学校の様子

ハロウィンパーティー

 昨日の1~2時間目に、ハロウィンパーティーを行いました。10月31日はハロウィンです。日本ではあまりなじみのなかったこの行事ですが、最近ではあちらこちらでイベントが行われるようになってきています。
 そして、この日特別ゲストが来てくださいました。その方は、今年の4月から諸塚村でボランティアをしてくださっている方です。出身は宮崎県ではないのですが、すっかり諸塚弁が板についていらっしゃいました。
 
【荒谷小には初めてお越しくださいました】
 
 子どもたちは、ハロウィンのために作ったこだわりの衣装を身に付け、体育館に集まりました。保育所生も一緒に参加し、警察官だったり花嫁さんだったりいちごの衣装を身にまとったりして、とってもかわいかったです。
 ハロウィンパーティーでは、まず始めにダンスを披露しました。保育所生は運動会で踊った妖怪体操、小学生は昨年の運動会で踊った恋するフォーチュンクッキーを踊りました。
 
 【保育所:元気にダンスをしました】      【小学生:ノリノリでした】
 
 その後、ALTの先生からハロウィンについてのお話がありました。
 
【なぜかぼちゃを飾るのかも教えていただきました】
 
 そしていよいよ、グループに分かれて校内にいらっしゃる6人の先生方を探しに行きます。それぞれ袋を持ち、ハートの@を付けている先生を見つけて「trick or treat!  We give us something good to eat.」と言うと、袋にはんこを押してもらえて、その上ごちそうまでもらえるという流れです。様子を見ていると、高学年の子どもが、保育所生の手を引いて誘導していたり、「ごちそうをもらうのは小さい子からね」と言う声が聞こえたりして、しっかりと小さい子どもたちのお世話をしているようでした。
 
    【さあ、いらっしゃい】
 
 6人全員の先生方から、はんことごちそうをもらうと、再び体育館に戻りました。ほんの1~2時間ですが、学校が魔法にかかったような気分でした。
 今回の活動を通して、自分より小さい子どもたちのことを気遣ったり、みんなで協力して行動したりする大切さを学べたのではないでしょうか。
 
 3時間目は駄賃付け唄の稽古です。気持ちを切り替えて頑張ります!

寿会の方々とのふれあいの集い

 今日は参観日でした。
 1時間目はオープンスクールで、保護者の方々に複式の授業を見ていただきました。
 2時間目は、寿会の方々とのふれあいの集いを体育館で行いました。この行事には、保育所生も参加してとても賑やかでした。
 
【今日は21名の寿会の方々がお越しくださいました】
 
 はじめの会では、校長先生が「子どもたちにとっては、人と関わることが好きということを培うことが大切です。このことを寿会のみなさんとのふれあいで培うことができています」と話されました。
【活動を通して、たくさんの方々と交流を深めましょうね】
 
 活動の前に、寿会の方が昔の荒谷小の様子をお話くださいました。昭和21年頃の荒谷小は全校児童132名もいたそうです。現在の約10倍の人数の子どもたちが、この学校に通っていたのですね。そして、冬には教室で薪ストーブを使っていたそうです。そのため、一戸あたり薪を束ねて直径30㎝位にし、5束~10束学校に持って来ていたとのことでした。子どもたちの中で薪ストーブのことを知っていること答えたのは3~4人でした。そのうち、家に薪ストーブがある子どもは2名いました。石油ストーブや電気ストーブを使うことが多くなった今、薪ストーブの暖かさも感じてみたいなぁと思いました。
 
【荒谷小の歴史、初めて知ることばかりでした】
 
 その後、子どもたちから寿会の方々へのたくさんの質問をしました。「昔の遊びでは何がはやっていましたか?」と尋ねると「めんこ」や「おにごっこ」、「かくれんぼ」、「おはじき」等と答えてくださいました。また、「昔の給食はどのような給食でしたか?」と尋ねると「給食はなかったよ。お弁当を持ってきてたよ。からいもとか入れてね」と答えてくださいました。「今と昔の神楽の違いは何ですか?」との質問には、「今も昔も一緒です。それは、昔のものを残そうとしているからです。南川では神楽の舞い方集を作っています」とお答えいただきました。昔と変わっているもの、昔から変わらないもの、それぞれあって昔の方の暮らしを垣間見ることができましたね。
 
 それから、ものづくりを寿会の方々と行いました。竹細工、おじゃみ、おりがみに分かれての活動です。竹細工では、竹でっぽうや竹とんぼを作りました。
【竹トンボは小刀を使って左右の羽を均等にしていきます】
 
 竹でっぽうは、「にらだま」という玉を飛ばします。この「にらだま」、今は緑色をしていて皮がやわらかいようです。そのため、てっぽうの玉として飛ばすと皮がめくれたり、つぶれたりすることがありました。「1~2月になるとインク色(万年筆の青色)になって硬くなって、音もいいんだよ」と教えてくださいました。
 
    【これが「にらだま」です】
 
 一方、おじゃみ作りでは、「あんた、ここ止めんとだめじゃが」とか「この中に手を入れて縫うとよ」と具体的に縫い方の方法を教えていただきながら、おじゃみを作っていました。また、おじゃみの中に入れるものはあずきだと虫が入るので、「すずだま」というものが虫も入らず、重さもちょうどいいとのことでした。
 
 
            【手取り足とり教えてくださいました】
 
        【ちくちく】           【水でっぽうも作ってもらいました】
 
 しばらくすると、竹でっぽうの「ポンッ」という音があちらこちらで聞こえてきました。「にらだま」でなくても、濡らした新聞紙を丸めて玉にしてもいい音が出ていました。
 
 
【何回やっても楽しいね】   【保育所生も挑戦!】
 
 活動が終わり、終わりの会では「『竹でっぽう』の作りかたのコツを教えてもらいました。それを聞いて作ると、玉が遠くまで飛んで行きました」や「ポンッと気持ちのいい音が出ました」と感想を発表していました。また、代表児童は「竹とんぼの羽の長さとあしの調整が難しかったです」と発表していました。
 
