日誌

校長のつぶやき(2016~2017年度)

目からウロコ

 12日(木)は、幼稚部から前期ブロック(1~4年)までの学校参観日でした。
 今回は、幼稚園の参観に「本の読み聞かせ」を取り入れた親子読書を実施しました。まずはじめに、子どもと保護者に分けて、保護者に北郷図書館の司書(山本恵子さん)が読み聞かせの素晴らしさと進め方を講義され、その裏で子どもには本校の読み聞かせの達人(徳田三枝 技術員)が楽しい読み聞かせをしてくださいました。

【講話をされる 山本先生】

【徳田先生による読み聞かせ】

 私の浅いこれまでの経験では、ここで終わりでした。「読み聞かせは大切です。お家でも是非読んであげてくださいね。」と呼びかけて、後はお任せする。まあ、ここまでできただけでも効果はあるはずです。ところが・・・
 2時間目、今度は場所を移して親子で読み聞かせを楽しみました。もちろん、山本先生と徳田先生による素晴らしいコラボレーションでした。子どもたちも保護者も(わたしも)ぐいぐい引きつけられました。「さすがだなあ・・・」と感心しきりでした。

 なるほど、保護者に読み聞かせを推奨するために、まずはお手本を見せるということなのでしょう。保護者もずいぶん興味をもったようでした。
 と、次の瞬間、先生から「では、これからお子さんに読んであげましょう!」との声。「えっ!いきなり大丈夫かな?」とどぎまぎしているのは、わたしだけでした。子どもたちは読んで欲しい本を手に取ると、すっと保護者のもとへ。しかも膝の上。しかも遠慮なく。

 こんなにも自然に、そして楽しそうにふれあう親子の姿を、恥ずかしながらわたしはあまり見たことがありませんでした。これこそ親子の姿です。きっといつもこんな感じでスキンシップを図っているのでしょう。北郷の子どもたちが落ち着いて生活できる一因を垣間見ました。わたしは、感動のあまり動悸が激しくなりました。
 目からウロコ。正にそんなひとときでした。企画していただいた山本先生、徳田先生、幼稚園の先生方、そして参加していただいた保護者の皆様、幸せな時間を本当にありがとうございました。

がんばった中体連

 9月30日(土)と10月6日(金)に、第41回東臼杵地区中学校秋季体育大会が行われました。美郷北学園は、30日(土)に男女ソフトテニス部、6日(金)に陸上部が出場しました。6月の大会で3年生が引退した後、2年生を中心に新しいチーム作りに取り組んできましたが、その成果を発揮する大会でもありました。どの部も新キャプテンを中心に、切磋琢磨しながら練習に励んできました。チームをまとめるのはなかなか大変なことですが、その分得るものも大きいはずです。メンバー一人一人が自分の立場を自覚して、さらに高みを目指してほしいものです。

 さて、大会の結果は以下のとおりです。
【ソフトテニス部】:西郷中学校テニスコート
  男子 第3位 佐藤慎太郎・奈須海玖空ペア
     第4位 加藤龍侍・夏田和弥ペア
  女子 準優勝 上杉純世・阿部莉々楓ペア(写真)
     第4位 大和久尚・山下夏澄ペア
【陸上競技部】:延岡市西階陸上競技場
  7年 奈須瑛琉(100M)2位 16”20
  8年 鴨田優佑(100M) 1位 12”23
     柄 神音(100M) 2位 13”20
     甲斐無限(100M)5位 13”90
     鴨田駿佑(200M) 1位 25”23
     齊藤丈留(1500M) 1位 4’49”86)
  4×100Mリレー(柄、鴨田優、甲斐、鴨田駿) 1位 48”90
 なお、参加した全員が11月に行われる県大会への出場権を獲得しました。学校代表から地区代表となります。思う存分力を出し切ってほしいものです。応援よろしくお願いいたします。


うれしいニュース

 今日4日(水)は、全校朝会を行いました。毎月1回、校長(教頭)講話や各指導部の先生のお話、表彰等を行っています。今日は、宇都宮教頭先生と保健体育部長の原口朗先生のお話でした。その後、先日行われた中体連秋季大会東臼杵地区大会(男女ソフトテニス競技)の結果報告と表彰をしました。地区大会では全員が入賞し、11月に開催される県大会への出場権を得ました。詳しくは、後日陸上競技の結果とともにお知らせいたします。
 今日は、もう一つの表彰についてお伝えします。

