学校の様子

学校の様子

神楽の練習

 今日の2校時、地域の方を講師にお招きし、神楽の指導をしていただきました。この神楽は運動会の時に発表するものです。教師ではできない指導を地域の方がしてくださり、子どもたちの舞にも熱が入ります。

 今日は、動き方の確認をしました。先者と呼ばれる子どもたち(6年生)に続いて、他の子どもたちも動いていきますが、その先者の動き方を地域の方が教えてくださいました。

【瞬時に動きの違いを指導してくださいました】

 全校児童で神楽を舞うので、体格差があり歩幅も違うため列が揃わない場合があります。高学年は歩幅を小さくして下級生に合わせることや職員には太鼓の叩き方も教えてくださいました。バチを軽く持って両手で叩くと、体育館中に響き渡る音が出ていました。


  【教頭先生も猛特訓です】【貴重な時間であるため一言一句聞き逃さない子どもたちでした】

 練習後のふりかえりでは、6年生が「自分の動きは分かったけれど、下級生にそれを教えることができなかったので、これからしっかりと説明をしていきたいと思います」と発表していました。9月27日には秋季大運動会が開催されます。この日に向けて、6年生を中心に神楽の練習に力を入れていきたいと思います。

 本日は、雨の中荒谷小にお越しくださりありがとうございました。地域の方の太鼓の音を聞いて子どもたちの神楽スイッチが入ったように思います。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

国内研修その3

 3日目の夕方からは東京ディズニーランドです。夜のパレードが見られることや、昼間より待ち時間が少ないこと等、子どもにとってはお得感がいっぱいのディズニーランドになりました。あらかじめ、必ず乗りたい乗物を決めており、それに向かって行列に並びました。待ち時間が40分と書いてありましたが、とてもスムーズに進みあっという間に中に入ることができました。夢のような世界を堪能し、出てくるとすぐにパレードが始まりました。ミッキーマウスやミニーマウスが可愛く手を振るところ、キャラクターがこちらを向いたところを撮影しようと子どもたちはカメラに夢中でした。パレードも見たいけれど、乗物にも乗りたい子どもたちはパレードを見るのもそこそこに乗物に乗るため、再び行列に並びました。


【なかなか経験できない夜のディズニーランドでした】

 班によっては、待ち時間の少ないものを多く乗るところ、必ず乗りたいものを最優先させて行列に並ぶところなどそれぞれでした。また、お土産を買う時間も確保しなければなりませんので、多くの班が集合時間の約1時間くらい前から買い物の時間にしていました。とってもかわいいグッズがたくさんあり、どのお店も買い物をするお客さんでごった返していましたが、自分の欲しかったものや、家族へのお土産が無事に買えたようでした。


     【夢の世界でした】

 ディズニーランドでも終始班行動でしたが、自分の行きたいところだけを押し通すこともなく、班の中で話し合って効率よく回れるようにしていました。チームワークのいい班ばかりでした。3日目も盛りだくさんの研修で帰りの電車では、疲労感も見え隠れしていましたが具合が悪くなる子どもも出ずにぐっすり眠れたようでした。

 最終日はフジテレビに行きました。こちらでは主に買い物とスタジオ見学をしました。日頃テレビで見ているアニメのキャラクターや、番組のセットを見ることができて楽しい時間を過ごすことができました。


【ガンダムには男の子が大興奮でした】

 長いようで短く感じた3泊4日の国内研修もいよいよ終わりになります。「まだ帰りたくなーい」という声も聞こえてきました。しかし、宮崎に着いて宮崎の風景を見ると「懐かしい~」と嬉しそうでした。そして、諸塚に近くなると「宿題終わった?」と現実的な会話も始まりました。「え~、そんなの考えたくない」と国内研修の余韻に浸る子どももいて、様々な思いが交錯していました。
 中央公民館前にはたくさんの保護者の方々、先生方が待っていてくださっていました。横断幕も用意していてくださり、無事に帰って来られた喜びを感じました。


