延岡高校SSH特例科目の概要

SSH校では文部科学省に定められた範囲内で、学習指導要領等の教育課程の基準によらない特別の教育課程の編成・実施が認められています。本校のSSH特例科目を紹介します。

適用範囲・対象

 

開設科目

 

開設学年

 

単位数

 

代替科目等

 

単位数

 

理由

 

 

全学科

 

データ

 

サイエンス

 

1

 

2単位

 

現代社会

 

1単位

 

RESASを用いたオープンデータの解析や統計処理を実践的に学習し,問題解決能力を養う。また,「現代社会」と「社会と情報」の学習内容も取り組む。

 

 

社会と情報

 

2単位

 

 

SDGs

 

フィールド

 

ワーク

 

1年

 

1単位

 

地域の抱える課題をとおしてSDGsを「自分ごと化」できるよう探究活動に取り組む。ICT機器を活用して,記録を整理し発表する。

 

 

プレ課題研究

 

1

 

1単位

 

総合的な

 

探究の時間

 

1単位

 

2年次の当初から研究活動に取り組めるよう,問いを立て,個人テーマ設定を経てグループでのテーマ設定を行う。

 

 

課題研究

 

プレゼンテーション

 

3

 

1単位

 

総合的な

 

探究の時間

 

1単位

 

ICTを用いた英語論文作成を効率よく学習をする。英語による成果発表も含めた表現力を養う。

 

 

普通科

 

SDGs

 

課題研究

 

2

 

2単位のうち1単位

 

総合的な

 

探究の時間

 

1単位

 

地域や社会の抱える課題をテーマに,社会科学の手法および自然科学の技術を用いて実験・観察による探究活動に取り組む。課題研究と総合的な探究の時間を融合させて効率的に実施する。

 

 

MS

 

サイエンス

 

1年

 

6単位

 

理数物理

 

2単位

 

科目の壁を超えた課題研究テーマ設定に取り組めるよう,物理・化学・生物の基礎分野の融合科目として幅広い科学的な要素を体系的に学習する。

 

 

理数化学

 

2単位

 

 

理数生物

 

2単位

 

 

STI

 

課題研究

 

2

 

2単位

 

課題研究

 

1単位

 

自然科学の手法を用いて実験・観察による探究活動に取り組む。課題研究と総合的な探究の時間を融合させて効率的に実施する。

 

 

総合的な

 

探究の時間

 

1単位

 

 

 
MS科SDGsフィールドワーク 1年次1単位

目的

SDGsに対する地域の企業や団体の取り組みを知り,SDGsを達成するためには特定の教科・科目だけでなく,それらを組み合わせる必要性を学び,将来的な精緻化方略の重要性を認識することを目標としています。


授業内容

日付(令和2年~3年)

 

内容(太字の番号は次項以降と対応)

 

4月20日()

 

オリエンテーション

 

5月18日()

 

本校運営指導委員の水永様による講演

 

5月25日()

 

本校運営指導委員の大爺様による講演

 

6月8日(),15日()

 

22日(),29日()

 

SDGsについての授業

 

7月13日()

 

東郷メディキット中島様による講演

 

9月14日()

 

メンターの方との顔合わせ

 

9月28日(),10月5日()

 

探究活動(計画作成)

 

10月14日()

 

メンターの方による指導日

 

10月19日(),26日()

 

11月2日(),6日()(2時間分),

 

9日(),16日()

 

探究活動(実験等開始)

 

11月30日()

 

メンターの方による指導日

 

12月4日(金)

 

ポスター作成および発表についての説明会

 

12月7日()

 

探究活動

 

12月21日()(2時間分)

 

探究活動or 清本鐵工訪問

 

1月18日(),25日()

 

2月1日()

 

ポスター作成

 

2月5日()(4時間分)

 

ポスター発表会

 

2月15日(),22日()

 

3月8日()

 

ポスター発表会および年間の振り返り(予定)

 




清本鐵工でのフィールドワーク


メンターによる指導

普通科SDGsフィールドワーク 1年次1単位

普通科
SDGsに取り組む団体や企業を3コースに分け,各コースを1日(7時間換算)かけて1年普通科生徒全員で訪問するフィールドワークを3日間行っています。

内容

 

配当時間

 

オリエンテーション

 

2

 

Natural Science コースでのフィールドワーク

 

7

 

Medical Science コースでのフィールドワーク

 

7

 

Engineering コースでのフィールドワーク

 

7

 

各コースに対する事前学習

 

1×3

 

各コースに対する振り返り

 

1×3

 

ポスター作成

 

3

 

発表

 

3

 



