トップページ

学校の様子

参観日、学習発表会、学校運営協議会、社会福祉体験

 2月16日(金)は、参観日、学習発表会、学校運営協議会、社会福祉体験と大変慌ただしい午前中を過ごすことになりました。お忙しい中出席していただきました保護者や学校運営協議会委員の皆様、ありがとうございました。また、社会福祉体験でご指導いただいた法務局及び人権擁護委員の皆様、ありがとうございました。

 中学生は道徳の授業、小学生は学習発表会を保護者や学校運営協議会委員の皆様に参観していただきました。道徳の授業は、主題が「希望と勇気、強い意志」で資料「アイヌの歌を歌いたい」を使っての授業でした。小学生は生活科や総合的な学習の時間を使って、その学年のテーマに沿って調べたことをプレゼンにまとめて発表しました。学級懇談では、これまでの学校の様子を振り返り、春休みの注意して欲しいことや新学期へ向けての心構えについて情報交換しました。特に卒業式や進学の手続きなどを間近に控えた9年生(中3)の保護者に皆様には、大変貴重な時間となったのではないでしょうか。

 学校運営協議会では、今年度の教育活動についてのまとめでした。学校評価をもとに次年度の展望について、様々なご意見を伺うことができました。学校経営ビジョンの策定に生かし、次年度の教育活動の充実を図っていきたいところです。

 社会福祉体験では、保護者も交えてボッチャを体験しました。ボッチャは、ヨーロッパで生まれた重度脳性麻痺者もしくは同程度の四肢重度機能障害者のために考案されたスポーツです。 ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競います。ルールは簡単で、人権擁護委員の皆様の説明もわかりやすかったので楽しく活動できました。

そばの試食会

 2月13日(火)、中学生がそばの試食会をしました。総合的な学習の時間の一環で、自分たちでそばを育て、収穫し、そば粉にする、という学習の最後の過程でした。 午前中の1時間は、「鴨南蛮風そばを作ろう!」ということで、出汁づくりをしました。「風」が付いているのは、カモの肉は高価なのでその代用として鶏肉にしたからです。鳥の出汁、椎茸の出汁といろいろな出汁が混じりおいしい出汁ができました。

 午後はそば打ちをしました。自分たちで収穫したそば粉と地域の方から分けていただいたそば粉を使い、二八そばに仕上げていきました。そば打ちは11月にも経験しており、手慣れた手つきで要領よく作業を進めていました。自分達で収穫したそば粉は、挽き方が粗く、小麦粉を繋ぎに使ったとはいえ、まとまりにくかったようです。これは今後の課題と言えるでしょう。

 茹で上がったところで、作っておいた出汁を温め、好みの薬味をいれて試食です。自分たちで収穫したそば粉で作ったものは、うまくまとまっていなかったものの、そばの風味が感じられおいしかったようです。

 来週は、これまでの活動を振り返って、レポートにまとめていきます。このような活動が郷土愛につながればと感じたところでした。

租税教室

 2月8日(木)、中学生を対象に、都城税務署から2人を講師としてお招きし、租税教室を実施しました。お忙しい中、遠い笛水小中学校までお越しいただき、ご指導いただきまして、ありがとうございました。

 中学校3年の社会科(公民)で、税について学習しますが、税の必要性、仕組み、種類などわからないことがたくさんあります。また、税の使い方は国会で決められますが、その議員を選ぶのは国民であり、だからこそ投票には行かないといけないのですが、生徒には実感としてよくわからないものです。税務署の方のわかりやすい説明に真剣に耳を傾け、積極的に質問し、メモもしっかりとっていました。税の大切さが理解できたようです。授業の最後には1億円(見本です)を実際に持たせてもらい、興奮していました。

 大人の投票率も良くなく、税や政治に無関心な傾向にあるようです。9年生は3年後には選挙権が与えられますが、中学生の段階からこのような学習を通して、社会の仕組みについて学習することはとても大切です。今日、学習した内容を家庭でも話題にし、税や政治など社会の仕組みについて関心を高めていって欲しいものです。

オンライン交流会

 2月7日(水)、福島県いわき市立田人中学校とオンライン交流会を実施しました。田人中学校とは新燃岳噴火や口蹄疫、東日本大震災の際、同規模校であるお互いの支援をきっかけに交流が続いています。つい先日も本校からもち米を送り、そのお返しに田人中学校から米と自然薯が送られてきたばかりです。「手紙や米などのやりとりだけではなく、せっかくだからオンラインで交流会をしませんか?」ということで昨年度から始めました。

 お互いの県の郷土料理や観光スポットなどをクイズ形式で紹介したり、小規模校ならではの「あるある」をクイズ形式で報告したりで情報交換をしました。その後、フリートークの場もあり、楽しく交流ができました。

 遠距離のため対面での交流は難しいのですが、画面を通してお互いの顔も見ることができ、有意義な交流会となりました。来年度以降も手紙や米などのやりとりだけではなく、このような交流会を続けていきたいものです。

 

そば挽

 2月6日(火)、中学生がそば挽に取り組みました。先々週から地道なそばの実の殻剥き作業に取り組んでいましたが、今回は新兵器が投入され、そばの実を挽く作業まで予定通りに終わりました。

