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令和6年度 学校の様子

運動会に向けて③~第1回全体練習の巻~

10月7日(月)

 今日の朝の活動から1校時にかけて、第1回全体練習を行いました。

 今日の内容は、開会式→退場→着団→閉会式でした。今日が初めてですので、開閉会式での行動様式や代表児童の入退場、開会式後の退場から着団までを一通りやってみました。

 朝のうちは晴れていて暑さを感じる中でしたが、子どもたちは先生方の指示を聞きながら練習に取り組んでいました。ふざけている子どもは一人もいませんでした。

 各団の団長をはじめ、副団長やリーダーも協力して運動会の練習を進めました。途中給水タイムも取りましたが、練習がスムーズに進んだこともあり、団ごとに分かれての応援練習をする時間が取れました。

 小学校での運動会が初めての1年生も、周囲の上級生の様子を見よう見まねでやっていました。少しずつ練習を繰り返し、「全力一心 仲間と笑顔で優勝めざせ おすずっ子」のスローガンが実現できるよう全校児童で頑張っていきたいと思います。

運動会に向けて②~昼休みの応援練習の巻~

「今日の昼休み、赤団と白団のリーダーの人は、応援の練習をするので、体育館に集まってください。」

 給食の時間にこの放送があったので、昼休みに体育館を覗いてみました。

 

 各団の先生方が見守る中、赤団も白団も団長・副団長をはじめリーダー全員が体育館に響き渡る大きな声で練習をしていました。

 以前、私が勤務していた時にもやっていた応援があり、きっと伝統的に受け継がれているんだなと思いながら見ていました。

 両団ともとても頑張っています!! 

運動会に向けて①~結団式の巻~

 今年の結団式は、9月30日(月)に行われました。今日はその時の様子を紹介します。

 まずは、運動会のスローガンを計画委員会の子どもたちが発表しました。

 今年の運動会のスローガンは

「全力一心 仲間と笑顔で優勝めざせおすずっ子」

 このスローガンは、9月6日に開かれた代表委員会で話し合い決定していました。

 この後、団決定を行いました。

 左側の箱には「都農神社」、右側の箱には「尾鈴山」の写真が貼られており、団長がじゃんけんをし、どちらを選ぶか決めました。

 ステージにあがった団長は、自分の選んだ箱の紐を引きました。この紐がかなりの長さでしたが、赤白の布が出てくるまで引き続けました。

 ようやく布が見え、赤白が決定しました。

 団旗を授与された団長は、体育館の両側に分かれ、団ごとに団長、副団長、リーダー、各団の先生方の自己紹介が行われました。

 赤団の様子

 白団の様子

 結団式を終え、自分の団が決まり、いよいよ今年の運動会に向けた取組がスタートしました。

運動会に向けて~番外編:内野々分校の運動会をサポートの巻~

10月3日(木)

 両団のリーダーが応援練習をしている同じ時間帯に、校長室ではもう一つの運動会に向けた打合せが行われていました。

 内野々分校の平山地区の子どもたちは、5年生になると都農小へ転入してきます。内野々分校には4年生までの児童と先生方しかいないので、例年分校の卒業生が分校の運動会のお手伝いをしているのです。

 この日は、分校の先生が来校され、運動会の打合せを行いました。卒業した分校の運動会をサポートしようと打ち合わせをする子どもたちの姿が、とても頼もしく感じられました。

授業改善に向けて~初任者研修の巻~

9月26日(木)

 連日、授業改善の取組を紹介しておりますが、今日は初任者の先生の授業研究会の様子をお伝えします。

 9月20日(金)、5年1組では授業改善のための相互参観が行われ、5年2組では初任者の先生の授業研究会が行われました。授業研究会は今回が2回目で、学級活動で「当番活動をふり返ろう」という題材の授業を行いました。

 導入部分では、事前に実施した当番活動に係る意識調査の結果を示し、現時点で自分たちが当番活動についてどのように考えているかを確認しました。

 この学習のめあてを「責任もって当番活動取り組むために必要なことを考えよう」とし、個人や学級全体でどうすれば当番活動に責任をもって取り組めるかを考えていきました。

 まずは、各自で当番活動の改善点を考えました。考えたことはタブレットに送られてきたワークシートに直接記入していきます。

 各自の考えは、前方にある大型テレビに映し出されるため、誰がどのようなことを考えているかがわかります。

 その後、どのような意見があるかを確認し、先生から全員の考えが映し出された画面のスクリーンショットが送られ、参考になる意見等を探し、さらに自分の考えを深めていきました。

