令和6年度 学校の様子
ワイン祭りでのエイサー披露~5年生~
11月11日(月)
昨日10日(日)に、都農ワイナリーにて、今年のワイン祭りが開催されました。
本校では毎年、5年生がステージ部門に参加し、エイサーを披露しています。運動会までは、6年生と一緒に披露していたエイサーも、ワイン祭りからは5年生が学校代表として披露するというのが伝統となっています。5年生の子供たちも9時30分にはステージ裏に集合し、準備をしていました。
エイサーで使うパーランクーの大敵は水(雨)です。ですので、天候がとても心配でしたが、何とかエイサーを踊り終わるまではお天気がもち、5年生の日頃の行いがよいからだなと思いました。
たくさんの観客の前で、堂々とエイサーを披露する5年生の姿はとても頼もしかったです。
今年度も残り4か月ほどとなり、いろんな場面でリーダーを交代していくことになるのを感じています。
来年は、この5年生が本校のリーダーです。そのデビュー戦となる今回のワイン祭りでのエイサー披露は大成功だったと思います。
踊り終えた後のインタビューにも積極的に応じてくれました。
5年生の皆さん、保護者の皆様、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
秋季大運動会~番外編その②~
10月28日(月)
番外編その②は、こちらです。↓
上の2枚は、早朝より中学校の運動場で駐車場の準備をされている様子です。
3枚目から一番最後の写真は片付けの様子です。
役員として決まっている仕事もあるのですが、役員でない方も片づけをお手伝いいただいたのではないかと思います。多くの保護者の皆様が快くお手伝いくださったので、短時間で片付けも終わりました。これこそが、都農小の宝だと思っています。
保護者の皆様、本当にありがとうございました。
秋季大運動会~番外編その①~
10月28日(月)
運動会を通していろんな気づきがありました。
ここでは番外編としてその内容をお伝えしたいと思います。
この写真は、4年生以上の児童が徒競走を終えた後の様子です。自分たちが走ってきたコースに向かって一礼している場面です。
本校では、4年生以上は係の仕事があるため、ゴールすると走った組毎にコースに一礼して自分の持ち場に戻ることになっています。
この様子に気づかれたご来賓の方が、帰り際に「とても素晴らしいですね」と声をかけてくださいました。
これは先生方がご指導くださったことで、都農小学校の運動会のよき伝統として受け継がれていることの1つです。このようなよき伝統をこれからも受け継いでいけるとよいなとしみじみ思いました。
令和6年度秋季大運動会無事終了!!
10月28日(月)
今日はいつ雨が降り出すのかわからない空模様の中でしたが、令和6年度の秋季大運動会を開催いたしました。
昨日がお休みで、土曜日が雨でしたので、最終的な準備は今朝行いました。
準備も整い、予定通りの時刻に開会することができました。
【児童代表の言葉~1年生~】
開会式が終了し、各団退場。
両団のリーダーによるエール交換
学校にもエールを…
団長、副団長、リーダーと一緒にする応援は、下級生の子供たちに大人気!!
