学校の様子

2014年7月の記事一覧

千里の道も一歩から(1学期終業式その2)

 校長先生のお話の2つ目、それは「夏休みに向けて」という内容でした。
 ここで、校長先生は「千里の道も一歩から」というお話をしていただきました。
【千里とは約4000kmだそうです】    【このような説明資料も用意してくださいました】

 「千里の道も一歩から」とは、「どんなに大きな仕事でも身近なことから始め、少しずつ積み重ね、努力してゆくことが大切である」という教えだそうです。子どもたちの立場に置き換えると、もし夏休みに60ページの宅習をするという宿題が出たとします。「60ページ」と聞いただけで果てしない宿題のような気さえしてきます。しかし、毎日毎日宅習をしていけばいつの間にかその60ページの宅習は終わってしまします。その宿題を一気に終わらせようとするのは大変な作業ですし、例え一気に終わらせてもそれは自分の力にはなりません。自分の足下を見つめて一歩ずつ前に進むことで、コツコツと努力し続ける力が身に付くと話してくださいました。「千里の道も一歩から」子どもだけでなく、私たち大人も心得ておきたい教えだと思いました。
 そして、最後に「命」のお話がありました。連日、新聞やテレビ等で子どもが標的になった事件・事故等が報道されています。自分には関係のないこととは思わずに、自分の命は自分で守る行動を常に心がけて欲しいと思います。特に、川などでの遊び(水遊び)、不審者には気をつけるようお話がありました。
 
 終業式が終わると、生徒指導主事の先生から生活面でのお話がありました。先日、教頭先生が下校指導の際に「夏休みの意義」を3つ話してくださいました。それを覚えていますか?と子どもたちに問いかけたところ、子どもたちの反応が薄い・・・。
 【夏休みの意義 覚えていますか?】    【教頭先生 嘆かれています】
 
 でも、じっくり聞いてみるときちんと子どもたちは答えました。全員で夏休みの意義を復習しました。今年は41日間の夏休みです。①計画的に②健康で安全に③家族のためにというキーワードで振り返りました。
 
 明日から楽しい夏休みのスタートです。夏休みにしかできない学習や体験、家族とのふれあいを大切に有意義な夏休みを過ごしてくださいね。
 
                    「千里の道も一歩から」

1学期終業式 その1

 今日で1学期は終わりです。本校では、3校時に体育館で終業式がありました。
【全員で1学期の終業式を迎えられました】
 
 まず、「みんなの発表」を行いました。そこでは各クラスごとに、1学期にがんばったこととこれからがんばりたいことを発表しました。
 1・2年生は「1学期は算数をがんばりました。これから引き算がすらすらできるようになりたいです」や「一輪車の前進で3m行けるようになりました」等、元気いっぱい発表していました。
【いつも元気で笑い声が絶えない1・2年生でした】
 
 次に4年生です。4年生は学習面・生活面・運動面に分けて発表をしました。学習面では「発表がたくさんできるようになりました。これからは説明を分かりやすくしたいです」や「本をたくさん読みました。これからは主語と述語を上手く使いたいです」等と具体的な目標を掲げていました。生活面では「相手の目を見てあいさつができるようになりたい」、運動面では「一輪車のバックにも挑戦したい」等とそれぞれに明確な目標をもっていました。
 
【自分の目指す姿がはっきりとしていて素晴らしいですね】
 
 それから5・6年生の発表です。5・6年生は「一輪車のバックで運動場5周以上行きたい」や「一人で料理ができるように母から学びたい」、「テストで高得点がとれるようになりたい」等、バラエティに富んだ目標が出てきました。
【下級生のお手本になる5・6年生 堂々の発表でした】
 
 13名中7名が一輪車での目標を立てており、一輪車への意気込みが感じられました。夏休みも猛特訓をするようですので、2学期が始まってからその成果を見せてもらうのが楽しみです。
 
 最後に3年生児童が作文を読みました。1学期にがんばったことは3つあったそうです。1つ目は国語の学習です。ちょうちょが幼虫から成虫になるまでの作文も披露し、その詳しい観察をしている様子がよく分かる作文でした。2つ目は計算まつりで100点をとったことだそうです。「次も100点取るぞ!!」と声高らかに宣言していました。3つ目がクロールで30m泳げたことだそうです。練習の段階では25mも泳げるかどうか不安な様子でしたが、先日のプール納会では自己新記録の30m!努力が実りました。
 そして、2学期の目標も発表しました。それは「宿題を忘れずにする」ということ。宿題をしないと、漢字まつり・計算まつりでの得点が芳しくないそうです。でも、宿題をして、漢字まつり・計算まつりに臨むといい得点が取れるそうです。自分なりにそれを実感して、宿題の必要性感じたのでしょうね。コツコツとがんばってね。
     【立派な発表でしたよ】
 
