PTAの部屋
地域学校協働活動推進研修会
地域学校協働活動推進研修会に参加しました。
これから先の社会の変容として、AIの発展により約47%の仕事が自動化される可能性が高いことにより「子どもたちの多くは、今は存在していない職業に就く」ことになるそうです。そして子どもたちが生きることになる「予測困難な社会」に求められる資質・能力とはコミュニケーション能力だそうです。
しかし、私たちの周りを見渡してみると、少子高齢化や自治会への非加入世帯が増えたことで、地域との関わりが少なくなってきたように思います。「地域の教育力」という点では昭和の時代に学ぶことが多いのではないでしょうか。盆踊りや祭りなどの地域の伝統行事、敬老会、運動会、親子会(育成会)での遠足、七夕飾り作り、クリスマス会などなど。隣のおばさんが近かった頃。近所の子どもたちの名前をみんなが知っていた頃。この家庭にはこういう支援が必要ということを地域の人たちが把握できていて、さりげない「助け合い」が当たり前のように行われていた頃。
もう少しさかのぼると「隣組」という相互扶助的な(残念ながら相互監視という目的もあったようですが)組織がありました。「向こう三軒両隣」という言葉もあります。
学校と地域が歩み寄って実行したい活動は
S すぐにでも
D だれでも
G がんばれること
s その程度のこと です。
今の子どもたちの未来を守るためには温暖化や過疎化、脱炭素化などの地球規模の危機について知る必要があります。SDGs、ジェンダー、LGBTへの理解など、子どもたちが学校で学ぶことを大人も学ぶ機会を作り、意識を共有できるようになるといいなぁと思います。
地域の方とのミーティング
地域学校協働活動の最初のアクションとして、広見地区の区長さん、高齢者クラブの会長さん、民生委員さんとミーティングを行いました。
地域学校協働活動とは、「学校を核とした地域づくり」を目指して、地域と学校が相互にパートナーとして連携・協働して行う様々な活動です。
本校は広見地区にあるので、まず、一番身近なところから取り組みたいと考え、三つのプランを提案しました。
1. 防災・避難訓練
非常食・保存食の試食、災害用倉庫の確認、広見地区で想定される被害についての説明、そして「起震車体験」!
この訓練を定期的に行い、カセットコンロ炊飯など災害時に役立つ体験を重ねていきたい。
2. ひろみ ほのぼの会 訪問
月1で開催される高齢者クラブの集まりにボランティアの生徒が参加させていただき、トランプ、輪投げ、お手玉などをして交流する。
3. 生徒による高齢者のスマホ教室
スマホ操作に不安を持っている、スマホに興味がある、という高齢者に生徒が操作方法、便利な機能、注意する点などを教えることで、生徒自身にもネットの怖さという「気づき」を期待する。
区長さん、会長さん、民生委員さんからも積極的なご意見をいただき励みになりました。プランの実現に向けて計画を練り上げていきたいと思います!
追記:消防署に問い合わせたところ起震車は故障中で修理の目途が立っていないそうです( ;∀;)できないと分かると余計やりたくなります。早めの復旧を祈ります。
「ありがとう」の反対は「あたりまえ」
家庭教育学級で、ほめる達人協会宮崎支部 小澤充寛氏の講演会を開催しました。先生方も含め約40名が参加し、「ほめ達」への道を学びました!
翌日の職員朝会では、職員室から大きな拍手の音と、どっと笑う明るい声が響いていました。昨夜私たちは、ほめ達の小澤先生に「全力で拍手してください」と言われ手が痛くなるくらい拍手を続け、根拠なくほめたいときは「なんかいいよねー」という言葉を繰り返す、と習ったのです。
大きな拍手は手のひらのたくさんのツボを刺激し、血行を促進するので健康増進に役立つそうです。職員室ではきっと「なんかいいよねー」とか、ほめ達3S(「すごい」「さすが」「素晴らしい」)が飛び交い、気持ちの良い朝のスタートに一役かったのでしょう。すぐに取り入れる先生方の素直で柔軟な姿勢に拍手パチパチ//☆
♡最高のほめ言葉は・・・事実+ありがとう
(例)洗濯物取り込んでくれたのね!ありがとう!
♡ほめられない時は言い換えてみる
すぐ騒ぐ→活発だ 落ち着きがない→行動的
違う! →面白い! または、そうくるか!
残念! →惜しい!
