学校の様子

学校の様子

長距離走練習 初日

 12月12日(金)に行われる、長距離走大会に向けての練習が始まりました。今年度も、週に2回、業間の時間を使って5分間運動場を走ります。
 軽快な音楽に合わせて、子どもたちは軽やかに走っていました。途中、お腹を押さえる子どもや、表情が険しくなる子どももいましたが、全員5分間走り切りました。走り終えた後の子どもたちはとてもすがすがし表情をしていました。子どもたちに交じって先生方も一緒に走り、爽快感を味わわれていたようでした。
 
              【一定のペースで走ることが目標】
 
【教頭先生が練習に参加した直後、ピピーっと終了の笛がなりました】
 
 これから長距離走大会まで、コツコツと練習をしていきましょう。

ウッジョブ諸塚 ゲストティチャーが荒谷小に!

 今日の2~4校時、5・6年生はわくわく学習(ウッジョブ諸塚)を行いました。今週の水曜日に各グループに分かれて、色々な場所に訪問をさせていただきました。今日は、その訪問の時に学んだことを生かして、ポスターを作ったり、リーフレットの原案を作ったりしていました。
 
 【ポスター作り、がんばります】     【2人で意見を戦わせながらリーフレット作り】
 
 【絵本の下書き、アイディアを出しながら制作中】
 
 木で製品を作る5年生3人のためには、、心強いゲストティーチャーがお2人も来てくださっていました。お1人は地元の林業の会社の方で、木工のプロフェッショナルの方でした。もうお1人は、デザインについて教えてくださる方でした。5年生は、木でシーソーを作ろうと考えていたり、松葉杖やアクセサリーを作ろうと考えたりしていました。今日は、それらの製品を作るお手伝いをしてくださいました。
 
  【インパクトで釘を打ち込みます】        【こちらはシーソー作り】
 
 【アクセサリーづくり。こんなにたくさんの装飾品を持って来てくださいました】
 
 プロの方々に直接助言や指導をいただきながら、5年生の3人は順調に作業を進めていっているようでした。
 
 2学期から本格的に進んでいるわくわく学習(ウッジョブ諸塚)ですが、これまでの学習から自分のやりたいことを見出し、自分の考えた企画を形にしてそれが林業の発展につながるよう工夫していく子どもたち。思いが形になることの喜びを感じ、楽しく制作をしています。
 
【アクセサリー、見せて~と後ろから2年生がやってきました】
 
 給食も一緒に食べていただきました。今日は、秋の香りスパゲティがメインのおかずでした。このスパゲティには、1・2年生が育てたしいたけが入っていました。とってもおいしかったです。
 
      【お世話になったプロの方々と一緒にいただきます】
 
                    【全員でパチリ】
 
 
 
【今日は牛乳、ミニチーズパン、秋の香りスパゲティ、かみかみサラダでした】
 
 午後からは、地元の林業会社にお勤めの保護者の方が、3年生のために来校してくださいました。3年生もわくわく学習(諸塚ウッジョブ~もっと林業~)で自分の興味のあるものを制作しています。それが、森林体験学習で実際に見たプロセッサーでした。それを段ボールで制作しているのですが、どうしてもうまくいかないところがあり、それを解決するためにわざわざ来てくださいました。今日は、プロセッサーの先の部分を重点的に作ったようでした。課題だった部位の作り方についてはヒントを与えてくださったようで、次の時間以降、3年生がそのヒントをもとに制作に取り掛かるのだと思います。
 
           【「けっこうリアルだねー」と誉められていました】
 
 子どもたちのためにわざわざ学校にまで足を運んでくださったプロの方々のおかげで、子どもたちの制作意欲はかき立てられたようです。
 お忙しい中、お越しください本当にありがとうございました。