 次に校長先生から2つのお話がありました。
 1つ目は「1学期を振り返って」という内容でした。
 「終業式」、この「業」という漢字の意味を知っていますか?と尋ねられました。子どもたちの頭には?がたくさん。実は「業」という漢字は仕事 という意味があるそうです。子どもたちにとっての仕事は勉強です。したがって、終業式は勉強が終わる日ということのようです。勉強とは、教室で学習することのみでなく登下校や給食、そうじ、宿泊学習も勉強なのです。それらを全部やり遂げた子どもたち。終業式は、1学期の自分のがんばりを振り返り、次なる目標を立てる日ですね。
【「終業式」、そういうことだったのですね】
 
 次にチャレンジ賞の表彰をしました。チャレンジ賞は、校長室に掲示している自分の立てた目標を達成した人が校長先生から賞状を貰えます。
【あきらめないこと それが目標達成のかぎです】
 
 それから今度は、漢字まつり・計算まつりで得点がぐ~んと伸びた人の表彰をしました。コツコツと勉強をがんばった証でもあるこの賞状。宝物になりますね。
     【努力の結晶です】
 
 その後は、あいさつのお話がありました。1学期、子どもたちはいつも大きな声であいさつをしていました。「声が大きいことは自信の表れです」と校長先生が話されていました。荒谷小では一人ひとりにスポットライトがあたる場が数多くあります。それらの場数を踏んで、子どもたちは一回りも二回りも成長するのだと思います。その結果、子どもたちには自信がつき、様々な場面で自分たちの良さを自信たっぷりに表現できるのでしょう。
 それから読書についてのお話もありました。本校の1学期の読書の目標冊数は40冊と決めていましたが、 それを達成した児童は8名だったそうです。一番多く読んだ人はなんと73冊、次に多く読んだ人は67冊でした。平均すると一人あたり約39冊で、ほぼ全員達成ということになりました。今回子どもたちは、一人5冊図書の本を借りて帰ります。その5冊の本もじっくり読んでくださいね。
 

かんぱい×5

 今日の給食の時間は、7月に誕生日を迎える児童と先生のお祝いをしました。7月は誕生日を迎える児童が4名いました。そして、ALTの先生も7月生まれだということで5人のお祝いとなりました。
 まず、全校児童からのメッセージとメダルをプレゼントしました。
   【 お誕生日おめでとう 】
 
 その後、牛乳かんぱいをしました。ALTの先生も一緒に牛乳かんぱい、嬉しいですね。
 【暑い日なので、牛乳がすすみました】【本日誕生日を迎えました。おめでとう】
 
 8月生まれの児童が「先生、8月生まれの人はどうするんですか?」と心配そうに聞いてきました。大丈夫です。諸塚村は8月28日が2学期の始業式なので8月に牛乳かんぱいをしましょうね。
 

ALTの先生のラスト授業

 今日は、ALTの先生の最後の授業となりました。最後というのは、ALTの先生が来週には母国へ帰国されるのです。3年前に諸塚に来られて、3年間諸塚村内の小中学校の児童生徒に英語を教えてくださいました。子どもたちもそれを分かっていて、ALTの先生に精一杯の感謝の気持ちを伝えようと最後の1時間の授業の構成を工夫していました。
      【5・6年生教室の黒板と今日のめあてです】
 4時間目の英語の授業、全校児童で5・6年生教室に集まりました。そして、ALTの先生に①授業のプレゼント②歌のプレゼント③ことばのプレゼント④写真のプレゼントを贈りました。 
 まずは、①授業のプレゼントです。いつもはALTの先生が英語の授業をしてくださいますが、今回はALTの先生に授業を受ける立場になってもらい、5年生の児童が英語の先生に変身しました。
 
【 cherry cherry cherry  さあどうぞ】     【テンポのよい授業でした】
 
 次に②歌のプレゼントをしました。「あしたは晴れる」という歌を振付を交えながら全校児童で歌いました。楽しそうに、心をこめて歌う児童の姿を見るALTの先生、嬉しそうにも淋しそうにも見えました。
 
