日誌

校長のつぶやき(2016~2017年度)

平成29年度が終わります。

 3月27日(火)に先生方とのお別れの式「離任式」を行いました。



 今年度の定期異動で、15名の先生方が美郷北学園を離れることになりました。
  宇都宮茂樹教頭先生・・・高鍋町立高鍋東中学校へ
  齊藤正行先生・・・都城市立大王小学校へ
  頼篤子先生・・・・宮崎市立大宮中学校へ
  松山智裕先生・・・西都市立三財小中学校へ
  河野友梨香先生・・三股町立三股西小学校へ
  髙瀬詩史先生・・・宮崎市立清武中学校へ
  成合正和先生・・・美郷町立田代小学校へ
  時松尚也先生・・・美郷町立西郷中学校へ
  桑津絵莉香先生・・県立ひまわり支援学校へ(新採)
  日髙元喜先生・・・宮崎県中央福祉こどもセンターへ
  中田高子先生・・・神門保育所(南郷)へ
  デイヴィッド・ベリス先生・・・美郷南学園、西郷中学校へ
  岡本理恵先生・・・ご退職
  夏田千保先生・・・ご退職
  齊藤正子先生・・・ご退職

卒業式で号泣した子どもたちでしたが、それ以上に涙が止まらないようでした。また、職員も涙をおさえきれないようでした。「会うは別れのはじめ」といいますが、この日がくるのをためらう毎日でした。美郷北学園開校当時からかかわってこられた先生方ばかりで、その礎を築いてこられました。学園への影響は大きなものがありますが、残る職員と新しいスタッフで何とかがんばっていきたいと思います。転任される先生方、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

 平成29年度もいよいよ終了です。4月からは、どんな学校生活が待っているのでしょうか。開校4年目の新しいステップを模索してまいります。保護者や地域の皆様、全国にいらっしゃるOBの皆様、これからも美郷北学園をよろしくお願いいたします。
 1年間、ありがとうございました。

第45回卒園式

 昨日22日(木)、先週の卒業式に引き続いて北郷幼稚園の卒園式を行いました。
 今年で45回目となる伝統行事でもあります。卒園生は、既に950名を超えており多くの先輩たちを輩出しています。今年度は、「そら組」8名の卒園でした。



 担任である奈須千晶先生のご指導の下、毎日元気に仲良く過ごすことができました。美郷北学園は小中一貫校ですから、日頃から小学生や中学生と過ごしています。そのため、本学園の幼稚園生はどことなく落ち着いて見えます。よきお手本となる上級生の存在は、言葉で説明するより何倍も効果がありそうです。一貫教育のメリットの一つといえるでしょう。
 式場の中央に飾られた花たちが、卒園生を優しく見送っているようでした。なお、写真ステージ上には、卒園児がつくった「将来の自分」が展示されていました。これもまた、本学園が進めるキャリア教育(幼児期から始める進路学習)の成果の一つです。
 8名の卒園児の皆さん、保護者の皆様、ご卒園おめでとうございました。これからも仲良しの親子同士でいてください。

第3回卒業式

 16日(金)に卒業式を挙行いたしました。本年度で3回目となります。美郷北学園としてスタートした年に7年生(中学1年生)として「入学」してきた子どもたちが、いよいよ卒業となります。中学部の新しい制服に初めて袖を通した学年でもあります。いろいろと期待が大きかったのは間違いありませんが、それも11人の力強いきずなで克服してきました。
 開校当時から「気風創造」をスローガンに、学園の目指す方向性を探ってまいりましたが、9年生の子どもたちは真剣さと大胆さを前面に出してその気風(校風)づくりに励んできました。3年という節目を終えるに当たり、彼らの残した気風を今後も継承し形づくっていきたいと思います。卒業生の皆さん、本当にありがとうございました。そして、ご卒業おめでとうございます。


