諸塚村立荒谷小学校
学校の様子
青島宿泊学習 その1
10月29日(水)~10月31日(金)に、諸塚村内の5~6年生は青島青少年自然の家で宿泊学習を行いました。男子17名、女子14名と、七ツ山小の校長先生をはじめ計6名の職員で諸塚を出発しました。
バスの中はとても賑やかで、笑い声や話し声が途切れることなく続き、楽しい雰囲気のまま青島へ到着しました。バスの到着地点から、青島青少年自然の家の施設まで歩くのに、所員の方から「自分の学校の校歌が流れた所から歩いてきてください」と指示があり、子どもたちは「ええっ!?」と言って戸惑っていましたが、校歌が流れ始めると、どの学校の子どもたちも颯爽と歩いて行っていました。
入所式では、「規律・共同・友愛・奉仕」の言葉だけを覚えて帰るのではなく、体験を通して「規律」とはどのようなことか、「共同」とはどのようなことかを考えて行動し学んで行って欲しいとのお言葉をいただきました。
その後、昼食をとりました。青島に来て初めての食事です。バイキングなので、自分の好きな分だけおかずをとることができます。子どもたちは、偏ることなくまんべんなくおかずをとってましたし、多く取り過ぎる子どももいませんでした。おかわりをする子どももたくさんいて、みんな元気いっぱいです。
【荒谷小の子どもたちは、むかばきでもバイキングは経験しています】
そして、早速午後からは活動が始まります。まずは古代火おこしと野外炊飯です。この日のメニューはカレーとサラダ、オレンジ、青リンゴゼリーです。子どもたちは予め、カレー係、ごはん係、かまど係に分かれています。その係ごとに野菜を切ったり、お米を研いだりして、一段落したところで、全員で古代火おこしに挑戦しました。
【「おいしいカレーを作るぞ!」「おー!!」】 【かまど係は薪をくべました】
最初は弓ぎり式で古代火おこしを行いました。これは板に棒を当て、棒に弓のヒモを巻きつけて2人1組で弓を動かして、棒を回して火を起こす方法です。はじめに、所員の方々がお手本を見せてくださいました。そして、火おこしをするための最大のポイントは「あきらめないこと」と教えてくださいました。
【火おこしの神様と呼ばれる方がお手本を見せてくださいました】
みるみる木が黒くなり、煙が出てきて火の種がでてきました。その火の種をほどいた麻のひもに落として、細く長く息を吹きかけると、あっという間に火が点きました。ほんの数分でできた火おこしに、子どもたちは見とれていました。
そして、いよいよ子どもたちだけで火を起こします。先ほどのデモンストレーションを参考に、弓を引いたり押したりしました。すぐに木は黒くなり、煙は出てきましたが、なかなか火が点きません。弓を担当する人を変えてみたり、棒を当てる位置を変えてみたりしましたが、なかなか思うようにはいきませんでした。でも、先ほど教えていただいた「あきらめないこと」が子どもたちの頭の中にはあったので、誰一人火おこしをやめようとする子どもはいませんでした。そんな時、諸小の先生が助っ人としてきてくださいました。その先生は、棒に巻く弓の巻き方がうまくできていないと教えてくださり、巻き直して再度挑戦しました。
【みんなで力を合わせて1・2、1・2】 【あ!火の種ができた!!】
【やったー!!火が点いた!】
先生の助言があり、ようやく火おこしに成功しました。この火をろうそくに移し、かまどに火をつけました。これでようやくカレーやごはんを作ることができます。
【大事に大事に、そーっとね】
ごはんは、はんごうで炊きました。はんごうのうちぶたやそとぶたを使ってご飯の量を計り、はんごうに付いている印を目安に水の量も調整しました。はんごうから白い泡がでてきて固まったら火の弱い場所に移して7分間蒸らすのですが、それを何度繰り返してもべちゃべちゃのごはんになってしまうものがありました。「水が多かったのかなぁ」、「火が弱かったのかなぁ」等と色々と理由を考えましたが、どうしてもべちゃべちゃは解消されず、このまま食べようということになりました。
【うーん、7分粥くらいだなぁ】
カレーはお肉を炒めて、火が通ってきたら野菜を炒めました。そして水を入れて煮込みます。野菜を切る時に、じゃがいもや人参は親指の第一関節くらいの大きさに切ってくださいと指導がありました。子どもたちはそれ以上に小さく切っていましたが、なかなか火が通りませんでした。その理由は火が小さくなっていたからだと考えられました。そのため、薪を増やして火を大きくしたり、火が大きいところに鍋を移したりしました。そしてようやくカレーが出来上がりました。
【外で食べる手作りのカレー、絶品でした】
この野外炊飯を通して、炊飯器のボタン1つで炊きあがるごはんや、ガスの栓を回せばすぐに火が点き、火力も落ちないガスコンロの便利さを改めて感じました。そして、それらを自分たちの手で作り出す苦労や喜び、そして先人の方々の知恵を学んだ野外炊飯でした。お粥のようなごはんにカレーをかけて食べるのも、ここだからこそできる体験です。みんなで協力して作った夕飯は最高でした。