【色々な調整をしてくださった添乗員さんにもお礼を言いました】

 この3泊4日の国内研修、東京だからこそ味わえる旅でもあり、東京だからこそ分かる諸塚との違いもあったと思います。そして、諸塚の素晴らしさも再認識できる研修だったのではないでしょうか。将来、東京に行きたいと話していた子どももいました。東京のよさ、諸塚のよさそれぞれを吸収して、視野を広くもって成長していって欲しいと思います。

国内研修 その2

 浅草寺で参拝をした後は、近くにあるスカイツリーに行きました。あいにくの天気でスカイツリーからの展望には期待できないとの説明がありましたが、添乗員さんから「旅行中、どんなことがあっても前向きに考えてください。それによって旅行は楽しくもなったりそうだなくなったりもします。その時その時を楽しんでください」とお話がありました。それを聞いた子どもたち、スカイツリーに行って、真っ白な風景を見ても「きっとこっちに富士山があるっちゃね」とか「わ~真っ白だぁ。でも足元の方はちょっとだけ見えるよ」などと話しながら、スカイツリーからの眺望を楽しんでいました。

 それからワイスワイス表参道という家具屋さんにいきました。こちらでは、諸塚産材を使った商品を開発しているとのお話がありました。そして、諸塚村内のどこかに取り付けられたマイクから聞こえる音をスピーカーで聞かせてくださいました。鳥のさえずりや虫の鳴き声、また17時に聞こえる夕焼け小焼けの音楽も聞こえてきました。普段当たり前のように聞いている音が、他の地域に住んでいる方々にとっては珍しいもの・豊かなものとして考えられているということを知りました。


       【スピーカーの形状に子どもたちは驚いていました】


【これからのウッジョブのためのインタビューも実施】

 その後、同じ建物の中にあるフランス料理のお店で夕食を食べました。このお店は事前に子どもたちの好きな食べ物を調べてくださり、それをベースに作ってくださいました。


【カレーにクリームシチュー、エビフライにコーンスープも】


        【多くの量でしたが、みんなペロリと食べました】

 その後、子どもたちが楽しみにしていたW杯バレーの観戦に行きました。バレーを習っている子どもたちも多くいるため、憧れの選手を近くで見ることができたり、世界のプレーを間近で見ることができたりすることにわくわくしているようでした。


    【日本 チャチャチャ】

 3日目は、日程を変更して午前中にそなエリアに行きました。ここは地震発生後72時間までの体験ができる施設で、実際に阪神淡路大震災を経験した方のアイディアからできた紙の食器やビニール袋のカッパなどの作り方も教えてくださいました。また、タブレットを使用して、どのような行動をしたらよいかを考えました。


【地震が起きたらどのように行動するべきか、日頃から考えておくことが必要です】

 その後、昼食は班ごとにお店に入り、思い思いのものを食べました。臆することなく店員さんに声をかける子ども、デザートは何を食べようか楽しみながら迷う子どもなど様々でした。昼食後は1日目に見られなかった劇団四季の「リトルマーメイド」を見ました。特に女子はこの「リトルマーメイド」を楽しみにしていたので、見られることになりとても喜んでいました。衣装の華やかさや、ストーリーに釘付けでした。

わくわく 国内研修

 8月25日(火)~8月28日(金)の3泊4日で、諸塚村内の6年生は国内研修に行きました。出発当日は台風の影響もあり、出発時間を遅らせることになりました。一刻も早く東京に行きたい子どもたちは、宮崎空港で飛行機を待つ間も時計とにらめっこでした。東京に着いたのは16時ごろでしたので、1日目に計画していたミュージカルはその日見られませんでした。羽田空港から電車でホテルまで移動したのですが、座席が空いていても座ろうとせず、立ったまま電車に揺られていた子どもがいたり、電車と電車がすれ違う時の大きな音に驚く子どもがいたりして、宮崎とは違う電車の雰囲気を楽しんでいるようでした。


【空港でお弁当を食べて飛行機を待ちました】

 その日はホテルで過ごし、ホテル内にある銭湯にも入りました。「オレンジ色のお湯は冷たいですよ」と話していたり、露天風呂に入ったりして種類豊富な銭湯を満喫していました。