 ところで、今日19日(月)は県立高校の合格発表がなされました。本学園からは、9名が県立高校を受験しました。結果、全員合格となりました。ずいぶんと気をもみましたが、なんとか高校生活の切符をつかむことができました。進路は以下のとおりです。
 阿部 良樹さん・・・日向工業高校
 宇和田朝陽さん・・・鵬翔高校
 菊田 悠輝さん・・・日向高校
 黒木 翔馬さん・・・聖心ウルスラ学園高校
 竹原 賢龍さん・・・日向高校
 柳田 起希さん・・・宮崎工業高校
 海野 紗香さん・・・宮崎南高校
 大藪 侑里さん・・・延岡工業高校
 甲斐 夏音さん・・・延岡工業高校
 奈須 真弥さん・・・富島高校
 新田 直子さん・・・延岡商業高校
11名の輝かしい未来を心から祝福したいと思います。長い間大切に育ててこられた保護者の皆様にも、敬意を表します。

1/2成人式

 昨日8日(木)は、幼稚園と小学部の参観日でした。今年度最後ということもあって、多くの保護者の皆様にご参加いただきました。どの学年も授業参観の後学級懇談をしていただき、この一年の子どもたちの成長を確かめていただきました。近日中に学級懇親会を予定されているところも多いようで、和気あいあいとした雰囲気でした。
 そのような中、4年生は「二分の一成人式」を行いました。これは、成人式を迎える20歳のちょうど半分である10歳4年生に、これまでの成長を保護者に感謝し、またこれからの将来に向かって気持ちを新たに進んで行ってほしいという願いを込めて執り行っているものです。



 式では、子どもたち一人一人が保護者の前で「未来の自分へ、家族へのメッセージ」と題した作文を読み上げました。中には感極まって涙するシーンも見られ、参加者一同感激のひとときでした。この一年間で大きく成長し、すっかり高学年の雰囲気をもつ4年生。4月からは小学部高学年、北学園では中期ブロックになります。ますます力をつけ、学校のリーダーとして活躍することでしょう。その確信をもつことのできた二分の一成人式でした。4年生の皆さん、おめでとうございます。

県立高校一般入試が終わりました。

 6日(火)・7日(水)の2日間、県立高校の一般入学試験が実施されました。第1日目の6日は国語・理科・外国語が、第2日目の7日は社会・数学と面接試験が行われました。北学園からは4名の生徒が受験しました。自分の夢の実現に向けての第一歩が受験です。各教科での勉強はもちろん、面接練習も十分にこなしてきました。その成果が結果に表れることを祈ってやみません。「努力は必ず報われる」という言葉を心から念じています。
 結果発表は、卒業式(16日)後の19日(月)です。落ち着かないままの卒業ですが、とりあえず全力を尽くしたことにひと呼吸をおいて卒業式を迎えましょう。受験した9年生の皆さんはもちろん、ご家族の皆さん、ご指導いただいた先生方、本当にお疲れ様でした。

2月が終わります。

 2月は「逃げ月」といわれますが、本当にあっという間に過ぎた気がします。今月は、体験入学や幼稚園入園説明会、6年生の中学部への進級説明会、次年度小学部入学予定者への入学説明会と、新年度への説明会等が多くありました。子どもはもちろん保護者にも新しい環境に少しでも早く馴染んでいただけるよう、できる限り努力していきたいと思います。また、9年生にとっては、私立高校合格発表や県立高校推薦入学試験が行われ、受験もいよいよ大詰めです。3月6日(火)・7日(水)には県立高校一般入学試験が行われます。ぜひとも夢をかなえてもらいたいと思います。
 さて、明日から3月です。平成29年度もいよいよまとめの月となります。今年度の取組の成果と今後の課題を整理して、平成30年度に備えます。今後ともご指導・ご助言を賜りますようお願い申し上げます。


 校長室には、たくさんの花鉢が並んでいます。技術員の徳田先生のご配慮です。気持ちが落ち着きます。日当たりのよさも功を奏しているようです。


中でもカランコエはみごとです。

最後の参観日(中学部)