くら~いところで1週間
昨日、1・2年生はいもほりをしました。1時間目は保育所生のお手伝いを兼ねたいもほり、2時間目から3時間目は1・2年生のおいも畑のいもほりをしたそうです。その大事な大事なおいもを、全校児童、そして全職員に配ってくれました。
【1・2年生のおいも、嬉しいなぁ】
給食の後には、2年生の男子が「今日、おいもほりをしておいもを配りました。でもすぐには食べないでください。くら~いところに1週間置いておくと、おいもがとっても甘くなります。くら~いところに1週間おいていてください」とおいもをおいしく食べるコツを紹介してくれました。
【1週間後が待ち遠しいな】
そして、下校指導の際にも2年生は「給食の時にも言ったんですけど・・・」と先ほどの、おいしく食べるコツを再度紹介をして、くれぐれもすぐに食べないようにと念を押してくれました。必ず1週間後に食べます。ありがとうございました。
5・6年生からのお題
本日、ろうかに5・6年生の砂絵がずらりと並び、このようなお題が設置されていました。
【よし、このお題に挑戦!!】
5・6年生は、10月29日~10月31日に行われた青島宿泊学習の1日目の夜、砂絵を制作しました。その活動の中で完成したものです。宿泊学習に行く前に、予め学校でデザインを考えておき、青島で清書をしました。それぞれの個性が表れた砂絵が並び、早速お題に挑戦した先生方は、「ピンクは○○さんが好きだから、この絵は○○さんかなぁ」、「デザイン的にこれは○○さんかなぁ」などと、普段の子どもたちの様子から、どの砂絵が誰が作ったものかを真剣に考えていました。
【考えれば考える程、迷ってしまいます】
子どもたちの作品は自然をテーマにしたものがほとんどで、モザイク林相やしいたけ、紅葉、花などがありました。山を流れる水を表現するのにも、2色の砂をつかったり、花びらを1枚1枚色を変えてみたりして、力作ぞろいです。
たまたま通りかかった6年生に、「先生たちの予想はどう?」と給食の先生が尋ねると、「なるほど、なるほど」と笑いながら答えていました。さあ、誰がどの作品を作ったのか。1~4年生もこのお題に挑戦してみましょう!
【なるほど、なるほど】 【先生たちは、子どもの名前を付箋に書いて予想しました】
ウッジョブ活動
今日は1~5校時までウッジョブ活動でした。今回も4つのグループに分かれました。地元の会社を訪問するグループと診療所等に訪問するグループ、森林組合等に訪問する子ども、学校に残って制作をする子どもに分かれました。それぞれ目的があり、インタビューをしたり、リーフレットを作るコツを教えていただいたり、木の製品を作るための準備をさせていただいたりしたようです。学校に残った児童は絵本の制作を行いました。
それぞれ自分たちの企画に沿って活動が進められ、子どもたちのわくわく感はふくらんでいっていると思います。
最後のふりかえりでは、「患者さんにインタビューをする時にはガチガチに緊張しました。患者さんは木のぬくもりがいいと話されていました」や「リーフレットを作るコツは、文章を短くして写真を取り入れると見やすいと教えてくださいました」などと発表していました。今回、学校だけでは学ぶことができない貴重な学びを得たようです。職員もわくわくしながらこの学習に取り組んでいます。一緒に学びを深めていきましょうね。
【友達のふりかえりを聞くと、初めて知ることもたくさんあり勉強になりますね】
ウッジョブ諸塚
今日の3・4校時、5・6年生はわくわく学習(ウッジョブ諸塚)を行いました。
5・6年生は、明日の1~5校時全てウッジョブ活動でグループに分かれて、地元の林業の会社を訪問させていただいたり、観光協会や診療所を訪問させていただきます。今日の2時間はそのための準備の時間です。しかし、明日どこにも訪問をしない子どももいます。その子どもは木の絵本づくりをしようと考えており、明日は1日かけて絵本のストーリーを考えたり、絵の下書きをしたりします。今日は、その材料集めに近くの川まで歩いていきました。
落ち葉を踏むと「ジャリッジャリッ」と渇いた音がして「楽しい~」と言ったり、鳥の鳴き声が聞こえたり、きれいな花を見つけたりして、荒谷の自然を再確認しているようでした。いつも通る登下校の道なのですが、再発見することも多く、積極的にメモを取り、写真も撮っていました。熱い思いを形にするために一生懸命です。
【子どもが撮った写真です】 【たくさんの宝物が見つかりましたね】
学校に帰ってからは、他のグループの子どもたちとふりかえりをしました。リーフレットの形ができている人やポスターの青写真ができている人がいて、どのようなことをしているかが分かって、また刺激になったようです。それぞれの子どもたちが、林業発展のためにできることを一生懸命考え、形にしています。明日もがんばりましょう!
