校長あいさつ

 

 

   

 

ご挨拶


                             宮崎県立延岡高等学校
                             校長 澁谷 好一

 皆様、こんにちは。延岡高校2年目になります校長の澁谷と申します。昨年末辺りからようやくコロナの行動制限が緩和され始め、2年生の東京への修学旅行、その中で恒例の先輩訪問も行うことができました。そして、卒業式、入学式と全校生徒を体育館に入れ、ほぼ通常の形で行うこともできました。
 5月に入り、コロナウイルス感染症も5類感染症に移行し、マスクをはずす機会も増え始め、明るい子供たちの笑顔が戻って参りました。忙しくなったことは確かですが、特に「不易と流行」を強く意識するきっかけとなりました、コロナ禍での学びをプラスの方向に活かしながら頑張って参ります。今年度もどうぞよろしくお願いいたします。
 さて、本校の校歌では、1番から3番の冒頭に「うるわし延岡 輝く母校」と謳われています。この「うるわし」という言葉には“壮大な美しさ”という意味があります。水郷延岡の豊かな自然を表したものでもあるかと思いますが、そこには本校生徒に求める本質的な資質があると私は思います。壮大な美しさ、それは単に見かけの着飾った美しさではなく、心から滲み出る内面的な美しさであり、誠実な心でもあります。
 また、それは当たり前のことに真摯に向き合い、当たり前のことに当たり前以上に熱心に取り組む姿勢でもあると思います。日頃から挨拶や身なりなど礼節を重んじ、人との出会いや繋がりを大切にしながら、授業はもちろんのこと、部活動や諸活動に真摯に向き合い、努力をし続けること、その積み重ねの先に子供たちが思い描く夢や目標の実現があると信じています。
 そのような思いに応えられるのが本校の子供たちです。これまで積み上げてきた取組と成果を強みとして、これからも誇りと自信を持ちながら生徒・保護者の皆様、教職員共々力を合わせて本校の更なる発展に努めて参ります。今後とも「本校の教育方針」へのご理解を賜り、変わらぬご支援とご協力をお願いいたします。

 

 

令和5年度宮崎県立延岡高等学校経営方針

 

■教育目標
 旧制延岡中学校・延岡高等女学校以来の伝統を継承し、社会に貢献するたくましい人材を育成する。
 教職員の情熱的で粘り強い指導のもと、校訓の「剛健・自治・信愛」の具現化を図り、生徒一人ひとりの持てる力を十分に発揮させ、生徒の自己実現に邁進する。

■基本方針
 1 目指す生徒像
      自ら学び、高い志を持って、臆することなく目標に挑戦し続ける生徒
 (1)健やかな心と身体を持ち、骨太でしなやかな人間力を兼ね備えた逞しい生徒(剛健)
 (2)論理的・科学的に考え、意欲的に自らを表現し、自律的に行動できる生徒(自治)
 (3)故郷(ふるさと)と人を愛し、グローバルな視野を持ち、他と協働しながら物事を探究できる生徒(信愛)

 2 目指す学校像
   「県北の雄」として信頼され、付託に応える活力ある進学校

 3 目指す教員像
          生徒のために、情熱的で粘り強い指導と支援を展開し、自らも学び続ける教職員

■努力事項
 1 伝統校にふさわしい骨太の人間力と学力の育成
 (1)生徒が自ら学ぶ意欲を高め、深い学力をつけるための質の高い授業の創造
    スローガン:授業を教師の生きがいに 授業を生徒の学びがいに 
    ・生徒の自ら学ぶ力と本物の学力を育てる学習指導
    ・生徒の葛藤と対立を引き出す授業展開の工夫
    ・「主体的・対話的で深い学び」につながるICT活用
 (2)他の痛みがわかり、他を思いやる心をもつ人間の育成
 (3)自立した人間を育てるためのキャリア教育の推進
 (4)深い学力を培い、探究的な学びにつながる豊かな読書活動の推進
 (5)安心・安全な学校づくりと学習環境の整備

 2 SSH研究開発による科学技術人材の育成
 (1)全校体制による第Ⅱ期申請に向けた魅力的な教育プログラムの開発と成果の積極的な発信
 (2)主体的に地域や世界の課題に取り組み、科学技術による解決を模索し続ける人材の育成

 3 家庭・地域・同窓会との連携による信頼される学校づくり
 (1)家庭・地域・小中学校等に対する、本校の魅力(生徒の輝く姿)の積極的な発信
 (2)PTA・同窓会・地域との連携による信頼関係と協力体制の構築

 4 メディカル・サイエンス科の進化と普通科のさらなる充実
 (1)可能性を信じ挑戦する志の高い人材の育成と、医学部を含む難関大学等に合格できる学力の育成
 (2)手厚い指導により、生徒一人ひとりの夢や希望を実現する進路指導・教科指導体制の構築

 

 

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