学校の様子
ウッジョブ正念場
5時間目のウッジョブでは、パンフレット作りをしている子どもたちのために、日向から印刷会社の方がお越しくださいました。この印刷会社は昨年度もお世話になった会社で、昨年度のパンフレット作成時の様子もお話しくださり、子どもたちの計画をていねいに聞いてくださいました。
【子どもたちにとってプロの方に自分の意見を話すいい機会です】
その他の児童は、農林振興局や観光協会に行ってお話を聞いたり、12月に行われたツアーのお礼に行ったりしました。また、学校で作業をする子どもたちは、メッセージツリーの製作をしたり、CMのデータを発送する準備をしました。CMの発送では、定形外の封筒を使用し、CDを入れたり文書をたくさん入れたりするので、切手が普段見る切手と違うようで「(100円切手や10円切手を見て)こんな切手があるんですか?」と驚いていました。
この1週間が子どもたちにとって正念場となります。子どもたちの表情はとてもいきいきとしています。明日もウッジョブがあります。がんばりましょうね。
【やるべきことをきちんと理解しています】【発送準備、宛名書きをがんばりました】
朝の読み聞かせ
1冊目は「十二支のしんねんかい」です。今年はさる年、本校でさる年の子どもは2名いました。この本は、十二支の頭文字から文章が始まり、それぞれの特徴を分かりやすく紹介している本でした。絵本の終わりには、「あけましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします」とみんなであいさつをしました。
【1月にぴったりの絵本でしたね】
2冊目は「いくらなんでもいくらくん」という絵本です。何でも屋の主人の「いくらくん」、冬にお殿様に呼ばれ、「何でも屋ならブドウを出してみろ」とか「桜が見たい」等と難しい要求をされます。それでも「いくらくん」はお殿様相手に「あいよ」、「まあね」など素っ気ない言葉を返し、いくらで作ったブドウを出したり、いくらで作った桜を見せ、王様を満足させていました。「いくらくん」がいない生活は考えられない王様と「いくらくん」の行く末は・・・。読み聞かせをする先生の口調や間合いがこの本にとっても合っていて、笑いが耐えない読み聞かせの時間になりました。「あ~面白かった」と言いながら教室に帰っていく子どもたちでした。
【「いくらくん」に会ってみたいね】
調理員の先生によると、「(読み聞かせの時間が)15分という時間が頭にあってドキドキするんです」と話されていました。胸のドキドキを抱えながら子どもたちの為に毎年読み聞かせをしてくださることを有り難く思いました。今日も朝早くからありがとうございました。
荒谷小のそうじのひみつ
2階トイレ、手洗い場も今日は4人でそうじをしましたが、それぞれが役割分担をして、無言でてきぱきと行動をします。1年生は分からないことがあると、高学年に質問をします。教師がひとつひとつ指示をしなくても、自分たちで考えて行動できる子どもたちです。そうじの後はいつもふりかえりをします。1学期、1年生は「今日は◯◯をがんばりました」とふりかえりをしていましたが、今では「今日はすみずみまできれいにできてよかったです」と言えるようになっています。学校生活のあらゆる場面で子どもたちの成長を目にすることができ、とても嬉しく思います。
【そうじは3グループに分かれて行っています】
【水が冷たいけど腕まくりをしてみがきます】【便器をいろんな角度から見てみがきます】
かぜ予防の合い言葉
インフルエンザが流行する冬場でも、荒谷小の子どもたちは不思議と感染をしません。今年度もインフルエンザの流行がないよう、日頃から生活習慣を整えていきましょう。
【まずは見本を見せます】 【「毎日お風呂に入るぞ!」「オス!」】
市町村駅伝にエール
【今までのがんばりが自信になっていると思います】
【みんなの憧れです】
選考会の結果、見事この児童は選手に選ばれました。この時、1・2年生からもらった手紙はしっかりとポケットの中に入れて走ったそうです。
1月11日(月)に行われた市町村対抗駅伝では全力で走り、完走をしました。きっと私たちには分からないプレッシャーや緊張感があったと思いますが、諸塚村の代表として精一杯の力を出してくれたのだと思います。諸塚村のためにありがとう。
3学期始業式
1時間目は体育館で始業式が行われました。
まずは校長先生のお話です。新年のお話は、ラグビーで活躍されている五郎丸選手のお話でした。先日、テレビで五郎丸選手が2月にオーストラリアで行われるスーパーラグビーに挑戦するという報道があったそうです。それに挑戦する理由は「成功が楽しみなのではない。失敗することで成長できるから」と話されていたとのことです。そのように思ったきっかけは挫折を経験して、努力することの大切さを実感したからだそうです。「努力は自分を裏切らない、努力は自分に自信をもたせます」と校長先生はお話されました。また、努力した結果に一喜一憂するのではなく、努力したことを振り返ることが大切だともお話されました。
