高等部の様子

高等部日誌

就労支援セミナー

 2月3日(金)就労支援セミナーが行われました。講師として、県障害福祉課、宮崎労働局みやこのじょう障害者就業・生活支援センター、宮崎障害者職業センターの方々にお越しいただきました。

 セミナーでは、聴覚障がいをもった人の卒業後の進路について実際に働いている様子のDVDを視聴したり、障がい者雇用の現状、就職するための心構えなどの内容をお話したりしてくださりました。中には事前に手話を勉強し、手話通訳なしで説明してくださった方もいらっしゃいました。生徒達はセミナーを受講し、卒業後、困った時はどこに相談すればよいか具体的知ることができただけでなく、自分達を親身になって支えてくれる相談機関があることを知り。安心して社会に出て行けると実感できたようです。貴重な学びを得ることができた就労支援セミナーでした。

 

 

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スーツ着こなし講座

 1月20日(金) 洋服の青山 都城平江店様より2名のスタッフを講師としてお招きし、「スーツ着こなし講座」を実施しました。

 この講座は、専門家から正しいスーツの着こなしや身のこなし方を学ぶことで、社会人としての自分をイメージし、これから必要とされる実際的な力を身に付けようとする態度を養うことを目的としています。

 スーツの着こなしだけでなく、就職試験の際のマナー、ネクタイの色や靴下の選び方、コートのたたみ方など学校の授業ではなかなか学ぶことができない内容を懇切丁寧に教えていただきました。

 講座が終了した後も講師のお二人にはメンズの立場、レディースの立場から質問に答えてくださいました。生徒だけでなく、職員にとっても学びのあるスーツ着こなし講座となりました。

     

 

 

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弁論大会

 11月18日(金)、高等部弁論大会が実施されました。

 高等部の生徒が、それぞれ「私の過去・現在・未来~優しい目で見てね~」、「スマホは毒か薬か」、「顧復之恩(こふくのおん)」というテーマで発表しました。

 「私の過去・現在・未来~優しい目で見てね~」の発表では、生徒のこれまでの経験やさくらに入学し自分がどう変わったのかを振り返り、今の自分の課題を今後どう改善していくかという発表でした。

 「スマホは毒か薬か」の発表では、資料画像やスマホの依存度チェックテストを提示し、発表を聞く人に自分のスマホとの付き合い方を問う内容でした。

 最後の「顧復之恩(こふくのおん)」の発表は、今までは分からなかった学ぶ意味が少しずつ理解できるようになり、今後、今までお世話になった人や迷惑をかけた人に恩返しをしていきたいという内容でした。

 生徒それぞれの個性や価値観が発揮された発表でした。自分の思いを言語化することは、今後も社会で生活するために必要なスキルになると思います。生徒にとって、多くの学びがあった弁論大会でした。

 

 

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社会見学(高等部)

11月2日(水)に、社会見学に行きました。

今回は、路線バスを使って移動し、都城市役所、都城市立美術館、都城島津邸を見学しました。

都城市役所では、福祉課や議場、市民課に行き、様々なサービスや手続き、選挙や議会についての説明をしていただきました。住民票を申請するための手続きやマイナンバーカードの使い方も体験させていただき、将来の自立した生活について、意識を高める貴重な体験となりました。

次の都城市立美術館では、歌川広重の東海道五十三次を鑑賞しました。教科書で見たことのある絵を実際に目にして、「本物は迫力がある!!」などの感想が聞こえました。3人それぞれに、ゆっくりと楽しみました。

最後に都城島津邸に行きました。最も生徒の皆さんの印象に残ったのは、昭和天皇がお泊りになられたお部屋やお風呂、再現された食事等とそれにまつわるエピソードだったようです。

将来の自立した生活に必要な力について考え、様々な余暇の過ごし方があることを知る、貴重な体験になりました。

 

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心のバリアフリー交流(with都城農業高校)

 都城農業高校(ライフデザイン科)の生徒との交流が行われました。今年度は全3回の交流で、1回目と2回目はお互いの学校を行き来し、10月29日(土)に実施した3回目はイオンモール都城駅前店にて一般のお客様を対象にワークショップを行いました。

 初めは、緊張でなかなかコミュニケーションを取ることができませんでしたが、交流を重ねるごとに少しずつ積極的になり、筆談や身振り、UDトーク等の情報機器を利用しお互いに距離を縮めようとする姿が多く見られました。

 また、都城農業高校で育てられた花を使ってのワックスボムや入浴剤、ソルトフラワーの制作活動ではそれぞれの個性あふれる素晴らしいものに仕上げていました。「ワークショップを成功させる」という共通の目的のために、様々な準備を分担して行いました。

 3回目の交流は、一般のお客様を対象にした活動内容でした。ハロウィンのイベントが近くで催されており、騒がしい中での交流となりましたが、それぞれがホワイトボードを片手に一生懸命コミュニケーションを図っている姿が印象的でした。

 今年度、全3回の都城農業高校との交流を通して、「(相手から)情報を得ること」「(相手に)気持ちを伝えること」の楽しさを実感できたのではないでしょうか。

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