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第14号も、こちらの不手際で掲載できていませんでしたので、併せて掲載いたします。
ダウンロードはこちら 15_都城泉ヶ丘SSH通信071010 .pdf
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10月1日(水)、学校全体が探究に染まる「SSH発表会」が開催されました。SSH指定校になり2年目を迎え、1期生の高校2年生、2期生の1年生が、現在取り組んでいる活動について、発表や審査を行う場となりました。また、附属中学校も同時に発表会を行うことで、本校SSH事業における新たな行事として、発展させていきたいと思います。
SSR中間発表会(理数科2年生)
理数科2年生は、週3時間の学校設定科目「SSR(スーパー・サイエンス・リサーチ)」の研究成果を発表しました。81名の生徒が、物理、化学、生物、地学、数学、情報の6分野に分かれ、自ら決めたテーマについて研究してきました。多くの実験を繰り返し、失敗してはまた繰り返し、の連続で、まだまだ途中段階ではありますが、現時点での成果を、自身の言葉で発表しました。参観者は高校1年生。市内の中学校から入学してきた生徒達が、泉ヶ丘の科学研究に触れる機会となりました。「全部、見た~い!」と言いながら、ポスター見学の時間に自分の興味のある6つのポスターを決め、ポスターセッションに参加しました。専門性の高い研究内容、洗練されたポスター、何よりハキハキと発表し、質疑応答もこなす先輩の姿を見て、1年後の自分たちをイメージしたことでしょう。現在高校1年生は、週4時間の学校設定科目「SRM(サイエンス・リサーチ・メソッド)」で、物理・化学・生物・数学に分かれてミニ探究を始めました。ミニ探究は短期間で研究→ポスター・論文作成→発表までを行い、一通りの研究の流れを学ぶプログラムです。今回のポスターセッションに参加した彼らが、どんなポスターを作り、どんな発表をするのかが楽しみです!
郷土探究中間発表会①(普通科2年)
普通科2年生は、週2時間の「理数探究(通称:郷土探究)」の中間発表を行いました。地域課題解決型の人文探究です。都城市のバックアップを受けながら、例年よりもデータや統計に力点を置いた探究活動を行っています。「JR吉都線利用促進」「人口増加に向けて」「国スポ・障スポ」「国際交流」「中心市街地活性化」「歴史資料活用」「地域医療体制」「教員不足解消」の8分野に分かれ、それぞれの探究の途中経過を、スライドにて発表しました。聞き手は都城市役所の方々。各分野に関わる部署の方にご来校いただき、探究の進捗と今後の流れについて、有意義なアドバイスを受ける時間でもあります。今後の探究が深まるよう、期待しています。都城市役所の皆様、JRの方々、ご協力ありがとうございました。
パスタブリッジ審査会(普通科1年)
普通科1年生は、週2時間の「理数探究基礎(通称:りすたん)」の1単元、「マニュファクチャリング」で研究、制作した「パスタブリッジ」の審査会を行いました。パスタブリッジとは、決められた本数のパスタと材料(グルーガン等)を用い、より強度の強い橋を作るというもの。例年は1回しか審査会を行わず(行えず、壊れますから)単元終了となりましたが、本校SSHは「レジリエンス(折れない心、立ち上がる姿勢)」を掲げています。一度試技を行い、さらに改善を加えての本日の審査会では、各班ともより研究が深まり、試技の記録を上回りました。審査会では、ペットボトル(重り)何本まで耐えられるか、という競技だけではなく、トラス構造やハニカム構造等、「どのような構造が強いのか」という仮説、そして「なぜこのような橋を作ったのか」「どういう工夫を加えたのか」というスライド発表も行います。「ものづくり」にとどまらない、原理の理解も大きな学びに繋がると期待しています。最高記録はペットボトル11本(約5.5㎏)でした。
自然科学探究(附属中学校3年)
附属中3年生は、週2単位の「総合的な学習の時間」内、自然科学探究(通称:SKT)の研究成果を発表しました。附属中学校では1年次から科学系探究活動を行います。1人1研究です。今回は、2年生から継続して、自身の興味関心のある事柄、事象について、各自が研究を行ってきた成果を発表する機会でした。最終的には論文にまとめるものですが、今回初めてこの時期に、高校生とともに発表会に参加しました。ポスター形式も高校生のものと見紛うほどの立派なものを制作していましたよ。聞き手は附属中1年生と2年生、未来の自分もここに立ち、堂々と発表する姿がイメージできたことでしょう。加えて、高校理数科1年生、附属中学から上がってきた直属の先輩も、アドバイザーとして参加してくれました。先輩がいる緊張感の中、しっかりとした口調、身振り手振りで、自身の研究を相手に届けたい、伝えたいという、思いの溢れた素晴らしい発表でした。先輩からのアドバイスや指摘を受けた経験が、高校でのSSRに繋がっていきます。SSHプログラムでは、こうした「縦の繋がり」も大事にしていきます。
次年度は、全校生徒がSSHプログラムを受けた生徒達になります。高校3年生は、代表班による最終発表を全校生徒の前で行う予定です(プレゼン発表)。高校3年生の質の高い発表を聞いた上で、今年度同様、各分野に分かれての発表会・審査会を企画しています。本校の探究・研究がさらに進化できるよう、プログラム開発を行っていきます。