【努力することがinputで、その結果はoutput。inputが大切】
その後、代表児童が作文を発表しました。題名は「3つのやくそく」です。3年生の児童は残り3ヶ月の諸塚での生活を有意義なものにするため、自分自身に「3つのやくそく」をしたそうです。1つ目が「学校を休まないこと(健康)」、2つ目が「あいさつをすること」、3つ目は「ありがとうを1日3回言われるようにすること(友達)」です。大好きな諸塚で過ごす最後の3ヶ月だという意識が児童の中にはしっかりあり、「諸塚の人が忘れても私は諸塚のことを忘れません」という言葉が印象的でした。
【きっとみんなも忘れません】
次に、一言発表です。ここでは代表児童以外の児童が3学期に頑張ることを発表しました。
【1年生】
◯ なわとび(上手になりたいから)
◯ 漢字(2年生になって新しい漢字を習う時に早く覚えたいから)
【2年生】
◯ かけ算九九(全部言えるが、間違うこともあるため)
◯ 学習発表会(元気に楽しく発表し、お父さん・お母さん・地域の方々に楽しんでもらい、笑顔にしたいから)
【元気よく発表ができました】
【3年生(意気込みを漢字一文字に表すと)】
◯ 心(あきらめない心をつけたい)
【4年生(意気込みを漢字一文字に表すと)】
◯ 忍(苦しいときも頑張る)
【次の学年を見据えています】
【5年生】
◯ リーダーシップ、努力する力、コミュニケーション力をもっと高めていきたい。(コミュニケーション力では学習発表会でたくさんの質問をしたい)
◯ リーダーシップ(学校生活、学習発表会、卒業式で発揮したい)
【6年生】
◯ つなげる(後輩につなげる、学習をつなげる)
◯ 持続する(学習したこと、わくわく学習での学び)
◯ 教える=学び(残していきたいものを伝える)、質問を大切にする(なぜ?を学びにする)
◯ 続ける(これまでの学習、健康習慣、次の学年に向け教えること)
【学校のことを考えて目標を立てていました】
どの学年も、3学期の目標と手立てが具体的にイメージができていました。とても頼もしい13名の児童です。
始業式が終わると、生徒指導主事の先生からお話がありました。①あいさつ②そろえる③習慣④文化の4点についてでした。特に③習慣については、以前校長先生のお話でもあった「習慣が第2の自分をつくる」ということを指導されました。「どこにいてもあいさつをするという習慣ができれば、あいさつができる人という自分になれる、はきものを揃えることを習慣にすれば、自分ははきものを揃えることができる人という風に第2の自分をつくることができます」と話されました。また、④文化については、神楽についてです。今までウッジョブ等でつながった地域の方々が神楽はどのようにつながっているのかを考えてみると新たな発見があるかもしれないと話されました。
【習慣がなりたい自分になれるコツかもしれませんね】
とても寒い体育館の中でしたが、子どもたちは集中して話を聞いていました。子どもたちのやる気が感じられた始業式でした。
今日も訓練
【それぞれの持ち場で力を発揮します】
【訓練の後は運動場をきれいにならしてくださいます】
【「右向け右」、部長が列は乱れていないか確認】【OBの方も1日がかりです】
いよいよ明日は出初め式。諸塚村のグラウンドで行われるそうです。天気が心配ですが、第4部消防団の方々の力が存分に発揮されることを願っています。
【荒谷・南川のみなさんが応援しています】
職員室では、新学期の準備が進められています。1月8日が始業式です。みんな揃って元気に登校してきてくださいね。
【待っていますよ】
新年の幕開けは第4部消防団とともに
今朝、学校に来る途中に運動場からもくもくと煙が上がっていました。何の煙だろうと不思議に思って学校に行くと、運動場には第4部消防団のみなさんが集まっていらっしゃいました。運動場の煙は暖をとるために火をおこしていたのものだったのです。今日は1月6日に行われる出初め式のために、操法の訓練が一日中行われるそうです。9時前になると、消防服を着ていない方々も続々とお越しになっていて消防団員の動きを見守っておられました。
【消防服を着ていない方々は消防団OBの方々です】
「点検報告!」「放水はじめ!」「よし!」等の威勢のいいかけ声、きびきびとした動き、真剣な眼差し、新春の荒谷小に清々しい風が吹き込んできたようです。
【毎年好成績を残す、第4部消防団】