【みんなでふりかえり】
明日、訪問させていただく地元の林業の会社、農林振興局、森林組合、観光協会、診療所の皆さま、5・6年生がお世話になります。お忙しい中、ご協力くださりありがとうございます。きっと子どもたちは、それぞれの場所で貴重な経験をさせていただくことと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
校長先生からのプレゼント 第2弾
今日はとっても寒い朝でした。11月になり、ぐっと秋が深まったような気がします。荒谷小では、今朝11月の全校朝会が行われました。
まずは校長先生のお話です。今日は「ゲームやテレビと本のちがいを考えてみよう」というテーマでお話がありました。テレビやゲームは見る・聞くという受動的(受け身)であること、本は読む(見て、言葉に変換する)という能動的(前向き)であることという違いを教えていただきました。
【校長先生は休日には本屋さんで本を何冊も購入され、読書を楽しまれるそうです。】
ゲームやテレビはつい「あともうちょっとだけ」という気持ちになり、見ている方、している方がゲームやテレビに支配される(依存)という一面もあるということでした。友達と一緒に遊んでいても、ゲームやテレビを見ていては会話がなく、人間関係づくりがうまくできなくなります。またSNSを介してつながる人たちが増え、その場を埋めるための言葉のやりとりがなされているという新聞記事も紹介していただきました。
本は、知らなかったことをたくさん教えてくれる、違う世界へ連れて行ってくれるという面があります。子どもたちが校長先生に、「冒険の本を読んでしまいました。もうないんですか?」とか「最近本を借りる人が少なくなっています」などと話すことがあるそうです。読書の楽しさを味わっている子どもたちもいれば、まだその魅力を十分に感じられていない子どももいるのかもしれません。
【まずは1ページ、1行でも読んでみるといいと1・2年生の先生が以前話されていましたね】
そこで、校長先生から子どもたちへのプレゼント(第2弾)が手渡されました。以前「千里の道も一歩から」というしおりを子どもたちにプレゼントしたのですが、その続編です。そのしおりには、「おこたらずゆけば 千里のはても見ん 牛の歩みの よしおそくとも」という言葉が書かれています。これは「千里の道も一歩から」と同じような意味をもつ言葉です。そして裏には「明けてもくれても 今日という 1日あるのみ」という言葉が書かれています。これは、今日という1日を大事に生きて行こうという意味だそうです。
【子どもたちのしおりには本人の顔写真も載せてありました】
毎日毎日を大切にして、ひとつひとつ積み重ねて心も身体も豊かに成長していって欲しいと思います。
校長先生のしおり、実は今回は職員用も準備してくださっていました。子どもたちと同じ「明けてもくれても 今日という 1日あるのみ」という言葉が書いてあり、裏には「交通安全10ケ条と服務規律10ケ条」が載ってある特別バージョンです。私たちもこのしおりを使って、読書に励みたいと思います。
【これが職員バージョンです】
【夏季休業中に服務規律の研修をしてくださった教頭先生にもしおりが渡されました】
次に、学習指導部の先生からお話がありました。お話の内容は3つです。
1つ目は「あいさつと記名」です。学校の中ではあいさつがしっかりとできる子どもたちですが、学校以外の場所で会うと、自分からなかなかあいさつができないということが課題でした。しかし、最近はその課題が克服されてきたようです。秋祭りの際には、自分からあいさつをしたり、わざわざ先生のところまで来てあいさつをしたり、さらには公民館に入る時に全員に向かって大きな声であいさつをして入ったりする子どももいたそうです。学校でも立派にあいさつができる子どもたちですので、その力をどんなところでも発揮していってほしいです。