【決勝審判の子どもたち】
勝敗や順位が決まる競技には欠かせない係です。
【1・2年生のダンス ぶりん ばん ばん ぼん】
【3・4年生の団技】
【3・4年生のダンス 都農小ソーラン2024】
【5・6年生団技】
【1・2年生団技】
【5・6年生ダンス 都農小の宝】
「ミルクムナリ」は5・6年生合同で踊りました。
2曲目の「三線の花」は6年生だけで踊りました。
踊り終わると、代表児童が6年間の感謝の言葉を述べ、退場していきました。
この後、全校リレーが行われました。写真はスタート前に写した1枚しかありません。応援をしていたら、写真を撮り損ないました。すみません。
閉会式も終わり、解団式を行う子どもたち。
こうして、無事に今年度の運動会も終了しました。
雨もぱらつく程度で済みました。何より、子どもたちがけがをせず、大きな事故もなく、精一杯頑張れたことが何よりでした。
「全力一心 仲間と笑顔で優勝めざせ おすずっ子」
このスローガン通りの運動会になりました。
保護者の皆様、PTA役員の皆様、地域の皆様、本当にありがとうございました。
町民さわやかあいさつ運動
10月25日(金)
今日は「町民さわやかあいさつ運動」の日でした。
本校には青少年育成町民会議の関係機関の代表者の方々がお見えになり、子どもたちに声をかけ、あいさつをしてくださいました。
本校には都農交番の方も来てくださっていたため、子どもたちは「どうしておまわりさんが来ているのですか?」と目を丸くしていました。町民あいさつ運動で来られていることを伝えると「なぁんだ。」と。
確かに、校門で交番の方にあいさつ運動をしていただく機会がほとんどないので、子どもたちが不思議に思うのも自然なことだと思いました。
早朝から「町民さわやかあいさつ運動」にご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
学校図書館のお話 その③
10月15日(火)
学校図書事務の先生は、毎週木曜日の午前中に来校され、お仕事をされています。
ちなみに、他の曜日は町内の別の学校で同じように学校図書館でお仕事をされています。町内には中学校1校、小学校3校、分校1校、合計5つの学校があるので、日替わりで各学校に行き、学校図書館のお仕事をされているのです。
先週の木曜日、学校図書館を覗いてみると、なんと新しいコーナーができていました。
向かって左側に「運動会」に関する本、右側には「ハロウィン」に関する本が並べられています。
公共図書館では、季節の行事や世の中で注目を集めている出来事の関連本を集め、コーナーを作ります。これは、図書館の利用者さんたちにいろんな本を紹介するための工夫です。
学校図書館でも、学校図書事務の先生がこのようにコーナーを作ってくださるので、普段、手に取る機会の少ない本を子どもたちに紹介することができます。
次はどんなコーナーができるのか、とても楽しみです。
「学校図書館のお話シリーズ」はこちらからも読めます。青い文字の部分をクリックすると記事が読めます。
学校図書館のお話 その②
「学校図書館のお話 その①」を掲載してから、ちょっと時間が過ぎてしまいましたが、今日はその②として、図書館のプチリニューアルの様子(新刊の受け入れ作業等)をお知らせします。
夏休み期間中に、先生方と学校図書館に所蔵される本の見直し作業を行いました。学習資料としては内容が古く活用できないものなどを選び出し、除籍作業を行いました。その後、本年度の予算で購入する本を選んでいただき、先日無事に本が届きました。
学校図書館で貸し出しができるようにするためには、新しく購入した本の受入れ作業を行わなくてはなりません。学校図書事務の先生は、本の除籍作業や受け入れ作業もされます。下の写真は、受入れ作業の様子を撮影させていただいたものです。
【全ての本の最後のページに受入日等を記入するためのゴム印を押します】
【ゴム印を押したところに、必要事項を記入します】
【受入日、本の分類等、必要事項の記入完了】
【作業が終了した本は新刊コーナーに並べ、貸し出されます】
新しく購入した本は、子どもたちへの紹介も兼ねて分類ごとに並べる前に、新刊コーナーに置いています。少しずつ新刊が揃いつつあります。このようにプチリニューアルが進んでいる都農小学校図書館です。
「学校図書館のお話 その①」はこちらから!!青い文字の部分をクリックすると記事が読めます。
「やってみたい」を形にするには・・・
10月11日(金)
この日は6年生以外は、遠足や社会見学のため校外に出かけて行きました。校内には6年生だけが残っていました。