保育士さんの読み聞かせ

 今日は、朝の時間に読み聞かせが行われました。読み聞かせをしてくださる方は、保育士さんである地域の方でした。
 まずはじめに、保育所で使用しているおもちゃを見せてくださいました。表には赤い風船が書いてあり、裏には他の絵が書いてあるそうです。その絵をくるくる回すと、何かが見えてきます。その絵を当ててみました。赤い風船をくるくる回すと、そこに出てきたのは・・・「りんご」でした。
 

     【 くるくる  くるくる 】           【何がでてくるかなぁ】
 
 「この色からいろんなことが広がるでしょう。何が出てくるのか考えてみてね」と声をかけられて他の色もくるくる回してみせてくださいました。青い風船の絵をくるくる回すと車が出てきて、緑の風船の絵をくるくる回すとカエルが出てきました。黄色い風船はバナナ、紫の風船はぶどうがでてきました。「こういう遊びを通して、赤ちゃんでも言葉を覚えていくんだよ」と話されていました。
 
 次に、「どうぶつたちの とびだす やさいばたけ」という絵本を紹介してくださいました。この絵本をしかけがあり、ページをめくるたびに色々な野菜が飛び出してくる絵本でした。立体的な絵本に、子どもたちは食い入るようにみていました。
 
 そして、いよいよ読み聞かせです。1冊目は「すっぽんぽーん」という絵本でした。野菜たちが自分の皮を脱いだり、へたをとったりして、すっぽんっぽんになります。とうもろこしやとまとなどがすっぽんぽんになりますが、たまねぎもすっぽんぽんになろうとします。その時、「たまねぎさん、どうなると思う?」と尋ねられ、子どもたfちは「なくなるー」、「白くなるー」と予想をしていました。さてさてたまねぎがすっぽんぽんになるとどうなったのでしょうか。
 
               【笑い声いっぱいでした】
 
 次に「どこいったん」という絵本を読んでいただきました。「ぼくの ぼうし どこいったん?」と言って、帽子を探して歩くお話でした。赤くてとんがっている帽子、いったいどこにあったのでしょう。
 
   【誰かがかぶっていた?】
 
 最後に、「まさか さかさま」という絵本を読んでいただきました。絵本に出てくる絵は、1枚の絵なのですが、真っすぐ見ても見られるし、逆さまにすると違う絵として見ることができる不思議な絵でした。じっくり読んでみたい絵本だなぁと思いました。
 
 今回読み聞かせをしていただく前に、保育士さんはハンカチを少しの水で濡らして持っていかれました。その理由は、絵本のページをめくる時に、そのハンカチで指を湿らせておくと、ページをスムーズにめくることができるからだそうです。なるほど、ページをめくることに手間どって、絵本の世界が途切れることがないようにするための工夫なのだなと思いました。
 色々な技をもっていらっしゃる保育士の方の読み聞かせは、バラエティに富んでいてとっても楽しかったです。
 
 子どもたちのために朝の貴重な時間を作ってくださり、ありがとうございました。赤ちゃんのおもちゃや絵本を見て、ここにいる子どもたちも、このようなもので遊んだり読んだりして大きくなったんだなと感じることができました。
 ありがとうございました。
 
 
 

青島宿泊学習 その2

 青島宿泊学習2日目の午前中は青島へのサイクリングでした。諸塚ではなかなか自転車に乗る機会がないと話していた子どもたち、うまく自転車に乗れたのでしょうか。
 
【心配をよそに、スイスイ乗っていました】   【担任の先生もすいすい~】
 
 子どもたちのサイクリング様子を見ていると、「きゃー!こっちにこんでよー」とか「行きたくて言ってるっちゃないとよ!」等と声が聞こえてきました。前を進む子どもたちはスイスイ自転車に乗っていましたが、後ろの方は自転車と自転車が衝突したり、まっすぐに進めなかったりする子どもたちもいて大騒ぎだったようです。でも、どこか楽しそうで、どうにか目的地までたどり着きました。
 