 それは、本学園2年生の黒木陽太朗さんの表彰です。陽太朗さんは、みやざきサイエンティスト育成推進事業「夢・創造サイエンスコンクール」で見事、地区優秀賞を受賞しました。夏休みに自由研究で作成した昆虫採集が、高い評価を受けたのです。運動神経がよく、いつもニコニコしている陽太朗さん。虫好きでも有名ですが、しっかりと学びにもつなげているところが素晴らしいです。本当におめでとうございます。
 運動面だけでなく、学習面でもがんばる美郷北学園の子どもたちです。

よろしくお願いします

 気付くとキンモクセイの香りが流れてくる季節となっていました。
 10月です。ひと雨ごとに秋が駆け足で近づいてきます。ついこの間まで、「暑いですね。早く涼しくなるとよいですね」とあいさつしていた気がします。暑ければ寒さを、寒ければ暑さを求める・・・何と都合のよいものでしょうか。。。しっかりと今の季節を味わいたいものです。
 さて、10月1日付けで、美郷北学園幼稚部に新しい先生が配属されました。
杉本祐樹(すぎもと ゆうき) 先生(27歳) 西郷出身
西郷中を卒業後、宮崎市の高校・短大を経て幼稚園教諭や保育士、介護福祉士などの免許を取得され、先月まで宮崎市の介護施設にお勤めでした。長年の夢であった幼稚園勤務と地元に戻ってきての仕事に、意欲満々です。親孝行をしながら、ぜひ早く美郷北学園に馴染んでくださいね。これから、どうぞよろしくお願いいたします!

9月が終わります

 2学期が始まって1か月が経ちました。運動会という最大行事を前後して、いろいろなことがあった月でした。こうした大きな行事の後は、気持ちの切り替えがうまくいかず子どもたちも先生方もちょっとした空白期間を迎えてしまいます。事故やけがなどが起きないように、細心の注意を払っておきたいと思います。

 これからの美郷北学園は、11月11日(土)に実施予定の「北郷フェスティバル」(学習発表会)に向けての準備が始まります。これもまた大きな学校行事です。目標をしっかりともたせ、有意義なものにしていきます。どうぞご期待ください。それ以外にも、町合同宿泊学習(5年)、町合同学習会(4年)、町鑑賞教室(幼・小)、秋の遠足(幼~4年)などが計画されています。一つ一つの意義と目的を再確認し、身に付けるべき力をしっかりと身に付けさせます。
 なにより、しばらくは「じっくり勉強する」期間を設けたいと思います。

感動の中の運動会

 9月24日(日)、1週間延期した第3回運動会を実施しました。曇天の上、朝から肌寒い中での開催でしたが、何とか天気ももちこたえてくれました。

 当日は、尾畑英幸美郷町長様、岩倉朗副町長様、日髙隆一北郷支所長様、長尾勇教育長様をはじめ、多数のご来賓の皆様、保護者やご家族、そして地域の皆様のご来場をいただきました。3回目ということもあり、少しずつ美郷北ならではの運動会ができつつあります。幼稚園から9年生まで、11年間と幅のあるの子どもたちの競技・演技でしたが、どの学年も創意工夫に満ちたものでした。学年が上がるにつれて、子どもたち自らが考え演出させることができており、発達の段階と成長の足跡を感じることができました。また、下級生は上級生を慕いあこがれ、上級生は下級生のよき手本となり見守る姿が随所に見られました。また一つ、大きな頂に立てた気持ちになりました。


 柳田起希実行委員長、柄神音副委員長、宇和田朝陽赤団団長、黒木翔馬白団団長は、特に大会運営に当たって大きな力を発揮しました。児童生徒会を運営していく喜びと大変さを改めて実感したことでしょう。9年生にとっては最後の運動会となりました。たくさんの思い出を胸に、次なるステップに向けて切り替えもお願いしたいところです。
 先生方と子どもたち、保護者の絆も深まった感動的な運動会でした。ご支援いただいた皆様に心より感謝申し上げ、ご報告といたします。ありがとうございました。