消防団の操法の訓練を見守りに来られたOBの方は「第4部消防団は去年は宮崎県で2位やったとよ。過去には2度全国大会に行ったこともある有名な消防団やとよ」と話してくださいました。その強さの秘訣を尋ねると「今の団員に教えることはもう何もないとよ。でもOBの人たちはみんな指導することができるとよ。どこを教えたらいいかみんな分かっちょるから」と話されていました。また「諸塚には消防署がないから、消防団員が頑張ってもらわんとどうにもならんとよ」とも話されていました。消防団OBの方々をはじめ、地域の方々からの期待を一身に背負っているのが、諸塚の消防団なのだと感じました。
朝早くから操法の訓練をする消防団員の方々、そしてそれを見守るためにお越しくださっている消防団OBの方々、このチームワークのよさ・つながりが第4部消防団の強さにつながっているのかなぁと思いました。
【全速力で重たいホースを運びます】
【脇を固める団員・OBの方々】
今日は、春のような陽気で消防団員の方々には光る汗が見えました。「毎年、この訓練をする時には霜柱を踏みしめて、びちょびちょになりながらするっちゃけどねぇ。やっぱり今年はあったかいわ」と話されていました。毎年恒例の操法の訓練ですが、第4部消防団そして荒谷・南川地区の結束力を見せてもらった貴重な時間になりました。
【この物差しで足の位置を正したり、「休め」の時の足幅を確認したりするそうです】
【お昼は青空の下で】
【午後からの練習に向けてしっかり食べてくださいね】
【明日も練習があります】
新年を迎える準備
【諸塚らしい門松ですね】 【わ~い、しいたけ~】
そこに、「ゆずりは」や「ウラジロ」を持った教頭先生がいらっしゃいました。この「なば木」だけの門松に飾りをつけてくださるのです。この飾りは、事務の先生が用意してくださったものらしく色鮮やかで大変大きなものでした。
【門松作り 初挑戦です】
強い風が吹き付ける中、門松作りをしてくださった教頭先生、荒谷小にも新年を迎えるための門松が出来上がりました。
【ウラジロとゆずりはの生命力を感じる門松になりました】
今年も、保護者の皆様、地域の皆様、わくわく学習応援隊の皆様等たくさんの方々にお世話になりました。お陰様で、子どもたちの成長は子どもしっかりと自覚していますし、職員も子どもたちの成長に手応えを感じております。これも皆様のお力添えのおかげだと感謝しております。本当にありがとうございました。
来年も荒谷小の子どもたちのためにご協力いただきますようお願い申し上げます。
よいお年をお迎えください。
「教頭先生、早い!」
【今日はクリスマスメニューです】
おいしく給食を食べていると、職員室でお仕事をしていた教頭先生がランチルームへ来られ一緒に給食を食べました。「サンタさんって煙突から入るとよね。煙突って細いのにどうやって入るんだろう?」と話をしながら食べていると、教頭先生がクリスマスケーキを食べ始めていることに子どもたちは気づきました。「え!!早い」、「教頭先生、早い!!」と口々に言う子どもたち。もちろん教頭先生は給食を全部食べた上でクリスマスケーキを食べようとしているのです。後から来られたのに、もう給食を食べ終えていることにびっくりした子どもたち。隣のグループからも教頭先生の給食をのぞきに来る子どもたちが続出しました。
【そんなに見られると照れます】
教頭先生はお仕事が忙しいので、給食も早めに食べてお仕事に戻られるのです。クリスマスムードの教室に数分間のざわめきがありましたが、その後子どもたちは自分の選んだケーキをおいしく食べていました。ごちそうさまでした。
2学期終業式
まず、みんなの発表です。ここでは全校児童が2学期にがんばったことや身に付いた力をホワイトボードに書いたものを用いて発表しました。
1年生は、まず長距離走やなわとびを頑張った子どもの発表です。「長距離走では笑顔で走ったら最高記録が出ました」、「なわとびは160回も跳べました」と嬉しそうに発表していました。次に一輪車となわとびを頑張った子どもの発表では「転んでも転んでも挑戦しました」とくじけずに頑張る姿を発表していました。
2年生はなわとびを頑張った子ども、かけ算九九を頑張った子どもがいました。なわとびでは特に二重跳びを頑張ったそうで「練習をすることで、2回、3回、4回、7回と跳べる回数が増えました。練習をたくさんすればできるようになることを学びました」と発表しました。かけ算九九を頑張った子どもは「身体を使ってかけ算を言うようにしました。7の段を言います」と言って、7の段の九九を言い始めました。「7×1が7 7×2=14・・・・」どこで身体を使うのかと楽しみにしていたら、「7×6=42」の時にニコッとして顔や身体を横に傾けて「しじゅう に~」と言っていました。また、「7×7=49」の時にはお腹を抱えて「しじゅう く~!」という方法を披露してくれました。
【1年生もハキハキと発表できました】