 青島では磯の観察をしました。鬼の洗濯岩がある青島の海はとてもきれいで、始めは足を濡らさないように用心して磯の観察をしていた子どもたちでしたが、少し靴が濡れると平気で海の中に足を付けて歩いていました。
 
【自然がつくりだしたこの形、作品のようでした】 【やどかりがたくさんいました】
 
【瓶を拾って水槽にしました】      【大きなカニ発見!】
 
 その後、青島神社まで足をのばしました。ここは、宮崎でも有数の観光地で、平日のこの日も観光客の方がいらっしゃっていました。私たちに声をかけてくださった方がいらっしゃったのですが、その方は北海道から来られた方たちでした。
 
【巨人軍の方々が書かれた言葉も貼られていました】
 
 神社に飾られている絵馬を見て、「ママとパパが長生きできますようにだって。この子いい子や~」と言っていたり、神社の雰囲気を「無人島みたい」と言っていたりする子どももいました。
【家族のことを思う願いが多かったです】【木々が生い茂るこの雰囲気、諸塚とは一味違うね】 
 
 そして、最後に砂浜の奉仕活動をして帰りました。一見きれいに見える砂浜ですが、みんなでゴミを探すとたくさんのゴミが集まりました。たくさんの方々が訪れる青島の海を、来た時よりも美しくできました。
 
    【ちゃんと分別しました】
 
 
【青島へ続くこの橋はトロビカルブリッジというそうです】
 午後からはしおかぜ追跡ハイキングを行いました。3つのグループに分かれて、それぞれのポイントで出される指令をクリアできるように協力して進んでいきます。
 
【ここは「ロビンフッドと赤りんご」というポイント。赤りんごに的を当てられるかな】
 
【「竜宮城の玉手箱」では玉手箱に入らないくらいのゴミを拾いました】
 
 ゴミの中には、ペットボトルやスプレー、サンダル、ひも、発泡スチロールなど抱えきれないくらいゴミが集まりました。この追跡ハイキングで、ゴミ袋4袋を用意していたのですが、それでは全然足りないゴミの量でした。
 
【「海パズル」では自然のものを使って作品を作りました】
 
 
 どのグループも、指令をクリアするために話し合ったり、協力したりして、チームワークを発揮していました。M学習でも一緒に学習をする子どもたちですが、この宿泊学習では朝も昼も夜も一緒に過ごすので、更に親密さが増しているような気がしました。 
 
 しおかぜ追跡ハイキングが終わり、最後のふりかえりの時間となりました。「ふりかえりを発表できる人!」と所員の方が尋ねると、他の学校もその場にいたのですが、諸塚の子どもたちはスッと手を挙げました。そして、1番に当てられたのは荒谷小の子どもでした。「この追跡ハイキングでみんなと協力できました。例えば、みんなで歌う曲を決めたり、矢印の方向を話し合ったりして進む方向を考えました」と具体的な様子を交えながらふりかえりをしていました。この「例えば」という表現を使ったふりかえりを所員の先生にほめられ、その後ふりかえりをする子どもたちは、全員「例えば」をふりかえりの言葉の中に入れて、活動の様子が分かるような発表をしていました。
 
【どのような場でもしっかりと自分の意見が言えますね】
 
 午後の活動の後、3日目の宿泊学習に備え、磯観察で濡れた靴を洗って乾かすことになりました。青島青少年自然の家には大きな乾燥機があり、それを使わせていただきました。
【奥にあるのが乾燥機です。たくさんの靴が並びました】
 
