学校の様子

学校の様子

新入学児体験入学

 今日は新入学児体験入学が行われました。4時間目に3・4年生が迎えに行き、来年度1年生になる荒川保育所の年長さんを連れてきました。まずは、学校探検です。学校内にある教室を一つ一つ説明し、その部屋にいる子どもたちや先生方にあいさつをして回りました。


【真新しいランドセルを背負ってあいさつ回り】

 給食の時間には、1年生に配膳の仕方を教えてもらいながら給食を運びました。いつもは色々なことを教えてもらう1年生も、今日はお姉さん。とっても頼もしい表情に見えました。


【これをテーブルに運ぶんだよ】

 今日の献立は、むぎごはん、チキンカレー、ツナサラダ、牛乳、すりおろしりんごゼリーでした。毎年、新入学児童体験入学の時は調理員の先生が体験入学をする子どもたちが好みそうな献立にしてくださいます。保育所ではいつもお昼はお弁当です。温かい給食もおいしいかったことでしょう。今日のカレーには1・2年生が育てたしいたけも入っていました。


   【「おいしかった」と感想を言ってくれました】

 お昼休みは、体育館でみんなでおにごっこをしました。これは体験入学に来た年長さんからのリクエストによるものです。カーテンに隠れたり、もの陰に隠れたりして、みんな上手に隠れていました。

 その後、校長先生のスケッチ講座がありました。毎週月曜日の昼休みの後は、みんなスケッチブックを持って外にスケッチに出かけます。昨日は雪のため臨時休業だったので、本日スケッチをすることになりました。そこで、校長先生は絵のかき方についてご指導くださいました。

◯ 自分のかきたい物を中心にかく。
◯ 線は思い切ってかく。

というポイントを教えてくださった後、「みんなに絵が上手になって欲しいから絵をかいてもらっているのではありません。自然を感じて、絵をかくことで見方や考え方を学んで欲しいのです」とおっしゃいました。校長先生の宝物は落ち葉や拾った植物だそうです。一つ一つをじっくり見てみると、色々な色・形があり面白いそうです。足もとに宝物はあるということを教えてくださいました。


【校長先生はスケッチブックに自然をたくさんかかれていました】

 そして、校長先生の宝物をお借りして、みんなで葉っぱをスケッチしました。いつもはペンを使いますが、今回からはスケッチ用の鉛筆を使うことになりました。これを使うと、線の太さ・濃さ等を変えられ面白い表情になるとのことでした。


【鉛筆をくるくるすると、芯が出てきます】【葉っぱがかけました】

 子どもたちは「今までは広いところをかいていたので、じっと見ることはできなかったけど、葉っぱをじっくり見てみると色が違うところがあったり、しわがたくさんあったりして面白かったです」とか「絵をかくのが楽しくなりました」等とふりかえりをしていました。

 5校時は1・2年生教室で国語の授業です。「ぶんしょうから しの だいめいを かんがえよう」という目標でした。年長さんの女の子は、ひらがながスイスイ書けるため、めあてや先生が黒板に書く字も上手に書いていました。また、1年生も「スーパー2年生と同じスピードで書けるね」と担任の先生からほめられており、鼻高々でした。また、年長さんの女の子には「明日から学校に来る?」と話されていました。最初の詩は、

 なにを おこっているのか
 あたまを とんがらかして
 まっかになって

という詩でした。そして、この詩の題名は何でしょう?とおっしゃいました。子どもたちが答えた題名は「火」、「お母さん」、「いちご」、「赤おに」、「にんじん」、「花火」、「まっかになっておこっている」、「やかん」などの題名が出てきました。同じ文章を見て感じることは色々で、面白い題名がたくさんでてきました。この詩の題名は「とうがらし」だそうです。それを聞くと「なるほど~!!」と子どもたちは納得。「これおもしれ~」、「おもしろくなってきた」と子どもたちは口々に言い、次の詩にやる気まんまんです。


  【どんな意見でもほめてもらえるクラスでした】
 
 まけなさったのは
 カルタか はねつきか
 そんなに はでに
 ぬられなさって

という詩が2番目の詩です。これを見て「正月」、「カルタ」、「はねつき」、「ご主人様」などの題名が出てきました。しかし、どれも違うそうです。「ヒントは動物です」と担任の先生が言うと「さる」、「しまうま」、「いぬ」、「パンダ」などの動物が出てきました。でもどれも違っていました。そこで担任の先生が「詩の中の『はでに』に注目してね」とアドバイスをくださいました。そこで2年生が「トラ!!」と発表しました。この詩の題名は「トラ」なのだそうです。思いもよらなかった題名にまたまたビックリの子どもたちでした。
 「国語は文章に戻ることが大切なんです」、「それに題名を間違ったことは問題じゃないんです。間違いは宝なんだからね」と担任の先生がお話しくださいました。
年長さんも1年生も2年生もこの授業に面白さを感じていて、様々な見方があることの楽しさを実感したのではないでしょうか。