3年生は読書を頑張った児童の発表です。2学期までに100冊を目指して取り組んでいたけれど、現在までに92冊というあと少しのところまできています。冊数は到達できませんでしたが、選ぶ本の種類が変わってきたようで5・6年生が読むような本にも挑戦しているそうです。そして「本がもっと好きになりました」と発表していました。もう一人は「あきらめない心」が身に付いた児童です。運動会や長距離走大会で苦しいときもあきらめずに頑張ったことから、強い心が育ったと自覚していました。
4年生は一輪車の半回転を頑張ったそうです。地道な練習を積み重ねることで「忍の力」が身に付いたそうです。「『忍』とはつらい時も悲しい時もがんばることです」と発表していました。
【心が育った3・4年生】
5年生は「①努力する力②リーダーシップ③コミュニケーション能力が身に付きました」という児童の発表から始まりました。ホワイトボードに言葉と図で表現し、分かりやすいように説明していました。例えば①努力する力では、体育でかべ倒立の学習をしている時に、何度も何度も失敗したけれど一生懸命練習をしてできるようになったと発表していました。
もう一人の5年生は、「コミュニケーション能力」が身に付いたと発表していました。ウッジョブやこぶとこじいばあスクールでの経験から「ゆっくり話すこと」や「話題を準備しておくこと」等コミュニケーションに必要な技術も理解したようでした。
6年生は「①聞く力、話す力②思いやり③見通す力が身に付いた」児童から発表しました。①聞く力、話すちからは、ウッジョブやにっこりトークで培ったそうです。また、②思いやりは「思いやり=相手意識」と捉えていると発表し、相手意識をもって行動することを心がけたとのことでした。
次に「①つなげる力②にっこりトーク③活かす力④探究心⑤見える化⑥あいさつ、会釈」という6つが身に付いた児童の発表でした。それぞれの項目について根拠を示し発表しました。たくさん身に付いたものがあると自分で思えることは、充実した日々を過ごすことができた証なのかもしれません。
その後、「①積極的になった②コミュニケーション能力がついた③体力がついた」の3点を発表した児童は身に付くためのコツも教えてくれました。「積極的=発表をする」と捉えて行動したこの児童は、運動会でも団長で団をまとめたり、にっこりトークでも聞くだけに終わるのではなく、発表に対しての意見や質問を言ったりすることを意識していたそうです。コツは「聞きながら考える」ことだそうです。②コミュニケーション能力では、はるちゃんツアーや岡山での発表、ウッジョブでの取材を通して、話題をもっておくことや笑顔がコツだと話してくれました。③体力がついたでは、運動会や長距離走大会で諦めることなく力を出しきりました。自分の中でライバルを見つけることがコツだそうです。
【筋道がしっかりとしたふりかえりでした】
その後、代表児童(6年生)が作文を読みました。この児童は「切磋琢磨」、「コミュニケーション」という視点でまとめていました。「切磋琢磨」では、昨日の自分と戦う、ライバルをつくる等、自分の中で常に目標を掲げて様々な活動に取り組んだようでした。「コミュニケーション」では、ウッジョブなどの取材を通して相手の考えを引き出すような会話ができたそうです。「もしかしたら、アナウンサーになれるかも・・」という自分の新たな一面も見つけることができたと発表していました。
【秘めた力が出てきました】
その後、校長先生からのお話がありました。今日は「成長」と「生かす」というお話しでした。
「成長」では、これまでの行事での成長やウッジョブでコミュニーション能力を身に付けたこと、また読書では1・2年生が平均179冊という驚異の冊数を記録したこと、宮日新聞の掲載が13編となったことなど、子どもたちの成長を振り返ってくださいました。
「生かす」では、冬休みは今まで学習してきたことを「生かす」場であるとお話しくださいました。家庭や地域でのあいさつや片付け・清潔などのことについてお話しされました。大晦日の大掃除、片付け、感染症にかからないための身体の清潔、どれも大切なことですね。
【「習慣は第2の自分をつくる」】
それから生徒指導主事の先生からのお話です。生徒指導主事の先生がお話を用意していた内容は校長先生がお話しくださった内容とほとんど同じだったそうです。あいさつについては、「あいさつ+にっこりトークをしてください」とお話がありました。これは「こんにちは」だけで終わるのではなく、笑顔も一緒に「こんにちは」とあいさつをし、その後の一言にも挑戦するものです。例えば「元気でしたか?」とか「今日は寒いですね」とか「会いたかったです」等の言葉です。この一言があるだけで、あいさつした人同士の距離がぐっと縮まるような気がします。
【ゲームは時間を決め、ゲームをしたら読書もすることも話されました】
最後に表彰です。たった13名の子どもたちですが、読書感想文や読書感想画、造形展など様々な分野で活躍をしています。たくさんの表彰が行われました。