写真にはありませんが、実は6年生が2つの相談をしに、校長室へやってきました。
① 校内でかくれんぼをしたい。
② 給食を外で食べたい。
①の校内かくれんぼについては、各学級の先生方に事前にお願いしていないため、他の学級内に無断で立ち入ることになるので許可するのは難しいと伝えました。
②の屋外で給食を食べることについては、安心安全な給食になるよう、給食の時間までには回答するので少し考えさせてほしいと伝えました。
その後、教室に戻った6年生は、再度学級で相談したようで、校内でのかくれんぼではなく、体育館でドッチボールをやっていました。
その間、何とか屋外で「安心安全な給食の提供」ができないかを考えました。一番心配したのは、給食への異物混入です。この日、若干風があり、運動場の土や刈った後の芝生等が混入しないかを心配しました。
ふと運動場を見ると、運動会の練習のために設置されたテントがありました。これで大きなブルーシートがあれば、上からも下からも異物が混入することが防げると考えました。校内に残られた先生方にブルーシートのことを尋ねてみると、あったのです。とてもきれいなブルーシートが…。
これなら屋外での給食が実施できる・・・そう思って、担任の先生にそのことを伝えに行きました。
4時間目が終わると、運動場には給食を持った6年生の姿がありました。
その後、全員が揃い、給食を食べ始めました。
給食終了後には、ブルーシートを片付ける子どもの姿も見られました。
「遠足には行けないけど、外で給食を食べて遠足気分を味わいたいのです。」
相談にやってきた6年生の代表者は、屋外で給食を食べたい理由をこう話してくれました。
自分たちの「やってみたい」を実現するためには、他の人との相談や交渉が必要となります。どうしてそうしたいのか、やりたい理由を明確にし、相手に伝え相談する。問題があれば、それを回避できないかを考える。
担任の先生と相談し、校長室へやってきた子どもたちを見て、自分たち(6年生)しか学校にいない日だからこそ、担任以外の大人との相談・交渉も経験させ、ひとつでも多くの思い出を作らせたい・・・そんな気持ちで子どもたちと話した金曜日でした。
運動場でクラスのみんなと食べた給食の味やこの光景、ここに至るまでの過程も含め、このことが6年生の思い出の一つに加えられたら嬉しいな・・・。
運動会に向けて④~第2回全体練習の巻~
10月10日(木)
今日は2回目の運動会全体練習をしました。
今日は、閉会式→エール交換→全校リレー・応援を行いました。
【成績発表の練習】
【白団が勝った場合…】
【相手の勝利を称える場面の練習もします】
退場し、エール交換や全校リレーの練習に移ります。
HP用にとエール交換の部分の写真もたくさん撮っていたのですが、保存作業の際に誤ってを削除してしまいました。(ショック…)
そんな中、エール交換の練習風景で唯一残った写真を掲載します。
この後は、全校リレーの練習でした。
【入場門に集合する選手】
【隙間時間も応援練習に余念のない赤団】
【白団も負けずに心を合わせて応援練習中】
【決勝審判もスタンバイ】
【選手入場】
【スタートは1年生女子です】
【団の前を選手が通過すると応援も盛り上がります】
全校リレーの練習の後は、団ごとに解散となりました。
今日の練習では、各団のリーダーが担当する学年の前に立って号令をかけたり、解散前に団長が今日の練習をふり返ったりしている場面がありました。
運動会に向けて子どもたちと一緒に頑張ります。
第2回 読み聞かせ
10月3日(木)
運動会の練習に取り組む一方で、年間計画に沿って行われている活動もあります。その1つが、朝の読み聞かせです。この日は、本年度2回目の読み聞かせが行われました。
まずは、学校図書館で待つ読み聞かせの皆様を、各学級の代表児童がお迎えに来ます。
教室に到着すると、さっそく読み聞かせがスタート。
【1年1組の様子】
読み聞かせが楽しすぎて、思わず立ち上がってしまう子どももいました。
【2年1組の様子】
正面に回ってみると…
読み聞かせの世界に引き込まれているのがよくわかりました。
【3年1組の様子】
読み聞かせの世界に引き込まれているのが背中からも伝わってきます。熱い視線の先には絵本がありました。
【4年1組の様子】
食い入るように見つめる絵本と読み手の方を見つめる子どもたち。とてもよい表情をしています。
【4年2組の様子】
写真には写っていませんが、4年2組では、絵本がよく見える場所を探して座っている子どもたちがいました。読み聞かせを聞きたい気持ちが伝わってきました。
