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学校の様子

昔の遊びを楽しむ

 2月28日(水)、橋口慶子様にお越しいただき、1・2年生を対象に昔の遊びを教えていただきました。橋口様は、本校の9年生(中3)園田心春さんのおばあ様です。「孫がお世話になったので、何かお返しがしたい。」との申し出で、来校されました。遠い笛水までお越しいただき、ありがとうございました。

 まず、昭和の時代にどのような遊びがあったのか、どのように遊ぶのかを説明していただきました。お手玉は日本独自の遊び道具と思っていましたが、アメリカやイギリスなど世界各地にもあるということもわかりました。児童はお手玉、あやとり、まりつき、こま、輪ゴムを使ったゲーム、輪ゴムを繋いで長いロープにしてのゴム跳びを楽しみました。最近の子どもたちの遊びと言えば、テレビゲームが主流で、こういった遊びに興味を示さないのかなとも思っていましたが、興味津々で技の取得に一生懸命でした。数ある中から自分の得意なものを練習し、みんなの前で発表する機会もありました。

 橋口様には、本校の児童生徒のために手作りのこまやこの日使用した遊び道具も提供していただきました。この日教えていただいた遊びは、室内でもできますので、天候に関係なく時間さえあればいつでも楽しめそうです。橋口様、様々な遊びをご紹介いただき、ありがとうございました。

薬物乱用防止教室

 2月22日(木)、都城ライオンズクラブから3名の講師をお招きし、薬物乱用防止教室を開催しました。参加したのは、5年生、7年生(中1)、9年生(中3)です。ご多用の中、遠い笛水までお越しいただきましたライオンズクラブの皆様、ありがとうございました。

 麻薬、覚醒剤、大麻、シンナー、危険ドラッグなどの薬物乱用は、乱用者個人の健康上の問題にとどまらず、各種の犯罪を誘引するなど公共の福祉に計り知れない危害をもたらすものです。また、SNSなどのネットを通じ、このような薬物が手に入りやすくなってきているのも事実です。宮崎県においても増加傾向にあり、身近な問題として認識していかなくてはなりません。

 このような中、薬物の害、歴史、誘われたときにどう断るかなど、具体的でわかりやすいお話を聞くことができました。とても有意義な時間となりました。笛水小中学校は小規模校であるがゆえ、やがては卒業して高校や大学へ進学し、社会に出て、多様な人と接することになったときの対応が心配されます。この日の話にもありましたが、誘われたときに断る勇気を持てるかどうかが今後の課題と言えるでしょう。

都城市教育委員会精励賞表彰式

 2月20日(火)、都城市総合文化ホールで令和5年度都城市教育委員会精励賞表彰式が開催され、本校から9年生(中3)の小園叶愛さんが個人善行部門で表彰されました。おめでとうございます。

 都城市には平成25年度から、一般財団法人椎屋恵進会より「善行を称え将来の人材を育成する」ために寄附をいただいており、都城市内の各小中学校から推薦され、教育委員会から認められた個人や団体が精励賞として表彰されます。

 小園さんは、生徒会長としての活躍が認められたものです。本校の各行事に積極的に取り組むだけではなく、特に昼休み時間には「読み聞かせ」や「全校一斉に遊ぶ日」など、小学部の児童と一緒に有意義な時間が送れるような活動を計画し、実行してきました。児童生徒をまとめるリーダーシップ、他者への思いやりの心があり、大変すばらしい生徒です。4月からは高校へ進学しますが、今後も他の児童生徒の模範となる活動や地域への貢献にも頑張ってほしいと思います。

 他の児童生徒も頑張り、笛水小中学校がますます素晴らしい学校になるよう願っています。

学年末テスト

 2月19日(月)、7年生(中1)、9年生(中3)が学年末テストに挑戦しました。実施教科は国語、社会、数学、理科、英語で、この日は理科、国語、社会の3教科が実施され、残りの英語と数学は明日20日(火)に実施されます。

 教科によってテスト範囲は違うようです。1年間の総まとめということで、その学年の学習内容の全範囲であったり、特に9年生にとっては3ヵ年の全範囲であったり、2学期の期末テスト以降の内容であったりです。今年度最後の重要なテストということで、より真剣に生徒は取り組んでいるようでした。

 結果が返されたら、7年生はできていなかったところやわからなかったところを確実に復習し、次の学年に積み残しがないようにしましょう。受験に向けて少しずつでも積み上げておくことが大切ですね。9年生もしっかり復習して、高校進学後も授業で困らないようにしておいて欲しいと思います。

参観日、学習発表会、学校運営協議会、社会福祉体験

 2月16日(金)は、参観日、学習発表会、学校運営協議会、社会福祉体験と大変慌ただしい午前中を過ごすことになりました。お忙しい中出席していただきました保護者や学校運営協議会委員の皆様、ありがとうございました。また、社会福祉体験でご指導いただいた法務局及び人権擁護委員の皆様、ありがとうございました。

 中学生は道徳の授業、小学生は学習発表会を保護者や学校運営協議会委員の皆様に参観していただきました。道徳の授業は、主題が「希望と勇気、強い意志」で資料「アイヌの歌を歌いたい」を使っての授業でした。小学生は生活科や総合的な学習の時間を使って、その学年のテーマに沿って調べたことをプレゼンにまとめて発表しました。学級懇談では、これまでの学校の様子を振り返り、春休みの注意して欲しいことや新学期へ向けての心構えについて情報交換しました。特に卒業式や進学の手続きなどを間近に控えた9年生(中3)の保護者に皆様には、大変貴重な時間となったのではないでしょうか。