【いいものができました!】
 
 寿会の方からは、「毎年、たしかなものを作る難しさを感じます。来年も再来年も交流をしたいです。今日は、子どもたちからたくさんの質問もあり立派な交流ができました」とお言葉をいただきました。
 
   【ありがたいお言葉でした】
 
 今回子どもたちは、寿会の方々に色々なお知恵を教えていただいたり、遊びを教えていただいたりしました。特別なものはなくても、自然にあるものを使って遊びを作りだす創造力を子どもの頃から育まれたんだろうなぁと思いました。その遊びに子どもたちも夢中になっていました。何かを与えられるのではなく作り出す、この力を見せていただいた気がしました。
 
 今回も、寿会の方々が貴重なお話を用意してくださったり、色々なものを準備して持って来てくださったりして、充実したふれあいの集いとなりました。子どもたちが生き生きとした表情で活動に取り組んでいる姿がみられたのも、寿会の方々のおかげです。本当にありがとうございました。

1・2年生の音読発表会

 今日の1校時、1・2年生が音読発表会を行いました。1年生は「サラダでげんき」、2年生は「なまえをみてちょうだい」でした。
 まず、1年生からの発表でしたが、見せ方に工夫がされてあり、「サラダでげんき」を音読する役と、その内容を身ぶり手ぶりで表現する役に分かれて進められました。お話の中には色々な生き物がでてきます。アリやことりの話し声は小さな声、馬や北極の白クマの話は力強い声に変えて強弱をつけていました。また、身ぶり手ぶりをする時は、動作を大きく、そして堂々としていてそのお話の内容がよく分かるものになっていました。
 
【音読をする役と身ぶり手ぶりをする役は交互に行いました】【お客さんもいっぱい!】
 
  【お話に引き込まれました】
 
 1年生の発表が終わると、感想を発表しました。「音読だけでなく、劇も入れていておもしろかったし、聞きやすかったです」、「声の強弱やふりつけをまねしたいです」との感想があり、1年生は嬉しそうでした。
 
    【誰をあてようかなぁ】    【6年生も認める1年生のがんばりでした】
 次に2年生が「なまえをみてちょうだい」を発表しました。2年生は国語を教頭先生から教えていただいています。今回は、教頭先生も音読発表会の発表者の1人として参加されました。えっちゃんの帽子を風がさらっていき、その帽子がきつねのところに行ったり、牛のところに行ったりするお話ですが、それぞれにかぶり物を用意していた2年生。その物語の雰囲気がよく分かるものになっていました。1年生と同様、声に強弱をつけたり動きを大きくしたりしていました。物語の中で、時折風が吹くのですが、その時は本当に風が吹いているかのように軽やかに動き、大男を戒める時にはこの時間で一番大きな声を出したりして、迫力満点の2年生の発表でした。
 
【1つの物語の中で、役割を変えながら上手に発表していました】
 
 【大男役の教頭先生もよろり】
 
 2年生の発表には、6年生が「ぼくもこの物語を勉強しました。場面によって声を変えていたので、どんな気持ちで話しているのかがよく分かりました」と感想を発表していました。また他の学年の子どもが「声を強調するところ、動きが大きくてよかった」との感想も発表していました。
 今回、音読発表会に参加して、どのようにしたら見ている人に伝わりやすいのかを、見ている子どもたちが気付いたようでした。そして、発表をした1・2年生も手ごたえを感じたのではないでしょうか。場数を踏んで、誰の前でも普段通りの堂々とした発表ができるようになるといいですね。
 11月にはC学習発表会があります。今日、学んだことを発表する際に生かしていけるといいと思います。
 
【少ない人数でも一人ひとりが何役もこなし、とても充実した発表内容でした。】

ハロウィン衣装づくり

  毎朝、登校してから子どもたちは、職員室にも「先生方 おはようございます!」とあいさつをしに来ます。今日もいつもの通り、あいさつをしに来ていた1年生と4年生。手には長い木の枝を持っています。「どうしたの?」と尋ねると「杖です。拾ってきました。」と言っていました。その時は「杖を一体何に使うのだろう?」と思いましたが、1・2校時の合同図工の様子を見て、その謎が解けました。
 子どもたちは10月21日(火)に行われるハロウィンパーティーに向けて、ハロウィンの衣装作りをしていました。そこで、朝拾ってきた杖に命が吹き込まれていました。
【杖を半分に折り、ステッキのようにしていました】
 
 他にも、女の子はフリルが付いているマントを作っていたり、男の子は羽のついたマントを作っていたりして、仮装するのが楽しくなりそうな衣装がたくさんできつつありました。
 
【洋服をデザインするみたいで楽しいね】 【かわいい紳士です】
 
 全体的に男子は黒っぽくてかっこいい衣装、女の子はカラフルでかわいい衣装を作っていました。21日、子どもたちがどんな衣装を身にまとうのか楽しみです。
 
【羽が付いたマント、暖かそうだなぁ】

読み聞かせ

 今週も地域の方が荒谷小にお越しくださり、絵本の読み聞かせをしてくださいました。
 今日は「ぼくはねんちょうさん」、「うどんのうーやん」、「しげちゃん」、「ぼくをだいて」、「いちにちおもちゃ」の5冊をご用意くださいました。読み聞かせが始まる前、1・2年生の子どもたちは地域の方のところに集まり、どの絵本を読んで欲しいか見比べていました。
  【あれもいいし、これもいいなぁ】
 
