日誌

校長のつぶやき(2016~2017年度)

小野葉桜まつり

 11月3日(土)文化の日に、恒例の「小野葉桜まつり」が西郷ニューホープセンターにて開催されました。美郷町出身で薄幸の歌人「小野葉桜(おのはざくら)」を顕彰する行事です。美郷町長、顕彰会会長(副町長)、教育長、遺族代表などたくさんの方が出席して、厳かな雰囲気の中執り行われました。

 式典では、神事の後地元吟遊会の方の葉桜のうたの朗詠やコラ-スの「葉桜のうた」が披露されました。その後、会場を室内に移して「葉桜のうたコンサート」と「第29回葉桜短歌賞表彰式」が行われました。

 表彰式では、県内外から応募のあった1796首の作品の中で見事入賞した皆さんの晴れやかな顔が印象的でした。今年は、美郷町内小中学生のがんばりが目立ったコンクールのようでした。美郷北学園からも、2人の入賞がかないました。


小学生の部 佳作 川名泰平(かわなたいへい)さん 1年生
作品:なつやすみはなびたいかいいってきたはなびきらきらおみせきらきら

小学生の部 佳作 日野雄斗(ひのゆうと)さん 1年生
作品:あさがおがたくさんないてうれしいなあさのたいそうえがおでみてる

 2人とも立派な賞状と盾を手にして、とてもうれしそうでした。歌人の大口玲子さんからも素晴らしい講評をいただきました。学習や運動にこうしたがんばりを見せることも大切です。大きな自信となることでしょう。おめでとうございました。

児童生徒会選挙

 11月に入りました。今月最初の行事は、児童生徒会執行部役員「立ち会い演説会及び選挙」です。小中一貫校の美郷北学園では、中・後期ブロック(5~9年生)の子どもたちに選挙権が与えられていますが、次年度への経験を積む意味で4年生以上が立ち会い演説会に参加します。幼稚園から前期ブロックの子どもたちには、事前に学級の方へ立候補者が出向き、公約を説明してきました。

 立候補者は2名で、会長及び副会長選出の「信任投票」となりました。上杉純世さん(写真左)と鴨田駿佑さん(同右)いずれも8年生です。応援演説は、上杉さんに鴨田優佑さん、鴨田駿佑さんには柄神音さんが行いました。

 両陣営とも、自分の考えをしっかりと伝え、有権者に理解してもらうことができたようです。

 選挙結果は即日開票され、2日には互選をし、全校専門委員会や執行部の組織編成を経て、今月17日(金)に任命式を行う予定です。
 ちなみに、投票は「受付」「記載所」「投票箱」と本格的です。選挙権が18歳以上となり、選挙に対する意識付けをしっかりと行う必要がありますが、美郷北学園なりの方法で積極的に実施していきたい取組の一つです。新しい組織については、後日お知らせできると思います。

【受付は選管委員が】

【記載所で真剣に投票する6年生】

【ノスタルジックさえ感じる投票箱】

10月が終わります。

 先週の台風21号に続き、今週末も台風22号の接近が予想されています。先週は関西地方から北で特に大きな被害が出たようですが、今回は何事もなく過ぎ去ってくれることを祈るばかりです。台風の勢力や進路次第ではありますが、今のところ30日(月)は通常どおりの授業を行う予定です。最終的には、前日29日(日)の正午に判断をし、変更がある場合のみ保護者に連絡するようにします。何とぞご理解をお願いいたします。

 10月が終わります。今年も残すところ2か月です。はやいものです。11月は児童生徒会役員選挙(1日)、北郷フェスティバル(11日)などが予定されています。特に北郷フェスティバルは、運動会と並んで大きな行事です。先生方も子どもたちも毎日一生懸命準備に励んでいます。その成果をしっかりと発揮してほしいものです。是非たくさんの皆様にご覧いただきたいと存じます。ご近所お誘い合わせの上、ご来校ください。

みさと焼き

 少し前の話になりますが、美郷町教育委員会主催の家庭教育推進大会に参加した後の懇親会のことです。研修会での講師の素晴らしいお話とコンサートの余韻に浸りながら、思い思いテーブルに着き感想を述べ合う時間でした。午後7時を過ぎていましたので、そろそろ空腹も頭をもたげていました。そんなとき出会ったのが「みさと焼き」でした。もちろん焼き物(陶器)ではありません。「たこ焼き」ならぬ「みさと焼き」です。懇親会のメインメニューとして、担当課職員の皆さんが準備してくださったものでした。

 これは、美郷町で密かに(?)流行しているグルメで、タコの代わりに地元のおいしい食材を入れて焼いた粉ものです。主流は、シイタケやキムチ、栗などを入れるようですが、子ども向けにいろいろとアレンジもされているとのこと。なるほど、おいしいものはどんな調理をしてもおいしいはずです。参加者一同感心しながらいただきました。美郷町には、まだまだ奥深い食があるようです。

職人技?


 ここ数日、事務室の先生方の動きが激しいな・・・と思っていたら、新たな学校改善に取り組んでおられました。管理棟の窓ガラスが野鳥等の糞やクモの巣でかなり汚れていたので、教頭先生が毎日のように掃除をしてきれいにしてくださっていたのですが、今度は事務室の先生方が窓ガラスに紫外線カットのフィルムを貼っておられたのです。
 このホームページのトップにも写真がアップされていますが、美郷北学園では校舎のあちらこちらに本が展示してあります。いつでもちょっとした時間があるときに手にとって見ることができるように、子どもたちが少しでも本に親しむことができるように、事務室の先生方の温かいご配慮が形になったものです。今回、それらの本を日焼けから守ることを目的に始められた作業だったのです。
 はじめは3人でしたが、養護教諭の河野先生や学習部長の頼先生も合流しての作業となりました。

 改めて、学校は校長一人では経営できないことが分かります。先生方のアイデアとやる気が欠かせません。校長室にじっと閉じこもってパソコンを見つめている時間があれば、校内を見たり子どもたちの様子を観たりする方が、よほど有意義かもしれません。先生方に心から感謝します。