♡「すみません」「ごめんなさい」を「ありがとう」に言い換えてみる
♡「ありがとう」の反対は「あたりまえ」
(人は誰かに感謝されたい)
「ほめる」の反対は「人と比べる」
(人と比較するのではなく、行動、貢献、成長をほめる)★「講演聴けなくて残念~(;´Д`)」という方は「ほめ達」公式サイトから『ほめ下手だから上手くいく-「ほめられない」を魅力に変える方法』という書籍が無料でダウンロードできます(^^♪
不思議なPTA
購買部の片隅で不思議な題名の冊子を発見しました!
その名も『不思議なPTA』
1992年「母と子」という雑誌の9月臨時増刊号として刊行された冊子です。
これによると、戦後のPTAは、1947年、当時の文部省から全国の各学校に通達された指針により再開しました。このときのPTAの概念は「子どもの幸福と教育をまもりたかめるために、親と教師が協力して、学習したり、行動することを課題とした自主的団体である」とされています。PTAは、Parent Teacher Associationの略、明治時代から戦前にかけては「後援会」や「保護者会」という名称で活動していたようです。
内容としては現在とそぐわないところもありますが、「行事を少なく、だいじなことだけをするPTAに」「“忙しくない”活動を効果的に」という考え方は、コロナ禍においてのPTA活動の在り方として念頭に置きたいものだと思います。
この本を開いたことで、30年前の日向中PTAがどのような活動をしていたのか知りたくなり、保存してある広報誌を読み返してみました。
群馬県で開催された日本PTA研究大会では、1つのPTA活動組織の活性化について、参観日の出席率向上、決めた時間以外にテレビを見ない習慣化などの研究発表をしたことが報告されています。
校則の見直しやPTAバザーに関するアンケート、「いま、子どもの心が見えますか?」という特集では生徒に対してアンケート調査を行っています。
この年の9月から学校週5日制がスタートしており、「学校週5日制を考える」という教頭先生の記事には、「学校週5日制は、家庭教育2日制とも言われ」「休みが増えるとゆとりができて家庭や地域が本来の機能を取り戻し、生きる楽しみを見いだす契機になるのではないか」と書かれています。
また、『生徒手帳』というコラムでは、6月には「地球サミット」(環境と開発に関する国連会議)が開催され、フロンガスによるオゾン層の破壊、工場や自動車の排気ガスを原因とする酸性雨による森林荒廃、二酸化炭素の増加による地球温暖化についての対策が話し合われたこと。「少子高齢化社会」が危惧され、「子どもを産み育てたくてもためらってしまう社会環境の悪さが出生率低下の原因の一つである」という引用から、当時の中学生が大人になったころ直面するであろう地球規模の問題を憂慮しています。まさに現在を予見している記事です。
今、PTA役員として活躍してくださっている方たちのなかには、このころPTAに係わってくださった方々のお子さんがたくさんいらして嬉しくなります。
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お父さんやお母さんがPTAに関わる姿を見ていたことでハードルが低くなるのかもしれません。
研究大会がオンラインで開催されたり、打ち合わせや連絡をライングループで行ったりと、取り組み方も変化してきています。ハードルはぐーんと低くなっていますよ(^^)
エコロジカル・フットプリント
美郷町北郷区で開催された「県民総ぐるみ教育推進研修会」に参加しました。
その中で、NPO法人フードバンク日向の理事である難波裕扶子さんの「すべては子どもと地域の未来のために ~続かない未来を続く未来へ~」という講演がとても分かりやすく、みんなに聞いてほしい大切なお話でした。
今なぜSDGsなのか。人類は存続の危機にあり、この逼迫した状況を速やかに改善するために私たちひとりひとりが今ある生活を見直して、ずっと続いていく未来を取り戻そう。そのための17の世界的目標、169の達成基準、232の指標からなる持続可能な開発目標が、Sustainable DevelopmentGoalsです。
また、人類が地球環境に与えている「負荷」の大きさを図る指標を「エコロジカルフットプリント」といいます。地球はひとつしかないので、本当なら私たちは限られた資源を分け合って大切に使わなければならないのですが、私たちが消費する資源の量が、1年間に地球が再生できるエネルギーの供給量を超える日を「アースオーバーシュートデー」といい、今年は7月29日(グローバル・フットプリント・ネットワーク:GFN発表)だったそうです。さらに、もし日本が輸入に頼らないで国内の消費活動を賄うとしたら、日本が7.8個分必要という計算になるそうです。当然日本はひとつしかありませんから、残りの6.8個分は地球への借金ということになります。未来の人たちが使えるはずの資源を、私たちが先取りしてしまっているのです。これはぞっとする事実です。
