日誌

2017年5月の記事一覧

修学旅行あれこれ

 5月24日(水)から26日(金)までの3日間、美郷町内3校の小学校合同での修学旅行に行ってきました。美郷町では、道路事情や活動内容等を考慮して、通常の1泊2日を2泊3日に延長して修学旅行を実施しています。前日までの天気予報があまりよくなく、雨が心配されたのですが、1日目の活動の一部(吉野ヶ里遺跡)で小雨に降られただけで、2日目以降は暑すぎるくらいの好天で、全員よく日焼けをして帰ってきました。
 1日目は、新幹線乗車体験(熊本駅~新鳥栖駅)と吉野ヶ里遺跡の見学、佐賀県立宇宙科学館の見学でした。

 吉野ヶ里遺跡は、大規模な遺跡だけにじっくりと時間をかけて学習させたいのですが、移動時間との兼ね合いでわずか1時間足らずの見学でした。その後の宇宙科学館も同様で、素晴らしい施設と内容に対して時間が不足しました。限られた時間を有効に活用するためにも、次年度は少し工夫が必要です。

 2日目は、今回の修学旅行の中でも重要な位置付けをした1日でした。

 まず初めに「平和学習」です。長崎原爆平和公園で平和祈念セレモニーを行った後、原爆資料館を見学しました。同世代の子どもたちの犠牲について、真剣に考える姿が見られました。自分たちの果たさなければならない「平和の遵守」についてじっくりと考えるよい機会となりました。

 また、3校合同で作製した「折り鶴」を資料館におさめさせていただきました。

 その後、長崎駅前で「美郷町PR活動」を行いました。
町や自作のパンフレットを配りながら、長崎県民や観光客の皆さんに美郷町の特産物や観光地を宣伝しました。はじめはなかなか大きな声が出なかった子どもたちも、時間が経つにつれ積極的になりました。ふるさと美郷を堂々と語る姿は、見ていて頼もしいものでした。相手に「聞いていただく姿勢と言葉遣い」が今後の課題となりそうです。
 その後の班別自主研修は、長崎駅前からグラバー園までをそれぞれの班の計画に沿って路面電車を使って移動しながら行いました。途中昼食も自分たちで考えてとるようにしましたが、事前にインターネットで検索してお目当ての食事を楽しんだようです。

 3日目は、グリーンランド(熊本県荒尾市)で半日楽しく遊びました。天気にも恵まれ、所期の目的を十分に達した修学旅行でした。日程や行程等検討課題も多くみつかりました。次年度に向けて改善していきたいと思います。
 2日目のホテルを出発する際に、ホテルの担当の方に「こんなに礼儀正しく、きまりを守る生徒さんは初めてでした。そのことをぜひお家の方や先生方にも伝えてください。」とほめていただいたことが、今回の旅行のすべてではなかったでしょうか。ご指導いただいた先生方に深く感謝申し上げます。

地産地消・美郷の日

 今日16日(火)は、「地産地消・美郷の日」です。毎日おいしい給食で、子どもたちも大満足なのですが、今日は特別な日です。山の幸にあふれているここ美郷町ですが、旬の味はまた格別です。最近では、農業技術の進歩で一年中いろいろな食材が食べられるようになりましたが、やはり季節の味は大切にしたいものです。特に学校給食においては、「食文化を学ぶ」という点からも重要なものといえます。地域でとれた新鮮な食材を、地域の方の手で調理していただき、できたてをいただく。何と幸せなことでしょう。
 さて、今日のメニューは・・・
【麦ごはん 美郷野菜のそぼろ煮 なめこ汁】
でした。「あつあげ、とうふ、たまねぎ、しいたけ」が北郷産です。写真を見ただけでおいしさが伝わってくるのではないでしょうか。和のテイストに心も体も癒されます。
 生産者の皆様、調理員の皆様、栄養教諭の黒木先生、ごちそうさまでした。とてもおいしかったです。幸せです。

パワーアップタイム

 本学園の学力向上対策の一つに「パワーアップタイム」があります。学習内容の基礎基本の定着を目的に、朝の活動時間を利用して小学部・中学部ともに一斉に実施しています。
 できる限り習熟度別の個別指導を行っています。指導者も学級担任だけでなく、副担任(小学部も副担任制を採っています)や管理職も参加し、全職員体制で臨んでいます。