【5年1組の様子】
絵本を見えるように掲げて読み聞かせている方が多い中、少し様子が違ったので、担当された方にどんな本を読まれたのか聞いてみました。
写真はありませんが、都農高校の生徒さんたちが作った本で都農のお話が集められていると聞きました。町民図書館に所蔵されているそうです。このような場で、貴重な郷土資料の存在や公共図書館がそれらを保存していることが再確認することができたのはとても嬉しい出来事でした。
【5年2組の様子】
紙芝居を使っての読み聞かせが行われていました。左右2枚並べた絵の違いを言い当てている場面でした。指をさしながら参加している子どもたちの姿を見て、参加型の読み聞かせのよさを感じました。
【6年1組の様子】
実は、マジックから始まっていた読み聞かせ。
右から2番目の子どもが持っているトランプと、読み聞かせをされる方が持っている表紙の絵を見てびっくりしました。マジックからの読み聞かせに「引き込む技」を見せていただきました。
このように、各学級をご担当いただく皆様が子どもたちを思い、朝の読み聞かせの時間を充実させようと工夫をしてくださっているのが伝わり、感謝の気持ちでいっぱいでした。保護者や地域の皆様に支えられていることを実感しました。
皆様、本当にありがとうございました
運動会に向けて③~第1回全体練習の巻~
10月7日(月)
今日の朝の活動から1校時にかけて、第1回全体練習を行いました。
今日の内容は、開会式→退場→着団→閉会式でした。今日が初めてですので、開閉会式での行動様式や代表児童の入退場、開会式後の退場から着団までを一通りやってみました。
朝のうちは晴れていて暑さを感じる中でしたが、子どもたちは先生方の指示を聞きながら練習に取り組んでいました。ふざけている子どもは一人もいませんでした。
各団の団長をはじめ、副団長やリーダーも協力して運動会の練習を進めました。途中給水タイムも取りましたが、練習がスムーズに進んだこともあり、団ごとに分かれての応援練習をする時間が取れました。
小学校での運動会が初めての1年生も、周囲の上級生の様子を見よう見まねでやっていました。少しずつ練習を繰り返し、「全力一心 仲間と笑顔で優勝めざせ おすずっ子」のスローガンが実現できるよう全校児童で頑張っていきたいと思います。
運動会に向けて②~昼休みの応援練習の巻~
「今日の昼休み、赤団と白団のリーダーの人は、応援の練習をするので、体育館に集まってください。」
給食の時間にこの放送があったので、昼休みに体育館を覗いてみました。
各団の先生方が見守る中、赤団も白団も団長・副団長をはじめリーダー全員が体育館に響き渡る大きな声で練習をしていました。
以前、私が勤務していた時にもやっていた応援があり、きっと伝統的に受け継がれているんだなと思いながら見ていました。
両団ともとても頑張っています!!
運動会に向けて①~結団式の巻~
今年の結団式は、9月30日(月)に行われました。今日はその時の様子を紹介します。
まずは、運動会のスローガンを計画委員会の子どもたちが発表しました。
今年の運動会のスローガンは
「全力一心 仲間と笑顔で優勝めざせおすずっ子」
このスローガンは、9月6日に開かれた代表委員会で話し合い決定していました。
この後、団決定を行いました。
左側の箱には「都農神社」、右側の箱には「尾鈴山」の写真が貼られており、団長がじゃんけんをし、どちらを選ぶか決めました。
ステージにあがった団長は、自分の選んだ箱の紐を引きました。この紐がかなりの長さでしたが、赤白の布が出てくるまで引き続けました。
ようやく布が見え、赤白が決定しました。
団旗を授与された団長は、体育館の両側に分かれ、団ごとに団長、副団長、リーダー、各団の先生方の自己紹介が行われました。
赤団の様子
白団の様子
結団式を終え、自分の団が決まり、いよいよ今年の運動会に向けた取組がスタートしました。
運動会に向けて~番外編:内野々分校の運動会をサポートの巻~
10月3日(木)
両団のリーダーが応援練習をしている同じ時間帯に、校長室ではもう一つの運動会に向けた打合せが行われていました。
内野々分校の平山地区の子どもたちは、5年生になると都農小へ転入してきます。内野々分校には4年生までの児童と先生方しかいないので、例年分校の卒業生が分校の運動会のお手伝いをしているのです。
この日は、分校の先生が来校され、運動会の打合せを行いました。卒業した分校の運動会をサポートしようと打ち合わせをする子どもたちの姿が、とても頼もしく感じられました。
