学校の様子

青島宿泊学習 その1

 10月29日(水)~10月31日(金)に、諸塚村内の5~6年生は青島青少年自然の家で宿泊学習を行いました。男子17名、女子14名と、七ツ山小の校長先生をはじめ計6名の職員で諸塚を出発しました。
 バスの中はとても賑やかで、笑い声や話し声が途切れることなく続き、楽しい雰囲気のまま青島へ到着しました。バスの到着地点から、青島青少年自然の家の施設まで歩くのに、所員の方から「自分の学校の校歌が流れた所から歩いてきてください」と指示があり、子どもたちは「ええっ!?」と言って戸惑っていましたが、校歌が流れ始めると、どの学校の子どもたちも颯爽と歩いて行っていました。
 入所式では、「規律・共同・友愛・奉仕」の言葉だけを覚えて帰るのではなく、体験を通して「規律」とはどのようなことか、「共同」とはどのようなことかを考えて行動し学んで行って欲しいとのお言葉をいただきました。
 その後、昼食をとりました。青島に来て初めての食事です。バイキングなので、自分の好きな分だけおかずをとることができます。子どもたちは、偏ることなくまんべんなくおかずをとってましたし、多く取り過ぎる子どももいませんでした。おかわりをする子どももたくさんいて、みんな元気いっぱいです。
 
 【荒谷小の子どもたちは、むかばきでもバイキングは経験しています】
 
 そして、早速午後からは活動が始まります。まずは古代火おこしと野外炊飯です。この日のメニューはカレーとサラダ、オレンジ、青リンゴゼリーです。子どもたちは予め、カレー係、ごはん係、かまど係に分かれています。その係ごとに野菜を切ったり、お米を研いだりして、一段落したところで、全員で古代火おこしに挑戦しました。
 
【「おいしいカレーを作るぞ!」「おー!!」】  【かまど係は薪をくべました】
 
 最初は弓ぎり式で古代火おこしを行いました。これは板に棒を当て、棒に弓のヒモを巻きつけて2人1組で弓を動かして、棒を回して火を起こす方法です。はじめに、所員の方々がお手本を見せてくださいました。そして、火おこしをするための最大のポイントは「あきらめないこと」と教えてくださいました。
 
 【火おこしの神様と呼ばれる方がお手本を見せてくださいました】
 
 みるみる木が黒くなり、煙が出てきて火の種がでてきました。その火の種をほどいた麻のひもに落として、細く長く息を吹きかけると、あっという間に火が点きました。ほんの数分でできた火おこしに、子どもたちは見とれていました。
 
 そして、いよいよ子どもたちだけで火を起こします。先ほどのデモンストレーションを参考に、弓を引いたり押したりしました。すぐに木は黒くなり、煙は出てきましたが、なかなか火が点きません。弓を担当する人を変えてみたり、棒を当てる位置を変えてみたりしましたが、なかなか思うようにはいきませんでした。でも、先ほど教えていただいた「あきらめないこと」が子どもたちの頭の中にはあったので、誰一人火おこしをやめようとする子どもはいませんでした。そんな時、諸小の先生が助っ人としてきてくださいました。その先生は、棒に巻く弓の巻き方がうまくできていないと教えてくださり、巻き直して再度挑戦しました。
 
   【みんなで力を合わせて1・2、1・2】   【あ!火の種ができた!!】
 
   【やったー!!火が点いた!】
 
 先生の助言があり、ようやく火おこしに成功しました。この火をろうそくに移し、かまどに火をつけました。これでようやくカレーやごはんを作ることができます。
 
  【大事に大事に、そーっとね】
 
 ごはんは、はんごうで炊きました。はんごうのうちぶたやそとぶたを使ってご飯の量を計り、はんごうに付いている印を目安に水の量も調整しました。はんごうから白い泡がでてきて固まったら火の弱い場所に移して7分間蒸らすのですが、それを何度繰り返してもべちゃべちゃのごはんになってしまうものがありました。「水が多かったのかなぁ」、「火が弱かったのかなぁ」等と色々と理由を考えましたが、どうしてもべちゃべちゃは解消されず、このまま食べようということになりました。
 