 学校運営協議会では、今年度の教育活動についてのまとめでした。学校評価をもとに次年度の展望について、様々なご意見を伺うことができました。学校経営ビジョンの策定に生かし、次年度の教育活動の充実を図っていきたいところです。

 社会福祉体験では、保護者も交えてボッチャを体験しました。ボッチャは、ヨーロッパで生まれた重度脳性麻痺者もしくは同程度の四肢重度機能障害者のために考案されたスポーツです。 ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競います。ルールは簡単で、人権擁護委員の皆様の説明もわかりやすかったので楽しく活動できました。

そばの試食会

 2月13日(火)、中学生がそばの試食会をしました。総合的な学習の時間の一環で、自分たちでそばを育て、収穫し、そば粉にする、という学習の最後の過程でした。 午前中の1時間は、「鴨南蛮風そばを作ろう!」ということで、出汁づくりをしました。「風」が付いているのは、カモの肉は高価なのでその代用として鶏肉にしたからです。鳥の出汁、椎茸の出汁といろいろな出汁が混じりおいしい出汁ができました。

 午後はそば打ちをしました。自分たちで収穫したそば粉と地域の方から分けていただいたそば粉を使い、二八そばに仕上げていきました。そば打ちは11月にも経験しており、手慣れた手つきで要領よく作業を進めていました。自分達で収穫したそば粉は、挽き方が粗く、小麦粉を繋ぎに使ったとはいえ、まとまりにくかったようです。これは今後の課題と言えるでしょう。

 茹で上がったところで、作っておいた出汁を温め、好みの薬味をいれて試食です。自分たちで収穫したそば粉で作ったものは、うまくまとまっていなかったものの、そばの風味が感じられおいしかったようです。

 来週は、これまでの活動を振り返って、レポートにまとめていきます。このような活動が郷土愛につながればと感じたところでした。

租税教室

 2月8日(木)、中学生を対象に、都城税務署から2人を講師としてお招きし、租税教室を実施しました。お忙しい中、遠い笛水小中学校までお越しいただき、ご指導いただきまして、ありがとうございました。

 中学校3年の社会科(公民)で、税について学習しますが、税の必要性、仕組み、種類などわからないことがたくさんあります。また、税の使い方は国会で決められますが、その議員を選ぶのは国民であり、だからこそ投票には行かないといけないのですが、生徒には実感としてよくわからないものです。税務署の方のわかりやすい説明に真剣に耳を傾け、積極的に質問し、メモもしっかりとっていました。税の大切さが理解できたようです。授業の最後には1億円(見本です)を実際に持たせてもらい、興奮していました。

 大人の投票率も良くなく、税や政治に無関心な傾向にあるようです。9年生は3年後には選挙権が与えられますが、中学生の段階からこのような学習を通して、社会の仕組みについて学習することはとても大切です。今日、学習した内容を家庭でも話題にし、税や政治など社会の仕組みについて関心を高めていって欲しいものです。

オンライン交流会

 2月7日(水)、福島県いわき市立田人中学校とオンライン交流会を実施しました。田人中学校とは新燃岳噴火や口蹄疫、東日本大震災の際、同規模校であるお互いの支援をきっかけに交流が続いています。つい先日も本校からもち米を送り、そのお返しに田人中学校から米と自然薯が送られてきたばかりです。「手紙や米などのやりとりだけではなく、せっかくだからオンラインで交流会をしませんか?」ということで昨年度から始めました。

 お互いの県の郷土料理や観光スポットなどをクイズ形式で紹介したり、小規模校ならではの「あるある」をクイズ形式で報告したりで情報交換をしました。その後、フリートークの場もあり、楽しく交流ができました。

 遠距離のため対面での交流は難しいのですが、画面を通してお互いの顔も見ることができ、有意義な交流会となりました。来年度以降も手紙や米などのやりとりだけではなく、このような交流会を続けていきたいものです。

 

そば挽

 2月6日(火)、中学生がそば挽に取り組みました。先々週から地道なそばの実の殻剥き作業に取り組んでいましたが、今回は新兵器が投入され、そばの実を挽く作業まで予定通りに終わりました。

 家庭科の森木先生が、西岳地区の食生活改善推進員の方から石臼を借りてきてくださいました。そばの実を石臼の中に入れ挽き、出てきた殻と実をふるいにかけ不純物を取り除いては、また石臼の中に入れるという工程を繰り返していきました。その一方で地道なそばの実の殻剥き作業に取り組む生徒もいました。

 何とか役割を分担して製粉まで終えることができました。その量は、2人前あるかどうかといったところでしょうか。もともとたくさん作ろうとしていたわけではありませんので、そばに関する学習活動は成功です。仕上げに、来週そばを打って試食することになっています。こちらも楽しみです。

江平小学校との合同学習

 2月6日(火)、小学部の児童が江平小学校へお邪魔させていただいて、今年度2回目の合同学習に取り組みました。授業3時間の他、給食、昼休みも同学年の児童と交流させていただきました。江平小学校の校長先生をはじめ、諸先生方、児童の皆さんには大変お世話になりました。ありがとうございました。

 本校は小規模校で、先生方の目が行き届き、個に応じた指導が充実しています。しかし、その一方で、多様な児童の意見に触れる機会が少ない、競争意識が芽生えにくいなどといった不利な点もあります。今回の合同学習は、このようなマイナス面を補うという意味で、大変ありがたく思います。

 どの授業でも、自己紹介の要素を取り入れた活動を江平小学校の先生が採り入れてくださっていました。最初は心細く感じていたようですが、少しずつ慣れていったようです。また、一緒に給食を食べたり、昼休みに遊んだりして楽しく過ごすことができました。