【あいさつはコミュニケーションの第一歩です】
また、記名についてもお話がありました。10月の目標の中でも「記名をしよう」とありました。鉛筆・消しゴム・下敷き等、自分のものには必ず名前を書いて、大切に使ってくださいね。
2つ目は読書についてです。ここで、3年生の「サーカスのライオン」、4年生の「ごんぎつね」の読書感想画を見せてくださいました。これには、あらすじが書いていたり、気持ちの変化が言葉で書いてあったりしました。「みなさんは、国語で物語を楽しく読むための技を学んでいます。その技を読書をする時にも使って、このようなお話だったなぁ、ここで気持ちが変わったなぁ等とふりかえりをしてみてください」と話されていました。そして、「国語と読書を結び付けて、読書を楽しんでください」と話されました。このような読み方をすれば、何気なく読む読書よりも数倍楽しく読書ができそうですね。読みっぱなしにせずに、その本をふりかえるという作業を、ぜひやってみたいと思いました。
【本を手に取ってみたくなりますね】
3つ目は立腰についてです。立腰は授業のあいさつの時にするだけでなく、体育の時間に運動をする時でも効果があるということを教えてもらったり、日常生活全般で習慣化できるとよいということを指導してもらったりしています。立腰をする(腰骨を立てる)ことでやる気スイッチが入るそうです。そのため、疲れた時には意識して腰骨を3㎝上げるようにして、心と身体をつなぐとよいとお話がありました。立腰は心を整えることにつながるそうです。腰骨を意識して、やる気スイッチをONにして学校生活を送りましょうね。
【今日は5年生の女子が立腰がよく身に付いていると誉められていました】
11月も、C学習発表会があったり、駄賃付け唄全国大会があったりして行事が多いですが、こんな時こそ落ち着いて行動しましょうと1・2年生の担任の先生からお話がありました。1・2年生は10月、落ち着きのない行動があり、色々な先生から指導をしていただいたそうです。だから、11月は落ち着いて行動をすると決めているそうです。全学年、そのような気持ちで学校生活を送れば、きっと勉強にも運動にも遊びにも集中して取り組めると思います。「落ち着いて行動する」、私たちも肝に銘じたいと思います。
教頭先生の書架の整理
10月31日(金)は1~4年生は社会見学遠足、5~6年生は青島宿泊学習でした。そのため、校長先生や担任の先生方は引率に出かけられ、荒谷小に残ったのは教頭先生でした。そこで教頭先生は、職員がいない間に、廊下にある書架の整理をしてくださっていました。まず全ての資料を棚から出して分類し、項目ごとに見出しをつけてくださいました。おかげで、どこに何があるかが一目瞭然となり、必要な時にすぐに資料を取り出すことができるようになりました。誰が見ても分かりやすく、そして、使いやすくしてくださりありがとうございました。職員室前の廊下を通る際には、一度整理された書架をご覧ください。
【機能的な書架になりました】
秋の遠足に出かけたよ!
今日は5・6年生宿泊学習の最終日、1~4年生は社会見学をかねた秋の遠足でした。1~3年生は村内、4年生は日向市に出かけました。5・6年生がいなかった2日間さびしい思いをしましたが、今日は、村内3校の学年が集います。見学先での学びはもちろんのこと、他校の友達ともたくさん交流を深めてほしいと思います。
元気にいってらっしゃい!
