インテリア技術部

都城島津灯ろうまつり(インテリア技術部)

姫城地区まちづくり協議会からの依頼で灯ろうの原画を昨年作成し、代表で2名の部員が「庄内地理志」をテーマに作成しました。

作品は約畳1枚分の大灯ろうとなり、7月27日(日)旭丘神社(都城)の灯ろうまつりで点灯式が行われました。幻想的な世界感が漂い、タイムスリップしたかのような空間でまつりも盛り上がっていました。

【制作意図】~時代のうつり変わり~

「地誌」とは、ある一定の地域の地理・文物・風俗を記した書物の総称。領主達が自らが治める地域を把握するために実施する極めて「政治的」なもの。

今回の制作で表現したかったことは時代のうつり変わり。庄内地理志について調べましたが、江戸時代は男性中心の世界。江戸時代と現代では男女の立場が変化しているため、描いた人物は性別を超えて調査や記録をする姿、左利きの人物を入れたりと多様性を表現しました。歪んだ時計やスマホ、pcなど現代のツールを描き、グラデーションの背景も時代が変化していく事を考えて描きました。
灯ろうを見た人が楽しんでもらえるように「庄内地理志」に関してのクイズや紹介を入れ視認性を高める効果を出しました。