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学校の様子

壮行会・壮行試合を行いました

 6月27日(金)、九州少年野球大会を目前に控え、壮行会と壮行試合を行いました。壮行会では、選手それぞれが抱負を述べ、子供たちの熱い言葉に、先生方からは大きな拍手が送られました。学園長、学校長、そして監督からは激励の言葉が送られ、選手たちの表情も引き締まったものになっていました。

 午後からは山田球場に移動し、壮行試合を実施しました。子どもたちは、長打や盗塁など積極的なプレーで次々にチャンスを広げ、得点を重ねていきました。失敗してもお互いでアドバイスを送り合い、話し合いを重ね、試合の中で互いをカバーする姿が見られました。

 また、試合中、疲れた先生方の代わりを進んで務めてくれたり、大人たちに励ましの声をかけたりと、優しさあふれる姿も随所に見られました。プレーだけでなく、心の成長も感じさせる、温かい時間となりました。

 さて、いよいよ7月1日と2日に九州少年野球大会が開催されます。子どもたちがこれまでの練習の成果を発揮し、活躍してくれることを願っています。がんばれ!みやざき学園!

「自立」について考える時間~認定専門公認心理師・三角健先生 講話~

 6月20日(金)、「自立」に関する講話を行いました。講師としてお越しいただいたのは、認定専門公認心理師の三角健(みすみ けん)先生です。

 講話は、「あなたが死ぬとき、どこで、どのように死にたいですか?」という印象的な問いかけから始まりました。そこから、近年の犯罪や非行の傾向、法律・条例について、具体例を交えながら分かりやすく教えてくださいました。

 後半はワーク形式で、実際の事例をもとに考える時間が設けられました。
児童生徒は、
① その人が「立ち直る」のは、いつが良かったのか
② 「立ち直る」ためには、誰の、どのような手助けが必要だったのか
③ 「立ち直る」ために、これからどうすればよいのか
という3つの視点から、自分なりの考えを深め、しっかりと発表することができました。

 講話の最後には、三角先生から
「自立するためには、悪いことをしないこと。ルールを守って生活すること。」
「君たちならできる!!」
という力強い言葉をいただきました。子供たちにとって、自分自身の行動を見つめ直す、貴重な時間になったようです。過去の過ちを繰り返さず、よりよく生きるために何ができるのかを考える、そんな一歩を踏み出すきっかけとなりました。

 最後に、三角先生、貴重なお話を本当にありがとうございました。子供たちはこの学びを胸に、それぞれの「自立」に向かって歩んでいきます。

九州大会に向けて強化練習を実施しました

 6月17日(火)、九州少年野球大会に向けた強化練習を、高城運動公園の室内練習場にて行いました。今回は特別に、学校と学園の職員も参加し、それぞれチームを組んで、児童生徒チーム対大人チームで試合形式の練習を実施しました。

 児童生徒チームは、果敢に盗塁を試みてチャンスをつくり、ここぞという場面でヒットを重ねて得点を重ねました。一方、先生方のチームは、チャンスを作る場面こそあったものの、なかなか得点につなげることができず、惜しくも敗れる形となりました。児童生徒チームの見事な勝利に、子どもたちは満面の笑顔を見せてくれました。

 ふだんは人数が少なく、実戦形式での練習の機会が限られている中で、今回の練習は実りの多い貴重な時間となりました。大会本番に向けて、より一層の成長が期待されます。

ほほえみの園でのボランティア活動を行いました(第2回)

 6月19日(木)学校横にある特別養護老人ホーム「ほほえみの園」にて、児童生徒によるボランティア活動を行いました。今回は4月に続いて2回目の訪問となりました。

 施設内が喫茶店のように設営され、入所されている方々やデイサービス利用の方々に、子供たちが飲み物やお菓子を提供しました。子供たちは自分たちで作ったエプロンをまといながら、店員役として、注文を聞いたり、ドリンクを作ったり、商品を運んだりと、実際の接客を体験しました。

 後半では、お客さまのそばに座って会話をしたり、自室まで案内をしたりと、より近い距離で交流する場面も見られました。前回の活動の反省を活かし、ゆっくり大きな声で話をしたり、目線の高さを合わしたりするなど、一人一人が工夫して関わる姿が印象的でした。

 参加した児童生徒からは、「おじいちゃんおばあちゃんと話すのがとても楽しかった。」「カフェの店員さんの仕事が経験できて良かった。」といった声が聞かれ、今回も多くの学びと喜びを得る機会となったようです。次回の第3回ボランティアも、子供たちは今から楽しみにしています。

 今回も温かく迎えてくださった「ほほえみの園」の皆さまに、心より感謝申し上げます。貴重な体験の場をいただき、本当にありがとうございました。

ジャガイモ収穫を行いました

 6月5日(木)総合的な学習の時間に、農場で育てたじゃがいもの収穫を行いました。梅雨の合間の貴重な晴れの日となり、子どもたちは青空の下、元気いっぱいに畑へと向かいました。

 手作業で土を掘り返していくと、次々に大きなじゃがいもが顔を出し、子どもたちは歓声をあげながら夢中で掘り進めました。収穫量は想像以上で、カゴが足りなくなるほどでした。自然と「誰が一番大きいじゃがいもを見つけるか大会」が始まり、畑には笑顔と笑い声があふれていました。

 収穫のあとは袋詰め作業でした。児童生徒それぞれで役割を分担し、協力しながら真剣な表情で取り組んでいる様子がとても印象的でした。

 袋詰めされたじゃがいもは、後日、児童相談所に出向き、子どもたち自身の手で職員の方々へ販売しました。『自分たちで育て、収穫し、袋に詰めて届ける』、そんな一連の体験を通して、働くことの大変さや喜び、人とつながる大切さを学ぶことができました。

 今回の活動では、自然の恵みにふれ、仲間と協力しながら汗を流し、収穫するという体験を通して自分たちの頑張りを実感することができました。子どもたちにとって、大きな学びとたくさんの笑顔があふれた、実りの多い一日となりました。