運動会は・・・

 またまた、雨です。台風18号の通過で、大雨による洪水や竜巻など全国的に大きな被害が見られました。心よりお見舞い申し上げます。その後も、スッキリとした秋晴れを望める日は少なく、今日も朝からずっと雨が降っています。
 24日(日)に延期を決めた運動会ですが、本日予定していた準備作業は中止としました。明日23日(土)は何とか回復傾向のようですので、午後3時から準備をしようと考えています。運動場の清掃等は昨日までにほとんど終わらせていますので、万国旗の設置や杭打ち・ロープ張り等が主な作業となります。都合のつかれる保護者の皆様は、どうぞお力添えをお願いします。
 今日は最後の全体練習でした。子どもたちは、モチベーションの維持が難しい1週間のようでした。実行委員長をはじめ、赤白双方の団長が声をからせての応援練習を続け、今日までがんばってきました。その努力を皆様に見ていただくためにも、24日(日)はどんなことがあっても運動会を開催したいと思います。「百花繚乱~咲き誇れ勝利と感動の花~」のスローガンのように、児童生徒はもちろんおいでいただいた皆様が美しく咲き誇る花のように運動会を彩っていただければ幸いです。

運動会は延期します


 雨です。昨夜からかなり激しい雨が降り続いています。非常に強い台風18号が接近中で、明日朝から午後にかけて九州南部に上陸・通過の予報が出されています。
 明日17日(日)は、美郷北学園第3回運動会を予定していました。1学期末に結団式を行い、約2か月。先生方も子どもたちも楽しみにしていた運動会ですが、まさかの台風接近でした。運動会は、1週間後の24日(日)に延期としました。できる限りたくさんの方においでいただきたいという願いのもと、お休みのとれる日曜日を選択しました。県内の多くの中学校が同じ日に計画していたので、同様に残念な週末を迎えていることでしょう。
 
 校内通路には、てるてる坊主が飾られていました。子どもたちの残念な気持ちがよく表れています。しかし、1週間の猶予があるということは、それだけ練習時間もあるということです。これまで十分でなかった演技や改善の余地のある競技に、今少し時間をとってよりよいものにしてほしいものです。練習の疲れからか体調の優れない子どももいたようですので、この連休に回復して万全の態勢で24日を迎えられるよう全職員で見守ってまいります。
 何はともあれ、雨です。台風が大きな災害をもたらさないことを願ってやみません。

命の誕生

 今日6日(水)の朝の活動は、ブロック別集会でした。毎月1回、前・中・後期のそれぞれの特色を生かした集会が開かれています。毎回いろいろな工夫がなされていて、とても楽しみな集会です。
 今回は、前期ブロックが1年生の発表(郡読)、中・後期ブロックが運動会の歌の合同練習でした。
 1年生の発表は、グループごとにしっかりと大きな声で気持ちを込めて朗読できました。1学期の成長を実感できる素晴らしいものでした。中・後期ブロックは、団長を中心に赤・白ともによく声が出ていました。先生方が審判となりどちらが優勢か判定していましたが、甲乙付けがたいというのが私の感想です。
 さて、そんなブロック集会ですが、前期ブロックでは毎回先生方のお話のコーナーがあります。今回は、養護教諭の河野友梨香先生のお話でした。

 先生は、赤ちゃんの誕生についてクイズ形式で子どもたちに分かりやすくお話しされました。生まれる前の赤ちゃんの様子や生まれるときの身長・体重のことなど、イラストや模型を使って説明しました。専門的な立場で子どもたちに語りかけるように話される姿を拝見しながら、「さすがだなあ」と感心しました。
 ところで、河野先生のお話が特に説得力があったのは、本学園の1年担任の黒木悠先生が妊娠中であることも関係しています。

 1月に出産予定の黒木先生のことにも触れていただき、子どもたちは黒木先生の体を通じて赤ちゃんの命を具体的に学ぶとともに、お母さん(黒木先生)の体をみんなで気づかうことの大切さも感じたようです。河野先生の温かい思いやりも垣間見た気がしました。ありがとうございました。
 

運動会の練習

 2学期に入り、まずスタートしたのが運動会の練習です。美郷北学園では、幼稚園児から9年生までが合同で行います。結団式の様子は、このHP「学園生」のコーナーでご覧いただけます。かけっこや団技、表現(ダンス)、リレーと、どの学年も赤白それぞれに分かれて一生懸命に練習しています。
 そんな中、5・6年生の表現(伝統芸能)「たかなべ」の指導に、地域の保存会の方に来ていただいています。


 
 太鼓や三味線、歌を「本物」でやっていただく本当にありがたく貴重な経験となっています。子どもたちも真剣に学んでいます。地域の方のこうした献身的なご協力があってこその美郷北学園です。後継者不足を語っていらっしゃいますが、子どもたちがそれに貢献できたらいちばんの恩返しになることでしょう。
 運動会は、9月17日(日)に行います。どうぞご期待ください。