【年長さんの授業の様子を見にきてくださいました】

 今日は、色々な体験をした体験入学でした。おにいさんやおねえさんが学校のことを教えてくれた1日でしたね。4月には1年生になる年長さん、小学校に入学するのが楽しみになったかな。

おとなりは?

 今日の3時間目、5・6年生はウッジョブの学習をしました。多くの子どもがまとめに入っていて、もくもくと自分がすべき作業をしていました。リーフレット作りの最終段階に入っている子どもは、辞書を使いながら言葉の意味を確認して文字にしていました。また、ツアーのまとめをしている児童はアンケートの結果を見て自分なりの考えをまとめていました。


        【考える時間が続きます】

 この時間、となりの3・4年生のクラスからは賑やかな声が聞こえてきました。今日はALTの英語活動です。ちょっとのぞいてみると、曜日を英語で練習しているところでした。以前から3・4年生は、ALTの先生がインドに旅行された時の話を聞けるこの日を楽しみにしていたようでした。どんなお話が聞けたのかなぁ。


【英語だけでなく、ALTの先生の色々な体験も教えてもらいますね】

 おとなりの1・2年生は、凧に絵をかいているところでした。うさぎやさるなどを大きくかいていて、空に浮かんでもハッキリと見えそうな凧ができていました。


【2年生が1年生の手伝いをしていました】【カラフルなサメがかいている凧制作中】

 今日も全員登校して、元気に学習をしています。

ねこパン

 今日の給食にはミルクパンが出ました。そのミルクパンを真剣に見ながら、食べている子どもがいました。「なにしちょっと?」と周りの子どもが聞くと、「ほら」と言ってパンを見せてくれました。


   【パンの皮にねこがデザインされていました】

食べてしまうのがかわいそうなくらい可愛い「ねこパン」が出来上がっていました。
 そして、給食の時に今朝の状況を聞くと「家の前の道路が凍ってて、大丈夫かなぁと思いながら歩いてたら転びました」と話す子どももいました。また、路面が凍結しているため、いつもは途中まで車で送ってもらう1年生も今日は家から1時間近くかけて保護者の方と歩いて登校しました。うれしい雪も束の間、今朝は雪の影響が色々なところで出てきたようでした。

 今日は日差しもあり、運動場の雪も溶けてきました。しかし、空気は冷たいです。日曜日の新聞によると、県内ではインフルエンザの流行期に入ったようですので体調管理をしっかりしていきたいと思います。

 

うれしい雪

 今日は朝から雪が降っていて、朝はうっすらと雪が積もっていました。久しぶりに見る雪に子どもたちは大喜びです。休み時間には外に出て、雪とたわむれている子どもたちもいました。運動場にある二宮金次郎の像の下には、3段の雪だるまが飾ってありました。

  【これはいったい】

 1・2年生も外に出てきてその雪だるまを見て「3段や!!」と言ってびっくりしていました。すると職員室から3・4年生担任の先生が顔を出して「◯◯くん、それオラフやと。でも、目が片方取れちゃったとよ。つけてくれる?」とおっしゃっていました。この雪だるまは3・4年生が作ったものだったのです。


 【今も雪がちらちら】  【3・4年生担任の先生からのお願い】

 2年生が、下に落ちている石を拾ってオラフの目ができ上がりました。オラフが見守る中、1・2年生は運動場を走ったり写真を撮ったりして、雪と仲良くなっていました。


【しっかりと押し込みます】【向かいの山には雪がうっすら残っています】

あの諸塚村消防団第4部と命の学習

 先週の金曜日の5校時、荒谷小では火災の避難訓練が行われました。今回は給食室から火が出たという想定での訓練です。事前に避難の仕方を学び、緊急の放送が鳴ると口と鼻を隠して、低い姿勢を保って避難をします。この避難訓練は保育所とも合同ですので、保育所生は給食室の前を通って避難をせずに村道を回っての避難になります。運動場のイチョウの木に避難をすると、校長先生からお話がありました。火事の時は窓を閉めること、電気も消すことを教えていただきました。また、昭和51年に起こった荒谷小の火事のことにも触れ、火事を起こさないように日頃からの注意が必要だとお話くださいました。