今日23日(金)は、中学部の今年度最後の参観日でした。5時間目に参観授業、6時間目に学級懇談を行いました。参観授業は、


7年生:英語「Let's make a speech!」と題して、英語で自己紹介。
8年生:理科「電流の性質とその利用」で、電熱線を用いて熱量の変化を調べる学習。
9年生:音楽で卒業式の歌を中心に、保護者に聴いていただきました。
 特に9年生は、3月6日(火)・7日(水)の県立高校一般入試や16日(金)の卒業式と、北学園での生活もいよいよ大詰めです。一日一日を大切に過ごし、充実した毎日を送ってほしいものです。
 ご多用な中ご参加いただいた保護者の皆様、本当にありがとうございました。

教育論文表彰式

 22日(木)、美郷町小・中学校教職員教育研究論文表彰式が西郷ニューホープセンターで開催されました。今年度は、町内4校から36編の論文が応募され、一席から三席までの上位入賞者などが表彰されました。

 美郷北学園からも20編を応募しました。各教科、領域等多様なジャンルでの実践研究論文で、先生方の努力に感銘を受けました。そのうち3名の先生が三席までに選ばれました。


 第二席 加治屋慶史 教諭 
   「言葉に拘る姿勢をもった生徒の育成」
    ~語彙力増強を基軸とした多様なアプローチを通して~
 第三席 日野希代子 教諭
   「自立に向けて生き生きと生活し、学習できる児童の育成」
    ~特別支援教育学級における支援を通して~
 第三席 河野友梨香 養護教諭
   「健康に関心をもち、自分の力で健康的な生活習慣を実践する幼児児童の育成」
    ~到達目標に向けた保健指導の実践を通して~
 ※ 写真は日野教諭(左)と河野養護教諭。加治屋教諭は体調不良で欠席でした。
 
 日頃の多様な業務に加えて、この様な実践研究に取り組まれた先生方に敬意を表します。ありがとうございました。なお、今回は学校賞もいただくことができました。

お誕生会

 幼稚園では、毎月「お誕生会」を開きその月誕生のお友達をお祝いしています。
 今日20日(火)は、2月生まれのお友達の番でした。
2月生まれは一人だけだったので、みんなの「おめでとう」の祝福を独占していました。明後日22日(木)が誕生日だというH・Zさん。誕生プレゼントは、バイクのレゴブロックだそうで、乗り物好きのH・Zさんらしいお祝いです。ハキハキと受け答えのできるH・Zさん、お誕生日おめでとうございます。もうすぐ小学生ですね!

立志式

 6日(火)、南郷多目的センターにて「第12回美郷町中学校合同立志式」が厳かな雰囲気の中で挙行されました。これは、町内の3中学校(西郷中、美郷南学園、美郷北学園)の8年生(中学2年生)が一堂に会して行う式です。長尾勇教育長のご挨拶の後、立志証書授与(代表 齊藤丈留さん)、来賓祝辞と進み、出席した生徒全員による決意表明がありました。

 北学園は、今年度事務局校ということもありすべて最初に登場しました。とても緊張していたようですが、8名の子どもたち全員が立派に決意を述べることができました。その内容は、

 ◇ 甲斐無限さん・・・「時は金なり」(限られた時間を有効に使い、夢をかなえたい)
 ◇ 加藤龍侍さん・・・「雲外蒼天」(どんなに辛いことがあっても、逃げずに乗り越えていきたい)
 ◇ 鴨田駿佑さん・・・「現状維持は退化」(努力を惜しまず、確実に前進していきたい)
 ◇ 鴨田優佑さん・・・「壁を越えるだけではなく、自分の色で彩れ」(将来出会う壁は成長のためのチャンスととらえて、自分らしく乗り越えていきたい)
 ◇ 齊藤丈留さん・・・「諦めない」(どんなときも目の前にそびえ立つ壁を全身全霊で乗り越えていきたい)
 ◇ 柄 神音さん・・・「人事を尽くして天命を待つ」(自分がもつ100%の力を出せば、運命は必ず開ける。)
 ◇ 阿部莉々楓さん・・・「意志堅固」(夢の実現に向け強い気持ちで立ち向かっていきたい)
 ◇ 上杉純世さん・・・「日進月歩」(夢をかなえるために、日々諦めずコツコツと努力をしていきたい)

 最後は、29名の生徒を代表して鴨田優佑さんが「立志の誓い」を宣誓しました。人生の一つの節目として、これからの自分をしっかりと見つめるよい機会となったようです。その凛々しい立ち振る舞いに、感動しきりでした。がんばれ8年生。立志の日、おめでとうございました。

雪です!