【まずは長距離走大会】 【多読賞(1~4年生)】
【多読賞(5・6年生)】 【東臼杵地区子ども造形作品展】
【県読書感想文コンクール】 【県読書感想画コンクール】
子どもたちの成長を、みんなで共有した終業式になりました。
ウッジョブふりかえり
ツアーを行った児童は「このツアーを行うことでコミュニケーション力と郷土愛が身に付きました」と話していました。そのことについて他の児童から「どのようなことからコミュニケーション能力がついたと思うんですか?」と質問がありました。すると「始めは関係機関の方々と打ち合わせをする時は校長先生に頼り切っていたけれど、ツアーの時には自分のツアーだという責任感がでてきました。また、参加してくださった方々とも自然に話ができたことからコミュニケーション能力がついたと思いました」と話していました。
他の児童は、「こぶとこじいばあスクールに行って、『木のフレームは角を丸くした方がいい』とアドバイスをもらいました。今度はもっとコミュニケーションがとれるように工夫したいです」と発表していました。それに対して「どのような工夫をするのですか?」と鋭い質問が返ってきました。すると「学校のことを話すなど話題を準備したいです」と答えていました。
【発表に対して、的を射た質問がたくさん出てきていました】
ウッジョブを通して林業のことを学習していますが、その学習を通して様々な力が子どもたちには身に付いているようです。それを子どもたちはしっかりと自覚しています。2学期、たくさんの方々にご協力いただいたおかげで、子どもたちのウッジョブ諸塚は進めることができました。3学期はまとめの時期になります。これまで学習してきた内容をふりかえりながら、子どもたち自身が1年間の集大成として学習発表会で発表できるよう準備していきたいと思います。関係者の皆様、本当にありがとうございました。
雪がちらちら
【押すよ~】 【1年生も外が大好き】
【野球の練習】
読み聞かせ
1冊目は「つみきつんで もっとつんで」という絵本です。つみきが大好きな男の子、つみきを高く高く積んでいきます。すると窓を超え、屋根を越え、木を超え・・・。ネコやりすもお手伝いして積み木を積み上げます。どこまで高くなるのか。積み木から広がる世界を子どもたちは頭の中に広げていったと思います。
【種類の違う3冊を選んでくださいました】
2冊目は「ママがおばけになっちゃった」です。この絵本は車にぶつかっておばけになってしまったママが、一人息子のことを心配してこの世界に戻ってきたお話です。はじめのうちはママがおちゃめな表現をし、面白くクスッと笑うような内容でしたが、おちゃめな表現をしていたのはきっと心の中の淋しさや無念さを隠していたのだと思います。もっと一緒にいたかったし、もっと色々なことを教えたかったママ、ママを亡くしておばあちゃんと2人の生活に淋しさを感じる男の子を想像すると涙が出そうになります。ママの「『生きている時にこうしえおけばよかった』と思う人がおばけになるのよ」という言葉も印象的でした。読み聞かせに来てくださった保護者の方は「みんなのお母さんも同じ気持ち(子どもを大切に思う気持ち)をもっているよ。みんなもお家の人にいつもありがとうって伝えてね」と話してくださいました。
3冊目は「サンタクロースはおもちゃはかせ」という本でしたが、残念ながら時間の都合でこの時間は読めませんでした。「いい子には白いサンタ、悪い子には黒いサンタが来てお仕置きをするんだって」と少し話をしてくださり、本も置いて帰ってくださいました。そして、その後2年生が読み聞かせをしてくれたそうです。
周りにいる人たちを大切にしようと改めて思える読み聞かせの時間でした。本当にありがとうございました。
林業アピールツアー ~山師と語ろう~ その2
【手作りの串、おいしいでしょうね】【かまどで猪鍋づくり】
主催者児童のお母さんもお越しくださり、猪鍋づくりをしてくださいました。ご自宅でもお正月などは人数が多くなるので、かまどで茶碗蒸しを作ったりにしめを作ったりされるそうです。ごうごうと燃える炎、たくさんの具材、白い湯気が食欲をそそりました。
夕方になると、ハチ料理の名人もきてくださいました。周りの方からは「シェフ」と呼ばれるほどの腕前だそうです。大量のハチを素揚げしてくださいました。また、ハチそうめん担当の方も大きな鍋にハチや野菜、そうめんを入れてことこと煮込んでくださいました。
【ハチそうめんの下ごしらえ】【左がハチそうめん、右がハチの素揚げです】
【自分の仕事を全うする火の番担当】
たくさんの方々の力を借りて、ようやく夕食ができあがりました。
【メニュー】
◯ かまどで炊いたごはん
◯ 猪鍋
◯ ハチそうめん
◯ ハチの素揚げ
◯ ハチの炒め物
◯ シカの刺身
など
【これは猪鍋】
