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校長より

耕運

時々、実家に帰り、トラクターで畑や田んぼを耕運することがあります。

耕地整理がされていない様々な形をしている土地を、耕し残しを出さずに耕すのはなかなかコツが必要です。

何度も同じ場所を上書きして耕していくならいくらでもやりようがあります。

ただ、時間がかる・燃料の無駄などが発生します。

 

ではどうしたらよいか。一度耕して通った場所を2度と通らないようにすればよいわけです。

しかし、これが難しいのです。特に四隅の部分や先細りになっている畑の場合です。

事前に計算して、どこから初めてどのルートを・・・と計画しておく必要があります。

しかし、実際に2度と通らないように耕すのは素人には至難の業で、手に負えません。

父が生きているうちに習っておけばよかった・・・と後悔しています。

 

今は、ネット上に、畑を耕す方法を説明した動画がたくさんあります。

いろいろと見てみたのですが、様々なやり方があるものだなあと感心しました。

これで勉強すれば何とかなりそうです。

農家の方には常識なのかもしれませんが、ハウスの中を残さずきれいに耕す方法などは目からうろこでした。

 

結局、ただ耕すだけであればどんなやり方でもよいのですが、「効率的に無駄なく」とか「速く」等の条件が入ってくると、何らかの創意工夫や学びと実践が必要になってきます。

 

 

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原点

今日の3時間目に3年生の道徳で「風に立つライオン」を取り上げていました。
さだまさしさんの楽曲の題名であり、後に映画になった作品です。
この曲は、現在(2017年)は宮崎市の老健施設「サンヒルきよたけ」の施設長を務めていらっしゃる柴田 紘一郎(しばた こういちろう)さんという方が、医師としてケニアに派遣され現地医療に従事していた時のエピソードにインスパイアされて制作した楽曲です。

長崎大学病院のサイトに柴田さんのお話が掲載されていました。

※ 申し訳ありませんが、内容はリンク先でお読みください。『「LOVE」の気持ちを忘れずに』という項目以降の部分です。

 

同じ先生と呼ばれても、医者と教師では職業として異なる部分も多いですが、『LOVE』をもって接することについては、患者を生徒に置き換えると、ほとんどそのまま教師にも当てはまると感じました。
私も自分を振り返ってみると、未熟さのために生徒を傷つけたり、支えられなかったりしたことが思い出されます。
過去は変えられませんが、教師の原点に立ち返って生徒のために頑張ろうと思います。

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団技

昨日で連休も終わり、生徒達が登校してきました。

連休中は大きなケガや事故、事件などもなく、生徒達が無事に過ごせたことが何よりでした。

 

さて、5月25日の運動会では団技として『竹取物語』を行う予定です。

皆さんはお分かりだと思いますが、一応説明をすると、この競技は、運動場の中央に長さ3m程の孟宗竹を複数本置き、両側にいる白団と赤団が竹を引っ張って自分の陣地の中までもっていく競技です。

今年は生徒数が増えて、竹の本数が足らなくなったため補充が必要になりました。

竹は手に入れたのですが、そのままでは使えません。繊維が硬くささくれ立っていると危険なので、節の部分を含め、表面全体を滑らかに削っておく必要があります。

そこで、今日は体育主任と教頭先生に、電動のやすりを用いて滑らかに削る作業を行っていただきました。

本番までに、安全面に関してはこのような細かい作業も必要になります。(二人に感謝!)