 2日目は、朝食を食べにスープストック東京四谷に行きました。ここは店内に諸塚産材を使用しているお店で、お店の中の壁が諸塚産材だと説明してくださいました。また、諸塚のきくらげを使った商品も開発されており、子どもたちに試食をさせてくださいました。ピリリと舌を刺激する味に、少し子どもたちは控えめに食べていました。「このスープに猪肉と椎茸を入れたらいいんじゃないですか?」と提案をする子どももいて、それらの言葉にお店の方もていねいに答えてくださっていました。


【この壁の木は、木材を乾燥させる時に置いている木をイメージしていると伺いました】


【朝食:8種の野菜と鶏肉のスープ  「スプーンが木だといいなぁ」とつぶやく子もいました】

 それからバスに乗って、国会議事堂に行きました。国会議事堂の中は、歴史を感じさせる造りで、厳かな雰囲気でした。装飾しているもの1つ1つにも意味があり、自然とともにそして、人を思って作られた建物だと感じました。


           【たくさんの部屋を見学させてもらいました】


            【国会の仕組みを教えていただきました】

 その後、皇居を見学しました。皇居近くは観光客の方が多くいらっしゃいました。そして、観光客の中で外国の方が多いことを子どもたちは気付いたようでした。英語のみならず様々な国の言葉を聞くことができましたね。


   【皇居 二重橋の近くです】   【「ビルが高~い」と口々に言っていました】

 お昼は浅草に行き、みんなで天ぷら御膳をいただきました。その後、班行動で浅草の仲見世を歩いて行きました。「浅草ではおじいちゃん・おばあちゃんにおみやげを買うんです」という子どもが多く、人形焼きやキーホルダーを見ていました。中には、「バスガイドさんが紹介していたメロンパン屋さんに行きたい」と話す子どももいて、お店の人に道を聞いてメロンパン屋さんを探していました。


            【さっくさくの天ぷらでおいしかったね】


【研修を共にして、これまでよりも仲が深まっていっているようでした】


【雷門には多くの観光客の方がいてびっくりしましたね】


【この後、お堂で待ち合わせをして、みんなで参拝しました】

夏の日差しふりそそぐ PTAバレーボール大会

 8月22日(土)に、毎年恒例のPTAバレーボール大会が行われました。このPTAバレーボール大会は、運動場で硬いボールで行う9人制のバレーの部とミニバレーの部で構成されています。朝夕はひんやりとした空気が漂い、季節の移ろいを感じさせる諸塚ですが、日中は夏真っ盛りの日差しが容赦なくふりそそいでいた暑い日となりました。

 このバレーボール大会の前には、日本赤十字社椎葉分区から講師の方をお迎えして救急法の講習会を行いました。AEDを使った心肺蘇生法や熱中症対策についてお話いただきました。この講習ではおよそ60名の方々が参加され、熱心にお話を聞いていました。


【とっても分かりやすい言葉でていねいに教えてくださいました】

 その後、バレー大会が開始されました。今年は高校生・大学生の参加も多くあり、とても賑やかな大会でした。このような行事を機に、荒谷に帰って来てくれたり、荒谷小出身でなくてもわざわざ足を運んでくれたりすることはとても嬉しいことだと思います。
 どのチームも真剣さの中に楽しさも散りばめられていて、とても盛り上がった大会でした。
 

  【とってもきれいな青空でした】      【ミニバレーの大会も大盛り上がり】


 【お互いに健闘をたたえ合いました】      【決勝戦 注目の一戦でした】



【打ち水もしていただき、ありがとうございました】

 このPTAバレーボール大会では、昼食後にバザーも開催されます。今年も種類豊富な品物が揃い、飛ぶように売れていったようです。

 そして、今年のPTAバレーボール大会の優勝は佐井山チームで連覇を達成しました。またミニバレーの部でも優勝は佐礼・小払チームが連覇という素晴らしい結果となりました。おめでとうございました。


【バレーボールの部 優勝 佐井山チーム】【ミニバレーの部 優勝 佐礼・小払チーム】

 閉会式では、校長先生から「このPTAバレー大会はお祭りのようなものです」とお話がありました。荒谷小に多くの方々がお越しくださり、スポーツを通じて親睦をはかることができるこの大会は大変貴重なものだと思います。また、このバレー大会で一番心配なことは、けがと熱中症等の体調不良でしたが、参加されたか方々が自己管理をしっかり行ってくださったため、今年も何事もなく楽しく終えることができました。

