日誌

日々徒然

8/26 始動

本日から生徒が登校し、学校が始まりました。

何と言っても一番うれしいことは、夏休み期間中に生徒が事故や事件などに遭わず、元気に過ごしてくれたことでした。

 

これから冬休みまでの4か月間は、様々な行事が予定されています。

9月はものづくり体験や農業体験がありますが、これらの体験をとおして生徒達がどのように成長するかが楽しみです。

 

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8/9 母親の思い

今日の集会では、平和学習を行いました。

先の戦争では民間人の方々も多数亡くなっています。

生徒達も写真や映像などで目にする機会も多いとは思います。

その亡くなった方一人一人はどんな思いだったのか・・・・。

今日の集会では、東京大空襲で亡くなった赤ちゃんと母親の姿をとおして生徒達に考えてもらおうと思い以下の資料を準備しました。

以下、原文の要約です。(須田卓雄さんという方が、1970年12月29日に朝日新聞に自らの体験をもとに発表されたものです。)

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昭和二十年三月十日の東京大空襲から三日目か四日目のこと、私は永代橋から深川木場方面で死体の片付け作業に従事していた。
異臭や無惨な遺体にも慣れていたが、ある遺体に違和感を覚えた。
その人は赤ちゃんを抱えていて、さらに、その下には大きな穴が掘られていた。
母と思われる人の十本の指には血と泥がこびりつき、爪は一つもなかった。

指で固い地面を掘り、赤ちゃんを入れ、その上におおいかぶさって火を防ぎ、わが子の命を守ろうとしたのだろう。

赤ちゃんの着物はすこしも焼けていなかった。
小さなかわいいきれいな両手が母の乳房の一つをつかんでいた。
だが、その赤ちゃんもすでに息をしていなかった。

私たちは涙で顔を汚しながら、その女性の顔を丁寧に拭きとると、若い顔がそこに現れた。
ひどい火傷を負いながらも、息の出来ない煙に巻かれながらも、苦痛の表情は見られなかった。
これは、いったいなぜだろう。美しい顔であった。
人間の愛を表現する顔であったのか。

そして、誰かが「花があったらなあ」と言った。

あたりは、はるか彼方まで、焼け野原が続いていた。

私たちは十九才の学徒兵だった。

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7/25 胸に刻む

今日は小中合同研修を行いました。

これは、夏季休業中に毎年行っているものです。

 

今年は内容未定のまま7月になろうとしていました。

どうしたものか・・・と思っていたところ、研究主任より「南部教育事務所の方に来ていただいて、ひなたの学びについて研修したい」との相談があったため、二つ返事でOKを出しました。

 

本校では、これまでも紹介してきましたが、校内の研究として生徒に「自分の勉強の仕方」を見つけ出し、身に付けさせる取り組みを行っています。

自分が「わかる」「できる」と感じ、自信をもつことが学びに向かう力を伸ばすと考えています。

今のところ朝学習の時間を中心に試行錯誤していますが、今後は授業中での「個別最適な学び」につなげたいと思っています。

 しかし、実際に授業で生かすためには、教師が「ひなたの学び」を理解し、授業で実践していることが重要です。

そういった意味で、今日の研修は大変重要な研修でした。

 

実際、齊藤指導主事には、事前にお渡しした質問に対して具体的に丁寧に回答していただきました。

また、「なぜ『ひなたの学び』なのか?」の説明も具体的で大変わかりやすい内容でした。

おかげさまでこれまでキーワードとしてばらばらに頭の中にあったものが1つにまとまった感じです。

ここまでわかりやすく説明していただいたのですから、今度は我々が実践という形で生徒たちに返していかなければならないと強く感じました。

 

齊藤指導主事がまとめで話された中で、特に私の心に残ったものを挙げます。(実際に言われた内容と多少文言が違う点はご容赦ください)

・専門でない方の言葉がヒントになる。(グループ協議について)

・「教えあい」は一方通行ではない。

・生徒が発表した内容を他の生徒に説明させることで生徒同士をつなぐことができる。

・教えない教師が最高の教師である。

・学校で学んだことをすべて忘れて、残ったものが教育

・今日の授業の取り組みは「ポン」と出たものではなく、何日も考え抜いて作り出したものだ。(公開授業後の指導教諭の話)

 

特に最後の言葉は心に響きました。

今日の研修に向けて齊藤指導主事に準備していただいた内容がまさにこの通りだと思います。

素晴らしい演奏、素晴らしい作品、素晴らしいプレーの裏には必ず想像を超えた努力の積み重ねがあるのと同じです。

私たちも同じ授業のプロとして、この言葉を深く胸に刻んでおく必要があると感じました。

 

最後に、齊藤指導主事、本日は本当にありがとうございました。

私自身大変勉強になりました。

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7/19 前半終了

本日で、1学期前半が終わりました。

4月からの4か月はあっという間でしたが、生徒達はどの行事や授業など、いずれも全力で取り組み、しっかりとやり遂げてくれたことが何よりうれしかったことです。

その裏には、先生方の細やかな計画と丁寧な指導や助言があったことは言うまでもありません。

先生方の、それぞれ生徒の持つ個性や持ち味を理解し、大切にしながら、生徒に寄り添って取り組む姿勢には頭が下がります。

 

須木中の夏休み期間中の登校日は8月9日だけです。この日は須木地区の花火大会の前日準備となっています。

須木地区を代表する大きな行事について、準備と事後の清掃ボランティアという形で自分たちがその一翼を担い、実際に無くてはならない存在になっていることは、とても誇らしいことです。

このような行事へのかかわりが、須木に対する自分の存在感を感じ、郷土愛を育て、人間性を高めてくれているのだろうと思います。

 

 

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7/18 絵に込めた思い

先週、すきむらんど温泉 かじかの湯の駐車場に一枚の絵が設置されました。

中学生が須木小学校に在学中に描いた絵です。

須木の特産品の作物や動物、自然、吊り橋や滝、そこで楽しむ人々が生き生きと描かれていました。

子ども達の須木愛にあふれる素晴らしい作品だと思います。

 近くに行かれた際は、是非実物をご覧になってください。

(駐車場の一番奥です)

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