家田湿原でのナチュラルサイエンスコース


九州保健福祉大学でのメディカルサイエンスコース


旭化成株式会社様による実習(エンジニアリングコース)

プレ課題研究 1年次1単位

目的
自ら問いを立て,研究テーマを設定し,教員からのフィードバックによって科学的な態度を身につけています

内容

時期 内容
4月 オリエンテーション
4月~ 6月 ミニ課題研究(6時間)
6月~ 7月 アイデア捻出トレーニング(3時間)
9月~ 12月

研究計画

 ・研究テーマの強化

 ・科目への割り振り

 ・研究班編制

 ・研究テーマ設定

 ・研究計画立案

12月~ 2月

研究計画プレゼン作成・発表練習

2月

研究計画プレゼン予選

研究計画プレゼン

3月 企業人による講話


ミニ課題研究の様子








SDGs課題研究 普通科2年次2単位

令和3年度開始

1年次に決定した研究テーマおよび研究計画に従い,SDGsの視座から地域の課題解決に取り組む。その活動の中で論理的な思考力や広い視野を育成しています。研究テーマは自然科学に加えて、社会科学や人文科学に関するものも含まれます。

ポスターセッションの様子


研究テーマ

 

科目 研究タイトル
物理 目指せ、最強キッカーへの道
物理 1/f ゆらぎ
物理 紙飛行機が一番飛ぶ条件とは?
物理 摩擦で火を起こそう
物理 紙飛行機
物理 パンチングマスター
化学 CM
化学 透明な氷を作ろう
化学 バター・マーガリン作り方
化学 カイロを作ろう
化学 これからの寒い季節にWITH KAIRO
化学 炎彩絵具
化学 目指せ!割れないシャボン玉
化学 iPhone充電
生物 アリの不思議
生物 水を使わずに植物を育てることができるのか!?
生物 花の色の違いについて
生物 海洋生物と薬
生物 三つ葉を変身させよう!
生物 日焼けのしくみについて知ろう!
生物 外来種は何しに日本へ?
生物 昆虫食
生物 めざせ!コンビニスイーツ
数学 効率の良い清掃法
数学 占い師
数学 エチケット攻略法
数学 最速登校術
数学 ○×ゲーム不敗法
数学 COMFORTABLE and CONVENIENT LIFE
数学 美人
その他 睡眠と記憶力
その他 明治~昭和にかけての言葉の移り変わり
その他 図書館を建築しよう
その他 宗教の歴史
その他 構造的 力について
その他 経済の動向を予測しよう
その他 Origin of Alphabet(英語)
その他 発電×異常気象
その他 心理学 ~獲得的セルフハンディキャッピングについて~
その他 ヨーロピアンフード
その他 Emotional melody
その他 平和をつくる心理学
その他 欧米の観光と延岡の観光
STI課題研究 MS科2年次2単位

令和3年度開始

1年次に決定した研究テーマおよび研究計画に従い,STI for SDGs 人材」にふさわしい自然科学をテーマとして課題研究を行い,その活動の中で論理的な思考力や広い視野を育成しています。

ポスターセッションの様子


研究テーマ

 

科目 研究タイトル
物理 テーブルクロス引きを成功させるには
物理 夢を叶えて ドラえもん
物理 最強のゴム鉄砲を作りたい
物理 ペットボトルロケット
物理 斜方投射を使った実験
化学 この水、温めますか
化学 あたためスイッチON! ~最高のエコカイロを求めて~
化学 日焼け止めをつくろう
化学 スクイズボトル
化学 二次電池をもっと身近に
化学 豆腐はどこまで硬くできるのか
化学 メイラード反応 ~おいしさの探究~
生物 微生物と水質
生物 植物の植物による植物のため感染対策
生物 虫zero防虫剤をつくろう
生物 昆虫に苦手意識のある人でも食べられる昆虫食を作る!
数学 Black board
数学 できるだけ瞬間移動
数学 PKせん?
数学 ジェンダー平等による人口の推移
数学 グラフアート ~歴史を数学する~
数学 あなたは何本の木を救えますか?
課題研究プレゼンテーション 3年次1単位

令和4年度開始

1・2年次に行った研究を,県内大会(MSEC(みやざきSDGs教育コンソーシアム)フォーラム)で発表します。最終的には,県外や海外の大会で発表できる研究発表を目指しています。日本語による論文及び英語による要約を完成させ,研究内容を地元の多くの人に知ってもらい評価を受けることによって,研究活動のまとめとします。


令和2年度MSECフォーラム(オンライン開催)の様子

 



生徒が作成した英文でのポスター(令和2年度全国SSH研究発表大会出品)