   【うーん、7分粥くらいだなぁ】
 
 カレーはお肉を炒めて、火が通ってきたら野菜を炒めました。そして水を入れて煮込みます。野菜を切る時に、じゃがいもや人参は親指の第一関節くらいの大きさに切ってくださいと指導がありました。子どもたちはそれ以上に小さく切っていましたが、なかなか火が通りませんでした。その理由は火が小さくなっていたからだと考えられました。そのため、薪を増やして火を大きくしたり、火が大きいところに鍋を移したりしました。そしてようやくカレーが出来上がりました。
 
【外で食べる手作りのカレー、絶品でした】
 
 この野外炊飯を通して、炊飯器のボタン1つで炊きあがるごはんや、ガスの栓を回せばすぐに火が点き、火力も落ちないガスコンロの便利さを改めて感じました。そして、それらを自分たちの手で作り出す苦労や喜び、そして先人の方々の知恵を学んだ野外炊飯でした。お粥のようなごはんにカレーをかけて食べるのも、ここだからこそできる体験です。みんなで協力して作った夕飯は最高でした。

くら~いところで1週間

 昨日、1・2年生はいもほりをしました。1時間目は保育所生のお手伝いを兼ねたいもほり、2時間目から3時間目は1・2年生のおいも畑のいもほりをしたそうです。その大事な大事なおいもを、全校児童、そして全職員に配ってくれました。
 
 
【1・2年生のおいも、嬉しいなぁ】
 
 給食の後には、2年生の男子が「今日、おいもほりをしておいもを配りました。でもすぐには食べないでください。くら~いところに1週間置いておくと、おいもがとっても甘くなります。くら~いところに1週間おいていてください」とおいもをおいしく食べるコツを紹介してくれました。
  【1週間後が待ち遠しいな】
 
 そして、下校指導の際にも2年生は「給食の時にも言ったんですけど・・・」と先ほどの、おいしく食べるコツを再度紹介をして、くれぐれもすぐに食べないようにと念を押してくれました。必ず1週間後に食べます。ありがとうございました。
 

5・6年生からのお題

 本日、ろうかに5・6年生の砂絵がずらりと並び、このようなお題が設置されていました。
 
             【よし、このお題に挑戦!!】
 
 5・6年生は、10月29日~10月31日に行われた青島宿泊学習の1日目の夜、砂絵を制作しました。その活動の中で完成したものです。宿泊学習に行く前に、予め学校でデザインを考えておき、青島で清書をしました。それぞれの個性が表れた砂絵が並び、早速お題に挑戦した先生方は、「ピンクは○○さんが好きだから、この絵は○○さんかなぁ」、「デザイン的にこれは○○さんかなぁ」などと、普段の子どもたちの様子から、どの砂絵が誰が作ったものかを真剣に考えていました。
 
          【考えれば考える程、迷ってしまいます】
 
 子どもたちの作品は自然をテーマにしたものがほとんどで、モザイク林相やしいたけ、紅葉、花などがありました。山を流れる水を表現するのにも、2色の砂をつかったり、花びらを1枚1枚色を変えてみたりして、力作ぞろいです。
 
 たまたま通りかかった6年生に、「先生たちの予想はどう?」と給食の先生が尋ねると、「なるほど、なるほど」と笑いながら答えていました。さあ、誰がどの作品を作ったのか。1~4年生もこのお題に挑戦してみましょう!
 
    【なるほど、なるほど】  【先生たちは、子どもの名前を付箋に書いて予想しました】

ウッジョブ活動

 今日は1~5校時までウッジョブ活動でした。今回も4つのグループに分かれました。地元の会社を訪問するグループと診療所等に訪問するグループ、森林組合等に訪問する子ども、学校に残って制作をする子どもに分かれました。それぞれ目的があり、インタビューをしたり、リーフレットを作るコツを教えていただいたり、木の製品を作るための準備をさせていただいたりしたようです。学校に残った児童は絵本の制作を行いました。
 それぞれ自分たちの企画に沿って活動が進められ、子どもたちのわくわく感はふくらんでいっていると思います。
 最後のふりかえりでは、「患者さんにインタビューをする時にはガチガチに緊張しました。患者さんは木のぬくもりがいいと話されていました」や「リーフレットを作るコツは、文章を短くして写真を取り入れると見やすいと教えてくださいました」などと発表していました。今回、学校だけでは学ぶことができない貴重な学びを得たようです。職員もわくわくしながらこの学習に取り組んでいます。一緒に学びを深めていきましょうね。
 