【参考になる意見を○で囲む児童もいました】

【友だちの意見を参考に自分の考えをまとめます】

 

 子どもたちからは、

 ・ 人任せにしないよう声をかけ合う。

 ・ 忘れている人がいたらに声をかける。

 ・ 当番の人が休んでいるときは、自分の仕事をしてから手伝うようにする。

 等の意見が出ていました。

 

 5年2組では、当番活動は前期・後期で交代するルールになっているようです。よりよい学級生活を送るために、どのような当番活動が誕生するのか。また、当番活動の充実のためにどのように活動していくのかを見守っていきたいと思います。

 誰かと協力し任された仕事を責任もって取り組むという経験は、社会に出てからも大きな力となり、子どもたちを支えます。日々の学校生活の中での経験を積み上げていくことの大切さを改めて考えた授業です。

授業改善に向けて~相互授業参観実施中 その④~

9月25日(水)

 今日は、昨日(9/24)に行われた3年1組の国語の様子をお伝えします。

 3年1組の国語の授業では、始まりの部分(私たちは”導入部分”と呼びます。)で毎回取り組まれていることがあります。それは、

①漢字スキル(教材名)を使った新出漢字の学習

【指書き】

【空書き】

【漢字スキルへの書き込み】

②国語辞典を使った意味調べ

【本日のお題】

【「つめ」や「はしら」を使って短時間で調べます】

【みんな集中して調べています】

③話す聞くスキル(教材名)を使った詩などの音読(それもできるだけ速いスピードで)

【最後まで声を出して読みます。読んだら着席】

の3つです。これを、導入部分で5分程度で行います。その時間の授業には直接関係なさそうに見えますが、毎時間の国語で行うと、年間ではかなりの学習量になります。小さな取り組みをこつこつと積み上げることの大切さを感じました。

 本時は「漢字の組み立て」の2時間目でした。前時に学んだ「へん」と「つくり」に加え、「かんむり」「あし」「にょう」「たれ」「かまえ」について学習しました。デジタル教科書を使って、本時の学習内容をつかんでいきます。

 担任の先生は先の展開を見通した板書をしながら、子どもたちにもノートの書き方について以下のような感じで指示を出されていました。

「まず、"かんむり”と書きます。次に、"くさかんむり”と書きます。次は2行空けて"たけかんむり”と書きます。2行空けると言ってみましょう。(子どもたちが「2行空ける」と復唱しノートを書く。)そうです。では2行空けて書きます・・・・(以下省略)」

【調べ活動に向けて2行空けて書かれたノート】

 この後、4人ずつのグループを作って、各部首について漢字を調べていきました。

 一人で調べることもありますが、一人で調べていると途中で力尽きてしまう子どももいます。しかし、今回は4人グループであること、調べる方法として使う資料(教科書、漢字スキル、国語辞典等)も明示されていたので、グループで連携して話し合い確かめ合いながら調べ活動を進めていきました。

 調べた漢字は板書してよいことになっていたので、黒板の前には調べた漢字を書く子どもたちでいっぱいになりました。

 最後の方で、共通した部分を持つ漢字を用いて、部首についての理解を深める場面がありました。

 授業が終了した後、子どもたちに授業のどの部分が楽しかったかを尋ねると「一番最後に習っていない漢字(閂)について教えてもらったこと」という回答が一番多かったです。嬉しそうにそう話す子どもたちの顔を見ながら、知的好奇心が満たされたんだなぁと感じました。 

授業改善に向けて~相互授業参観実施中 その③~

9月24日(火)

 引き続き、相互授業参観の様子を紹介します。

 9月20日(金)には、5年1組の道徳の授業がありました。この授業では、「名前のない手紙」という教材文を用いて『正義の実現』について考えました。

 担任の先生から「正義」の意味について説明があり、自分はいつでも正義が実現できているかと問われふり返っていました。そこで、はたと、正義を実現することの大切さは理解できていても、その実現はなかなか難しいことに気づいたようです。