 そして、3~6年生も集合し、いよいよ読み聞かせの始まりです。まずは「ぼくはねんちょうさん」でした。この絵本は「ブランコをこいでいるとき 好きな子が見えると たちこぎになる」とか「うさぎやかめは いつもおなじものをたべて あきないのかな」、「現代に桃太郎のお話があれば おばあさんは せんたくきでせんたくをするのかな そうなれば ももを拾うことはないのかな」など、ねんちょうさんなりに思うことがたくさん書いている楽しい絵本でした。
 
【昨年度までねんちょうさんだった1年生、共感するところがたくさんあったのではないでしょうか】
 
 2冊目は「うどんのうーやん」でした。この絵本は、ある日、きつねうどんの出前の注文が入ったうどんやさん。きつねをのせたうどんのうーやんが自分で出前先まで行くという内容でした。道中、お腹のすいたネコにうどんを分けてあげ、うどんの中身が半分になったり、そのため途中で出会ったそうめんにどんぶりの中に入ってもらったり、ベンチで休んでいた梅干しばあさんにうどんのなかに入ってもらい温めてあげたりもしていました。色々な食べ物と出会いを楽しみながら、出前先まで行くうーやんの楽しく心温まる絵本でした。子どもたちは、「うどんの中にたこやきが入るの?」、「おいしいの!?」などとそれぞれ感想を言いながら絵本を楽しんでいました。
 
 【うどんのうーやん 食べてみたいなぁ】
 
 3冊目は「しげちゃん」でした。この絵本は、「しげる」という名前の女の子のお話で、名前の印象から男の子に間違えられたり、冷やかされたりして自分の名前が好きになれない子どものお話でした。でもある日、お母さんに自分の名前の由来を聞いて考えが変わります。子どもの名前には親の思いや願いがたくさん込められています。自分の名前をお父さんやお母さんがどのような思いでつけたのか、それを聞いてみたくなったのではないでしょうか。
 
 最後にはお礼を言って読み聞かせが終了しました。時間の都合上5冊のうち3冊の読み聞かせでしたが、どの絵本も心に残るお話でした。職員も読み聞かせの時には全員その場に行き、絵本の世界に連れて行ってもらいます。この読み聞かせの時間があることで、子どもも大人もワクワクしたり、心が和んだりします。貴重な時間を作り出してくださりありがとうございました。
 
【今日もエネルギー満タンで1日がんばれます】

ウッジョブ諸塚 依頼文の書き方・電話のかけ方(2時間目)

 昨日の5時間目、わくわく学習(ウッジョブ諸塚)で依頼文の書き方や電話のかけ方を学びました。先週この学習を行っているので、依頼文に書く内容や電話で話す内容は子どもたちの頭に入っているようでした。今日は、より相手に分かりやすく正確に伝えるために工夫できるところを考えました。
 全体の指導が終わった後は、それぞれのグループに分かれてサポーターの先生方と学習をしていきました。
   【自分たちの思いや熱意をつたえるため最善の方法を考えます】
 
 電話で依頼をする時には、あいさつに始まり、敬語の使い方、詳しい内容の説明など社会に出た時に必要なスキルを散りばめながら内容を練っていきました。子どもたちは、頭の中に漠然とやりたいことはあるのですが、それを言葉にして正確に相手に伝えるということにはまだ慣れていません。今回の学習を通して、相手意識をもつことも身に付くのではないかと思います。
 
 最後にふりかえりをしました。今日は教頭先生と学習をしている6年生男子2人が、依頼文を見せながらのふりかえりでした。
 
          【手書きの依頼文、ていねいに書いていました】
 
 相手に伝えたいことがある時には、細かい部分も自分がしっかりと考えておかなければならないとふりかえりをしていました。今回学んだことは、実際に経験してみないと絶対に分からないことですね。金曜日には実際に電話をかける人もいると思います。それまでに、もう一度電話で話す内容を頭に入れてシュミレーションをしておきましょう。

下弦の月

 今朝、校長先生が「下弦の月が出ていますよ」と教えてくださいました。外に出て、空を見てみるときれいな半月の月が浮かんでいました。これを「下弦の月」というそうです。
【快晴の空に浮かぶ下弦の月、美しかったです】
 
 どうして朝なのに月が見えるのか、なぜ半月なのか。それを校長先生が根気強く、分かりやすく教えてくださいました。
 
    【太陽と月と地球の位置関係を図で表してくださいました(朝の時間)】
 
【子どもたちに教えるために納得がいくまでハテナをぶつけます(1時間目の休み時間)】
 
 そして、2時間目1・2年生は下弦の月を見ました。「○○先生、月が出てまーす!」と嬉しそうな声で話していました。
 
       【きれいだね~】
 
 ふと足を止めて、空を見上げたり、木々の移り変わりを見てみたりすると新たな発見がいっぱいあります。空気が澄み渡り、自然がより美しく見えるこの季節、何気ないものにも気をとめて見てみると、「宝」が発見できるのかもしれません。

駄賃付け唄の稽古

 今日の3校時に駄賃付け唄の稽古がありました。この稽古のために講師の先生が2名お越しくださりました。
 
 宮崎県のホームページによると、「『駄賃付け』とは、カジ皮やシイタケや山茶といった林産物を馬の背に積み、峠を越えて熊本や延岡の市場に運び、戻りにも酒や塩や衣類などを乗せて双方から駄賃をもらう、いわば村の宅急使である。『諸塚村駄賃つけ唄』はその道中で歌われた馬子唄(うた)風ののどかな仕事唄である。」とあります。
 まずはこの駄賃付け唄を全員で合唱をしました。その後、個人レッスンをしていただきました。
【1年生の頃から毎年練習をしているので、高学年の子どもたちはとても上手でした】
 