 【友達のふりかえりを聞くと、初めて知ることもたくさんあり勉強になりますね】

ウッジョブ諸塚

 今日の3・4校時、5・6年生はわくわく学習(ウッジョブ諸塚)を行いました。
 5・6年生は、明日の1~5校時全てウッジョブ活動でグループに分かれて、地元の林業の会社を訪問させていただいたり、観光協会や診療所を訪問させていただきます。今日の2時間はそのための準備の時間です。しかし、明日どこにも訪問をしない子どももいます。その子どもは木の絵本づくりをしようと考えており、明日は1日かけて絵本のストーリーを考えたり、絵の下書きをしたりします。今日は、その材料集めに近くの川まで歩いていきました。
 落ち葉を踏むと「ジャリッジャリッ」と渇いた音がして「楽しい~」と言ったり、鳥の鳴き声が聞こえたり、きれいな花を見つけたりして、荒谷の自然を再確認しているようでした。いつも通る登下校の道なのですが、再発見することも多く、積極的にメモを取り、写真も撮っていました。熱い思いを形にするために一生懸命です。
 
 【子どもが撮った写真です】       【たくさんの宝物が見つかりましたね】
 
 学校に帰ってからは、他のグループの子どもたちとふりかえりをしました。リーフレットの形ができている人やポスターの青写真ができている人がいて、どのようなことをしているかが分かって、また刺激になったようです。それぞれの子どもたちが、林業発展のためにできることを一生懸命考え、形にしています。明日もがんばりましょう!
 
     【みんなでふりかえり】
 
 明日、訪問させていただく地元の林業の会社、農林振興局、森林組合、観光協会、診療所の皆さま、5・6年生がお世話になります。お忙しい中、ご協力くださりありがとうございます。きっと子どもたちは、それぞれの場所で貴重な経験をさせていただくことと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 

校長先生からのプレゼント 第2弾

 今日はとっても寒い朝でした。11月になり、ぐっと秋が深まったような気がします。荒谷小では、今朝11月の全校朝会が行われました。
 まずは校長先生のお話です。今日は「ゲームやテレビと本のちがいを考えてみよう」というテーマでお話がありました。テレビやゲームは見る・聞くという受動的(受け身)であること、本は読む(見て、言葉に変換する)という能動的(前向き)であることという違いを教えていただきました。
 
【校長先生は休日には本屋さんで本を何冊も購入され、読書を楽しまれるそうです。】
 
 ゲームやテレビはつい「あともうちょっとだけ」という気持ちになり、見ている方、している方がゲームやテレビに支配される(依存)という一面もあるということでした。友達と一緒に遊んでいても、ゲームやテレビを見ていては会話がなく、人間関係づくりがうまくできなくなります。またSNSを介してつながる人たちが増え、その場を埋めるための言葉のやりとりがなされているという新聞記事も紹介していただきました。
 本は、知らなかったことをたくさん教えてくれる、違う世界へ連れて行ってくれるという面があります。子どもたちが校長先生に、「冒険の本を読んでしまいました。もうないんですか?」とか「最近本を借りる人が少なくなっています」などと話すことがあるそうです。読書の楽しさを味わっている子どもたちもいれば、まだその魅力を十分に感じられていない子どももいるのかもしれません。
 
【まずは1ページ、1行でも読んでみるといいと1・2年生の先生が以前話されていましたね】
 
 そこで、校長先生から子どもたちへのプレゼント(第2弾)が手渡されました。以前「千里の道も一歩から」というしおりを子どもたちにプレゼントしたのですが、その続編です。そのしおりには、「おこたらずゆけば 千里のはても見ん 牛の歩みの よしおそくとも」という言葉が書かれています。これは「千里の道も一歩から」と同じような意味をもつ言葉です。そして裏には「明けてもくれても 今日という 1日あるのみ」という言葉が書かれています。これは、今日という1日を大事に生きて行こうという意味だそうです。
 
【子どもたちのしおりには本人の顔写真も載せてありました】
 
 毎日毎日を大切にして、ひとつひとつ積み重ねて心も身体も豊かに成長していって欲しいと思います。
 
 校長先生のしおり、実は今回は職員用も準備してくださっていました。子どもたちと同じ「明けてもくれても 今日という 1日あるのみ」という言葉が書いてあり、裏には「交通安全10ケ条と服務規律10ケ条」が載ってある特別バージョンです。私たちもこのしおりを使って、読書に励みたいと思います。
 
