校長室から

学校日記

自分自身に「心の『金メダル』」を!

11月も1週間経ち、今日は、「立冬」。暦の上では冬を迎えました。校庭のイチョウやモミジ、学校周辺の木々もずいぶん色付き始めています。

また、近頃は、毎朝のように学校は雲海の雲の中状態となっています。朝9時を過ぎてようやく太陽が顔を覗かせるようになります。

今朝は、11月の全校朝会でした。今回は、「校長先生の『宝物』」と題して、趣味のマラソン大会の完走証やゼッケンをもとに話をしました。

「『なぜ宝物なのか?』それは、簡単には手に入らないものだからです。」と切り出し、フルマラソンに向けての日々の練習の積み重ねや、大会でのきつくつらい思いなどについて伝えました。

そして、「完走証やゼッケンは、目に見える『宝物』ですが、目に見えない『宝物』に気付いたのです。」ということで、「途中で止めたいと思う弱虫の心と闘って、最後まであきらめない粘り強さ」をもつ自分に、目には見えない“心の『金メダル』”をあげたい。」と話しました。

明後日9日(木)から、押方小では持久走練習が始まります。そして、12月1日(金)の参観日に持久走大会を行います。「弱虫の心が現れても、途中で止まったり、歩いたりせず、きつくても最後までしっかり頑張り、みんなが“心の『金メダル』”を自分であげられるように。」あわせて、「体調の悪いとき、途中でいつもと身体の調子がおかしくなったときは、走らない!走るのをやめる!それも『自分の命は、自分で守ること』」と締めくくりました。

  持久走を通して「努力すること」や「途中であきらめない粘り強さ」を「やかたの子」の心にも培いたい、そんな思いからの今回の話でした。
  

☆ 「弱虫の心」を追い払って、自分で「心の『金メダル』」があげられるようにがんばりましょう!カゼなどひかないように、健康にも十分気を付けましょう!

☆ 郡の陸上大会や郡民スポーツ祭剣道での上位入賞者の表彰も行いました。おめでとう!

「みやざきシェイクアウト」に参加しました。

 今日、午前10時、宮崎県では、南海トラフ巨大地震を想定した県民一斉防災行動訓練「みやざきシェイクアウト」が実施され、本年度押方小も登録・参加しました。

 緊急地震速報を見聞きした際に、速やかに身の安全を確保する行動がとれるようにするための訓練で、「DROP!(まず、低く)」、「COVER!(頭を守り)」、「HOLD ON!(動かない)」の3つを基本行動として取り組みます。

 2校時の授業中でしたが、10時に緊急校内放送を入れ、訓練用音源を鳴らすと、各教室では、子どもたちが素早く自分の机の下に潜り、机の脚を握って訓練が終わるまで、そのままじっと待っていました。

 9月にも、この訓練用音源を使って、昼休みに避難訓練していましたので、子どもたちも慌てることなく落ち着いてできたようです。また、昨年の熊本地震による揺れも経験している子どもたちですので、みんな真剣に取り組みました。

 約2分間の訓練ですが、瞬時に避難行動をとる実践力の育成には、大変効果が期待されます。今後も「命」を大切にし、「自分の命は自分で守る」意識と実践力を身に付けた「やかたの子」を育成していきます。
  
☆ 地震は、また、いつやってくるか分かりません。備えあれば憂いなしです。家でも家族で、防災や避難について話し合っておくとよいですね。

深まる秋を感じながら・・・。

11月を迎えました。二月めくりのカレンダーは、最後の1枚となってしまいました。月日が経つのは、本当に速いものです。昨日から朝の気温もグッと冷え込むようになり、夕方、民法テレビでは、「国見ヶ丘の雲海が見られた。明日も見られるかも・・。」というニュースが流れていました。

押方小の校歌の歌詞にある「国見ヶ丘」、そして、校章にもデザインされている「国見ヶ丘の『雲海』」。校区内にある雲海スポットだし、これを見ない手はない、と、今朝は早起きして、夜が明ける前に国見ヶ丘に行ってみました。学校から車で6~7分くらいで行ける場所です。

行ってみると、まだ暗い中、駐車場には既に3~40台の車が。展望所では、カメラを設置してみんな日の出を待っておられました。

東の山の端から空が次第にオレンジ色に変わり始めると、雲の海が見え始めました。西の阿蘇五岳を臨む方向でも、低い山が雲の上から頭を覗かせています。とても感動的で、心が洗われました。

日の出の時刻が近付くにつれ、車は7~80台くらいに増え、100名近くの人が訪れていたでしょうか。平日の早朝ですが、皆さん、昨夕のニュースを観ておられたのかもしれません。さすがに雲海の名所ですね。

以前にもお伝えしましたが、雲海が現れる朝は、学校もすっぽり雲(朝霧)に包まれ、子どもたちも雲海の中を登校してきます。なんともファンタスティックです。

 「身近な自然に秋の深まりを感じながら、今月も『やかたの子』とともに、明るく元気に過ごしていきたい」と、天孫降臨、神々の故郷伝説の残る高千穂に現れた雲海に、願いを込めました。
 
☆ まだまだ雲海の見頃は続くようです。気象情報をご確認の上、ぜひ、一度「国見ヶ丘」の美しい雲海をご覧になってください。防寒対策をお忘れなく!