 2日目も充実した活動をした子どもたち、1日外にいたので疲れたようでしたが、貴重な体験をたくさんさせていただきました。

青島宿泊学習 その1

 10月29日(水)~10月31日(金)に、諸塚村内の5~6年生は青島青少年自然の家で宿泊学習を行いました。男子17名、女子14名と、七ツ山小の校長先生をはじめ計6名の職員で諸塚を出発しました。
 バスの中はとても賑やかで、笑い声や話し声が途切れることなく続き、楽しい雰囲気のまま青島へ到着しました。バスの到着地点から、青島青少年自然の家の施設まで歩くのに、所員の方から「自分の学校の校歌が流れた所から歩いてきてください」と指示があり、子どもたちは「ええっ!?」と言って戸惑っていましたが、校歌が流れ始めると、どの学校の子どもたちも颯爽と歩いて行っていました。
 入所式では、「規律・共同・友愛・奉仕」の言葉だけを覚えて帰るのではなく、体験を通して「規律」とはどのようなことか、「共同」とはどのようなことかを考えて行動し学んで行って欲しいとのお言葉をいただきました。
 その後、昼食をとりました。青島に来て初めての食事です。バイキングなので、自分の好きな分だけおかずをとることができます。子どもたちは、偏ることなくまんべんなくおかずをとってましたし、多く取り過ぎる子どももいませんでした。おかわりをする子どももたくさんいて、みんな元気いっぱいです。
 
 【荒谷小の子どもたちは、むかばきでもバイキングは経験しています】
 
 そして、早速午後からは活動が始まります。まずは古代火おこしと野外炊飯です。この日のメニューはカレーとサラダ、オレンジ、青リンゴゼリーです。子どもたちは予め、カレー係、ごはん係、かまど係に分かれています。その係ごとに野菜を切ったり、お米を研いだりして、一段落したところで、全員で古代火おこしに挑戦しました。
 
【「おいしいカレーを作るぞ!」「おー!!」】  【かまど係は薪をくべました】
 
 最初は弓ぎり式で古代火おこしを行いました。これは板に棒を当て、棒に弓のヒモを巻きつけて2人1組で弓を動かして、棒を回して火を起こす方法です。はじめに、所員の方々がお手本を見せてくださいました。そして、火おこしをするための最大のポイントは「あきらめないこと」と教えてくださいました。
 
 【火おこしの神様と呼ばれる方がお手本を見せてくださいました】
 
 みるみる木が黒くなり、煙が出てきて火の種がでてきました。その火の種をほどいた麻のひもに落として、細く長く息を吹きかけると、あっという間に火が点きました。ほんの数分でできた火おこしに、子どもたちは見とれていました。
 
 そして、いよいよ子どもたちだけで火を起こします。先ほどのデモンストレーションを参考に、弓を引いたり押したりしました。すぐに木は黒くなり、煙は出てきましたが、なかなか火が点きません。弓を担当する人を変えてみたり、棒を当てる位置を変えてみたりしましたが、なかなか思うようにはいきませんでした。でも、先ほど教えていただいた「あきらめないこと」が子どもたちの頭の中にはあったので、誰一人火おこしをやめようとする子どもはいませんでした。そんな時、諸小の先生が助っ人としてきてくださいました。その先生は、棒に巻く弓の巻き方がうまくできていないと教えてくださり、巻き直して再度挑戦しました。
 
   【みんなで力を合わせて1・2、1・2】   【あ!火の種ができた!!】
 
   【やったー!!火が点いた!】
 
 先生の助言があり、ようやく火おこしに成功しました。この火をろうそくに移し、かまどに火をつけました。これでようやくカレーやごはんを作ることができます。
 
  【大事に大事に、そーっとね】
 
 ごはんは、はんごうで炊きました。はんごうのうちぶたやそとぶたを使ってご飯の量を計り、はんごうに付いている印を目安に水の量も調整しました。はんごうから白い泡がでてきて固まったら火の弱い場所に移して7分間蒸らすのですが、それを何度繰り返してもべちゃべちゃのごはんになってしまうものがありました。「水が多かったのかなぁ」、「火が弱かったのかなぁ」等と色々と理由を考えましたが、どうしてもべちゃべちゃは解消されず、このまま食べようということになりました。
 