 
          【大成功に終わり、ホッと一安心しました】

 これからも、このPTAバレーボール大会が長く続いていくといいなぁと思いました。今回、多くの方々に準備・運営に携わっていただきました。本当にありがとうございました。
 
 多くの方々の夏の思い出の1ページに、PTAバレーボール大会が刻まれたことと思います。また来年、よろしくお願いいたします。

今日は登校日

 夏休みに入って2週間が過ぎました。今日は登校日です。1年生から5年生が元気に登校し、朝から一輪車の練習をしていました。
 今日は6年生が岡山県で開催されている「第2回学校の森・子どもサミット」に参加しているため、6年生と校長先生、5・6年生担任の先生はいません。そのため、子どもたちは全部で9名です。最上級生となった5年生の姿が大きく、たくましく見えたのは、下級生も他の先生方も同じかもしれません。

 今日は、教頭先生から平和についてのお話がありました。昭和20年8月6日、同じく8月9日は何があった日だったかを子どもたちに問いました。


     【5年生は、この日に何があったのかを答えられましたね】

 8月6日は広島県に、8月9日には長崎県に原爆が落とされました。当時の写真を見ながら、どのような状況だったのかを見ていきました。そして、「6月29日、この日には何がありましたか?」との質問に、みんなの頭にはハテナがいっぱい。実はこの日は延岡大空襲があった日だそうです。火薬を作る工場が延岡にはあり、そこが狙われたのだとお話くださいました。その大空襲で130人以上が亡くなり、3000件以上の家が燃えてしまったそうです。広島や長崎だけではなく、自分たちが住んでいるすぐ近くの町でも被害があったということを知り、子どもたちは驚いた様子でした。

 次に、平和を続けるために私たちにできることを考えました。1つ目は、「自分や相手の命を大切にすること」です。「命」というと漠然としているところもあるため、教頭先生は「命」を「心」と表現を変えてくださいました。自分の心、相手の心を大切にする。それなら、子どもたちにもすぐにできそうですね。自分の心を大切にするとともに、相手が嫌がることや悲しむことはしない、それは身近なことからできそうです。
 また、夏休みに入り、県内でも水の事故も報道されています。川や海で遊ぶ時には注意が必要です。子どもたちだけでは絶対に川や海等に行かないよう指導がありました。


【心を大切にされると嬉しくなりますね】

 2つ目は「戦争のことを知ること」です。今の時期や新聞やテレビ等でも戦争に関連する番組や記事がたくさんあります。それらを見たり読んだりすること、そして学校の図書室にも戦争に関連する本がいくつもあります。教頭先生はその中から3冊の本を紹介してくださいました。その中の1冊は戦争中のお話ではなく、アメリカ軍の基地がある沖縄県のお話です。戦争のことはもちろん、今の沖縄のことも考えることが戦争を風化させないことにつながるのかもしれません。

 次に生徒指導主事の先生からお話がありました。先生は、「今日から夏休みが終わるまでに続けることを1つ考えてみましょう」と提案されました。1つのことを継続してできれば、他のこともうまく進むようになるそうです。そこで、大きなめあてではなく、具体的で実行できそうなものを子どもたちは考えました。

○ 毎日1時間勉強する。
○ 外で遊ぶ
○ 妹の面倒をみる
○ 30分読書をする
○ 靴を並べる
○ 洗濯物をたたむ

など、それぞれ毎日できそうな目標がたてられました。次の登校日(8月17日)にふりかえりをするそうです。「継続は力なり」、毎日がんばってくださいね。


【黒板に目標を書いて、みんなに宣言しました】


 その後、みんなでいも畑の草取りに出かけました。いもの葉はぐんぐん大きくなっていて、「草と間違えて芋をとらんでよ~」と声を掛け合いながら一生懸命草をとりました。また、「いもジュースはどうですか?」、「いもジャムもいいかも」、「いもといったら天ぷらやろう」、「いもカレーもいいね」等、秋の収穫後にまで想像が膨らんでいました。