 その中で、講師の先生が駄賃付け唄を歌う時のポイントを教えてくださいました。ポイントは3つありました。
 1つ目は「息つぎ」です。息つぎをする箇所は決められています。大きく4つに分かれている
駄賃付け唄、歌詞のまとまりごとに息つぎをするようご指導いただきました。
 2つ目は「発声」についてです。口先から声を出さずにお腹から声を出すようお話がありました。また、母音(あ・い・う・え・お)をはっきりと声に出すこともご指導いただきました。また、尺八の音色をよく聞いて声を出すと音程がしっかりとれるそうです。でも歌うことに一生懸命な子どもたちは、尺八の音を聞きながら歌うことは難しいようです。
 3つ目は「はやし」についてです。はやしは、駄賃付け唄の途中で「ハイ」とか「ハーイ、ハーイ」等と言って唄を盛り上げます。はやしは、唄を覚えていないとできない、唄を引き出すようなはやしでなければならないと教えていただきました。重要な役割を担っているはやしですが、講師の先生は2年生男子のはやしを大絶賛していました。唄を引き立てるような、リズムにのったはやしができるなぁと、初めて駄賃付け唄を聞いた者にもなんとなく分かりました。
 
     【はやしに大抜擢】          【6年生は声量がすごいです】
 
 講師の先生は、1年生や初めて駄賃付け唄に挑戦する子どもたちにも「上手な顔しちょるわ」とか「さっきより上手にできた」、「ぴしゃっとできた」等と励ましの声をかけてくださり、子どもたちはやる気満々の様子でした。また、お手本となる5・6年生の唄を聞いて覚えましょうとも助言してくださいました。
 11月15日(日)には、諸塚駄賃付け唄全国大会が諸塚村で開催されます。それに向けて中央公民館での練習日も設定されているそうです。この全国大会に出場しようと思っている子どもたちはぜひ、練習に来てくださいとお話がありました。
 
【現在のところ10名の子どもたちが出場すると言っていました】
 
 今回、お越しくださった講師の先生は10月21日(火)にもご指導にきてくださいます。どうぞよろしくお願いいたします。
 

M2学習2日目(特別授業)


この日は10月10日。と言えば目の愛護デー。3・4年生の学級活動の授業はこの日にちなんで「目を大切にしよう」と言うテーマでした。当然のことながら、養護教諭の先生の出番です。そこで、養護教諭の先生は、この日の授業の流し方から、教材教具の準備まで長い時間をかけて教材研究を行いました。そして、今日の授業を迎えることになりました。もちろん、学担の先生とも綿密な打ち合わせを行いました。
まずは、導入。まばたきしている回数を、話を聞いている時、文章を読んでいる時、映像をみている時のそれぞれについて、周りの先生方に観察していただき、4名の代表児童の回数を調べました。何かに集中しているとまばたきの回数の少ないことが分かりました。
展開の段階は、まばたきと目の健康の関係について学習しました。まばたきの効果は、①目の表面を湿らせる②ゴミを流す③目に入った細菌を撃退する④瞳に栄養を与えるの4つがありました。これは、()埋めのクイズ形式で行いました。
 
 終末の段階は、実践化に向けて取り組むことを決めます。「テレビやゲームの時間を決め、意識してまばたきするようにする。」としたまとめにそって、がんばりたいことを発表しました。分かりやすい教材教具のおかげで目の健康に関する今日の学習は、子どもたちの心にすとんと落ちたと思います。意識したまばたきにこころがけ、いつまでも健康な目を保ちましょう。

M2学習2日目

 今日はM2学習の2日目です。昨日のM2学習の様子から、どれくらいの人数の子どもたちが来て、このような雰囲気で・・・など、少しだけ見通しがもてるようになり、子どもたちも職員も心に余裕をもつことができた2日目でした。
 今日の3・4校時は体育館で図工で「ゆめいろらんぷ」を作りました。これは、横長の紙に自分の好きな絵を書き、その後、絵を切り抜いて色セロハンをウラから貼り付けて自分だけの「ゆめいろらんぷ」ができるというものです。ローマ字で自分の名前を書いていたり、愛犬の絵を書いていたり、将来の夢を絵にしてかいていたりして、個性豊かな「ゆめいろらんぷ」を作り始めていました。
 
 【4人1組のグループを作って、友達の作品も見て学びながら作りました】
 
 【夢が広がる「ゆめいろらんぷ」】
 
 今日だけでは終わらないので、続きは各学校で行います。
 
 昨日は雨だったため、昼休みは体育館で遊んだ子どもたちですが、今日は運動場でめいいっぱい遊んでいました。一輪車をしたり、イチョウの木に結び付けてある綱に揺られたりして、荒谷小でしか遊べない遊びをして楽しんでいる子もいました。運動場にいる子どもたちの数を見てお祭りみたいだなぁと思いました。
 
 【サッカーをしている子どもたち】
 
 
 5校時は学級活動を体育館で行いました。今日は「目を大切にしよう」という題材で、まばたきと涙の関係から目の健康について考えました。目の愛護デーの今日、自分の目を大切にする生活を考えるきっかけになればいいなと思います。
 
 【みんな元気に発表しました】
 
 そして、今日もやってきたお別れの時間。この時間はやっぱりさみしいです。でも、10月31日には社会見学遠足があります。学年によって遠足に行く場所は違いますが、すぐにまた同じ学年の人とは会えます。この2日間で他校のお友達と仲良くなった人もいると思います。31日、楽しみにしていてね。
 
              【2日間ありがとうございました】 
 
【今日も近くに行ってお見送り】       【またね。遠足で会いましょう】
 
 