   【うーん、7分粥くらいだなぁ】
 
 カレーはお肉を炒めて、火が通ってきたら野菜を炒めました。そして水を入れて煮込みます。野菜を切る時に、じゃがいもや人参は親指の第一関節くらいの大きさに切ってくださいと指導がありました。子どもたちはそれ以上に小さく切っていましたが、なかなか火が通りませんでした。その理由は火が小さくなっていたからだと考えられました。そのため、薪を増やして火を大きくしたり、火が大きいところに鍋を移したりしました。そしてようやくカレーが出来上がりました。
 
【外で食べる手作りのカレー、絶品でした】
 
 この野外炊飯を通して、炊飯器のボタン1つで炊きあがるごはんや、ガスの栓を回せばすぐに火が点き、火力も落ちないガスコンロの便利さを改めて感じました。そして、それらを自分たちの手で作り出す苦労や喜び、そして先人の方々の知恵を学んだ野外炊飯でした。お粥のようなごはんにカレーをかけて食べるのも、ここだからこそできる体験です。みんなで協力して作った夕飯は最高でした。

くら~いところで1週間

 昨日、1・2年生はいもほりをしました。1時間目は保育所生のお手伝いを兼ねたいもほり、2時間目から3時間目は1・2年生のおいも畑のいもほりをしたそうです。その大事な大事なおいもを、全校児童、そして全職員に配ってくれました。
 
 
【1・2年生のおいも、嬉しいなぁ】
 
 給食の後には、2年生の男子が「今日、おいもほりをしておいもを配りました。でもすぐには食べないでください。くら~いところに1週間置いておくと、おいもがとっても甘くなります。くら~いところに1週間おいていてください」とおいもをおいしく食べるコツを紹介してくれました。
  【1週間後が待ち遠しいな】
 
 そして、下校指導の際にも2年生は「給食の時にも言ったんですけど・・・」と先ほどの、おいしく食べるコツを再度紹介をして、くれぐれもすぐに食べないようにと念を押してくれました。必ず1週間後に食べます。ありがとうございました。
 

5・6年生からのお題

 本日、ろうかに5・6年生の砂絵がずらりと並び、このようなお題が設置されていました。
 
             【よし、このお題に挑戦!!】
 
 5・6年生は、10月29日~10月31日に行われた青島宿泊学習の1日目の夜、砂絵を制作しました。その活動の中で完成したものです。宿泊学習に行く前に、予め学校でデザインを考えておき、青島で清書をしました。それぞれの個性が表れた砂絵が並び、早速お題に挑戦した先生方は、「ピンクは○○さんが好きだから、この絵は○○さんかなぁ」、「デザイン的にこれは○○さんかなぁ」などと、普段の子どもたちの様子から、どの砂絵が誰が作ったものかを真剣に考えていました。
 
          【考えれば考える程、迷ってしまいます】
 
 子どもたちの作品は自然をテーマにしたものがほとんどで、モザイク林相やしいたけ、紅葉、花などがありました。山を流れる水を表現するのにも、2色の砂をつかったり、花びらを1枚1枚色を変えてみたりして、力作ぞろいです。
 
 たまたま通りかかった6年生に、「先生たちの予想はどう?」と給食の先生が尋ねると、「なるほど、なるほど」と笑いながら答えていました。さあ、誰がどの作品を作ったのか。1~4年生もこのお題に挑戦してみましょう!
 
    【なるほど、なるほど】  【先生たちは、子どもの名前を付箋に書いて予想しました】

ウッジョブ活動

 今日は1~5校時までウッジョブ活動でした。今回も4つのグループに分かれました。地元の会社を訪問するグループと診療所等に訪問するグループ、森林組合等に訪問する子ども、学校に残って制作をする子どもに分かれました。それぞれ目的があり、インタビューをしたり、リーフレットを作るコツを教えていただいたり、木の製品を作るための準備をさせていただいたりしたようです。学校に残った児童は絵本の制作を行いました。
 それぞれ自分たちの企画に沿って活動が進められ、子どもたちのわくわく感はふくらんでいっていると思います。
 最後のふりかえりでは、「患者さんにインタビューをする時にはガチガチに緊張しました。患者さんは木のぬくもりがいいと話されていました」や「リーフレットを作るコツは、文章を短くして写真を取り入れると見やすいと教えてくださいました」などと発表していました。今回、学校だけでは学ぶことができない貴重な学びを得たようです。職員もわくわくしながらこの学習に取り組んでいます。一緒に学びを深めていきましょうね。
 