山の恵みを囲んで、みんなで林業について語り合いました。子どもたちも自分の夢などを話していたようです。この語らいの場があるからこそ、参加者と主催者とが打ち解けることができ、色々なお話ができます。子どもたちも臆することなく話をすることができていて、このツアーでまた成長をしたのではないでしょうか。
このツアーを企画・実行するにあたり、諸塚村観光協会や地元の林業会社のみなさん、「よしや」を経営されている皆様など多くの方々にお力添えをいただきました。お陰様で大成功のツアーになったと思います。本当にありがとうございました。
12月14日(月)、このツアーで参加者からアンケートを書いていただいたものを校長先生から児童に手渡されました。この児童にとってはきっと宝物になると思います。参加された皆様、ご協力ありがとうございました。
【どのような感想か楽しみですね】
林業アピールツアー ~山師と語ろう~
【猪汁を作る準備を率先して手伝ってくださいました】
ツアーの参加者は全員で9名です。8名が現役の宮崎大学や九州大学の大学生や大学院生、そして諸塚村から緑のふるさと協力隊の方1名という方々です。
まず、はじめに自分のニックネームを名札に書き、ツアー中はその名前で呼ぶという工夫がありました。この方法で、ツアー参加者と主催する子どもたちとの距離を縮めようとのアイディアです。そして、はじめの会が始まりました。まずは参加者のみなさんの自己紹介です。「実際の林業の現場に触れたい」、「現場の方の生の声を聞きたい」、「諸塚にはもう何度も来ている」という方もいらっしゃれば、「諸塚村に来るのも伐採現場を見るのも初めてです」とおっしゃる方もいらっしゃいました。どの方も、林業について学ばれている方々でしたので今回のツアーには大変興味をもってくださっていました。
次に子どもたちの自己紹介です。今回のツアーで一人一役は担っている子どもたち、ツアーの成功に向けての意気込みを語りました。
【主催者の児童からはじめのあいさつ】【大学生を前にしても堂々の発表です】
【ウッジョブでは主催者の児童を指導された校長先生からもあいさつがありました】
〈子どもたちの目標〉
◯ 役目を果たしたい(火の番)
◯ 伐採現場やモザイク林相のことを教えたい
◯ 笑顔で関わりたい
◯ 諸塚や林業のよさを発信したい
◯ コミュニケーション力を高めたい
◯ 笑顔をわすれないようにコミュニケーションしたい
という目標をそれぞれ発表していました。その後、子どもたちのウッジョブ諸塚での活動を発表し、いよいよランチルームでの昼食です。昼食にはほかほかのおにぎり、つけもの、にしめ、猪汁、みそ等のたくさんの料理が並んでいました。ツアーの主催者である児童のおばあちゃんやお父さんも準備を手伝ってくださり、おばあちゃん特製にしめには、肉厚のしいたけやぜんまいがあり、とってもおいしかったです。お父さん担当の猪汁にはたくさんの猪肉や野菜が入っていて「買ったのはとうふくらいです」と話されていました。それ以外の具材は自家製の野菜のようです。諸塚の食材で作られたお昼ごはんを食べながら、子どもたちも大学生と次第に打ち解けて話をしていました。
その後、伐採現場に移動です。荒谷小学校から10分ほどの場所に地元の林業会社の方々が待っていてくださいました。まずは社長さんからお話がありました。今回伐採する木は植林してから40年~50年経ったものだそうです。大きな木を切るところを初めて見るツアーの参加者の方々は目をキラキラさせていました。
【急な斜面に立っている木を伐採します】
【去年まで伐採の仕事をしていた主催者の児童のおじいちゃんもお越しくださいました】
ヘルメットをかぶって、伐採現場の見学です。受け口を切り、追い口を切って、くさびを入れるという、以前森林体験学習で見せていただいた伐採現場の時と同じような手順で進められました。くさびをとんとん叩いていくうちに、大きなきが少しずつ傾きどしーんと地面に倒れていきました。大きな音ですが、山に吸い込まれるようなやわらかい音です。1本の木の伐採が終わると拍手の音で伐採現場が包まれました。何本か伐採をした後、特別にツアーの参加者の1人に伐採の体験をさせてもらえることになりました。初めてする伐採に手が震えたそうです。
【貴重な体験です】
その後、質問の時間が設けられました。安全旗についての質問も出たため、この会社で毎日されている事故を防ぐための声かけを実際にしていただきました。
【安全第一】
質問の中には、林業を学んでいる方ならではのものもありました。専門的な言葉が出てきたり、質問の切り口が違ったりして、そのような質問ができる大学生のみなさんをすごいなぁと思いました。
普段見ることのできない伐採現場、わざわざツアーのためにご協力いただいた地元の林業会社の皆様、ありがとうございました。この林業会社の方々には、後に計画されている「~山師と語ろう~」の時間にもお越しいただきました。