 【大切な命の学習です】

 その後、この日のためにお集まりいただいた諸塚村消防団第4部の方のお話がありました。この第4部消防団、先日の出初め式では各部門での優勝、そして総合優勝をしている素晴らしい方々です。子どもたちの中には、「第4部ってすごいんですよ。諸塚で優勝してるし、日向でもかなう相手はいないんですよ」と誇らしげに語っていた子どももいました。
 部長さんのお話では、一昨年度は宮崎県のヘリコプター「あおぞら」に乗っての訓練もあったとのことでした。火事への対応だけでなく様々な災害が起こった時も消防団の方々の力が必要とされています。今年も11月に美郷町にヘリコプターが来て、中を見せてもらうこともできるそうです。

  【12名の消防団の方々がお越しくださいました】

 その後、行進を見せてくださったり操法を見せてくださったりしました。行進では、指先まで揃った一糸乱れぬ動きでとても美しかったです。子どもたちは「すげ~!」と驚きの声を上げていました。操法では、大きな声と敏捷な動きで放水までの過程があっという間でした。

    【子どもたちは憧れの眼差しで見ていました】


   【重いホースを持って全力で走ります】


【一刻を争う火事の現場ではスピードが必要なのだと思います】

 このチームワーク抜群の諸塚村消防団第4部、その「強さのヒミツ」を探ることも校長先生から出された課題でした。そこで、子どもたちは消防団の方々とにっこりトーク(話合い活動)を行い、強さのヒミツを話し合いました。


【どのような言葉を引き出せるか、質問の内容を考えながらインタビューです】

 その後、子どもたちは諸塚村消防団第4部の「強さのヒミツ」を発表しました。

◯ 週に2回の練習では緊張感をもって練習をしている。
◯ 普段の生活からけじめをつけている。
◯ 目標をもつことが大切である。(目標は全国大会出場)
◯ いい緊張感をもって大会に臨んでいる。
◯ 練習の時から、みんなが同じ気持ちをもって取り組んでいる。

 このような「強さのヒミツ」を知り「6年生になったら仲間を引っ張っていきたい」、「仲間との団結力を高めたい」と発表する児童もいました。

 この時間に見せてくださった消防団の方々の表情は、地域の中で会った時に見る表情とは違ったものでした。消防の訓練を行っている時の消防団の方々の集中力は鬼気迫るものがあります。命を守る大切なお仕事をされている消防団の方々、その姿を追いかける子どもたちが荒谷小にはたくさんいます。お忙しい中、たくさんの方々にお越しいただき本当にありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。


【最後は握手でお別れです】


  【第4部消防団はヒーロー】

ウッジョブ正念場

 今週の5・6年生のウッジョブの学習では、林業貢献のために考えてきたことが形になってきています。
 5時間目のウッジョブでは、パンフレット作りをしている子どもたちのために、日向から印刷会社の方がお越しくださいました。この印刷会社は昨年度もお世話になった会社で、昨年度のパンフレット作成時の様子もお話しくださり、子どもたちの計画をていねいに聞いてくださいました。


【子どもたちにとってプロの方に自分の意見を話すいい機会です】

 その他の児童は、農林振興局や観光協会に行ってお話を聞いたり、12月に行われたツアーのお礼に行ったりしました。また、学校で作業をする子どもたちは、メッセージツリーの製作をしたり、CMのデータを発送する準備をしました。CMの発送では、定形外の封筒を使用し、CDを入れたり文書をたくさん入れたりするので、切手が普段見る切手と違うようで「(100円切手や10円切手を見て)こんな切手があるんですか?」と驚いていました。
 この1週間が子どもたちにとって正念場となります。子どもたちの表情はとてもいきいきとしています。明日もウッジョブがあります。がんばりましょうね。


【やるべきことをきちんと理解しています】【発送準備、宛名書きをがんばりました】

朝の読み聞かせ

 今日は朝の時間に読み聞かせが行われました。今日は、本校で給食を作ってくださる先生が読み聞かせに来てくださいました。今日の絵本は2冊です。
 1冊目は「十二支のしんねんかい」です。今年はさる年、本校でさる年の子どもは2名いました。この本は、十二支の頭文字から文章が始まり、それぞれの特徴を分かりやすく紹介している本でした。絵本の終わりには、「あけましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします」とみんなであいさつをしました。