授業改善に向けて~初任者研修の巻~
9月26日(木)
連日、授業改善の取組を紹介しておりますが、今日は初任者の先生の授業研究会の様子をお伝えします。
9月20日(金)、5年1組では授業改善のための相互参観が行われ、5年2組では初任者の先生の授業研究会が行われました。授業研究会は今回が2回目で、学級活動で「当番活動をふり返ろう」という題材の授業を行いました。
導入部分では、事前に実施した当番活動に係る意識調査の結果を示し、現時点で自分たちが当番活動についてどのように考えているかを確認しました。
この学習のめあてを「責任もって当番活動取り組むために必要なことを考えよう」とし、個人や学級全体でどうすれば当番活動に責任をもって取り組めるかを考えていきました。
まずは、各自で当番活動の改善点を考えました。考えたことはタブレットに送られてきたワークシートに直接記入していきます。
各自の考えは、前方にある大型テレビに映し出されるため、誰がどのようなことを考えているかがわかります。
その後、どのような意見があるかを確認し、先生から全員の考えが映し出された画面のスクリーンショットが送られ、参考になる意見等を探し、さらに自分の考えを深めていきました。
【参考になる意見を○で囲む児童もいました】
【友だちの意見を参考に自分の考えをまとめます】
子どもたちからは、
・ 人任せにしないよう声をかけ合う。
・ 忘れている人がいたらに声をかける。
・ 当番の人が休んでいるときは、自分の仕事をしてから手伝うようにする。
等の意見が出ていました。
5年2組では、当番活動は前期・後期で交代するルールになっているようです。よりよい学級生活を送るために、どのような当番活動が誕生するのか。また、当番活動の充実のためにどのように活動していくのかを見守っていきたいと思います。
誰かと協力し任された仕事を責任もって取り組むという経験は、社会に出てからも大きな力となり、子どもたちを支えます。日々の学校生活の中での経験を積み上げていくことの大切さを改めて考えた授業です。
授業改善に向けて~相互授業参観実施中 その④~
9月25日(水)
今日は、昨日(9/24)に行われた3年1組の国語の様子をお伝えします。
3年1組の国語の授業では、始まりの部分(私たちは”導入部分”と呼びます。)で毎回取り組まれていることがあります。それは、
①漢字スキル(教材名)を使った新出漢字の学習
【指書き】
【空書き】
【漢字スキルへの書き込み】
②国語辞典を使った意味調べ
【本日のお題】
【「つめ」や「はしら」を使って短時間で調べます】
【みんな集中して調べています】
③話す聞くスキル(教材名)を使った詩などの音読(それもできるだけ速いスピードで)
【最後まで声を出して読みます。読んだら着席】
の3つです。これを、導入部分で5分程度で行います。その時間の授業には直接関係なさそうに見えますが、毎時間の国語で行うと、年間ではかなりの学習量になります。小さな取り組みをこつこつと積み上げることの大切さを感じました。
本時は「漢字の組み立て」の2時間目でした。前時に学んだ「へん」と「つくり」に加え、「かんむり」「あし」「にょう」「たれ」「かまえ」について学習しました。デジタル教科書を使って、本時の学習内容をつかんでいきます。
担任の先生は先の展開を見通した板書をしながら、子どもたちにもノートの書き方について以下のような感じで指示を出されていました。
「まず、"かんむり”と書きます。次に、"くさかんむり”と書きます。次は2行空けて"たけかんむり”と書きます。2行空けると言ってみましょう。(子どもたちが「2行空ける」と復唱しノートを書く。)そうです。では2行空けて書きます・・・・(以下省略)」
【調べ活動に向けて2行空けて書かれたノート】
この後、4人ずつのグループを作って、各部首について漢字を調べていきました。
一人で調べることもありますが、一人で調べていると途中で力尽きてしまう子どももいます。しかし、今回は4人グループであること、調べる方法として使う資料(教科書、漢字スキル、国語辞典等)も明示されていたので、グループで連携して話し合い確かめ合いながら調べ活動を進めていきました。
調べた漢字は板書してよいことになっていたので、黒板の前には調べた漢字を書く子どもたちでいっぱいになりました。
最後の方で、共通した部分を持つ漢字を用いて、部首についての理解を深める場面がありました。
授業が終了した後、子どもたちに授業のどの部分が楽しかったかを尋ねると「一番最後に習っていない漢字(閂)について教えてもらったこと」という回答が一番多かったです。嬉しそうにそう話す子どもたちの顔を見ながら、知的好奇心が満たされたんだなぁと感じました。