【しっかり学んできます!レッツゴー!】
7人のみんデー
5・6年生のいない2日目、集団登校や給食当番を立派にこなした1~4年生です。昼休みは一人一人で過ごすかなと思いきや、4年生の女児が「ストップウォッチをかしてください。」と職員室を訪れました。どうするのか運動場を眺めていると、4年生の女児2名がストップウォッチ片手にみんデー(みんなで遊ぼうデー)を始めました。時間を決めて、おにっごとサッカーをするようです。サッカーは前半と後半の場所交代の時間まで考えていました。対戦は3・4年生(3人)と1・2年生(4人)です。結果はといいますと、大方の予想に反し1-0で1・2年生チームの勝利でした。結果はともかく、4年生のリーダーシップが光り輝く瞬間でした。
5・6年生のみなさん、先生方、今日も1~4年生は元気いっぱい学校生活を送っていますよ。
【1~4年生が楽しく遊んでいる様子を、校庭の「二宮尊徳」像が優しいまなざしで見守ってくれています。】
7人の学校生活
今日から3日間、5・6年生(7名)は村内の小学校と合同宿泊学習を青島青少年自然の家(宮崎市)で行います。今朝、7:30に中央公民館を出発しました。
そこで、留守番をすることになったのが、1年生~4年生の7人です。授業の方は、いつも通りなのですが、大変なのが集団登下校や給食準備、そうじです。4年生の女児2名は「今日から3日間は私たちが最上級生なのでリーダーシップを発揮して、下級生のお世話をがんばります。」と頼もしい発言をしてくれました。5・6年生のいない3日間、5・6年生の後ろ姿をよくみている4年生だけにしっかりがんばってくれることと思います。
5・6年生、担任の先生、養教の先生、実り多い宿泊学習にしてください。学校のことは「心配ご無用!」です。
【5・6年生がいなくて給食の準備がしっかりできました】
【5・6年生がいなくて何かさびしいです!】
【いちょうの木の下では、保育所生がランチタイム】
5・6年生の公開授業
今日の3校時、5・6年生の国語の公開授業が行われました。
5年生は「気持ちを伝える言葉について考えよう」、6年生は「『にぎる』と『つかむ』の言葉の使い方を調べて気づいたことをまとめよう」というめあてで学習を進めていきました。
【はじめは5・6年生同時にめあての確認をします】
5年生は、自分たちの経験から気持ちがうまく伝わった時とうまく伝わらなかった時を思い出させて、なぜうまく伝わったのか・伝わらなかったのかという理由を考える時間となりました。いつもは、分からないところがあると担任の先生に積極的に質問するらしいのですが、今日は他の先生たちがいるせいか、緊張していたようで誰も質問することなく黙々と考えていました。
【白い四角の中に先生がいる時は、子どもたちはいつでも質問ができます(同時間接指導)】
6年生は、国語辞典を使って「にぎる」と「つかむ」を調べ、その後、自分たちでそれらの言葉を使って例文を作りました。例文を比較することで、「にぎる」と「つかむ」の違いを説明するためのヒントが出てきそうで出て来ないという、ハテナがいっぱいでてきた時間でした。子どもたちは、先生と一緒に悩み、一生懸命考えていました。その姿は、とても意欲的でやる気に満ち溢れていました。
そして、放課後、今日の授業についての話合いを行いました。本校では、複式指導を通して、子どもたちが主体的に学ぶことができるようになることを目標にしています。課題があると考えられる子どもたちの姿を、主体的な学びを指導するチャンスと捉えて手立てをとるということを確認しました。
【子どもたちのおかげで、職員もたくさんの学びがありました】
5・6年生は、明日から2泊3日で青島宿泊学習に行きます。いつも荒谷小を引っ張ってくれる5・6年生がいないのは不安かもしれませんが、その分3・4年生が頑張ってくれることと思います。1~4年生、3日間、荒谷小のことをどうぞよろしくお願いしますね。
P1グランプリ
今日の朝、表現集会が体育館で行われました。今日は「P1グランプリ」と銘打った表現集会でした。さて「P1グランプリ」とは何でしょう。
以前、子どもたちは「当たり前のものが実は宝物」だということを学びました。そこで身近にある宝(自然)を写真に撮って、みんなで鑑賞し自分の好きな写真に投票をするというものが「P1グランプリ」です。この「P1グランプリ」の「P」はPhotoの「P」からとったものです。子どもたちは、鳥の目のように遠くからみた風景を撮影していたり、虫の目のように被写体を間近で見て撮ったりしていました。
【表現集会が始まりは歌と踊りから始まります】【素敵な写真が勢ぞろいしました】