【6年生、しっかり草を取ったよ~。安心してね】

体育館の照明

 本日、体育館の照明の交換に業者の方が来てくださいました。交換する照明は体育館の中でも一番高い場所にある照明です。外も暑いですが体育館の中も暑いこの時期に、足場を組んで、高いところに登って交換をしてくださいました。汗びっしょりになって一生懸命作業をしてくださったおかげで、体育館がまた使いやすくなります。ありがとうございました。

プールは終わらない

 今日、午前中みっちり学習をした子どもたち。午後からは楽しみにしていたプールに入れます。この日のプールの気温は39.5℃、水温31℃でした。地面は焼けるように熱く、裸足で歩くと小走りをしないと我慢できないほどでした。

 4年生以上の子どもたちはクロールや平泳ぎの練習をし、3年生はボールを使って遊びました。水泳学習や特練とは違いレクリエーションを交えたプールの時間で、疲れ知らずの子どもたちはいつまでも楽しそうにプールに入っていました。


【3・4年生も午前中から宿題をがんばりました。ごほうびのプールですね】


【水球は男子チーム対女子チームの対戦。結果は女子チームの勝ちでした】

 何でも一生懸命取り組む子どもたち、ちょっぴり忙しい夏休みだけどきっと充実した夏休みになると思います。プールは31日までできる予定です。

「第2回学校の森・子どもサミット」に向けて

 今年の夏、荒谷小の6年生はとっても忙しい夏休みを送ります。8月3日~8月5日には岡山県で開催される「第2回学校の森・子どもサミット」に参加します。8月下旬には3泊4日の国内研修で東京に行きます。そのため、今年は特に夏休みを計画的に過ごす必要があります。7月21日~7月22日はサマースクールが行われましたが、5・6年生は本日から7月31日まで学校に来て宿題をしたり、発表の練習をしたりします。

 今日の午前中は校長先生から「第2回学校の森・子どもサミット」に向けてのお話がありました。めあては「ものの見方を増やして、考え方を広げ、子どもサミットを有意義なものにしよう」です。このサミットには約300名の方々が参加されるそうです。色々な場で発表をしてきた子どもたちですが、このような大人数の前での発表は今までしたことがありません。その発表やワークショップの場で自分の意見が自信をもって言えたり、友達の意見を引き出したりすることができるように様々なものの見方や考え方を教えていただきました。


【今まで学習してきたことに加え、新しいものの見方・考え方を学習します】

 その、見方・考え方とは

① 鳥の目・虫の目
② 当たり前の中にこそ宝物がある
③ ものの見方は一つではない
④ ものの考え方には反対の考え方がある(批判的に考えてみる)
⑤ マクロ(巨視的)、ミクロ(微視的)に見る

の5つでした。

 「①鳥の目・虫の目」、「②当たり前の中にこそ宝物がある」という見方・考え方は子どもたちにも根付いており、その言葉がどのようなことを指すかはきちんと理解できています。その理解を更に深めるために、鳥の目とは「大局的に見る=俯瞰する(全体を上から見る)」ということであり、その見方ができると大事なことが見えてくるそうです。また、当たり前の中にこそ宝があるという考え方では、当たり前は何かを改めて考えました。

 次に、「③ものの見方は一つではない」という考え方です。この考え方では、子どもたちに自分の短所を発表させました。すると「怒りっぽい」、「早起きができない」、「小さいことでもイライラする」等の短所が出てきました。その短所と思われるところを、別の言い方に変えると

○ 怒りっぽい・・・感受性ゆたかな、情熱的な
○ 早起きができない・・・よく眠れる、寝る子は育つ
○ 小さいことでもイライラする・・・細かいことまで気がつく

など、短所だと思っていたことが見方を考えるだけで長所になるということを学習しました。


     【自信がもてるなぁ】

 そして「諸塚の古木・巨樹100選」の冊子を用いて、自分たちの好きな木ベスト3とその理由をそれぞれ考えました。その後、にっこりトーク(話合い活動)でベスト3の発表し、友達の意見を聞いて気付いたことやよかったところを話し合いました。