 今日から2月・・・と、突然の雪です。

 まるで水墨画のような世界が広がっています。今朝6時くらいから降り始めました。南国宮崎とはいえ、県の北部山沿いにある美郷町は、冬の寒さが厳しいところでもあります。ここ2週間は、ほぼ毎日氷点下の最低気温が続いています。この雪の影響で、今朝はスクールバスが少し遅れて到着しました。バスの運転手さんはもちろん、教育委員会の皆様のご配慮により、何とか通常どおりの授業ができています。本当にありがとうございました。


 運動場はというと・・・こちらも銀世界です。宮崎とは思えない景色です。
 ん?あれっ?よく見ると、なにやら人影が・・・



 やはり遊んでいました。この大雪の中、元気にはしゃぎ回っています。これは宮崎らしいのかもしれません。これほどの雪は、平野部はもちろん美郷町でもなかなか見られないでしょうから、子どもたちが喜ぶのは無理もないかと思います。先生も子どもも一緒になって楽しそうに遊んでいます。
 冬の思わぬプレゼントでした。

1月が終わります。

 今日は1月31日(水)です。ついこの間3学期の始業式を行ったように思うのですが・・・。9年生は、昨日から私立高校の入学試験に臨んでいます。専願生も併願生もいますが、初めての受験を精一杯力を出し切って乗り越えてほしいと思います。義務教育9年間の締めくくりの一つとして、新たな夢と希望の実現に向かって突き進んでいってほしいと思います。がんばれ9年生!
 明日から2月です。学年のまとめと同時に、次学年の準備の学期(ゼロ学期)としてもしっかりと子どもたちを支えていきます。
 全国的に寒い日がまだしばらく続くようです。保護者の皆様、地域の皆様、全国にいらっしゃるOBの皆様、お体ご自愛ください。

【春を待つ学園花壇】

給食に感謝

 毎日、給食室コーナーの「今日の給食」でお知らせしている美郷北学園の給食ですが、どのような感想をお持ちでしょうか。機会がありましたらぜひうかがいたいものです。できる限り地元産の食材を使用したり、子どもたちの健康を考えたメニューづくりをしたり、好き嫌いを減じるための調理の工夫をしたりと、かかわってくださるすべての方のお力によって成り立っている学校給食です。

 そんな関係者の皆様に、日頃の感謝の気持ちを表す「給食感謝週間」が今週開催されています。写真はその掲示物の一つです。正面玄関にあります。

 ここでは、調理員さんをはじめ、生産者の方のほか、JAや美郷町教育委員会の学校給食担当者の方などへの感謝の寄せ書きが展示してあります。黒木亜紀先生と髙瀬詩史先生のお二人の給食主任、そして児童生徒会を中心に企画された取組です。




 食べられることが当たり前にならないように、感謝の気持ちを忘れずこれからもいただきたいと思います。寄せ書きは、後日それぞれに直接お届けする予定です。いつもおいしい給食をありがとうございます。

一貫校ならでは

 寒さが少し和らいだある日の昼休み。学校自慢のふれあいスペース「光の庭」で、なにやら楽しそうに遊ぶ子どもたちの姿がありました。

よく見ると、小学生と幼稚園生が一緒になって段ボールでつくった迷路や隠れ家で遊んでいます。じつはこれ、2年生が図工「だんだんダンボール」で作成した立派な作品。思い思いのアイデアで作られた作品がつながって、いつの間にか巨大なものになっていました。子どもたちがこれを見逃すはずはありません。昼休みを待って、他の学年や幼稚園生が大挙して遊びに参加したようです。下級生に丁寧に遊び方を教える2年生の姿も頼もしく感じました。わざわざ打ち合わせをしたり特設の機会を設けなくても、こうして自然にかかわり合える環境があることは、これからも大切にしていかなければなりません。
 ちなみに、ダンボールで遊ぶ子どもたちのそばを「楽しそうだなあ。入ってみたいなあ」といわんばかりの顔で通り過ぎる中学生がいたことも申し添えておきます。

