校長あいさつ

 

 

 

   

 


                            令和6年度 宮崎県立延岡高等学校
                             校長 村社 貞利

 
 皆様、こんにちは。この度の定期異動で門川高校から赴任いたしました、校長の村社です。伝統ある延岡高校で勤務することに誇りと責任を感じながら取り組んで参ります。どうぞよろしくお願いします。
延岡高校は市民からも「ノベタカ」の愛称で慕われています。そんなノベタカの特徴を簡潔に表現しますと「伝統と実績」、「延岡と世界」になります。
  歴代の先輩たちの活躍で名を挙げたノベタカには、県北の中学校からその学びを求めて集まってきています。伝統がもたらす落ち着いた校風の中で、校訓の「剛健・自治・信愛」を実践し切磋琢磨する生徒たちと、教育に篤い先生方によりノベタカの学びがつくられています。そして進路実現に結び付けている実績は県内でもトップクラスです。伝統を継承しながら、今を大切にする。勉強だけでなく、行事や部活にも全力に取り組み達成感を得ることができる、そんな活気に満ちた学校です。
 もう一つの特徴は「探究活動」に見られます。すべての高校で探究活動は行われますが、ノベタカはSSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール)の指定を県北で唯一受けておりますので、普通科、MS科を問わず全生徒がSSHの理念に基づいて探究活動をしています。そしてその結果を英語で発表するために、さらに高い課題に取り組んでいます。また協定を結んだ県外や海外の学校と、互いに訪問し交流するなど、学びの場は校内にとどまりません。最近ではタイ文科省の招待を受け、代表4名が姉妹校と大学を訪問し、課題研究を発表してきました。延岡にテーマを見つけ、世界に広がる。つまり「工都のべおか」を基盤にグローバルな視点を育てていきます。
 「予測不可能な未来」と言われる時代です。そもそも未来とは予測不可能で、約束されたものではありません。それなのにこのような表現がされる理由は、今まで人類が直面したことのない課題により生じる社会の変化が、世界規模で起ころうとしていることにあります。すなわちこれからを生きる若者たちに必要な力は、高校卒業時の進路実現をかなえる学力だけでなく、その次のステージで自ら考え行動できる力です。ノベタカはその大きな視点に立ち、教育を実践していきます。
中学生と保護者の皆さま、ノベタカで学ぶことに魅力を感じていただけたら幸いです。まずはオープンスクールでお会いできることを楽しみにしています。
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