荒谷小での初めてのM2学習

 今日は、M2学習が行われました。低学年は七ツ山小、中学年は荒谷小、高学年は諸塚小で1日学習をしました。
 今年度荒谷小で行われるM2学習は今日が初めてでした。諸塚小、七ツ山小、荒谷小の3・4年生を合わせると37名になります。いつもは児童数14名の荒谷小に37名もの子どもたちが集合すると大変にぎやかで、雰囲気も変わります。元気な3・4年生が1日荒谷小で、楽しく勉強をしました。
 2~3校時は3・4年生全員で体育館で体育を行いました。単元は「ミニ運動会をしよう」です。今年度の運動会はすでに経験している子どもたちですが、団長の経験がある子どもはいません。運動会には団長さんはいなくてはならないものですので、3・4年生の中で団長やリーダーを決め、エール交換の練習をしたり、団を1つにするための声かけを学んだりしました。そして、体育館で入場行進からはじめて、開会式・エール交換等、本番さながらのミニ運動会でした。
 
【全力をつくすために手がかりとなるものを全体で確認しました。】【徒競走の様子】
 
 台風の目は見たことがあるけれど実際にしたことがない子どもたちもいて、台風の目のルールを教わりました。
 
    【団に着いたら真ん中の2人は急いで後ろに走っていきます】
 
 その後、玉入れや綱引きもしました。これは、運動会でも経験している子どもたち。スムーズにそして一生懸命取り組んでいました。団技に勝つと小優勝旗がもらえるので、熱が入ります。
 
 【ぜーんぶ入るまで入れるぞ~】    【綱引きは学年別に行いました】
 
 最後は全員リレーを行い、全6種目を終えました。閉会式では成績発表も行いました。今回のミニ運動会の優勝は赤団でした。
 悪天候のため体育館のミニ運動会でしたが、子どもたちはもっている力を十分発揮し、楽しんでいるようでした。今回の経験が、高学年になって学校を引っ張っていく役割を担った時に役に立つことと思います。
 
 給食は晴れていれば外で食べようかと計画していましたが、雨が降ったりやんだりしていたので、教室で食べました。いつもとは違う配膳の方法だったり、台ふきの場所が分からなかったりして戸惑っている子どももいましたが、すぐに慣れてしっかりと準備をしていました。
 
【4年生:グループに分かれて】    【3年生:みんなで顔を合わせて】
 
 
 4年生の5校時は、浮沈子(ふちんし)を使った授業でした。ペットボトルに水を入れて、その中に浮沈子をいれてキャップを閉めます。そして、ペットボトルを手で押すとその浮沈子が浮いたり沈んだりします。その科学の不思議に子どもたちは興味津々でした。
 
      【わ!沈んだ~】        【下校する前も沈めたり浮かせたり・・楽しいね】
 
 
 あっという間に、諸塚小と七ツ山小の子どもたちがバスで帰る時間になりました。学校に残っている子どもは荒谷小の3・4年生3人だけ。ちょっぴりさみしくなりました。
 
【全員で学校にあいさつをしました】      【名残惜しいね】
 
 明日はM2学習2日目です。また、諸塚小と七ツ山小の3・4年生が荒谷小に来てくれます。楽しみにしていてくださいね。
 
 その後、16:00頃に1・2年生と5・6年生が帰ってきました。ぐったりとしている5・6年生。今日は陸上教室があって、お疲れの様子でした。1・2年生はいつも通り、弾けんばかりの元気を持って帰ってきてくれました。みんなが帰ってきて、ホッと一安心、やっぱり荒谷小はいいですね。
 
 
 

笑いいっぱいの読み聞かせ

 今日の朝の時間は、地域の方が読み聞かせに来てくださいました。諸塚村の図書館で5冊も借りて来てくださって、まずは大きな絵本を読み聞かせしてくださいました。「あるのかな」という絵本です。
 「デコレーションケーキにおでこはあるのかな?」とか「あめだまにめだまはあるのかな」とか「おおかみにかみのけはあるのかな?」など言葉遊びの要素が入った絵本で、低学年の子どもたちは「おでこはな~い!」と言ったり、高学年の子どもたちはクスッと笑ったりしていました。
 
 【インパクト大の「あるのかな」でした】

 次に残りの4冊を見せてくださり、「どれがいい?」と子どもたちに尋ねられました。「だんご!」とか「さんま!」、「ねぞう!」などの言葉が飛び交い、2冊目は「いろいろだんご」という絵本を読んでいただきました。
 「いろいろだんご」には3色団子やみたらしだんご、月見だんご、さくらもちなど様々なお団子等が出てきます。「みたらしだんごのとろろんとした所がだいすき~」と話す子どもたちもいました。食欲の秋です。食べ物にスポットを当てた絵本にはとてもいい反応が返ってきました。
【子どもたちの一番人気はみたらしだんごでした】
 
 3冊目は「ゆみちゃんはねぞうのわるいこです」という本でした。一見、落ち着いた装丁の本ですが、この日一番子どもたちが笑った絵本でした。ねぞうの悪いゆみちゃんを、ぬいぐるみのおおぐまくんが「よいしょ」と言って元に戻してあげようとするお話ですが、なかなかうまく元に戻してあげられません。とうとうおおぐまくんは疲れてしまいます。そのおおぐまくんの奮闘ぶりに子どもたちは笑いながら応援していました。
 
 【ねぞうの悪い子はいないかなぁ?】
 
 4冊目は「とてもおおきなさんまのひらき」でした。これも子どもたちが楽しみにしていました。これは、お店3件分くらいの大きさがあるさんまのひらきを買った人のお話です。この大きなさんまのひらきを食べようとすると、さんまがある行動を起こします。さんまの次はするめ、その次はたい焼き、最後はカニが出てくるこのお話、興味があったらぜひじっくり読んでくださいね。
 