 【友達のふりかえりを聞くと、初めて知ることもたくさんあり勉強になりますね】

ウッジョブ諸塚

 今日の3・4校時、5・6年生はわくわく学習(ウッジョブ諸塚)を行いました。
 5・6年生は、明日の1~5校時全てウッジョブ活動でグループに分かれて、地元の林業の会社を訪問させていただいたり、観光協会や診療所を訪問させていただきます。今日の2時間はそのための準備の時間です。しかし、明日どこにも訪問をしない子どももいます。その子どもは木の絵本づくりをしようと考えており、明日は1日かけて絵本のストーリーを考えたり、絵の下書きをしたりします。今日は、その材料集めに近くの川まで歩いていきました。
 落ち葉を踏むと「ジャリッジャリッ」と渇いた音がして「楽しい~」と言ったり、鳥の鳴き声が聞こえたり、きれいな花を見つけたりして、荒谷の自然を再確認しているようでした。いつも通る登下校の道なのですが、再発見することも多く、積極的にメモを取り、写真も撮っていました。熱い思いを形にするために一生懸命です。
 
 【子どもが撮った写真です】       【たくさんの宝物が見つかりましたね】
 
 学校に帰ってからは、他のグループの子どもたちとふりかえりをしました。リーフレットの形ができている人やポスターの青写真ができている人がいて、どのようなことをしているかが分かって、また刺激になったようです。それぞれの子どもたちが、林業発展のためにできることを一生懸命考え、形にしています。明日もがんばりましょう!
 
     【みんなでふりかえり】
 
 明日、訪問させていただく地元の林業の会社、農林振興局、森林組合、観光協会、診療所の皆さま、5・6年生がお世話になります。お忙しい中、ご協力くださりありがとうございます。きっと子どもたちは、それぞれの場所で貴重な経験をさせていただくことと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 

校長先生からのプレゼント 第2弾

 今日はとっても寒い朝でした。11月になり、ぐっと秋が深まったような気がします。荒谷小では、今朝11月の全校朝会が行われました。
 まずは校長先生のお話です。今日は「ゲームやテレビと本のちがいを考えてみよう」というテーマでお話がありました。テレビやゲームは見る・聞くという受動的(受け身)であること、本は読む(見て、言葉に変換する)という能動的(前向き)であることという違いを教えていただきました。
 
【校長先生は休日には本屋さんで本を何冊も購入され、読書を楽しまれるそうです。】
 
 ゲームやテレビはつい「あともうちょっとだけ」という気持ちになり、見ている方、している方がゲームやテレビに支配される(依存)という一面もあるということでした。友達と一緒に遊んでいても、ゲームやテレビを見ていては会話がなく、人間関係づくりがうまくできなくなります。またSNSを介してつながる人たちが増え、その場を埋めるための言葉のやりとりがなされているという新聞記事も紹介していただきました。
 本は、知らなかったことをたくさん教えてくれる、違う世界へ連れて行ってくれるという面があります。子どもたちが校長先生に、「冒険の本を読んでしまいました。もうないんですか?」とか「最近本を借りる人が少なくなっています」などと話すことがあるそうです。読書の楽しさを味わっている子どもたちもいれば、まだその魅力を十分に感じられていない子どももいるのかもしれません。
 