 家庭科の森木先生が、西岳地区の食生活改善推進員の方から石臼を借りてきてくださいました。そばの実を石臼の中に入れ挽き、出てきた殻と実をふるいにかけ不純物を取り除いては、また石臼の中に入れるという工程を繰り返していきました。その一方で地道なそばの実の殻剥き作業に取り組む生徒もいました。

 何とか役割を分担して製粉まで終えることができました。その量は、2人前あるかどうかといったところでしょうか。もともとたくさん作ろうとしていたわけではありませんので、そばに関する学習活動は成功です。仕上げに、来週そばを打って試食することになっています。こちらも楽しみです。

江平小学校との合同学習

 2月6日(火)、小学部の児童が江平小学校へお邪魔させていただいて、今年度2回目の合同学習に取り組みました。授業3時間の他、給食、昼休みも同学年の児童と交流させていただきました。江平小学校の校長先生をはじめ、諸先生方、児童の皆さんには大変お世話になりました。ありがとうございました。

 本校は小規模校で、先生方の目が行き届き、個に応じた指導が充実しています。しかし、その一方で、多様な児童の意見に触れる機会が少ない、競争意識が芽生えにくいなどといった不利な点もあります。今回の合同学習は、このようなマイナス面を補うという意味で、大変ありがたく思います。

 どの授業でも、自己紹介の要素を取り入れた活動を江平小学校の先生が採り入れてくださっていました。最初は心細く感じていたようですが、少しずつ慣れていったようです。また、一緒に給食を食べたり、昼休みに遊んだりして楽しく過ごすことができました。

県立高校推薦入試事前指導

 2月5日(月)、県立高校推薦入試の事前指導を実施しました。推薦入試は、明後日の2月7日(水)です。受験する生徒の様子は、自信に溢れているようでした。入試を目前にしても、「緊張はしていません。」、「少しは緊張しています。」ということでしたので、心強いかぎりです。

 担任の先生と、どこで下車した方がいいのか、道順、到着時間、試験日程などについて個人的に確認していきました。学校によって、受験科目、面接、プレゼンテーションなど内容や日程が異なります。また、引率の先生は付きませんので、自分でしっかり考えて行動しなければなりません。困ったら助けてくれる身近な人はいませんので、わからないことが出てきたらそれぞれの高校の先生に尋ねるしかありません。

 それでも、受験生の自信が揺らぐことはないようでした。頼もしい限りですが、今晩はしっかり休むこと、そして試験当日は、しっかり話を聞いて行動して欲しいところです。

もの作り

 1月31日(水)、中学生が技術の授業でもの作りに取り組みました。7年生(中1)は椅子、9年生(中3)は絵馬を製作しました。技術の授業は今年度最後の授業で、全員がなんとか自分の作品を完成させることができました。

 7年生は組み立てた椅子をサンドペーパーで磨きました。表面がスベスベして触り心地も良く、きれいに仕上がっていました。ニスを塗るなど塗装まではいかなかったようですが、結構丈夫にできていました。「家に持って帰って使います。」とのことでしたが、人間一人が乗れるぐらいなので、踏み台としても使えそうです。

 9年生は時期的に若干遅い気もしましたが、絵馬を製作しました。まだ受験を控えているということもあり、入試合格への気持ちを込めました。残念ながら神社から購入してきたものではないため、神社には飾れませんが、自宅の部屋に飾ることになります。祈願が成就することを期待したいところです。

SASUKE

 1月31日(水)、体育の授業で小学生がSASUKEに挑戦しました。と言っても、TVで見るような大きな仕掛けではなく、マットや跳び箱を組み合わせたコースです。寒い中での活動でしたが、永野先生の話術にも乗せられステージクリアを目指して、どの児童も一生懸命頑張りました。

 初めはセーフティーマットを跳び越す簡単なコースでしたが、ステージが上がるごとに跳び箱を1つ、2つ、また高さも上げながら難易度をあげていきました。どのステージも20秒という制限時間を設定し、クリア目指して頑張りました。最初は余裕が見られましたが、ステージが上がるごとにクリアタイムもぎりぎりになる児童もいました。床に敷いたマットからはみ出さなければOKという条件でしたが、大人が思いつかない方法でクリアしていく児童もいました。考え方が大人と違って柔軟なんですね。

そばの殻剥きと製粉

 1月30日(火)、中学生が収穫し乾燥させたそばの実の殻剥きと製粉の作業に取り組みました。総合的な学習の一環としての作業でしたが、製粉したのは収穫量の1/3といったところで、まだまだです。

 この日まで地域の方の支援を受けながら中学生はそばを育て、乾燥まで済ませていました。事前に「殻剥きと製粉の作業に適した道具を持ってくるように」と課題が与えられていたようです。持ってきた道具は、ニッパ、ハンマー、一升瓶、コーヒーミルなど様々でした。一粒一粒丁寧に殻を剥いていましたが、気の遠くなるような作業でした。この日すり鉢を使って製粉した量はわずかですが、白くきれいなそばでした。更科そばです。

 「食べたいなあ。」と言ったら、「人件費がとてつもなくかかっているので、高くつきますよ。」という返事でした。確かに、作業の手間暇を考えれば高級そばといえるでしょう。さて、どれだけの高級更科そばができるのか楽しみです。