 最後は「おかあさんすごい」でした。読み聞かせをしてくださる地域の方が、「お母さんってすごい?」と子どもたちに尋ねると、「う~ん・・」とか「まあまあ」とか「器用だからすごい」などの反応が返ってきました。きっと子どもたちが見ていないところで、お家のことや子どもたちのことをしているから、あまり子どもたちには実感がないのかもしれませんね。
 この絵本では、なぜお母さんはお料理が作れるのだろう、色々なことを知っているのだろう、力もちなんだろうということが書いていました。「お母さん」を経験している人は「そうそう!」と共感できる、そして少しジーンとくるお話でした。
 
【お父さんやお母さんが頑張れるのはあなたたちがいるからです】
 
 今回5冊の絵本を選ばれる際、村の図書館で荒谷小学校の保護者の方が借りていない本をチェックして選んでくださったそうです。子どもたちに絵本を楽しんでもらうためにお時間を割いてわざわざ図書館に足を運んでくださり、そのような心遣いまでしていただいて本当に有難いことです。今日も5冊の本と子どもたちが新しい出会いをしました。読書の秋、これから学校の図書室や村の図書館に子どもたちが足繁く通ってくれるのではないかと期待しています。
 
 お忙しい中、子どもたちのためにお時間を作ってくださり、ありがとうございました。朝からたくさん笑っていいスタートが切れた子どもたちでした。
 

電話・依頼文の達人 教頭先生

 今日の5校時、教頭先生による「ウッジョブ諸塚」の授業がありました。本格的に進み始めたこの学習ですが、まず最初の段階としてご協力いただく関係者の方々に電話で要件をお伝えし、その後依頼文をお送りする計画です。そこで、今日のめあては「電話のかけ方・依頼文の書き方のスキルを高めよう」とし、教頭先生が熱心にご指導くださいました。
 
【今日の授業は仕事上のノウハウでもあり、子どもたちが将来求められる内容の1つです】
 その後、各グループに分かれて電話で話をする内容を考えました。一言一句原稿用紙に書き、実際に演習もしてみました。何のためにするのか(諸塚村の林業を発展させるために貢献できることを考える。そして発信する)ということを確認しながら、実際の場面を想定しながら進む授業は、子どもたちに緊張感を与えたようです。
 
        【何事も経験です。経験をつめば自信もつきます】
 
【この地道な作業がいつか花開きます】    【最後は振り返りです】
 
 振り返りでは、「誰に何を聞けばいいのか整理でていないので、整理していきたい」と話す児童もいました。あと1時間、この学習の続きができます。次の時間でしっかりと頭を整理して準備をしていきましょう。

村民体育大会に向けて

 10月12日(日)は諸塚村民体育大会(略して村体)です。この日の応援は荒谷公民館が担当です。そのため、子どもたちは運動会で踊ったダンスを村体の応援の中で披露します。日曜日に迫った村体のために5校時は、全校児童でダンスの練習をしました。
 運動会であれほどまでに感動を起こしたダンス、きっと今でもキレよく踊るのだろうと思っていたら・・・、動きがバラバラだったり、小さかったりしていました。子どもたちもよく分かっているようで、「足がもつれる・・・」と言いながら踊っている子もいました。でも1・2年生担任の先生は、子どもたちのいい所をたくさん誉めて、子どもたちが笑顔で踊れるように指導されていました。
 
    【みんな息を切らしつつも最後まで一生懸命踊りました】
 
【よりいいものを作るためにダンスのプランを練ってくださいました】
 
 そして、運動会の時のダンスと所々変更した箇所も作りました。まずは掛け声です。「荒谷小!お~!お!!」の部分は「諸塚村!お~!お!!」とし、終盤でも「やー!!」と声を出すところを作りました。声を出す部分が増えて、以前のダンスに比べて更に活気のあるダンスになりました。
 村体では、青年団の方々が子どもたちの後ろで楽しいダンスを踊られるそうです。前にいる子どもたちは、笑顔はじけるダンスを踊りますので応援をよろしくお願いいたします。
 
 
             【腕の力を鍛えるため腕相撲もしました】

おだやかな給食時間

 今日の給食は、むぎごはん、おやこどん、わかめのすのもの、牛乳でした。今日は、牛乳以外すべておかわりがあり、おかわりの列にはたくさんの児童が並びました。
 
【5・6年生のどんぶりには溢れんばかりの親子丼が入っていました】
 
 給食中は、子どもたちが色々なことを話します。今日は、お寿司屋さんに行った時に何を食べるか、そしてしめは何を食べるかでした。「鯛しか食べません」とか「大トロを一度食べたことがあるけどあぶらっこくてそれからは食べていません」とか「まぐろとエビが好きです」、「刺身は食べられないから巻き物を食べます」などと話していました。しめは「回転ずしやさんではデザートを最後に食べます」などと話していました。
 また、「私は看護師に向いていると思いますか?」と将来のことを口にしたり、野球の試合を見て興奮した場面を話したりして楽しい給食時間を過ごしていました。
 
 そして、今日は先週できなかった席替えをしました。荒谷小では2週間に1回席替えを行います。その方法はくじです。この席替えを楽しみにしている子どもたちは、嬉しそうにくじを引いていました。
 
【スプーンのくじを引きます】     【その後、自分の番号のところに名前の札を貼ります】
 
 歯みがきの時間2分前、とても感心な子どもを見つけました。歯みがきの時間ではないけれども、自ら歯みがきをしていました。このような姿はとても嬉しいものです。
 
【この姿は下級生のお手本になります】
 
 今日の午前中は風が冷たく寒いくらいでしたが、昼休みになると14名全ての児童が半そでで外で遊んでいます。たくさん食べて、たくさん遊んで、すくすく育ってくださいね。

10月の全校朝会

 今朝は10月の全校朝会が体育館で行われました。
 今日の校長先生のお話は「学びたい」という内容でした。校長先生は映画や本が大好きだそうです。その校長先生がご覧になった映画の1つを子どもたちに紹介してくださいました。それは「世界の果ての通学路」という映画です。アフリカの子どもはライオンやゾウがいて危険だと分かっていても、学校に行きたい、学校に行って学ぶ意義があると強く思い、毎日何時間もかけて学校に通っているそうです。通学中、動物に襲われて命を落とした子どももいるそうです。その映像を見て、子どもたちは「命を落とす覚悟をしてまでも学校に行きたいと思うところに感動しました」と感想を述べていました。
 