授業改善に向けて~相互授業参観実施中 その③~
9月24日(火)
引き続き、相互授業参観の様子を紹介します。
9月20日(金)には、5年1組の道徳の授業がありました。この授業では、「名前のない手紙」という教材文を用いて『正義の実現』について考えました。
担任の先生から「正義」の意味について説明があり、自分はいつでも正義が実現できているかと問われふり返っていました。そこで、はたと、正義を実現することの大切さは理解できていても、その実現はなかなか難しいことに気づいたようです。
教材文は場面ごとに先生が音読し、子どもたちは情景を思い浮かべながら聞いていました。
まずは、友達から仲間外れにされてしまった主人公の気持ちを考えました。
意見を出し合った後、担任の先生が赤と青の円盤を取り出し、教材文の学級の子どもたちの心情を視覚化していました。青が正義を表すとし、この段階での正義はどの程度か、子どもたちも自分の考えを自由に発言していました。
次は、仲間外れになっている主人公の元に差出人のわからない手紙が届く場面で、差出人の子どもがどんな気持ちで手紙を書いたのかを考えました。
この場面からは、自分たちで心情円盤がどのように変化しているかをノートに書きました。
担任の先生が、子どもたちと一緒に正義がどの程度広がっているかを心情円盤に表します。
この後、お話は、転校することになった一人の女子が、お別れのあいさつの時に、学級全員の前で仲間外れになっている主人公に対し、助けてあげられなかったことを謝る場面へと続きます。ここで、子どもたちは謝罪をした女子の気持ちやこの行動の理由を考えました。
自分の考えがまとまったら、意見交換をしたい友だちの側に行き、話をします。
学級全体での話合いをより深めるために、また、いろんな考え方があることを子どもたちに気づいてもらうために、紹介したい考えをもっている子どもたちには、担任の先生から発表お願いカードが渡されていました。このカードが手元にあることで、子どもたちは自信をもって発表できます。また、これは、限られた時間をより有効に活用するための手立てでもあります。
子どもたちは、転校する女子の勇気ある行動から教材文の学級の子どもたちの心がどう変わったかを、各自が心情円盤に書いていました。
心情円盤を見ると、子どもたちの心の変化がよくわかります。
その後、一人一人がこの授業をふり返り、終了となりました。
わかっていてもなかなか正しい行動ができないのが人間です。でも、正しく判断し、ともに行動できる友だちが複数いれば状況は変わるのではないでしょうか。また、自分たちで解決できないことは周りの大人に相談し、助けを求めてほしい…そんな力も身に付けてほしいなと思いました。そのために、毎週、道徳の授業を通して、子どもたちは自分自身と向き合っているのです。
授業改善に向けて~相互授業参観実施中 その②~
9月24日(火)
今日は9月19日(木)に行われた6年生(国語)の相互授業参観の様子を紹介したいと思います。
この日は、まどみちおさんの詩「せんねん まんねん」の授業の3時間目で、この詩を通して、作者のまどみちおさんが伝えたかったことは何かを考える授業でした。
全員で声を合わせ、音読をします。
【一斉音読の様子】
【読みたい部分を読みたい人が読む"竹の子読み”】
その後、担任の先生から、タブレットに教科書と同じ内容のものが送られ、一番伝えたことが表れている部分を選び、四角で囲みます。
一人一人の考えが電子黒板に映し出され、学級全体で共有します。
その後、自分が選んだ部分についてペアで意見交換を行いました。
意見交換後は、筆者の伝えたかったことを自分の言葉でまとめ、タブレットに書き込みました。
書き込まれたものは再度電子黒板に投影され、互いの考えを聞き合います。
いよいよ自分の考えを発表し、全体で共有します。
まど・みちおさんには、伝えたい主題、テーマがあったのでこの詩を作られたのですが、作品は受け取った瞬間から、読者のものになります。つまり、読んだ人自身の解釈でよいということです。
だからこそ、子どもたちは互いの意見を聞き合い、そこから新たに気づいたことやより考えを深めることができ、自分の考えを発表できたのだと思います。授業中の子どもたちの表情を見ていると、この時間のめあてを自分なりに解決しようとしていることがよくわかりました。
最後に、まど・みちおさんの詩「せんねん まんねん」を紹介します。