【他では味わえない貴重な経験でした】
もちつき大会・長距離走大会
長距離走大会では、これまで自分たちが出してきた記録の更新にむけて保育所生と小学生が円陣を組み、かけ声をかけて始まりました。
【自分の記録に挑戦!】
保育所生、1・2年生、3・4年生、5・6年生の順に走ります。保育所生の年長さんは今回1・2年生と同じコース、同じ距離を走りました。保護者の方からの応援や子どもたちの応援を背に、勢いよく走って行く子どもたち。いつもよりも足が軽いように見えました。途中、転んでしまったり、コースの間違えなどのハプニングもありましたが、全員が力を出し切ってゴールまでたどり着きました。見応えのある長距離走大会になりました。
【スタートラインに立つと胸がドキドキしましたね】
午後からはもちつき大会です。この日のために保護者の皆様は前日からお手伝いに来てくださっていました。当日も臼を運んだり、火を炊いたりして、もちつき大会に備えてたくさんの準備をしてくださいました。
【色々とお世話をしてくださった家庭教育学級長さん】
ぺったん、ぺったんもちつきが始まると、子どもたちはウズウズ。子どもたちがつけるような状態になるまで、お父さん方が力強くついてくださいました。それを見ていた子どもたちは「早くつきた~い」、「もうすぐかなぁ」とおもちをつく順番がくるのを今か今かと待っていました。そして、いよいよおもちをつく番になりました。息を合わせてぺったん、ぺったん。途中でおもちが杵にくっつきうまくつけないときは、「杵を水につけてん」とアドバイスをいただき、またぺったんぺったん。やわらかくておいしそうなおもちが出来上がりました。
【「面!」というかけ声も聞こえてきました】
体育館の中では、お母さん方と子どもたちでおもちを丸めていました。小学生が保育所生に丸め方を教えてくれて、色々な形のおもちが出来上がりました。
【黄色いおもちも丸めました】
本校では毎年、白いおもちやピンクのおもち、黄色や緑、茶色のおもちなど色とりどりのおもちが出来上がります。全部で500個以上のおもちができました。
待ちに待った試食の時間、家庭教育学級長さんが毎年持ってきてくださるきゅうりの漬け物を中心に、子どもたちの円ができました。あんこが入ったおもちを選ぶ子、ピンクのおもちを選ぶ子等、自分の食べたいおもちを選びみんなで「いただきます」をしました。つきたてのおもちはとってもおいしくて、あっという間に子どもたちのお腹の中に入っていました。まだ余力がありそうな子どもたちを見て、家庭教育学級長さんが「まだ食べたい人?」と聞いてくださり、なんとおかわりができました。嬉しそうにおもちまで駆け寄る子どもたち。2つめのおもちもぱくぱく食べて大満足の様子でした。
【給食もしっかり食べたけどおもちが入るスペースはちゃんと残っていました】
最後に、保護者の方々へお礼を言いました。また、6年生は田んぼを貸してくださった地域の方におもちを持ってお礼を言いました。保護者の方だけでなく、地域の方にもお世話になってできたもちつき大会、とても賑やかで感謝に包まれた時間になりました。ありがとうございました。
林業アピールツアー 荒谷小までのアクセス
遠方からお越しくださる方が多くいらっしゃいます。道中、気をつけてお越しくださいね。お待ちしております。
林業アピールツアーについて
H27.12.9更新
「林業アピールツアー山師と語ろう」の計画案
1、日程案
ア 事前準備
・ 昼食は晴れたら外で、曇りなど肌寒かったらランチルームでします。
・ 昼食のメニューは、おにぎり、つけもの、おばあちゃん特製にしめです。
・ ご飯炊きや会場の準備をしますので、11時に集合して下さい。
・ ご飯炊き(8合)できたら、おにぎりを作ります。
・ 緑のふるさと協力隊の方が早く来て手伝ってくれます。
・ 早く仲良くなる方法 その① 名札を用意。それにニックネームなど書いてほしい。
(例えば、「はるちゃん」とか。そして、ツアー中はその名で呼ぶこと。)
(参加者が来られたら、名札にニックネームなどで書いてもらう。名札、マジック準備)
イ 12月12日12時 荒谷小到着・・・体育館へ案内、車の案内(駐車場へ:〇〇くん)・・撮影係:〇〇さん
・ 始めの会【司会〇〇さん】
・ あいさつ【〇〇】
・ あいさつ【校長先生】
・ 自己紹介(参加者には、なぜこのツアーに参加したかを交えて紹介してもらう。小学生は自己紹介とニックネームを言う。)
・ 日程説明(〇〇さん)
ウ ランチルームの中、または外で食事 【天気次第】
※みんなで楽しみましょう。みんなで準備や片付けをしましょう。
13:30学校出発
現場へ:白鳥神社を通って長野の途中です。
車で移動(校長先生の車と担任の先生の車に5・6年生はのる。)
