日誌

2019年6月の記事一覧

6月が終わります。

 梅雨とは名ばかりで、いわゆる「空梅雨」かと思われましたが、週間予報を見るとしばらくは雨模様の日が続きそうです。すでに梅雨明けした沖縄地方がうらやましい限りですが、農作物には今少し雨が必要なようです。
 6月が終わります。今月は水泳学習が始まり、先生方も子どもたちも空模様を気にしながらの毎日でした。安全管理においでいただいた保護者の皆様には、ご多用な中誠にありがとうございました。また、21日(金)に発生した不審者侵入による緊急引き渡しでは、急な事態へも対応していただき感謝申し上げます。おかげさまをもちまして、大事には至らなかったことに職員一同安堵しております。ご協力いただきありがとうございました。

 早いもので、いよいよ7月に入ります。1学期のまとめです。22日(月)の終業式に向け、この1学期にできるようになったことを整理し、2学期に備えます。先生方が全力で作成される「通知表」も子どもたちの成長の跡を記しています。どうぞご家族でご覧いただき、子どもたちの成長をお確かめください。
 梅雨明けには今しばらくかかりそうですが、保護者の皆様、地域の皆様、全国にいらっしゃる卒業生の皆様、どうぞお体ご自愛ください。

うれしい朝

 毎朝、校門に立って子どもたちを迎えるようにしています。目的は2つ。ひとつは、登校してくる子どもたちの安全を見守るためで、もうひとつは子どもたちと元気なあいさつを交わすためです。東小学校には、大きく4か所の出入り口があります。正門と南門、運動場側の北門、そして地下道から上がってくる西門です。日替わりでこの4か所に立ち、子どもたちを迎えます。ほとんどの子どもが元気よく「おはようございます!」と返します。でも、中には目も合わせず、無表情で、もちろんあいさつも返さない子どももいます。悔しいので大声で「おはようございます!」としつこく声をかけると、迷惑そうな目でにらまれることも・・・。残念です。
 そんな中、ある朝一人の女の子が校長室を訪ねてきました。Mさんという3年生の女の子です。「校長先生、手紙を書きました。読んでください。」と手渡されたのが、このお手紙です。本人の了解を得て掲載します。




 もう何も言うことはありません。うれしくて、うれしくて涙が出そうになりました。こんな風にしっかり育っている子もたくさんいます。それが東っ子です。一人でも多くの子どもがMさんのように考え行動できるように、明日の朝も校門に向かいます。そして、「おはようございます!」を。

スリッパりっぱ

 今朝の登校時は、大変お世話になりました。いつも以上にたくさんの保護者の皆様の姿を拝見でき、本当に心強く感じました。土日の間は、子どもたちにも大きな混乱がなかったようでひと安心しています。これもひとえに保護者の皆様のご協力のたまものと、心より感謝申し上げます。

 さて、1日2回、校舎内の巡回をしています。子どもたちの授業を受ける様子や施設設備の状況等を見るためです。月曜日の朝は、子どもたちはどうしても眠そうです。少年団活動なのか、休日を思い切り楽しく過ごしたからなのか、多くの子どもたちがあくびをしたりボーッとしたり・・・。そこは先生たちの楽しく魅力いっぱいの授業で引きつけ、目を覚ましてもらうしかありません。
 ところで、巡回中に立ち寄る場所の一つに「トイレ」があります。換気システムの作動状況とスリッパの様子を見るためです。


 これは、今朝の南校舎3階男子トイレの様子です。どうでしょう。きちんと並んでますね。3階といえば5・6年生です。約100人の男子が使っていますが、大人数が使用してもこれだけきとんと並べられています。すばらしいことです。履き物並べは習慣づけが肝心といいますが、しっかりと身に付いていることを実感します。ほぼ毎朝、この状態です。立派です。

お詫びとお願い

 21日(金)は、不審者の学校敷地内への侵入により、子どもたちの緊急引き渡しの措置をとりました。保護者の皆様には、多大なご心配とともにお迎えのご足労をいただき、心よりお詫びと感謝を申し上げます。子どもたちの安全を最優先に考え、不測の事態に陥る前に対応をいたしました。
 当日は、延岡警察署により校舎内及び学校周辺の警備に当たっていただきました。この土日にも付近のパトロールをいつも以上に強化していただいています。不審者はまだ確定されていない模様ですので、どうぞご家庭でも子どもたちができるだけ一人で行動することのないようご配慮いただければ幸いです。また、声かけ事案も含め、不審な人物と遭遇した場合はためらわずに110番通報するようにお願いいたします。
 明日24日(月)朝は、職員による立番指導を行いますが、保護者の皆様も可能な限り一緒に登校していただければより安全の確保ができるものと考えます。都合のつく方は、何とぞご協力いただきますよう重ねてお願い申し上げます。

貴重な経験です

 19日(水)、鑑賞教室を行いました。例年、演劇や音楽など子どもたちの情操教育を目的に開催しています。今年は音楽鑑賞でした。九州交響楽団(福岡市)の皆様においでいただき、オーケストラによる大迫力の演奏を聴かせていただきました。これは、文化庁による「文化芸術による子供育成総合事業」を受け、子どもたちに優れた舞台芸術をとおして発想力やコミュニケーション力の育成を目的としています。
 歌劇「カルメン」(ビゼー作曲)や交響曲第6番「悲愴」(チャイコフスキー作曲)などの有名な曲の演奏をきかせていただいたり、質問や指揮者体験、子どもたちとの太鼓によるジョイント演奏など、本物のオーケストラに子どもたちも参加させていただく貴重な時間も取っていただきました。


【代表児童との太鼓ジョイント演奏】

 子どもの情操を育てるには、とにかく本物に触れさせることです。音楽に限らず、様々な分野にはプロフェッショナルがいらっしゃいます。その一流の技に触れることが、子どもたちに将来の夢や希望を抱かせる近道であることは間違いありません。そして、子どもたちはそれを待ち望んでいます。
 今回の貴重な経験を生かし、少しでも音楽を身近なものととらえ、生涯にわたって音楽を愛する人に育ってほしいものです。
 九州交響楽団の皆様、貴重な経験をさせていただき本当にありがとうございました。