せんねん まんねん
まど・みちお
いつかのっぽのヤシの木になるために
そのヤシのみが地べたに落ちる
その地ひびきでミミズがとびだす
そのミミズをヘビがのむ
そのヘビをワニがのむ
そのワニを川がのむ
その川の岸ののっぽのヤシの木の中を
昇っていくのは
今まで土の中でうたっていた清水
その清水は昇って昇って昇りつめて
ヤシのみの中で眠る
その眠りが夢でいっぱいになると
いつかのっぽのヤシの木になるために
そのヤシのみが地べたに落ちる
その地ひびきでミミズがとびだす
そのミミズをヘビがのむ
そのヘビをワニがのむ
そのワニを川がのむ
その川の岸に
まだ人がやって来なかったころの
はるなつあきふゆ はるなつあきふゆの
ながいみじかい せんねんまんねん
授業改善に向けて~指導案検討~
9月20日(金)
9月11日(水)のHPに、「私たち教師の一番の使命は、授業を通して子どもたちに確かな学力をつけることにあります。そのためには日々の授業をより充実したものにする必要があります。」と書きました。
※ 詳細は↓をクリックしてください。
この思いは全ての学校の先生方に共通するもので、都農町では年間4回、町内の各校に勤務する先生方が一堂に会して教職員研修会を行います。そのうち1回は各校輪番で授業を提供することになっています。本年度は、都農小学校が会場校となり授業を提供することになっています。
会場校以外は、午前中で授業を終了し、子どもたちは下校し、先生方は研修会に参加されます。そのような中で行う研修会ですから、授業を提供する方にも参観する方にも、明日への実践につながる何かがあればいいなと思っています。
会場校となる本校は、都農町の子どもたちの学力向上のために、どのような研修会にすればよいかを考え1学期から準備に取り組んでいます。
私たちは授業をする際に、学習指導要領に記載された指導内容を、児童の実態を踏まえ、授業を通してどのような力を身につけさせるのかを考えて授業をしています。それを参観する先生方によりわかりやすく説明するための資料として「学習指導案」というものを作成します。
9月17日(火)の職員研修の時間には、都農町教育委員会及び中部教育事務所から指導してくださる先生方をお招きして、5つのグループに分かれ、先生方一人一人の学習指導案を見ていただき、より充実した授業になるよう協議を行い、指導助言をいただきました。
町内の先生方とともに、本町の子どもたちの学力向上のために職員一丸となって研修に励みます。
学校図書館のお話 その①
9月17日(火)
突然ですが、以下の問題を○か×かでお答えてください。
Q1 学校には図書館を置かなければならない。
Q2 学校図書館について定められた法律がある。
Q3 学校図書館に置く本の冊数や種類は決まっている。
Q4 都農小の学校図書館の蔵書数は、約6500冊である。
Q5 宮崎県は生涯にわたって読書に親しむ「日本一の読書県」読書県みやざき」をめざしている。
正解は…
Q1→○、Q2→○、Q3→×、Q4→×、Q5→○
これは、夏季休業中に行った学校図書館に関する職員研修で出した問題です。
学校図書館法(第3条)により、学校には図書館を置くことになっています。学校図書館とは、単に本を置いている場所ではなく、「本などのさまざまな資料を収集・分類・整理・保管して、利用者に提供する施設」なのです。都農町には学校図書館のお仕事をしてくださる先生(以下学校図書事務の先生)がおられ、町内の5つの小中学校を巡回されています。常駐されているわけではありませんが、週に一度、本校にも足を運んでくださり、学校図書館の整備をしてくださっています。従って、本校にあるのは「図書室」ではなく「図書館」です。ただ、「図書館」というと公共図書館(都農町であれば町民図書館)と混同してしまうので「学校図書館」と呼ぶように心がけています。
下の写真は、学校図書事務の先生が夏季休業中に学校図書館でお仕事をされている様子です。
今年の夏季休業中に職員研修を行い、学校図書館の蔵書構成(所蔵された本に偏りがないか、学習資料として相応しい内容かどうか等)や館内の本の配置の見直し等を行い、本年度町からいただく予算とPTA予算でどんな本を購入するかを先生方に決めていただきました。
先生方の研修の様子は写真に撮れていないのですが、全ての先生方で学校図書館に係る作業をしていただきました。
その②では、プチリニューアルした学校図書館の話などをお伝えしたいと思います。
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