【子どもたちが住んでいる地域の木も載っており、「あ!これ!」と嬉しそうでした】

 話合い活動の中では、樹齢を視点にしてベスト3を選んでいる子どももいれば、直観的に見ている子どももいました。また、鳥の目・虫の目で見ている子ども、木とお話をしているような感覚で選んでいる子ども等4人とも違う視点で選んでいました。このことから、ものの見方は一つではないということを身をもって理解したと思います。


【落ち葉も、見方を変えればどこにもない宝物です】

 「④ものの見方には反対の考え方がある」という内容では、1次産業、2次産業、3次産業、6次産業のことをおさらいし、6次産業を進めていこうという考え方と、慎重にするべきであるという2つの考え方を新聞記事をもとに学習しました。批判的に考えてみることも一つの考え方だそうです。

 「⑤マクロ(巨視的)、ミクロ(微視的)に見る」では、宇宙規模から見た大気や自分たちの住んでいるところを考えました。この地球上に酸素や水はいくらでもあると考えていた子どもたちが、宇宙規模で考えると、それらは限りあるものであると理解していました。そして、木の働きはマクロからミクロまであり、森林は循環をする大切な役割を担っていることを学習しました。

 今日の学習で子どもたちは、「鳥の目、虫の目という考え方は知っていたが、今日の学習でそれを生かすことができた」、「自分の見方とみんなの見方が違っていて面白かった。子どもサミットでは鳥の目や虫の目を使って友達を作りたい」、「鳥の目・虫の目を使って岡山や東京と諸塚の違いを考えてみたい」、「鳥の目・虫の目に加えて、反対の考えをもつことやマクロ・ミクロで考えることを知った。水や空気の大切さが分かった」等のふりかえりを発表していました。

 最後に「第2回学校の森・子どもサミット」で、他県の子どもたちとも交流を深めるきっかけ作りとして、手作りの名刺を作ることになりました。子どもたちがデザインをして、それを印刷します。「諸塚って読めるかなぁ」、「住所っていう字にもふりがながあった方がいいですか?」、「何年生が来るんですか?」などと話しながら、わくわくしながら名刺作りをしていました。


【東臼杵郡も書いた方がいいかなぁ】

 今回のお話を聞いて、子どもたちは新たな考え方を知ったり、これまでの考え方を再認識したりしました。そして、考え方は一つではないことを実感し、色々な人の意見や考え方を知ることが楽しくなったことと思います。8月、全国の方々の前で堂々と発表をする子どもたちの姿が目に浮かぶようです。6年生、楽しんで来てくださいね。

とうとうやってきた 水泳教室

 7月23日(木)は諸塚村の水泳教室でした。毎年、諸塚村のプールで開催されるこの水泳教室ですが、今年度からは3・4年生も参加することになりました。5・6年生はタイムを争うことになりますが、3・4年生は泳げるようになった成果を発表する場であり、タイムではなく、どれだけの距離泳げるかを発表しました。


           【初参加の3・4年生、堂々としています】

 水泳教室は、いつも泳いでいるプールと違うプールで泳ぐことや、観客の方々がいらっしゃること等、いつもと違う環境におかれます。そのためか、「みんな速そうに見えます」と話す子どももいました。それでも子どもたちは、今まで学習してきて身に付けた泳ぎを遺憾なく発揮していました。


            【5年生も懸命な泳ぎを見せてくれました】

 最後のリレーは圧巻でした。これまで、地道に練習してきた子どもたちに努力の花が咲いた瞬間でした。6年生1人1人が最高の泳ぎを見せてくれた結果、子どもたちは1位を取りました。泳いでいる姿はたくましくもあり、美しくもあり、そして輝いていました。子どもたちにとっても保護者の皆様にとっても、職員にとっても嬉しい結果になりました。努力の先にある喜び、達成感を味わえたと思います。


               【よくがんばりましたね!!】

 緊張に打ち勝った子どもたち、きっとこの経験が子どもたちを一回りも二回りも成長させてくれると思います。保護者の皆さま、応援ありがとうございました。