 

ところで、比較的有名な話ですが、県外では「団技」という呼び方は一般的ではなく『団体競技』または『団体種目』と呼ぶこともあるようです。

実際に、今書いているパソコンで「だんぎ」と入力して変換しても「団技」が候補にないところを見ると、一般的に認知されていないのでしょうね。。

白団、赤団も県外では『白組』『赤組』と呼ぶことも多いそうです。

赤組・白組、団体競技・団体種目という言い方に、何か堅いイメージがするのは私だけでしょうか。

個人的には、団技や赤団・白団の方が生徒達のまとまりがイメージされ、運動会という雰囲気が出ているように思います。

 

生徒達が今後県外に出て運動会の話になった際、『団技』が通じないという経験をするかもしれませんが、誇りをもって宮崎のローカルな呼び名を広めてほしいなあと思います。

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リーダーシップ

今日は3年生の授業に参加しました。

テーマはリーダーについてです。

事前学習で、リーダーについて考えてきてくれていました。

○私が考えるリーダー

・信頼され、みんなに親しまれる人 ・皆に指示が出せる人 ・皆をまとめられる人

・先陣を切ることができる人 ・誰にでも気を配ることができる人 ・皆を支えられる人

・先を見て行動できる人 ・皆を支え、応援したり声をかけたり自分で動く人

・自分から進んでやり、みんなをまとめ、信頼できる人

・皆から親しまれていて信頼されている人 ・誰よりも早く行動し、引っ張っていく人

・皆のお手本になる人 ・皆を信頼して前向きな言葉でみんなを引っ張っていく人

 

みんなよく考えています。感心しました。 

校長として彼らに話すことはないなあ・・・と思ったのですが、それではちょっと悔しいので2つ話を紹介しました。

1つ目は、木下晴弘著 「涙の数だけ大きくなれる!」 (フォレスト出版)からの引用です。

世界中から見学に来るソニーの最新鋭の工場のトイレの落書きの話です。井深大さんが何とかやめさせたいと指示を出し、工場長も頑張ったが全く改善されませんでした。あきらめていたところ、工場長から「落書きがなくなりました」との連絡が入ったそうです。どうやったのか尋ねると「パートのトイレ掃除の女性が、『落書きをしないでください ここは私の神聖な職場です』と書いたものをトイレに張ったところ、ピタッと無くなった」とのことでした。

「私も工場長もリーダーシップをとれなかったのに、パートの方に巻けた。その時にリーダーシップとは上から下への指導力や統率力だけではなく、『影響力』だと考えるようになった」という内容です。

2つ目は、1187年に源義経が北陸から東北に逃げる際の出来事です。

関所で義経一行ではないかとの疑いを何とか収め、無事通過できそうになった際、最後尾にいた荷物持ち役に扮した義経が「義経ではないか?」と疑われます。その際、筆頭にいた弁慶が機転を利かせ、主君である義経を殴りつけ事なきを得たという話です。

立場としては義経がリーダーですが、危機に際して、弁慶が一行を守るために自律的に判断しリーダーシップを発揮し、最善の選択をしたという話です。

責任者として活躍することの多い3年生が、リーダーシップについて様々な視点から考え、発揮してくれることにつながればと思います。

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化石

社会科は週末課題として新聞記事の読み取り・まとめの課題を出しています。

今回は、4月25日の「インカクジラの新種」の記事でした。

これは、群馬県立自然試泊部t間の常設展示のクジラの化石が実は新種だったという話です。

 

社会科の教諭が、提出された課題から、生徒の感想の部分を集めて見せてくれるのですが、なかなか興味深い内容です。

欲しい化石の一番人気はアンモナイトでした。ティラノサウルスも出てきました。

有名どころですから、多くの人が知っている生物名ですよね。

 

しかし、中には「サカバンバスピス」、「メガロドン」、「ディメトロドン」、「ヘリコプオン」の化石をあげていた生徒もいました。(それぞれ別の生徒です)

驚きました。中学生からこれらの名前が出てくるとは・・・。この4つの生物名を聞いて姿が思い浮かぶ人は、それほどいないと思います。

どこかで目にして印象に残ったのでしょうね。テレビや新聞、教科書や資料集で目にしたのかもしれません。

 

今回は、化石について感想を書く機会があったからこそ、生徒の新たな一面を知ることができました。

次の課題の内容が楽しみです。

 

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