SDGsは世界的な目標ですが、取り組むのは私たちひとりひとりです。では、今私にはどんな取り組みができるでしょう。SDGsの17の目標に当てはめてみることにします。
1 貧困をなくそう 労働者への適切な賃金のためにフェアトレード表示の製品を選ぶ。
2 飢餓をゼロに いただいたり買いすぎた食品をフードバンクに届ける。
3 すべての人に健康と福祉を 予防接種用ワクチン購入のための寄付をする。
4 質の高い教育をみんなに チャイルドスポンサーシップに参加する。
5 ジェンダー平等を実現しよう 家事を分担する。
6 安全な水とトイレを世界中に 洗濯はまとめて。入浴はなるべくシャワーで。食器は洗う前に汚れを古紙でふき取る。
7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに 節電、節水、リサイクルをこころ
がける。ゴーヤなどを育ててグリーンカーテンを作りクーラーをひかえめにする。家電などを買い替えるときはエネルギー効率のよい製品を選ぶ。
8 働きがいも経済成長も 労働者への適切な賃金、労働環境の改善、児童労働をなくすためにフェアトレード表示のある製品を購入する。
9 産業と技術革新の基盤をつくろう 災害復旧のための寄付をする。
10 人や国の不平等をなくそう 障害のある人、LGBTなどを個性ととらえる。
11 住み続けられるまちづくりを 自治会に加入し地域のことに目を向ける。地域の清掃作業などに進んで参加する。
12 つくる責任つかう責任 食べ残しをしない。使い切れない量の買い物をしない。エコマーク(文房具、ポリ袋など)、バイオマスマーク(トイレットペーパー、セロテープ、スティックのりなど)のついた商品を選んで購入する。家庭菜園を作った野菜を食べる。
13 気候変動に具体的な対策を 公共交通機関を利用する。徒歩が可能な範囲で買
い物をする。
14 海の豊かさを守ろう エコバッグ、マイボトルを使用する。
15 陸の豊かさも守ろう FSC®認証(ジュースのパックや菓子箱、ティッシュ、トイレットペーパーなど)、間伐材マーク(割りばし、紙コップ、ノートなど)、RSPOマーク(石鹸、洗剤、カップ麺など)などの製品を使用する。
16 平和と公正をすべての人に 政治に興味を持ち必ず選挙に行く。
17 パートナーシップで目標を達成しよう 地域でSDGsに取り組む企業や活動を応援する。
世界気象機関(WMO)は、このまま地球温暖化が進むと2040年代にはアフリカの氷河がすべて消滅する見通しだと発表しました。エコロジカルフットプリントの低い国々の人たちが、先進国のもたらす温暖化の影響で洪水や干ばつ、酷暑など生死に係わる被害を受けることになります。
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創立記念日
10月15日は61回目の創立記念日です。本校は昭和35年に富島中学校から日向中校区として独立、1、2年生のみによる生徒数799名でスタートしました。第1回の卒業生が75歳くらいですから、3代に渡って日向中というご家庭もあるのではないでしょうか。
坊主頭と雑嚢(肩掛けタイプのかばん)の時代、もんぺの清掃着の時代、ブルマーがハーフパンツになり、セーラー服の三角タイがリボンに代わり、学生服のカラーがなくなり、刻々と変化は続いていきます。変わらないのは、ここが13(12)歳から15(14)歳の子どもたちが、青春時代の入り口を駆け抜ける場所だということです。
昭和62年当時の校門付近の様子
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希望の坂道がこんもりと木々に覆われています。
さて、日向中学校には「日向中学校後援会」という組織があり、毎年創立記念日前後に総会を行ってきました。メンバーは歴代のPTA三役ですが、代表として元会長さんたちに集まっていただき、校長先生と現会長から日向中の現在について報告し、ご意見を伺い、交流を繋げてきました。
平成14年に新たな校門として建立された「希望の卵」と「希望の丘」も、後援会の事業として作られました。この一対のモニュメントは、日向中学校にゆかりのある彫刻家 田中等氏が制作され、碑文も田中氏によるものです。
「希望の卵」
「希望の丘」
平成28年度、中校舎、北校舎を残して、現在の新校舎と体育館が完成しました。当時の日髙俊一郎校長が、校歌の中の「白い学び舎」という歌詞を重視され、新校舎も白い壁面になりました。真新しい校舎は清潔で気持ちの良いものですが、古い校舎には愛着と温もりがあります。♪しろいまなびや わがぼこう♪と口ずさむ時、頭に浮かぶ校舎はそれぞれの時代の、違う「白い学び舎」なんだなあと思うと感慨深いものがあります。