          【これが職員バージョンです】
 
【夏季休業中に服務規律の研修をしてくださった教頭先生にもしおりが渡されました】
 
 次に、学習指導部の先生からお話がありました。お話の内容は3つです。
 1つ目は「あいさつと記名」です。学校の中ではあいさつがしっかりとできる子どもたちですが、学校以外の場所で会うと、自分からなかなかあいさつができないということが課題でした。しかし、最近はその課題が克服されてきたようです。秋祭りの際には、自分からあいさつをしたり、わざわざ先生のところまで来てあいさつをしたり、さらには公民館に入る時に全員に向かって大きな声であいさつをして入ったりする子どももいたそうです。学校でも立派にあいさつができる子どもたちですので、その力をどんなところでも発揮していってほしいです。
 
【あいさつはコミュニケーションの第一歩です】
 また、記名についてもお話がありました。10月の目標の中でも「記名をしよう」とありました。鉛筆・消しゴム・下敷き等、自分のものには必ず名前を書いて、大切に使ってくださいね。
 
 2つ目は読書についてです。ここで、3年生の「サーカスのライオン」、4年生の「ごんぎつね」の読書感想画を見せてくださいました。これには、あらすじが書いていたり、気持ちの変化が言葉で書いてあったりしました。「みなさんは、国語で物語を楽しく読むための技を学んでいます。その技を読書をする時にも使って、このようなお話だったなぁ、ここで気持ちが変わったなぁ等とふりかえりをしてみてください」と話されていました。そして、「国語と読書を結び付けて、読書を楽しんでください」と話されました。このような読み方をすれば、何気なく読む読書よりも数倍楽しく読書ができそうですね。読みっぱなしにせずに、その本をふりかえるという作業を、ぜひやってみたいと思いました。
 
 【本を手に取ってみたくなりますね】
 
 3つ目は立腰についてです。立腰は授業のあいさつの時にするだけでなく、体育の時間に運動をする時でも効果があるということを教えてもらったり、日常生活全般で習慣化できるとよいということを指導してもらったりしています。立腰をする(腰骨を立てる)ことでやる気スイッチが入るそうです。そのため、疲れた時には意識して腰骨を3㎝上げるようにして、心と身体をつなぐとよいとお話がありました。立腰は心を整えることにつながるそうです。腰骨を意識して、やる気スイッチをONにして学校生活を送りましょうね。
 
【今日は5年生の女子が立腰がよく身に付いていると誉められていました】
 
 11月も、C学習発表会があったり、駄賃付け唄全国大会があったりして行事が多いですが、こんな時こそ落ち着いて行動しましょうと1・2年生の担任の先生からお話がありました。1・2年生は10月、落ち着きのない行動があり、色々な先生から指導をしていただいたそうです。だから、11月は落ち着いて行動をすると決めているそうです。全学年、そのような気持ちで学校生活を送れば、きっと勉強にも運動にも遊びにも集中して取り組めると思います。「落ち着いて行動する」、私たちも肝に銘じたいと思います。
 

教頭先生の書架の整理

 10月31日(金)は1~4年生は社会見学遠足、5~6年生は青島宿泊学習でした。そのため、校長先生や担任の先生方は引率に出かけられ、荒谷小に残ったのは教頭先生でした。そこで教頭先生は、職員がいない間に、廊下にある書架の整理をしてくださっていました。まず全ての資料を棚から出して分類し、項目ごとに見出しをつけてくださいました。おかげで、どこに何があるかが一目瞭然となり、必要な時にすぐに資料を取り出すことができるようになりました。誰が見ても分かりやすく、そして、使いやすくしてくださりありがとうございました。職員室前の廊下を通る際には、一度整理された書架をご覧ください。
 
                 【機能的な書架になりました】
 

秋の遠足に出かけたよ!