    【驚きの映像でした】        【しっかり映像を見て感想を発表しました】
 
 荒谷小の通学路も山道があり、距離も長く大変ですが、世界を見るとそれよりももっともっと厳しい環境にいる子どもたちもいます。当たり前のように学べることに感謝をすること、当たり前と思っていることは実は当たり前ではないということを校長先生がお話してくださいました。
 その後、たくさんの本の紹介をしてくださったり、「イヌマキ」しゅりけんの紹介もしてくださいました。校長先生が紹介してくださる本は、図書室に置いている本も多数ありました。身近にあるけれども見えなかった魅力的な本を校長先生から教わり、また一段と読書に取り組もうと思う子どもも増えたと思います。
 そして「イヌマキ」しゅりけんには、男の子がいい反応を示していました。この植物の存在やしゅりけんの作り方を知らなかった子どもたち。校長先生からいただいた「イヌマキ」でこれから製作するのでしょうね。
 
   【しゅりけん しゅしゅしゅ】           【新たな発見の連続でした】
 
 その後、生徒指導主事の先生から記名の必要性についてのお話がありました。自分のものに記名をしていたら、もしどこかで落としてしまっても自分のもとに帰ってくる可能性があります。しかし、記名をしていないものを落としてしまったら、それはもう戻ってくることはないかもしれません。「物を大切にしよう」というのが10月の月目標です。持ち物には必ず名前を書いて、大切に使いましょうね。
 
【荒谷小にはないですが、落し物コーナーの写真を見せていただきました】
 
 全校朝会終了後、校長先生から「イヌマキ」をいただきました。どのようなしゅりけんができるかなぁ。
 【知恵と工夫で遊びが生まれます】
 
 先週くらいまではキンモクセイの香りが心地よかった職員室ですが、近頃はあまり香らなくなりました。学校の木も次第に黄色に変わっていき、秋が少しずつ深まっていっていることを実感します。これらの自然も大切な宝です。
 
        【キンモクセイ】  【キンモクセイの花が散り、池に花びらが浮かんでいました】
 
 

満員御礼

 昨日3・4年生教室前のろうかを歩いていると、椅子がろうかに出してあり、椅子にこのような貼り紙がしてありました。
 
【「またあしたどうぞ!今日は終わりました」と書いてあります】
 
 これは、3・4年生教室に1・2年生を呼び込む作戦であったくじが好評を博し、商品の在庫が足りなくなったため札留めをした様子です。「5年生の女の子は今までで9回もくじをひきに来ました」と、ターゲットにしていなかった学年の子どもまでも3・4年生教室に訪れるようになったそうです。5・6年生教室には、折り紙でおったリボンが机にちょこんと乗っているところも見ました。それも商品として3・4年生が準備したものだったそうです。
 この満員御礼がずーっと続くといいですね。ナイスアイディアでした。

バトンスロー設置

 荒谷小の子どもたちの新体力テストの結果、ソフトボール投げに課題があるようです。先日の委員会活動で、荒谷小の子どもたちの体力を高めるために荒谷サーキット(運動場にある遊具等を活用して体力向上を目指すプログラム)にバトンスローを取り入れようと話し合いました。そして、早速本日バトンスローの設置が行われました。長いひもを用意し、それを高い場所に結び付けました。
 
  【ひもがからまってるなぁ】     【ここにしっかり結び付けます】
 
 そしてできあがったバトンスロー。6校時のクラブ活動の時間に体育館で練習を行った後、運動場に出て実際にバトンを投げてみました。
 
     【バトンスローすることで正しいフォームが身に着くそうです】
 
 どのようにしたらより遠くまでバトンを飛ばすことができるのか、思考錯誤しながら取り組んでいました。
 そして、その間1・2年生は一輪車を持ってきて練習をしていました。いつの間にかスイスイと乗れるようになっている1・2年生に大変驚きました。校長先生が「運動場1周するよ~、ついておいで~」と言って走っていくと「ぼくもやりたいです!」「私も1周します!」と嬉しそうに校長先生の後を着いていっていました。
 
【こんなに乗れるようになったよ】  【校長先生を追いかけて~】
 
 下校時、校長先生が「イヌマキ」という植物を教えてくださいました。そして、これで「しゅりけん」ができるよと教えてくださり、イヌマキの葉4枚でしゅりけんを作ってくださいました。子どもたちに教えたら喜んで作って遊ぶだろうなぁと思いました。
 
【校長先生お手製 イヌマキのしゅりけん】
 
 
 
 

学校訪問

 昨日は、学校の一大行事「学校訪問」でした。この学校訪問には諸塚村教育委員会の教育長先生をはじめ、教育委員会の方々4名と北部教育事務所の指導主事の先生2名がお越しくださいました。学校訪問では、普段の子どもたちの様子を見ていただいたり、職員の様子、学校の雰囲気等を見ていただきます。お客様がたくさんいらっしゃっていつもとは違う雰囲気に子どもたちも職員も少々緊張気味でした。
 そして、3校時は5・6年生の研究授業がありました。国語科の複式授業で、5年生は「資料を読んで考えたことを書こう」、6年生は「資料を活用して書こう」という単元でした。
 
