学校の様子

卒業式2

 昨日の卒業式の様子のつづきです。
 規模縮小については、昨日お伝えしましたが、感染症予防の対策にも万全を期しての実施となりました。卒業生には、朝の検温と健康観察を確認、在校生、来賓の参列、卒業式の歌(校歌のみ斉唱)を仕方なく割愛し、会場の椅子の間隔を空けることや、卒業生、保護者の皆様には、マスク着用と、アルコール消毒の徹底をお願いしました。マスクについては、入場や点呼、代表あいさつ以外は着用としました。また、校内各場所に消毒液を設置し、衛生面でも配慮しました。本当に制約の多い中でしたが、心を込めて卒業生の門出を祝う、素晴らしい想い出に残る卒業式になったと思います。





3年間の思いを込めた答辞代表は堂々と発表してくれました。不完全な形の卒業式の中にあっても、旭中生としての誇りに満ちた立派な答辞でした

 答辞は、以下のように始まりました。
 「2月27日の夕方の『3月2日から全国の学校一斉臨時休業』のニュースには耳を疑いました。翌日登校し、『今日でみんなとお別れ?』と言ったことを覚えています。そして、入試後の学級や学年の様々な行事もすべて無くなり、皆との別れを惜しむ間もなく、悶々とした日々を過ごしながら今日の日を迎えました。思い描いた卒業式ではないけれど、今はただ、先生方と一人の在校生(注:送辞の2年生)、保護者に見守られながら3年生の仲間が揃って卒業式を迎えられたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。(以下略)」
 参加者の中には、涙を浮かべる卒業生、保護者の方、教職員の姿がありました。これまでとは少し雰囲気の違う式でしたが、晴れ晴れとした表情で71名の卒業生はこの旭中学校を巣立っていきました。