 今日は5・6年生宿泊学習の最終日、1~4年生は社会見学をかねた秋の遠足でした。1~3年生は村内、4年生は日向市に出かけました。5・6年生がいなかった2日間さびしい思いをしましたが、今日は、村内3校の学年が集います。見学先での学びはもちろんのこと、他校の友達ともたくさん交流を深めてほしいと思います。
元気にいってらっしゃい!
                  【しっかり学んできます!レッツゴー!】

7人のみんデー

 5・6年生のいない2日目、集団登校や給食当番を立派にこなした1~4年生です。昼休みは一人一人で過ごすかなと思いきや、4年生の女児が「ストップウォッチをかしてください。」と職員室を訪れました。どうするのか運動場を眺めていると、4年生の女児2名がストップウォッチ片手にみんデー(みんなで遊ぼうデー)を始めました。時間を決めて、おにっごとサッカーをするようです。サッカーは前半と後半の場所交代の時間まで考えていました。対戦は3・4年生(3人)と1・2年生(4人)です。結果はといいますと、大方の予想に反し1-0で1・2年生チームの勝利でした。結果はともかく、4年生のリーダーシップが光り輝く瞬間でした。
 5・6年生のみなさん、先生方、今日も1~4年生は元気いっぱい学校生活を送っていますよ。

【1~4年生が楽しく遊んでいる様子を、校庭の「二宮尊徳」像が優しいまなざしで見守ってくれています。】

7人の学校生活

 今日から3日間、5・6年生(7名)は村内の小学校と合同宿泊学習を青島青少年自然の家(宮崎市)で行います。今朝、7:30に中央公民館を出発しました。
 そこで、留守番をすることになったのが、1年生~4年生の7人です。授業の方は、いつも通りなのですが、大変なのが集団登下校や給食準備、そうじです。4年生の女児2名は「今日から3日間は私たちが最上級生なのでリーダーシップを発揮して、下級生のお世話をがんばります。」と頼もしい発言をしてくれました。5・6年生のいない3日間、5・6年生の後ろ姿をよくみている4年生だけにしっかりがんばってくれることと思います。
 5・6年生、担任の先生、養教の先生、実り多い宿泊学習にしてください。学校のことは「心配ご無用!」です。
【5・6年生がいなくて給食の準備がしっかりできました】
 
【5・6年生がいなくて何かさびしいです!】

【いちょうの木の下では、保育所生がランチタイム】

5・6年生の公開授業

 今日の3校時、5・6年生の国語の公開授業が行われました。
 5年生は「気持ちを伝える言葉について考えよう」、6年生は「『にぎる』と『つかむ』の言葉の使い方を調べて気づいたことをまとめよう」というめあてで学習を進めていきました。
 
【はじめは5・6年生同時にめあての確認をします】
 
 5年生は、自分たちの経験から気持ちがうまく伝わった時とうまく伝わらなかった時を思い出させて、なぜうまく伝わったのか・伝わらなかったのかという理由を考える時間となりました。いつもは、分からないところがあると担任の先生に積極的に質問するらしいのですが、今日は他の先生たちがいるせいか、緊張していたようで誰も質問することなく黙々と考えていました。
 
【白い四角の中に先生がいる時は、子どもたちはいつでも質問ができます(同時間接指導)】
 
 
 6年生は、国語辞典を使って「にぎる」と「つかむ」を調べ、その後、自分たちでそれらの言葉を使って例文を作りました。例文を比較することで、「にぎる」と「つかむ」の違いを説明するためのヒントが出てきそうで出て来ないという、ハテナがいっぱいでてきた時間でした。子どもたちは、先生と一緒に悩み、一生懸命考えていました。その姿は、とても意欲的でやる気に満ち溢れていました。
 
 そして、放課後、今日の授業についての話合いを行いました。本校では、複式指導を通して、子どもたちが主体的に学ぶことができるようになることを目標にしています。課題があると考えられる子どもたちの姿を、主体的な学びを指導するチャンスと捉えて手立てをとるということを確認しました。
 
     【子どもたちのおかげで、職員もたくさんの学びがありました】
 
 5・6年生は、明日から2泊3日で青島宿泊学習に行きます。いつも荒谷小を引っ張ってくれる5・6年生がいないのは不安かもしれませんが、その分3・4年生が頑張ってくれることと思います。1~4年生、3日間、荒谷小のことをどうぞよろしくお願いしますね。