 教材文は場面ごとに先生が音読し、子どもたちは情景を思い浮かべながら聞いていました。

 まずは、友達から仲間外れにされてしまった主人公の気持ちを考えました。

 意見を出し合った後、担任の先生が赤と青の円盤を取り出し、教材文の学級の子どもたちの心情を視覚化していました。青が正義を表すとし、この段階での正義はどの程度か、子どもたちも自分の考えを自由に発言していました。

 次は、仲間外れになっている主人公の元に差出人のわからない手紙が届く場面で、差出人の子どもがどんな気持ちで手紙を書いたのかを考えました。

 この場面からは、自分たちで心情円盤がどのように変化しているかをノートに書きました。

 担任の先生が、子どもたちと一緒に正義がどの程度広がっているかを心情円盤に表します。

 この後、お話は、転校することになった一人の女子が、お別れのあいさつの時に、学級全員の前で仲間外れになっている主人公に対し、助けてあげられなかったことを謝る場面へと続きます。ここで、子どもたちは謝罪をした女子の気持ちやこの行動の理由を考えました。

 

 自分の考えがまとまったら、意見交換をしたい友だちの側に行き、話をします。

 学級全体での話合いをより深めるために、また、いろんな考え方があることを子どもたちに気づいてもらうために、紹介したい考えをもっている子どもたちには、担任の先生から発表お願いカードが渡されていました。このカードが手元にあることで、子どもたちは自信をもって発表できます。また、これは、限られた時間をより有効に活用するための手立てでもあります。

 子どもたちは、転校する女子の勇気ある行動から教材文の学級の子どもたちの心がどう変わったかを、各自が心情円盤に書いていました。

 心情円盤を見ると、子どもたちの心の変化がよくわかります。

 その後、一人一人がこの授業をふり返り、終了となりました。

 

 わかっていてもなかなか正しい行動ができないのが人間です。でも、正しく判断し、ともに行動できる友だちが複数いれば状況は変わるのではないでしょうか。また、自分たちで解決できないことは周りの大人に相談し、助けを求めてほしい…そんな力も身に付けてほしいなと思いました。そのために、毎週、道徳の授業を通して、子どもたちは自分自身と向き合っているのです。

授業改善に向けて~相互授業参観実施中 その②~

9月24日(火)

 今日は9月19日(木)に行われた6年生(国語)の相互授業参観の様子を紹介したいと思います。 

 この日は、まどみちおさんの詩「せんねん まんねん」の授業の3時間目で、この詩を通して、作者のまどみちおさんが伝えたかったことは何かを考える授業でした。

 全員で声を合わせ、音読をします。

【一斉音読の様子】

【読みたい部分を読みたい人が読む"竹の子読み”】

 

 その後、担任の先生から、タブレットに教科書と同じ内容のものが送られ、一番伝えたことが表れている部分を選び、四角で囲みます。

 一人一人の考えが電子黒板に映し出され、学級全体で共有します。

 その後、自分が選んだ部分についてペアで意見交換を行いました。

 

 意見交換後は、筆者の伝えたかったことを自分の言葉でまとめ、タブレットに書き込みました。

 

 書き込まれたものは再度電子黒板に投影され、互いの考えを聞き合います。

 

 いよいよ自分の考えを発表し、全体で共有します。

 まど・みちおさんには、伝えたい主題、テーマがあったのでこの詩を作られたのですが、作品は受け取った瞬間から、読者のものになります。つまり、読んだ人自身の解釈でよいということです。

 だからこそ、子どもたちは互いの意見を聞き合い、そこから新たに気づいたことやより考えを深めることができ、自分の考えを発表できたのだと思います。授業中の子どもたちの表情を見ていると、この時間のめあてを自分なりに解決しようとしていることがよくわかりました。

 最後に、まど・みちおさんの詩「せんねん まんねん」を紹介します。

 

 せんねん まんねん

    まど・みちお

 いつかのっぽのヤシの木になるために
 そのヤシのみが地べたに落ちる
 その地ひびきでミミズがとびだす
 そのミミズをヘビがのむ
 そのヘビをワニがのむ
 そのワニを川がのむ
 その川の岸ののっぽのヤシの木の中を
 昇っていくのは
 今まで土の中でうたっていた清水
 その清水は昇って昇って昇りつめて
 ヤシのみの中で眠る