【まずは1ページ、1行でも読んでみるといいと1・2年生の先生が以前話されていましたね】
 
 そこで、校長先生から子どもたちへのプレゼント(第2弾)が手渡されました。以前「千里の道も一歩から」というしおりを子どもたちにプレゼントしたのですが、その続編です。そのしおりには、「おこたらずゆけば 千里のはても見ん 牛の歩みの よしおそくとも」という言葉が書かれています。これは「千里の道も一歩から」と同じような意味をもつ言葉です。そして裏には「明けてもくれても 今日という 1日あるのみ」という言葉が書かれています。これは、今日という1日を大事に生きて行こうという意味だそうです。
 
【子どもたちのしおりには本人の顔写真も載せてありました】
 
 毎日毎日を大切にして、ひとつひとつ積み重ねて心も身体も豊かに成長していって欲しいと思います。
 
 校長先生のしおり、実は今回は職員用も準備してくださっていました。子どもたちと同じ「明けてもくれても 今日という 1日あるのみ」という言葉が書いてあり、裏には「交通安全10ケ条と服務規律10ケ条」が載ってある特別バージョンです。私たちもこのしおりを使って、読書に励みたいと思います。
 
          【これが職員バージョンです】
 
【夏季休業中に服務規律の研修をしてくださった教頭先生にもしおりが渡されました】
 
 次に、学習指導部の先生からお話がありました。お話の内容は3つです。
 1つ目は「あいさつと記名」です。学校の中ではあいさつがしっかりとできる子どもたちですが、学校以外の場所で会うと、自分からなかなかあいさつができないということが課題でした。しかし、最近はその課題が克服されてきたようです。秋祭りの際には、自分からあいさつをしたり、わざわざ先生のところまで来てあいさつをしたり、さらには公民館に入る時に全員に向かって大きな声であいさつをして入ったりする子どももいたそうです。学校でも立派にあいさつができる子どもたちですので、その力をどんなところでも発揮していってほしいです。
 
【あいさつはコミュニケーションの第一歩です】
 また、記名についてもお話がありました。10月の目標の中でも「記名をしよう」とありました。鉛筆・消しゴム・下敷き等、自分のものには必ず名前を書いて、大切に使ってくださいね。
 
 2つ目は読書についてです。ここで、3年生の「サーカスのライオン」、4年生の「ごんぎつね」の読書感想画を見せてくださいました。これには、あらすじが書いていたり、気持ちの変化が言葉で書いてあったりしました。「みなさんは、国語で物語を楽しく読むための技を学んでいます。その技を読書をする時にも使って、このようなお話だったなぁ、ここで気持ちが変わったなぁ等とふりかえりをしてみてください」と話されていました。そして、「国語と読書を結び付けて、読書を楽しんでください」と話されました。このような読み方をすれば、何気なく読む読書よりも数倍楽しく読書ができそうですね。読みっぱなしにせずに、その本をふりかえるという作業を、ぜひやってみたいと思いました。
 
 【本を手に取ってみたくなりますね】
 
 3つ目は立腰についてです。立腰は授業のあいさつの時にするだけでなく、体育の時間に運動をする時でも効果があるということを教えてもらったり、日常生活全般で習慣化できるとよいということを指導してもらったりしています。立腰をする(腰骨を立てる)ことでやる気スイッチが入るそうです。そのため、疲れた時には意識して腰骨を3㎝上げるようにして、心と身体をつなぐとよいとお話がありました。立腰は心を整えることにつながるそうです。腰骨を意識して、やる気スイッチをONにして学校生活を送りましょうね。
 
【今日は5年生の女子が立腰がよく身に付いていると誉められていました】
 
 11月も、C学習発表会があったり、駄賃付け唄全国大会があったりして行事が多いですが、こんな時こそ落ち着いて行動しましょうと1・2年生の担任の先生からお話がありました。1・2年生は10月、落ち着きのない行動があり、色々な先生から指導をしていただいたそうです。だから、11月は落ち着いて行動をすると決めているそうです。全学年、そのような気持ちで学校生活を送れば、きっと勉強にも運動にも遊びにも集中して取り組めると思います。「落ち着いて行動する」、私たちも肝に銘じたいと思います。