P1グランプリ

 今日の朝、表現集会が体育館で行われました。今日は「P1グランプリ」と銘打った表現集会でした。さて「P1グランプリ」とは何でしょう。
 以前、子どもたちは「当たり前のものが実は宝物」だということを学びました。そこで身近にある宝(自然)を写真に撮って、みんなで鑑賞し自分の好きな写真に投票をするというものが「P1グランプリ」です。この「P1グランプリ」の「P」はPhotoの「P」からとったものです。子どもたちは、鳥の目のように遠くからみた風景を撮影していたり、虫の目のように被写体を間近で見て撮ったりしていました。
【表現集会が始まりは歌と踊りから始まります】【素敵な写真が勢ぞろいしました】
 
 そして、投票の時間。黒板を裏返しにして、どの写真に投票したか分からないようにしました。5・6年生担任の先生は「自分の好きな写真に投票をしてください。5・6年生は1票も入らない写真があっても泣きません」と言っていました。どれもいい写真ばかりで、どの写真にしようか迷っている子どももいました。先生たちも悩みながら投票をし、いよいよ結果発表です。
 
 第1回P1グランプリの優勝者は、6年生男子でした。題名は「ぼくのかくれが」です。「今までは鳥の目のように全体を写すような写真が好きだったけど、写真を撮る時の茶畑のガサガサという音やお茶の香りなど耳や鼻などの五感を働かせて虫の目で写真を撮りました。」と話していました。この写真を見ていると、葉っぱが森のように見え、自分がその森の木漏れ日の中にいる小さな生き物になったような気分になりました。
 
【斬新な写真の撮り方をしたそうです】【それぞれの写真に題名が付いています】
 
 今日は5・6年生の写真で「P1グランプリ」を行いましたが、次回は1~4年生の写真を使って行うそうです。1~4年生の感性豊かな写真、楽しみにしています。
 
 
 その後、表彰が行われました。新体力テストでA判定だった子どもや、陸上教室で賞をもらった子どもたち、また、「文集ともだち」に作文や氏名が掲載される子どもたちも表彰されました。その他にも表彰があり、たくさんの賞状を持って帰っていました。荒谷小の子どもたちは、色々な場で活躍をしているんだなぁと改めて感じました。
 
                【よくがんばりました】

しいたけの おすそわけ

 今日の5時間目、2年生の児童が恥ずかしそうに職員室にやってきました。手には立派なしいたけ。このしいたけのおすそわけに来てくれたのでした。
 
【教頭先生に、しいたけの おすそわけ】      【3つももらっちゃいました】
 
 売り物になりそうなくらい形のよい立派なしいたけでした。この週末、学校のなば木にはしいたけがたくさん出てきたようでした。他の職員にもおすそわけをしてくれた1・2年生、ありがたくいただきます。何の料理にしようかなぁ。
 

跳び箱 発表会

 今日の3時間目に全校体育が行われました。10月の全校体育では主に跳び箱を学習してきた子どもたち、今日は今までの学習の成果を発表する発表会です。技を披露した後はすぐにふりかえりをしました。
 1年生は開脚跳びや台上前転、ヘッドスプリングを披露しました。「着地がしっかりできたのは、前を向いていたからです」とか「ヘッドスプリングのコツは、足を前に出して手を伸ばせばできると先生から教えてもらったので、その通りしてみたらできました」と自分の技のふりかえりがきちんとできていました。
 
  【これがヘッドスプリングです】
 
 その後も、2~6年生が次々と色々な技を披露してくれました。高学年の台上前転は、体操選手のように着地がきれいで、美しい演技だなぁと感心しました。その高学年の子どもの中には、「台上前転をする時には、前転をする時のように①後頭部をつく②顎を引くというところを意識してしました」とふりかえりをしていました。子どもの姿を通して、低学年からの学習の積み重ねが大切だと感じました。また「立腰をして跳ぶと着地もしっかりできた。次は1~2段高い跳び箱を跳びたい」と意欲あふれるふりかえりをしていた児童もいました。
 
【ふりかえりを聞くと、跳び箱を跳ぶコツがよく分かりました】
 
 今回の跳び箱の学習では、閉脚跳びの練習で、跳び箱と跳び箱の間にゴムを取り付けて練習をしたり、新聞をつけて練習をしたりしていました。これは、子どもたちに恐怖感を味わわすことなく、積極的に練習するよう工夫したものです。これを「易しい場」というそうです。そこで自信がついたら、いよいよ跳び箱で閉脚跳びに挑戦です。これを「平場(ひらば)」というそうです。これは台上前転でも行われていて、跳び箱の上にマットを敷いて練習をし、その後マットなしの跳び箱で練習をしました。段階を踏んで練習をすることで、自信をもつこともでき、しっかりとした形も身に付くようです。
 