【1月にぴったりの絵本でしたね】

 2冊目は「いくらなんでもいくらくん」という絵本です。何でも屋の主人の「いくらくん」、冬にお殿様に呼ばれ、「何でも屋ならブドウを出してみろ」とか「桜が見たい」等と難しい要求をされます。それでも「いくらくん」はお殿様相手に「あいよ」、「まあね」など素っ気ない言葉を返し、いくらで作ったブドウを出したり、いくらで作った桜を見せ、王様を満足させていました。「いくらくん」がいない生活は考えられない王様と「いくらくん」の行く末は・・・。読み聞かせをする先生の口調や間合いがこの本にとっても合っていて、笑いが耐えない読み聞かせの時間になりました。「あ~面白かった」と言いながら教室に帰っていく子どもたちでした。


【「いくらくん」に会ってみたいね】

 調理員の先生によると、「(読み聞かせの時間が)15分という時間が頭にあってドキドキするんです」と話されていました。胸のドキドキを抱えながら子どもたちの為に毎年読み聞かせをしてくださることを有り難く思いました。今日も朝早くからありがとうございました。

荒谷小のそうじのひみつ

 荒谷小のそうじの時間は13時45分~14時までの15分間です。しかし、13時38分くらいにはそうじの取りかかりの放送が鳴り、13時40分頃にはみんなそうじ場所に移動をしています。そのため20分ほどそうじの時間が確保されるため、少ない人数でもその日その日のそうじ場所をぴかぴかにすることができます。
 2階トイレ、手洗い場も今日は4人でそうじをしましたが、それぞれが役割分担をして、無言でてきぱきと行動をします。1年生は分からないことがあると、高学年に質問をします。教師がひとつひとつ指示をしなくても、自分たちで考えて行動できる子どもたちです。そうじの後はいつもふりかえりをします。1学期、1年生は「今日は◯◯をがんばりました」とふりかえりをしていましたが、今では「今日はすみずみまできれいにできてよかったです」と言えるようになっています。学校生活のあらゆる場面で子どもたちの成長を目にすることができ、とても嬉しく思います。


  【そうじは3グループに分かれて行っています】


【水が冷たいけど腕まくりをしてみがきます】【便器をいろんな角度から見てみがきます】

かぜ予防の合い言葉

 先週の金曜日、委員会活動が行われました。保健体育給食委員会(ほたきゅう)では、3学期の計画を立てました。そこで、冬の病気を予防するために手洗い・うがいだけではいけないと話し合いました。まずは基本的な生活習慣を定着させることが大事であることを確認し、子どもたちに意識させる活動を考えました。そこで出たアイディアが、かぜ予防のかけ声です。ほたきゅうのメンバーが「毎日お風呂に入るぞ!」、「早く寝るぞ!」等、合い言葉を言って他の子どもたちに「オス!!」と答えてもらうのです。これを毎日下校指導の時に呼びかけて、元気に過ごしてもらおうと考えています。そして、合い言葉の最後には「生活習慣を整えて・・・・元気ア~ップ!!」と言って終了です。
 インフルエンザが流行する冬場でも、荒谷小の子どもたちは不思議と感染をしません。今年度もインフルエンザの流行がないよう、日頃から生活習慣を整えていきましょう。


【まずは見本を見せます】  【「毎日お風呂に入るぞ!」「オス!」】

市町村駅伝にエール

 先週の金曜日、市町村対抗駅伝の選手の選考会が行われました。選手の候補にあげられていた6年生の児童を応援しようと、下校指導の時に子どもたちがエールを送りました。これはサプライズの企画だったので、6年生の児童はびっくりした様子でした。少し前に「他の2人も速いんですよ~」と話していたこの児童ですが、友達から大きな声でエールをもらうと、嬉しそうに恥ずかしそうに、そして凜々しい表情をしていました。1・2年生からは「これをポケットに入れて走ってください」とメッセージが書かれた手紙がプレゼントされました。みんながこの児童のことを応援しているのです。


  【今までのがんばりが自信になっていると思います】


         【みんなの憧れです】

 選考会の結果、見事この児童は選手に選ばれました。この時、1・2年生からもらった手紙はしっかりとポケットの中に入れて走ったそうです。
 1月11日(月)に行われた市町村対抗駅伝では全力で走り、完走をしました。きっと私たちには分からないプレッシャーや緊張感があったと思いますが、諸塚村の代表として精一杯の力を出してくれたのだと思います。諸塚村のためにありがとう。