とっても意欲的でした。

2校時に、職員で、1年生の算数の授業を参観しました。

授業始まりのチャイムが鳴ると全員静かに黙想し、当番の「立腰!」という号令で、授業が始まりました。

始めに学級担任が、これまで学習してきたことをフラッシュカードで問題を出すと、ポンポンと答えが返ってきました。

今日の学習は、「繰り上がりのあるたし算」で、その計算の仕方を説明するという内容でした。繰り上がりは、「足される数が10になるように、足す数を分解して考える」ことがポイントです。子どもたちは、数図ブロックを操作しながら10のまとまりを作り、残りを足して答えを求める活動を何度も繰り返し、口でも計算の仕方を唱えながら、体感的に理解していきます。

何度も何度も繰り返し練習したおかげで、別の問題が出されても、計算の仕方が説明できるようになり、最後の学習の振り返りでは、全員◎を付け、「10のまとまりをつくればよいことが分かった」などと、学習のめあても達成できた様子でした。

1年生女子5名は、とても元気ノリノリで、学習への意欲も高く、たくさんの先生方が見ている前でも進んで手を挙げ、発表や説明ができるようになっています。友だちの意見や先生の話もしっかり聞き、ノートに自分の考えをきちんと書くことなどもできていて、半年間の成長ぶりの素晴らしさを感じました。これからもますます楽しみです。

  秋の大きな行事などが続く中ですが、学習にも最適なこの時期です。どの学年も落ち着いた学校生活を送らせ、子どもたちに着実な力を付けていくよう努めていきます。
  
☆ みんなとっても意欲的に楽しく学習していました。明日の高千穂小との合同学習会、大勢の高千穂小のお友だちとの学習でも、元気で頑張れるかな?

秋晴れの中で、楽しい思い出作りを!

秋雨前線の影響で10日ほど前からぐずついた天気が続き、先週末も台風21号の接近で、時折激しい雨に見舞われました。

しかし、月曜日の今朝は、台風一過の太陽がまぶしく、登校してくる子どもたちの声もいつになく明るく弾んでいました。今までスッキリしなかった気分も、朝から青空で晴れ晴れしたのでしょう。昼休みも久しぶりに運動場で遊ぶ子どもたちの姿を見ました。

この秋空の下、5・6年生の田んぼの稲刈りもようやく実施できました。台風の影響で稲は倒れていましたが、全員鎌を使って刈り取り、刈った稲を集めてひもで縛り、最後に、学校のフェンスに掛け干しまで済ませることができました。「収穫の秋」にやはり太陽は欠かせませんね。

今回も保護者の興梠さん、戸髙さん、そしてJA高千穂の2名の方が指導やお世話をしてくださり、大変ありがとうございました。

ところで、今週は、各学年とも対外的な校外行事が目白押しです。25日(水)~27日(金)は、高千穂町立小学校連合修学旅行で、町内の6年生が合同で修学旅行に出かけます。行き先は、長崎、佐賀、熊本です。それから、1~4年生は、25日(水)に高千穂小学校にて、高千穂小の子どもたちとの合同学習会を行います。人数の多い高千穂小の子どもたちと一緒に授業や活動をします。さらに、27日(金)は、1~5年生は、秋の遠足です。五ヶ瀬ワイナリーとGパークに行く予定です。当日は、「弁当の日」にもなっています。

どの行事も、今回は天気の心配もなく、気持ちよい秋晴れに恵まれそうです。学習の場を押方小以外に移して、「やかたの子」らしさをしっかり発揮して、たくさんの友だちをつくり、楽しい思い出をいっぱい持って帰ってきてくれることでしょう。

  それぞれの行事にあたり、多くの方々にお世話になります。押方小「やかたの子」たちをどうぞよろしくお願いいたします。
 
 
☆ 5・6年生が刈った稲は、約1か月掛け干しして脱穀ということです。おいしい秋の実りをいただける日が待ち遠しいですね。

☆ 他の学校の友だちをたくさんつくること。お世話になった方々にしっかり感謝の気持ちを伝えること。自信と誇りをもって「やかたの子」らしい姿で臨んでください。