよう。」と言って年輪を数えている子どももいました。


【やっぱり木には注目が集まりますね】

 今回、諸塚の自然や文化や辿ってきた歴史を学習して、諸塚の魅力をたくさん知りました。
とても分かりやすく、ていねいに教えてくださりありがとうございました。

 その頃、5・6年生はわくわく学習応援隊発足式に向けて「相手の聞く意識をアップさせよう」というめあてで学習をしていました。発表の仕方(所作や話し方、構成)を考えて、より相手に興味深く聞いてもらえるよう練習を重ねました。一番重要なところは、自分の考えた計画の目的や手段が相手に伝わるように工夫することでした。


【1人で練習した後、その後ペアで発表の仕方を見合い、感想を言い合いました。】

 7月1日に迫ったわくわく学習応援隊発足式でしっかりと伝えられるように、発表のスキルアップを目指します。

コンセプトを明確にしよう(ウッジョブ諸塚)

 今日の5校時に、5・6年生教室でわくわく学習(ウッジョブ諸塚)が行われました。この時間は、7月1日に行われるわくわく学習応援隊発足式に向けて、これからの活動のコンセプトづくりをしました。めあては「コンセプトを明確にしよう」です。①テーマ②課題設定の理由③内容④イメージ⑤わくわく学習応援隊の方々に聞いてみたいことの5つを考えました。
 
【校長先生が発表のモデルを示してくださいました】

 林業への貢献・発信のために、ぼんやりとイメージはしているのですが、それを言葉や図で表すことが難しく、前の時間に書いたものを参考にしたり、先生に助言を求めたりしてその苦しい時間に向き合いました。
 そして、それぞれ自分の計画を発表しました。進み具合はそれぞれですが、悩んで考えて何かを生み出すための時間も大切にしたいと思います。わくわく学習応援隊発足式まではあと少しです。粘り強く考えて自分たちの考えがしっかりと伝わるようにがんばりましょう。


【このような発表を積み重ねることで、考えが整理され自信もついていきます】

6月最後のお誕生日給食

 昨日は事務の先生のお誕生日給食を行いました。週に1日だけ給食を食べられる事務の先生、子どもたちに「今日は事務の先生のお誕生日給食だよ」と話すと「事務の先生は給食の時はいませんよ」と言っていました。「水曜日だけは給食を食べるんだよ~」と話すと驚いた様子でした。給食調理員の先生と同様、一緒に給食を食べられるのはお誕生日給食の時だけです。少しドキドキしながらも楽しく給食を食べました。

 昨日の献立は「牛乳、マヨネーズパン、ごぼうだんごスープ、オムレツ」という子どもたちが好きな給食だったこともあって、みんな時間内に食べ終わることができていました。

 子どもたちの学習が円滑に進むように、そして職員の仕事がやりやすいように環境を整えてくださる事務の先生、職員室では機械のトラブルがあるたびに一緒に対応してくださいます。いつもありがとうございます。


 【お誕生日おめでとうございます】

音楽も流れた読み聞かせ

 昨日は、朝の時間に読み聞かせが行われました。今回は保護者の方が読み聞かせに来てくださり、4冊の絵本を準備してくださっていました。
 1冊目は「ちいさなあなたへ」という絵本です。赤ちゃんだった子が、子どもになり、成長して新たな家族をもち、歳をとっていくその人生を、親の目線で静かに語りかける絵本でした。


【心が落ち着くような絵本でした】

 2冊目は「まってる」という絵本でした。「ママのケーキが焼けるのをまってる」、「雨がやむのをまってる」、「戦争が終わるのをまってる」など、いろいろな「まってる」が絵本の中に表現されていました。

 3冊目は前の2冊とガラリとかわった絵本でした。「ふしぎなでまえ」という絵本です。いもすけだんちの「じゃが」と「さつまいも」、ごはんを作るのが面倒だから出前を取りました。しかし、玄関を開けると空の器が立っています。仕方なく「じゃが」と「さつまいも」は料理をつくることになりました。絵本を読んでいる途中、「出前が来たのに作らんといかんって、どうする作る??」等子どもたちに話しかけてくださりながら、子どもたちを盛り上げてくださり楽しく聞くことができたようです。


     【子どもたちは、空の器が来たら自分たちで作るそうです】

 最後は「世界中の子どもたちが103」という絵本でした。これは103人の絵本作家の方々がイラストを描いて1つの絵本にしたものだそうです。「世界中の子どもたちが」という曲をかけてくださり、その歌に合わせて絵本を1ページずつめくっていってくださいました。そして、最後にあとがきを読んでくださいました。「大人が起こす戦争の最大の犠牲者は子どもです」とありました。そして「戦争が終わって今年何年か知ってる?」と尋ねられました。「70年!」とすぐさま答えていた子どもたち。すると、「戦争のことをおじいちゃん、おばあちゃんに聞いてみるのもいいかもしれんね」と話をされて読み聞かせが終わりました。


 今回も様々なジャンルの絵本を選んでくださり、新たな本の楽しさを感じた子どももいたのではないでしょうか。また、戦後70年という節目の年に、戦争で何があったのか、なぜ戦争が起きたのか、これからのどのような世の中を作っていかなければならないか等、考えるきっかけになったと思います。
 昨日は、お忙しい中お越しくださりありがとうございました。

ひよこの遊園地

 今日は朝から「トントントントン」と2階から金づちを叩くような音がしていました。なんだろう?と不思議に思っていると、3・4年生の担任の先生が職員室に来られて「今、ひよこの遊園地を作ってるんですよ。よかったら見に来てください」と話されました。このひよことはウッジョブ諸塚での取組でわくわくのたまごからかえったひよこのことです。このひよこには家も建てられています。そして、今回はブランコやシーソー、ジェットコースターなどの遊園地を作っているそうです。わくわくのひよこが楽しめるように、そして子どもたちも楽しみながら総合的な学習の時間と図工を関連させた学習をしていました。「かなづちを使ったことある?」と聞くと「4年生は学校ではないけど家であります」と答えていました。3年生は「しいたけのこま打ちの時に使いました」とか「文化祭で使ったことがあります」等と話していました。さすがは4年生、手際良く釘を打っていました。3年生も試行錯誤しながら、わくわくひよこのために一生懸命でした。


【ジェットコースター作り。スリル満点の急こう配】【こちらはバンジージャンプ】


  【ひよこの小物入れ作り】

 担任の先生によると、これから牛乳パックでお店を何軒も作る計画だそうです。わくわくのひよこを育てる上で楽しい環境を作っている3・4年生、このわくわく感をもってウッジョブにも意欲的に取り組んでくれると思います。


    【わくわくひよこの家】     【いつかはバンジージャンプするのかな】