 わずか20分程度の時間ではありますが、子どもたちのウィークポイントを克服するために、学習指導部の計画のもと少しずつ効果を上げています。

 中学部では個別指導を充実しています。(写真左は国語科の指導の様子)
 また、中学部教員による「一部教科担任制度」を導入していることから、このパワーアップタイムでも、小学部児童に中学部教員が指導を行っています。(写真右は中学部理科教員による6年生の指導の様子)ここにも、「全員体制による学力向上」があらわれています。

 なお、いよいよ受験の年を迎えた9年生(中3)は、同時間帯に「セミナー」による徹底指導を行っています。朝から先生方の気合いの入った声が校舎内に響く美郷北学園です。

1か月が過ぎました

 新学期から1か月。大型連休中も大きな事故やけがの報告がなく、ほっとひと安心でした。それでも、連休明けの子どもたちはどことなく疲れている様子です。(大人も同じかもしれませんが・・・)せっかく身に付いた学校生活のリズムを少しでも早く取り戻してほしいものです。
 さて、メディアの報道では、北海道で30度を超える暑い日が記録されるなど、春を通り越したような陽気が続いているようです。大雨や冷夏など、今後の社会生活に影響が出ないことを祈るばかりです。
 学園では、そうした様子とは裏腹に、春の花が満開です。

 技術員である徳田先生の渾身の作品が、校内の至る所で見られます。先日は、「とてもきれいですね。しばらく鑑賞させてください。」と通りすがりの方が立ち寄られました。
 
 PTAニュースでご紹介した田島さんにご寄贈いただいたチューリップは、今年も見事な花を付けました。子どもたちも、花壇やプランターの風に揺れる花々を見て、どことなくうれしそうです。

 移動教室の際には、「次の授業もがんばってね!」と励ましているかのようです。

 もちろん、読書活動推進を図る本学園では、図書の紹介とともに美しい花も添えられています。子どもたちの豊かな情操の育成にも大きく寄与している花たちです。

小学校合同修学旅行

 5月に入りました。週末は、初夏を通り越して夏を思わせるほどの陽気でした。そういえば、昨年も春の暖かさを味わうことなく一気に夏を実感したことを思い出します。これも異常気象なのでしょうか。
 さて、美郷町では4年ほど前から町内の3小学校が合同で修学旅行に出かけています。本年度も5月24日(水)から26日(金)までの2泊3日で予定されています。通常よりも1日長い旅行です。今日1日(月)は、全児童が田代小学校に集合して「事前学習会」を行いました。

 自己紹介をした後、行程や準備物、平和学習の在り方、集団行動の仕方、保健面等の指導を行いました。また、生活班の班編制や役割分担等について班ごとの打ち合わせも行いました。
 せっかくの機会ですので、3校の26名全員と友達になれるよう引率の先生方もきめ細かな配慮をしています。安全で学習効果が深まる楽しい旅行になるよう、準備をしっかりとしたいものです。

 なお、主な行程は以下のとおりです。
①24日(水)1日目
 美郷町→新幹線乗車体験(熊本~鳥栖)→吉野ヶ里歴史公園→佐賀県立宇宙科学館→ホテル(長崎市泊)
②25日(木)2日目
 ホテル→長崎原爆資料館・平和公園→長崎駅前(美郷町PR活動)→班別自主研修(長崎市内)→ホテル(熊本泊)
③26日(金)3日目
 ホテル→グリーンランド→美郷町
 2日目の長崎市での平和学習と美郷町PR活動が大きな取組となります。PR活動では、手作りのパンフレットを手渡しながら道行く人に美郷町を紹介する計画です。同様の取組は、中学2年生が同じ合同修学旅行(京都市)でも行っています。活動時間は、10時15分から11時までの予定です。お近くにお住まいの方やその時間に長崎駅前においでの方は、ぜひお立ち寄りいただき激励していただければ幸いです。
 修学旅行の様子は、後日ご報告いたします。