始業日から1週間

 3学期が始まってから1週間が経ちました。
 4年生に転入児童があり、全学園生106名でのスタートとなりました。インフルエンザり患により、今日現在幼稚園3名、小学生3名、中学生1名の計7名が欠席しています。り患した時期が少しずつずれているので、全員がそろうにはまだ時間がかかるかもしれません(新たなり患も心配されます)が、一日も早く回復してほしいものです。
 9年生にとっては、今月末から私立高校の入学試験が始まります。2週間前です。万全な体調で臨むことが第一条件ですから、「絶対に」り患しないように手洗い・うがい、マスクの着用を推進してまいります。
 そんな中、今朝は「登下校集会」が開かれました。

学期はじめに当たり、登下校における安全確認を全学園生と職員で行いました。特に、集団登校をしている学校近隣から通う小学生と幼稚園生は、集合時刻や場所の確認と途中の危険箇所等を念入りに確認しました。
 3学期も事故のない安全な登下校ができるよう、学園全体で取り組んでまいります。

明けましておめでとうございます。

 新年明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。本年も変わらぬご指導・ご支援をいただきますよう、何とぞよろしくお願い申し上げます。
 さて、平成30年(2018年)がスタートして、1週間が過ぎました。本日9日(火)、第3学期の始業の日を迎えました。残念ながらインフルエンザや腹痛、発熱等で欠席の子どもさんがおり、全学園生がそろうことはできませんでしたが、1校時に「始業式」を行いました。
 式では、3人の代表学園生の発表がありました。それぞれが3学期に向けてがんばりたいこと、新年の抱負を語りました。
◇ 坂本凜さん(3年)※インフルエンザで欠席のため、担任が代読。
  がんばりたいことは、①JRC活動 ②下級生に優しくすること ③習字の級を上げること の3つ。前期ブロックのリーダー(4年生)になるので、当たり前のことを当たり前にできるようになりたい。
◇ 佐貝凜さん(5年)
  漢字(漢検)6級合格とJRC活動(特にあいさつ運動)をがんばりたい。苦手なことにもチャレンジしていきたい。
◇ 竹原賢龍さん(9年)
  「自分に負けない」という目標を立てた。目の前に、高校入試という大きな壁があるが、9年生一丸となってみんなで乗り越えていきたい。笑顔で卒業の日を迎えたい。
 
 3人に共通していたのは、しっかりとした明確な目標が設定されていることです。「こんな自分を目指す」「これに合格する」という強い意志を感じました。あきらめることなく、努力を続けてほしいものです。
 
 もうひとつ、ご紹介したいことがございます。
 それは、新しい職員が本日から着任したことです。

《学習支援員 桑津絵莉香(くわづ えりか)先生》

 1・2年生を中心に、特別な配慮の必要な子どもたちへの学習支援をしていただきます。桑津先生は、小学校や児童福祉施設のほか、特別養護老人施設などにも勤務経験があり、その道のスペシャリストです。先生のお力添えをいただきながら、子どもたちが安心して学校生活を送ることができるようにしてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

2学期が終わりました。

 今日22日(金)は、第2学期の終業日です。2時間目の大掃除のあと、体育館にて終業式を行いました。式では、沖田莉唯さん(1年)、佐藤慎太郎さん(7年)、加藤龍侍さん(8年)、甲斐無限さん(児童生徒会代表)の4人が、2学期の振り返りを発表しました。4人に共通していたのが、努力した結果できるようになったことが増えたという達成感でした。粘り強さや積極性というキーワードも聞かれました。中でも甲斐無限さんの「大きな変化は、小さな変化の積み重ねだということを学んだ」という言葉には感動しました。経験したものでしか分からないことかもしれませんが、実感を伴っていました。ぜひ学園全体に広めていってほしいと思います。
 校長講話では、先に発表された今年の世相を表す漢字「北」を取り上げました。もちろん、美郷「北」学園の素晴らしい成長を表したものとして紹介しました。