また、地域の方々にとって本校は「校区内の中学校」というだけでなく、災害の際には避難所となります。PTAバザーが盛んな頃使っていた大鍋で炊き出しを行うような事態が起こらないことを願うばかりですが、もしも平日の昼間大きな災害が起こったら生徒も学校に足止めされます。備えあれば憂いなし。不測の事態に活かせるような防災知識、訓練、そして連携を深めていきたいものです。
PTA研究大会
8月21日 北九州市において第69回日本PTA全国研究大会北九州大会が開催され、本校からも運営委員の方々4名がオンラインで参加されました。
大会スローガン「じりつ、創造、尊重、調和、そして成長」
メインテーマ 〇一人ひとりに寄り添い誰ひとり取り残さないPTA活動
〇どんなときも「歩みを止めず進み続ける」PTA活動
〇未来を見据え、次世代に伝えつなげるPTA活動
参加人数 8,000人
軽快なトークが飛び交い、どのゲストの談話にも心に響くものがあり、何度も聞きたいと思う内容だったそうです。感想を伺いましたのでまとめてみました。
☆教育とは・・・
・その子が存在していることを全力で抱きしめ無条件に受けとめること。
・ひとりひとりが天才。
・教育=共育 育てる親も育つ。
子どもから学ぶことも多い。
いきなり親にはなれない。
・その子がHappyになるための幸育であり個育である。
☆ICT教育について
ネットワークがあれば恵まれない子どもでも、学校に行かなくても学べる。
紙と鉛筆がなくても学べる。
足並みを揃えなくてもよい。
座学でなくてもよい。
☆心に残ったパネラーの言葉
・見ざれども、我は咲くなり
・「心配」より「信頼」
・「ありがとう」がとび交う社会へ。
・「当事者性」・・・当事者として考え、当事者として生きる。
・みんな考え方は違う。価値観を押し付けない。→共通点は何だろうと
考える。
・迷惑をかけてはいけないと言うが・・・迷惑をかけ合って生きるのが人
生で、弱音もはいていい。→「見守る」
・「元気」と「迷惑」は貸し借りすればいい。
・「情報」より「経験」
・PTAは大人の成長する場。地域の力で子どもを育てる。
・自分自身の魂を輝かしていく→魂で仕事をする→知恵がうまれてくる。
人見るもよし 人見ざるもよし
されど我は咲くなり
武者小路実篤
9月9日
令和3年度より日向中学校内に「地域学校協働活動」の事務局が発足しました。これは、地域全体で子どもたちの学びや成長を支えるとともに、「学校を核とした地域づくり」を目指して、地域と学校が相互にパートナーとして連携・協働して行う活動です。
でも、難しく考えないでください。要は、「一緒に何かしましょうよ!」学校と地域が「仲良くしましょうよ!」という活動です。
まずひとつ目の取り組みとして、広報「希望の坂道」に「地域の声」というコーナーを作り、地域の方から日向中学校へのメッセージを掲載します。コロナ禍により発行が遅れていますが、楽しみにお待ちください。
部室棟2階のミーティング室を借用してPTA用のミーティング室としても使えるように整えました。この部屋は、PTA活動や地域との連携などに利用することができます。
緊急事態宣言が解除されコロナ禍の状況が改善されたら改めてお知らせしますので、積極的に活用してください(^^)
励 一万の力
例年よりずいぶん遅いスタートとなりましたが、成人教養部では、7月13日、家庭教育学級の開級式を行いました。三密を避けるため視聴覚室で余裕を持って席を取り、PTA会長木村志保さんの講話とたかはし生花店さんの指導による多肉植物の寄せ植え作りを行いました。木村さんの子育てにおける三つの信条①自分の行動をちゃんとする(子どもは見ている、大人のまねをする)②心配しすぎない(大丈夫?の言葉が子どもを不安にさせる)③叱るより励ます(励という字は、一万の力と書く。親に励まされて育った子どもは一万の力で大きくなる)心に留めておきたい言葉ですね。
寄せ植えを作ったみなさん、順調に育っていますか?順調に育っていない場合はお庭の隅にそーっと置いておくと結構再生しますよ(^_-)-☆
文責 PTA事務 大坪
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
27 1 | 28 1 | 29   | 30 1 | 31 1 | 1   | 2   |
3   | 4   | 5 2 | 6 1 | 7 2 | 8 2 | 9 1 |
10 2 | 11 2 | 12 3 | 13 2 | 14 1 | 15   | 16   |
17   | 18 1 | 19 1 | 20   | 21 1 | 22 1 | 23   |
24   | 25 1 | 26 1 | 27 1 | 28   | 29 1 | 30   |
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