 【左側が新聞紙、右側がゴムです】 
 
 今までできなかったことができるようになった時の子どもたちの嬉しそうな顔はキラキラ輝いています。自分で設定した目標に向かってひたむきに努力する姿、素晴らしいと思いました。

しいたけ 食べちゃった

 昨日、大きな大きなしいたけを収穫した1年生に、給食室から注文が入りました。その注文は10月24日(金)の給食で使うしいたけ150gです。昨日収穫したしいたけは、1個で180gもあったそうです。そのため、昨日のうちにその大きな大きなしいたけを給食室に持って行って、調理員の先生に渡してくれたようでした。

 そのしいたけをつかった今日の給食は、牛乳、チーズパン、ペンネのクリームに、ツナサラダです。1・2年生がお世話をしたしいたけは、「ペンネのクリームに」に入っています。
 
  【今日は洋風の献立でした】
 
 しいたけは肉厚でとってもおいしかったです。調理員の先生がしいたけを小さく切ってくれていたのですが、分厚いのでサイコロ状のしいたけになっていました。食べ応えがあって嬉しかったです。
 
  【これがしいたけでーす!】
【しいたけを食べちゃったから、ぼくはしめじをスプーンに乗せまーす】
 
 しいたけを口に運ぶたびに、1・2年生がお世話をしたしいたけだと思うと、何だか愛着がわきました。おいしいしいたけをごちそうさまでした。
 
 またお願いします。
 

先生は少なくても

 今日は出張が重なり、午前中は特に職員が少ない荒谷小でした。
 
 【今日はガラーンとした職員室です】
 
 しかし、子どもたちは元気いっぱい。1~2時間目は全校図工をしていました。2時間目に様子を見に行ってみると、ランチルームで一生懸命お面作りをしていました。これは、荒谷のお祭りで使うお面です。自分の家族の写真を撮ってきて、それを印刷してお面にします。お父さんやお母さん、おばあちゃん、弟、ペット等バラエティ豊かなお面ができつつありました。「私が写真を撮るとうまく撮れなかったから、お母さんが鏡に自分の顔を映して撮っていました」、「お母さんは写真を撮られるのが嫌だと言ったから、弟を撮りました」と家での様子を話しながら、楽しそうにお面を作っていました。
 
【のりでしわしわになったけど大丈夫】【「お母さんは髪が長いからなぁ」と言いながら作成中】
【今日は5・6年担任の先生が全校児童の担任の先生です】【ばあちゃんのお面できあがり】
 
 いつもと変わらない、元気な子どもたちの顔を見て、声を聞くと、背筋がシャンと伸びるような気持ちになりました。今日1日、子どもたちが普段どおり楽しく生き生きと過ごせるように、みんなで協力してがんばりましょうね。

しいたけ みいつけた!

 本校の校舎の裏になば木(しいたけの原木)があり、1・2年生はその観察やお世話を毎日しています。そして、今日の1校時、1年生がいつものように観察に行くと「先生!しいたけがありましたー!!」と大きな声で言っていました。見ると、2つかわいいしいたけが仲良く並んで出てきていました。
 【校舎裏にあるなば木】      【しいたけが2つ、いつの間にか顔を出していました】
 
 「いつ出たんだろう」、「今の温度は何度かなぁ」等と話しながら、観察記録を書いていました。そして、しばらくすると「わあ!!おっきなしいたけだ!!」と言う大きな声が聞こえてきました。見に行ってみると、1年生の顔ほどもある大きな大きなしいたけが生えていました。これは、ふせこんでいるなば木の中にあったそうです。
 
       【この中に】         【こーんなに大きなしいたけがありました】
 
 1・2年生は、毎日毎日しいたけの様子を見に行き、お世話をしていたので、喜びもひとしおだと思います。これからも観察やお世話を続けて、しいたけをかわいがってくださいね。

5・6年生の調理実習

 ある日、子どもたちがこのような手紙を届けてくれました。
 
 なんとも嬉しいお手紙、この手紙を全てのクラスと先生たちに書いてくれていました。そして今日はいよいよ22日、調理実習の日です。朝からお味噌の香りが漂い、「おみそ汁を作ってるのかなぁ、温かいものは嬉しいなぁ」とワクワクしていました。2校時が終わると、職員室に女の子3人が来て「できました!来てください」と言って招待してくれました。
 