 その眠りが夢でいっぱいになると
 いつかのっぽのヤシの木になるために
 そのヤシのみが地べたに落ちる
 その地ひびきでミミズがとびだす
 そのミミズをヘビがのむ

 そのヘビをワニがのむ
 そのワニを川がのむ
 その川の岸に
 まだ人がやって来なかったころの
 はるなつあきふゆ はるなつあきふゆの
 ながいみじかい せんねんまんねん

授業改善に向けて~指導案検討~

9月20日(金)

 9月11日(水)のHPに、「私たち教師の一番の使命は、授業を通して子どもたちに確かな学力をつけることにあります。そのためには日々の授業をより充実したものにする必要があります。」と書きました。

 ※ 詳細は↓をクリックしてください。

授業改善に向けて~相互参観実施中 その①~

  この思いは全ての学校の先生方に共通するもので、都農町では年間4回、町内の各校に勤務する先生方が一堂に会して教職員研修会を行います。そのうち1回は各校輪番で授業を提供することになっています。本年度は、都農小学校が会場校となり授業を提供することになっています。

 会場校以外は、午前中で授業を終了し、子どもたちは下校し、先生方は研修会に参加されます。そのような中で行う研修会ですから、授業を提供する方にも参観する方にも、明日への実践につながる何かがあればいいなと思っています。

 会場校となる本校は、都農町の子どもたちの学力向上のために、どのような研修会にすればよいかを考え1学期から準備に取り組んでいます。

 私たちは授業をする際に、学習指導要領に記載された指導内容を、児童の実態を踏まえ、授業を通してどのような力を身につけさせるのかを考えて授業をしています。それを参観する先生方によりわかりやすく説明するための資料として「学習指導案」というものを作成します。

 9月17日(火)の職員研修の時間には、都農町教育委員会及び中部教育事務所から指導してくださる先生方をお招きして、5つのグループに分かれ、先生方一人一人の学習指導案を見ていただき、より充実した授業になるよう協議を行い、指導助言をいただきました。

 町内の先生方とともに、本町の子どもたちの学力向上のために職員一丸となって研修に励みます。 

学校図書館のお話 その①

9月17日(火)

 突然ですが、以下の問題を○か×かでお答えてください。

Q1 学校には図書館を置かなければならない。
Q2 学校図書館について定められた法律がある。
Q3 学校図書館に置く本の冊数や種類は決まっている。
Q4 都農小の学校図書館の蔵書数は、約6500冊である。

Q5 宮崎県は生涯にわたって読書に親しむ「日本一の読書県」読書県みやざき」をめざしている。

正解は…

Q1→○、Q2→○、Q3→×、Q4→×、Q5→○

 これは、夏季休業中に行った学校図書館に関する職員研修で出した問題です。

 学校図書館法(第3条)により、学校には図書館を置くことになっています。学校図書館とは、単に本を置いている場所ではなく、「本などのさまざまな資料を収集・分類・整理・保管して、利用者に提供する施設」なのです。都農町には学校図書館のお仕事をしてくださる先生(以下学校図書事務の先生)がおられ、町内の5つの小中学校を巡回されています。常駐されているわけではありませんが、週に一度、本校にも足を運んでくださり、学校図書館の整備をしてくださっています。従って、本校にあるのは「図書室」ではなく「図書館」です。ただ、「図書館」というと公共図書館(都農町であれば町民図書館)と混同してしまうので「学校図書館」と呼ぶように心がけています。

 下の写真は、学校図書事務の先生が夏季休業中に学校図書館でお仕事をされている様子です。

 今年の夏季休業中に職員研修を行い、学校図書館の蔵書構成(所蔵された本に偏りがないか、学習資料として相応しい内容かどうか等)や館内の本の配置の見直し等を行い、本年度町からいただく予算とPTA予算でどんな本を購入するかを先生方に決めていただきました。

 先生方の研修の様子は写真に撮れていないのですが、全ての先生方で学校図書館に係る作業をしていただきました。

 その②では、プチリニューアルした学校図書館の話などをお伝えしたいと思います。