【子どもたちの歌声が教室中に響きました】【優しいまなざしで見ていただきました】
 
 そして③ことばのプレゼントです。授業の中で心に残っていることやALTの先生との思い出を一人ずつプレゼントしました。思いを募らせた子どもたちの目にはうっすらと涙が。ありったけの思いを自分の言葉で伝えました。
 
 【色々な思い出が頭をよぎりました】       【離れたくないよ~】
 
【似顔絵やメッセージを書いた巨大レターのプレゼント】
 
 次に、ALTの先生からお言葉をいただきました。荒谷小に初めて来た時、子どもたちの英語の授業に対する意欲がALTの先生に伝わったようで、とても楽しく授業ができたと話されていました。また、2年くらい前に、ALTの先生が病気で学校に行けない時があったそうです。その時、子どもたちが励ましの手紙を書いたようでした。そのことがとても嬉しかったと話してくださいました。ひとつひとつの言葉をかみしめるように話してくださったALTの先生。最後には「『笑顔』と『元気』を忘れないでください」といつもの笑顔で子どもたちに話されていました。
 
 最後に写真のプレゼントです。全校児童でALTの先生を囲んで記念写真をとりました。合言葉は「○○先生(ALTの先生の名前)の授業はたのし~」です。
 【一緒に勉強をしたり、給食を食べたり、遊んだりしてくださったALTの先生、ありがとうございました】
 
 
 今回のラスト授業を参観して、子どもたちのALTの先生に対する熱い思いを知りました。この3年間、ALTの先生が子どもたちのために楽しく分かりやすい授業を考えてくださったり、子どもたちとふれあう時間を多く作ってくださったりしたことが、子どもたちにはしっかりと伝わっていたのだと思います。子どもの心を動かす指導をしてくださったALTの先生、今まで本当にありがとうございました。
 
 
 
 

教頭先生の夏休み講座

 毎週水曜日の下校指導では、担当の先生がその時々に合ったお話をします。今日はそのお話以外にも色々なお話がありました。
 まず、担当の先生のお話は「熱中症について」です。台風が過ぎ去って、夏本番のような暑さが続き体力を奪っていく日々が続いています。そこで、水分補給の必要性を話してくださいました。のどが渇く前に水分補給をすることを話し、昼休みの前や下校前等に水分を補給するよう指導されました。
  【今日は木陰で下校指導をしました】
 
 次に明日でALTの先生の授業が最後なので、ALTの先生の授業のプログラム確認をしました。感謝の気持ちをしっかりと伝えるため様々内容を考えているようです。
 
 【明日の3・4校時がALTの先生の授業です】
 
 そして最後に、教頭先生から夏休みについてのお話がありました。「夏休みは何のためにあるのでしょうか」と子どもたちに投げかけました。すると「暑いから家で扇風機に当たりながら勉強する」とか「自分の力で勉強をするため」などの意見がでました。
 実は夏休みの意義、3つあるそうです。1つ目は「計画的に学習・生活をするためにある」ということです。夏休みにはチャイムも休み時間も給食もありません。そのため、規則正しい生活を送れるかどうかは、子どもたち一人ひとりの心がけにかかってきます。きちんと計画を立ててその計画通りの生活ができれば、2学期に学校に登校してもすぐに学校のリズムに慣れることができると思います。
 【みなさんはどのような夏休みを過ごすのかな】【子どもたちは夏休みをとっても楽しみにしています】
 
 2つ目は「病気の治療や体力づくりをするためにある」ということです。定期健康診断で、医療機関での受診が必要とされた子どもたちには受診勧奨のお手紙を出しています。この夏休み中にしっかりと治して万全の状態で2学期を迎えられるようにしてください。また、一輪車の練習をするのもよいでしょう。
 3つ目は「家族とのふれあい」です。最近は、子どもたちも大人も忙しくなり、なかなか家族でじっくりと話をすることも少なくなっている傾向があるのではないでしょうか。そこで夏休みには、夏休みにしかできないことを家族で行い、家族の時間を増やして家族と向き合う時間を作りましょうというお話がありました。
 
 ぜひ、この3つを念頭において有意義な夏休みになるようにしてくださいね。
 
【決して「暑いから休み」ということではありませんよ】