運動会や北郷フェスティバル(学習発表会)、校内ロードレース大会などで見られた一人一人のがんばりと学園全体のチームワークに「あっぱれ」もあげました。
 明日から17日間の少し長い冬休みです。第3学期の始業日は、平成30年1月9日(火)です。105名の子どもたちの元気な笑顔との再会を楽しみにします。保護者の皆様、地域の皆様、全国のOBの皆様、どうぞよい年をお迎えください。

読書・読書・読書

 宮崎県は、「読書県日本一」を目指して様々な取り組みを推進しています。学校のみならず、家庭や地域と連携しながら子どもたちが本に親しむことのできる環境づくりを行っています。さて、本学園では・・・
 15日(金)5時間目に「選書会」を行いました。
取扱業者に来ていただき、図書室いっぱいに並べられた本は圧巻でした。子どもたちは興味のある本を手に、時間が過ぎるまで楽しんでいました。もともと読書好きの学園生ではありますが、大人になっても時間があれば読書にいそしむような人であってほしいと思います。こうした習慣は子どものうちに身に付くものです。今のうちに可能な限りたくさんの本に出合う機会を作りたいと考えます。
 その一つが校内環境づくり。これをご覧ください。

子どもたちにとって待ち遠しいクリスマスを、読書の世界からも楽しませてくれる掲示です。「本を読みなさい!」だけでは絶対にたどり着かない世界です。子どもたちが毎日ひきつけられている様子を見てうれしい限りです。徳田先生、ありがとうございます!

人権週間のまとめ

 前回お伝えした人権週間のまとめは、すべての学園生が標語を作成することで啓発を図りました。それぞれが短冊に記入し、玄関などに掲示されました。


 作品をいくつか紹介します。
◇ だいじょうぶ 一人じゃないよ となりにいるよ (1年 おき田 りい)
◇ 人権は 人の心を よむ力 (4年 甲斐 奏太)
◇ 世界人権宣言 あれば創造の道 なければ破滅の道 (8年 齊藤 丈留)
◇ SNS 使い方間違え SOS (9年 新田 直子)
 作品は、給食時間の校内放送でも紹介されました。一人一人の人権意識が高まりますように・・・。ステキなアイデアを出し取り組んでくださった担当の先生方にも感謝申し上げます。

人権週間

 12月に入りました。今年は例年になく冬将軍の訪れがはやいようで、北郷の「あの」寒さが思い出されるほどになりました。氷点下の厳しい朝を迎える日もそう先のことではなさそうです。今から体力をつけて、厳しい冬を乗り越えようと思います。
 さて、今週は「人権週間」です。思いやりの心で豊かな人間関係をはぐくもうと宮崎県が推進している取組です。美郷北学園でも、先週から校内にこの人権週間にちなんだ掲示物が見られるようになりました。
【学園生玄関の展示】
 人権ポスターや人権に関する図書が掲示されています。技術員の徳田先生のアイデアがつまった掲示です。子どもたちは、登下校の際にじっと見入っています。

よく見ると、「人権とは?」「人権週間」「人権週間は誰がつくったの?」など分かりやすい解説もついています。こんなアプローチの仕方もあるのですね。感心しきりです。

 
 今日5日(日)は2学期最後の参観日でもありました。参観授業は、全学年「人権に関する授業」で統一しました。各学年の発達の段階に合わせて、言葉づかいやコミュニケーションの取り方、人権作品の鑑賞、人権の歴史、SNSにおける人権侵害など、多彩な授業が行われました。

【6年生の参観授業の様子】
こうした機会を捉えて、みんなでしっかりと人権について考えることは大切です。多くの授業の中で、「いじめを許さない」「誰でも人間として認められるべき」「自分のこととして考えるべき」という発言が聞かれました。素晴らしい一日でした。