   【献立を紹介しました】
 
 そして、この調理実習には特別に5年生女子の保護者の方も招待していました。その理由は、以前エプロン作りの時にミシンを貸してくださったり、ミシンの使い方を教えに来てくださったからです。子どもたちは、その時に作ったエプロンを着て今日は調理実習を行っていました。
 
 みんなで「いただきます」をし、さっそく試食開始です。今日のメニューは、むぎごはんおにぎり、わかめと豆腐としいたけのおみそ汁、ポテトサラダ(リンゴ入りとリンゴなしの2種類)、ベーコンポテト巻き、果物(バナナ・リンゴ・梨)でした。どれもとってもおいしくて、あっという間に食べてしまいました。これだけ作ることができれば、家でも大活躍すること間違いなしですね。とってもおいしい食事を作ってくれてありがとうございました。
 
【果物は好みのものを選べます】
 
 そして、お忙しい中、子どもたちのために学校にお越しくださり、調理実習のお手伝いまでしていただきありがとうございました。みんなお腹いっぱいで幸せな気持ちになりました。

今週の読み聞かせ

 今週も朝の時間に読み聞かせを行っていただきました。
今回もたくさんの本をご用意していただきました。その中から「たまごがいっぱい」、「いちばんのおくすり」、「うんちっち」を読んでくださいました。
 「たまごがいっぱい」は、たまごが大好きな王様がたまごを一人占めしようとし、王様がいるところ以外ではにわとりは卵を産んではいけないと決めたり、卵を産んでしまった時のためにおんどりは穴を掘らされたりしていました。出番のないフライパンはプンプン怒り、真っ黒だったフライパンが赤く熱くなりました。すると卵が温められ、ひよこになってしまいました。子どもたちは、見応えのある絵本に見入っていました。
 
  【どんな展開になるのかなぁ】
 
 次に「いちばんのおくすり」を読んでいただきました。これは、がんに侵された母親とその子どものお話です。がんになって、お薬を飲んで髪の毛が抜けてしまったり、気分が悪くなったりするけれど、子どもがいることでそんなつらいことも乗り越えられるというお話でした。子はかすがいです。
 
 最後に、「うんちっち」という本を読んでくださいました。何を言っても「うんちっち」としか答えないうさぎのこ。そのうさぎのこが、ある日オオカミと出会い、大変なことになります。リズム感のあり、「うんちっち」という言葉に大喜びの子どもたち。最後のページは予想をくつがえす言葉で終えられていて、教室中が笑い声が響きわたりました。
 
  【インパクトのある絵本でした】
 
 通常は隔週で読み聞かせをしていただいていますが、今回は2週連続の読み聞かせでした。子どもたちは、今日も面白い本や少し切ない本に出会えて、本を読むことの楽しさを感じたと思います。お忙しい中、お越しくださりありがとうございました。

第2回 駄賃付け唄の稽古

 先週行われた駄賃付け唄の稽古に引き続き、21日に駄賃付け唄の稽古がありました。今回もお2人の先生がお越しくださり、熱心にご指導いただきました。
 
 【本番まであと1カ月を切りました】
 
 唄を歌う時に大切なのは「下手でも何でもいいから一生懸命大きな声を出して歌うこと」とおっしゃっていました。声の高さや低さはあまり関係ないそうです。自分が出せる一番の声をお腹の底から思い切り出して歌う、自分への挑戦です。子どもたちには、恥ずかしがらずに堂々と胸を張って歌って欲しいと思います。
 
【歌う時の姿勢についてもご指導くださいました】
 
 駄賃付け唄を歌う時には、肩の力を抜いて男の子は手を横に、女の子は手を前で組んで歌うそうです。そして、目線は自分の目線よりも少し上を見て歌うといいそうです。これらのポイントを頭に入れ、中央公民館で行われる練習にも参加して欲しいと思います。
 
 ご指導くださいました講師の先生方、お忙しい中、子どもたちのためにご指導くださりありがとうございました。駄賃付け唄の稽古を通して、子どもたちが歌を好きになり、自分の新たな可能性を見つけるきっかけになるといいと考えています。