【「先生とつながりましょう」の言葉で先生の方を向きます】【6年生もがんばりました】
 
【自分たちで考える時間(間接指導)の後、先生が子どもたちの考えを広げます(直接指導)】
 
 この授業を行う上で、5・6年生担任の先生は何度も授業の内容を作り直してこの日に臨みました。全ては子どもたちのためにという思いのもと熱心に準備をされた5・6年生の担任の先生。笑顔を絶やさず、子どもたち一人ひとりの意見を大切にした授業を展開されました。
 
 そして4時間目は参観授業でした。1年生と2年生は国語、3・4年生は道徳の授業を行いました。普段の子どもたちの授業の様子を熱心にご覧いただき、子どもたちもはりきっていたのではないでしょうか。
 
            【1年生:のびのびとしています】 
 
 
      【2年生:いつも教頭先生との授業を楽しみにしています】
 
 【3・4年生:荒谷小のシンボルでもあるイチョウの木がテーマでした】
 
【研究授業が終わった5・6年生はホッと肩をなでおろしました】
 
 子どもたちが下校した後には、授業研究会と主題研究会が行われました。授業研究会では「表現力を高める国語科における複式指導はどうあればよいか」、主題研究会では「表現力の向上を目指した荒谷小ならではのキャリア教育はどうあればよいか」を協議題として話し合いました。
 授業研究会では、間接指導に入る前に行う直接指導での教師の指示・発問の工夫が大切であるとの助言をいただきました。間接指導の際に、子どもたちが主体的に学習を進めることができるためには、それまでの教師の関わりが重要になってきます。間接指導では①何を学ぶのか②学習の手順を子どもたちにしっかりと理解させることが必要であると共通理解し、これからの教育活動に生かしていきたいと思います。
【様々なご意見をいただいたり、ご指導いただきました】
 
 次に主題研究会です。この時間では、まずわくわく学習(諸塚ウッジョブ)の進捗状況を各学年ごとに発表しました。そしてわくわく学習というからには、子どもたちが「わくわく」することが一番大切だとのご助言をいただきました。教師が子どもたちに「わくわく」するような手立てを考えることで、子どもたちの意欲を喚起させていけるように教師が「わくわく」という言葉を曖昧にせずに突き詰めていきたいと思います。
 
【主題研究会:様々なご助言をいただき、これからの研究の道筋を示してくださいました】
 
 協議の後には指導主事の先生方にまとめや指導のまとめ、教育長先生から指導講評をいただきました。
 指導主事の先生の授業研究会・主題研究会のまとめでは、子どもの学習に臨む姿勢(1分前着席・黙想・立腰・返事等)が素晴らしいとお誉めの言葉をいただきました。日頃から子どもたちが取り組んでいるものを誉めていただけるのは、とても有難いことです。また、授業に向かう教師の姿勢やこれからの研究に必要なことも詳しくお話いただきました。最後に新聞の活用も取り入れていくこともご指導いただきました。
 
 次に主幹の先生の指導のまとめでは、学校の全体に関わることをご指導いただきました。①知育②徳育③体育④家庭・地域との連携という内容で、知育では教師と子どもとのコミュニケーション(受容と伝達)を図ること、徳育では神戸の事件に触れられこのような悲しい事件が起こらないよう指導の視点をご指導いただきました。体育ではメディアコントロールを図れるような取組をしていくこと、家庭・地域との連携では、学校と家庭との役割を明確にすることや、「わくわく学習応援隊」は学校の財産として欲しいとのお言葉をいただきました。
 
 最後に教育長先生から諸塚の教育の基本の5つの項目をお話いただきました。
 ① 今の境遇を幸せに思うこと
 ② 「いま」を強く意識すること。(いま挨拶をする、いま学力をつける、いま体力をつける) 
 ③ 複数の教師で子どもを直接指導すること
 ④ 子どもに至れり尽くせりはしないこと。学校がしっかりと考えを示し、家庭や地域の方々
  に協力を仰ぐべきところは仰ぐ。しかし、家庭や地域の方々に甘えすぎないようにするこ
  とが大切である
 ⑤自分で考え自分で判断する精神を育てること
この5つの教育の方針を常に心にもち、15の春を迎えるまでに自立した子どもたちを育てられるように教育に取り組んでいきたいと考えています。
 
 最後に本校の校長先生が謝辞を述べられました。「真にたくましい子どもたちを育てるために、子ども一人ひとりの指導計画を立てるようにしています。子どもたちの成長につなげられるよう、一歩ずつ前進していいきます」とお話されました。
 
 今回の学校訪問でご指導いただいた内容は、学校が抱える喫緊の課題として解決していくべきものばかりでした。それを明確にしていただいたおかげで、今日からの子どもたちへの指導に生かすことができます。これからも子どもたちのために私たちができることを考え、子どもたちの心に響く教育ができるよう精進していきたいと思います。
 
 お忙しい中、学校訪問にお越しくださり、そして数々の温かいお言葉もかけてくださり本当にありがとうございました。

素通りしなかった教頭先生

 昨日の昼休みに、3・4年生がくじを作っていました。その効果が表れ始めたようです。わくわく学習(ウッジョブ諸塚)の後に3・4年生教室前を通ると、教頭先生がくじを持って3・4年生に何か話しておられました。立ち止まって聞いてみると「あたりが入ってないんじゃないの~?」とおっしゃっています。手に持っているのは「はずれ」のくじ。教頭先生も3・4年生の教室に立ち寄ってくださり、くじを引いてくださったようです。でも「はずれ」・・・。「あたりも入っていますよ」と言ってくじの箱を確認する3年生でした。
 
【はずれかぁ・・・。手作りの商品はもらえないなぁ】【「あたり」入っていましたよ】
 
 このくじの効果で、休み時間の3・4年生教室は賑わっているようです。よかったね、3・4年生。