8月5日(火)~8月7日(木)、学校の代表として「BZ反応における二層構造の原因究明」班(大山 祥、田村 紘大、永野 凜太、那須 崇史、日髙 葵)が発表しました。
初日6日(水)は9:00よりポスター発表が始まり,途中1時間の昼食休憩を挟みながらも15:00まで発表が続くというハードなスケジュール。その間、本校の研究に興味を持ってくださった他校の生徒や先生方へポスター発表を行い、質問を受け続け、審査の行われるコアタイムでは審査員の先生2名と質疑応答を行い、かなり突っ込んだ質問もあり、必死に返答をする生徒達の姿が印象的でした。審査員の先生方からはお褒めの言葉もいただくことができ、自分たちの研究に自信を持てたようでした。また、同じBZ反応を研究しているという他校との出会いもあり、お互い知った者同士で深い話に花が咲いたようでした。
もちろん他校の研究発表を聞く側に回って他校との交流を深めることができ、多種多様な研究の数々に科学的な好奇心を刺激される大変良い機会となりました。また、発表力の差によって見学者を集めているところもあり、自分たちのプレゼンテーションスキルの見直す機会にもなりました。
2日目は全体会でポスター発表の審査で選出された代表12校のプレゼンテーションが行われました。どの研究も着眼点が素晴らしく、行動力も兼ね備えており、研究へ非常に熱意のある研究ばかりでした。発表においても、質疑応答においても、どの発表校も、内容は難解であってもわかりやすく伝えることができており、興味をもって聞くことができ、あっという間の時間でした。
この2日間を通して、全国から集まった高校生達が本気で取り組んだ研究に触れる場となり、大変良い機会となりました。研究においてテーマ設定が大切であると感じています。今回聞いた研究の中には幼い頃の疑問を突き詰めて、10年間の観察の末に発表に至った研究もありました。きっと、日常の中に研究のテーマはたくさんころがっているのだろうと思います。
その中になぜと疑問をもてるようアンテナを高くできるか。
その疑問に探究心をもって突き詰めていけるか。
仮説通りにいかなくてもレジリエンスを発揮して粘り強く研究を続けられるか。
このあたりを今後の泉ヶ丘生に期待したいです。
8月20日・21日に愛媛県西条市で開催された「第26回 中国・四国・九州地区 理数科高等学校課題研究発表大会」に、宮崎県の代表として、本校理数科3年「チドメグサと止血効果の有無」班が参加しました。この研究班は、10月に実施された分野別(物理・化学・生物・地学・数学)課題研究発表会および校内課題研究発表会で代表に選出され、さらに3月に行われた宮崎県課題研究発表会を経て、今回の大会出場が決定しました。
福岡からは新幹線で岡山へ、さらに瀬戸大橋を渡って四国へと向かいました。天候にも恵まれ、電車から望む瀬戸内海の景色はたいへん美しく、旅の気分を高めてくれました。
【1日目】
会場到着後、すぐにポスター発表の準備に取りかかりました。会場に掲示された他校のポスターを見ると、緊張感が高まります。まずポスターセッション前半は、他校の発表を参観しました。本校の生徒は、こうした場面では緊張から積極的に質問できないこともありますが、今回は自然に会話が生まれ、参加生徒たちは和やかな雰囲気の中で他校の生徒と交流していました。同じ理数系学科、同じように探究活動に取り組んできた仲間として、共通の関心が交流を後押ししていたように感じます。彼女たちの高いコミュニケーション力が光る場面でした。
ポスター参観の後は、本校の発表の順番となりました。ポスター発表の中では審査員である大学の先生によるポスター審査が行われるのですが、その順番が1番目にあたっており、慣れる間もなく緊張したままポスター審査を受けました。前日までに質疑応答の準備をしっかり行っていたこともあり、緊張しつつも落ち着いて発表を終えることができました。
【2日目】
2日目は、各県の代表16班によるプレゼンテーション発表を参観しました。ユニークなテーマの研究が多く、発表を聞くうちに「なるほど」と納得させられる内容ばかりでした。どの班も自らの研究において用語や視点を丁寧に定義づけており、深い理解と考察が感じられました。また、大学や研究機関と連携し、施設の利用や機器の貸与などの支援を受けて研究を進めている様子が印象的でした。本校でも12月に2年生が各大学で実験合宿を行う予定ですが、今後は大学のみならず企業などとの連携によって、より一層研究を深めていければと感じました。
各県の代表ということもあり、それぞれの地域ならではの特色も見られたのも面白いところでしたが、研究機器を自作したり、何度もデータを取り直して粘り強く解析を行ったりと、生徒たちが研究にかけてきた想いと時間が伝わってくるような研究発表でした。
最後に、審査員の先生からは次のような言葉がありました。
「仮説通りに進まなくても、思うようなデータが得られなくても、その“かすみ”を一つずつ取り除いていく過程にこそ、研究の面白さがあります。
どうか、自分の研究を思いきり楽しんでください。」
これから探究活動を進めていく生徒の皆さんにも、自らの好奇心や探究心を最大限に高めて研究を楽しんでほしいと思います。
今回参加した生徒たちは、自分たちの研究について「客観性を持った視点」や「見通しのある計画性」が不足していたと反省を述べていました。これらの視点は研究に限らず、今後さまざまな場面で必要となる重要な力です。それに気づくことができたことも、今回の大会参加の大きな成果だと感じました。
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