5・6年生でウッジョブの取組を発表するときに使うものがあったらそれも車に乗せる。
エ 伐採現場を見学・インタビュー 【14時~15時】
進行:〇〇さん
社長に伐採の時のお話をお願いする。
伐採が終わったら、参加者から質問を受け、山師に答えていただく。〇〇さん:撮影の趣旨を話し、みんなに協力をしてもらう
オ 古民家よしやに到着15:00予定
・ 予定を話す。
・ 管理人さんを紹介する。
・ 早く仲良くなる方法 その②夕食作りをみんなでする。
・ メニュー 猪鍋、釜でご飯を炊いて、おにぎりにする。
・ 食材の提供:イノシシは私のおじいちゃん
野菜は〇〇さんの作った黒原の野菜
・ 猪鍋の指導は、山師 〇〇さんと〇〇さん
・ 〇〇さんのしいたけを作っているところの参観もいいですよ。
・ 暖房のため、暖炉でまきを燃やす。(火の当番:〇〇君)
カ 山師と語ろう 【17時~20時】
※山師の皆さんと語り合いましょう。
・ 司会(〇〇さん)
・ あいさつ(〇〇)
・ 乾杯のあいさつ(社長)
・ 食事(今日のメニュー紹介 イノシシ:〇〇さん、米:〇〇家、野菜:〇〇さん、しいたけ:〇〇さん)
・ 自己紹介
(5・6年生はウッジョブで取り組んでいることを紹介する~3分間)
(山師は林業のやりがいを話す。)
(参加者は、伐採体験の感想などを話す。)
・ 6年生の飲み物はペットボトル1本。分かれて座り、取材をしたり、山師との対談を聞いたりして、後日文書で報告する。~(感想文を書いて下さい)
・ 振り返り:7時45分になったら、5・6年生は今日の振り返りをする。
・ お礼とアンケート依頼(〇〇)
・ 万歳三唱(〇〇さん)
・ 子どもは解散(大人はまだまだゆっくり)
2 参加者(12/4現在9名)
・ 宮崎大学農学部 5名の学生さん
・ 緑のふるさと協力隊 1名
・ 九州大学 3名の学生さん
※前日から来村(迎え12/12 8:00しいたけの館 校長)
なお、この計画案はウッジョブのコーナーでもPDFファイルを添付しています。
ウッジョブ
最後に、九州大学からお越しいただく3名の学生の皆様、連絡をとって確認させていただきたいことがございます。荒谷小学校にお電話かメールをいただければ大変有り難いです。よろしくお願いいたします。
諸塚村立荒谷小学校 電話 0982-65-1120
メール ara-syou@m-link.jp
【皆さんに会える日を首をなが~くして待っています】
5時間目もウッジョブ!(林業アピールツアー編)
事前準備から始まり、5・6年生の役割分担、伐採現場の見学方法、古民家よしやに到着してからの段取り、山師の方々と語り合う時の流れなど、しっかりと計画ができあがっていました。
【たくさんの方々のご協力のおかげでツアーができます】
それから、ツアーに来てくださる方々と早く仲良くなる方法も確認したり、他の児童がインタビューする段取りを確認したりしました。綿密な計画で、その日が待ち遠しくなるようでした。今回のツアーには、現在9名の方が参加してくださる予定になっています。
これらの計画を聞いて、他の児童は「多くの人と関わって時間や内容が細かく出されていました。私もパンフレット作りをがんばりたいです」とか「仲良くなるための方法を聞いてなるほどなと感じました。ツアーを成功させるためにがんばります。」など応援の言葉も発表していました。また、発表をした児童からは「諸塚に貢献したいという気持ちを改めて見直すことができました。今回、みんなに協力をしてもらうので、私もみんなのウッジョブに協力していきたいと思います」と発表がありました。このツアーの計画を聞いて、自分の学習内容のヒントになるものもあれば、刺激を受けてもっと自分の学習内容を充実させたいと思った児童もいると思います。
【みんなで協力して成功させましょう】
最後に校長先生から「今回の学習ではコミュニケーション能力をどう高めるかが課題です。大事な言葉(キーワード)を入れて話す、相手の言葉を聞く、笑顔を忘れないなど、コミュニケーションで必要なことを忘れずに新たな世界に挑戦してください」とお話がありました。12日のツアーでは初めて会う方々ばかりだと思いますので、ぜひこれらのスキルを使ってコミュニケーションを図ってくださいね。そうすることで、ツアーに参加された方々も楽しく過ごせると思います。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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30   | 1   | 2   | 3   | 4   | 5   | 6   |
宮崎県東臼杵郡諸塚村大字家代6159番地
電話番号
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