そして、投票の時間。黒板を裏返しにして、どの写真に投票したか分からないようにしました。5・6年生担任の先生は「自分の好きな写真に投票をしてください。5・6年生は1票も入らない写真があっても泣きません」と言っていました。どれもいい写真ばかりで、どの写真にしようか迷っている子どももいました。先生たちも悩みながら投票をし、いよいよ結果発表です。
第1回P1グランプリの優勝者は、6年生男子でした。題名は「ぼくのかくれが」です。「今までは鳥の目のように全体を写すような写真が好きだったけど、写真を撮る時の茶畑のガサガサという音やお茶の香りなど耳や鼻などの五感を働かせて虫の目で写真を撮りました。」と話していました。この写真を見ていると、葉っぱが森のように見え、自分がその森の木漏れ日の中にいる小さな生き物になったような気分になりました。
【斬新な写真の撮り方をしたそうです】【それぞれの写真に題名が付いています】
今日は5・6年生の写真で「P1グランプリ」を行いましたが、次回は1~4年生の写真を使って行うそうです。1~4年生の感性豊かな写真、楽しみにしています。
その後、表彰が行われました。新体力テストでA判定だった子どもや、陸上教室で賞をもらった子どもたち、また、「文集ともだち」に作文や氏名が掲載される子どもたちも表彰されました。その他にも表彰があり、たくさんの賞状を持って帰っていました。荒谷小の子どもたちは、色々な場で活躍をしているんだなぁと改めて感じました。
【よくがんばりました】
しいたけの おすそわけ
今日の5時間目、2年生の児童が恥ずかしそうに職員室にやってきました。手には立派なしいたけ。このしいたけのおすそわけに来てくれたのでした。
【教頭先生に、しいたけの おすそわけ】 【3つももらっちゃいました】
売り物になりそうなくらい形のよい立派なしいたけでした。この週末、学校のなば木にはしいたけがたくさん出てきたようでした。他の職員にもおすそわけをしてくれた1・2年生、ありがたくいただきます。何の料理にしようかなぁ。
跳び箱 発表会
今日の3時間目に全校体育が行われました。10月の全校体育では主に跳び箱を学習してきた子どもたち、今日は今までの学習の成果を発表する発表会です。技を披露した後はすぐにふりかえりをしました。
1年生は開脚跳びや台上前転、ヘッドスプリングを披露しました。「着地がしっかりできたのは、前を向いていたからです」とか「ヘッドスプリングのコツは、足を前に出して手を伸ばせばできると先生から教えてもらったので、その通りしてみたらできました」と自分の技のふりかえりがきちんとできていました。
【これがヘッドスプリングです】
その後も、2~6年生が次々と色々な技を披露してくれました。高学年の台上前転は、体操選手のように着地がきれいで、美しい演技だなぁと感心しました。その高学年の子どもの中には、「台上前転をする時には、前転をする時のように①後頭部をつく②顎を引くというところを意識してしました」とふりかえりをしていました。子どもの姿を通して、低学年からの学習の積み重ねが大切だと感じました。また「立腰をして跳ぶと着地もしっかりできた。次は1~2段高い跳び箱を跳びたい」と意欲あふれるふりかえりをしていた児童もいました。
【ふりかえりを聞くと、跳び箱を跳ぶコツがよく分かりました】
今回の跳び箱の学習では、閉脚跳びの練習で、跳び箱と跳び箱の間にゴムを取り付けて練習をしたり、新聞をつけて練習をしたりしていました。これは、子どもたちに恐怖感を味わわすことなく、積極的に練習するよう工夫したものです。これを「易しい場」というそうです。そこで自信がついたら、いよいよ跳び箱で閉脚跳びに挑戦です。これを「平場(ひらば)」というそうです。これは台上前転でも行われていて、跳び箱の上にマットを敷いて練習をし、その後マットなしの跳び箱で練習をしました。段階を踏んで練習をすることで、自信をもつこともでき、しっかりとした形も身に付くようです。
【左側が新聞紙、右側がゴムです】
今までできなかったことができるようになった時の子どもたちの嬉しそうな顔はキラキラ輝いています。自分で設定した目標に向かってひたむきに努力する姿、素晴らしいと思いました。
しいたけ 食べちゃった
昨日、大きな大きなしいたけを収穫した1年生に、給食室から注文が入りました。その注文は10月24日(金)の給食で使うしいたけ150gです。昨日収穫したしいたけは、1個で180gもあったそうです。そのため、昨日のうちにその大きな大きなしいたけを給食室に持って行って、調理員の先生に渡してくれたようでした。
【今日は洋風の献立でした】
しいたけは肉厚でとってもおいしかったです。調理員の先生がしいたけを小さく切ってくれていたのですが、分厚いのでサイコロ状のしいたけになっていました。食べ応えがあって嬉しかったです。
【これがしいたけでーす!】
【しいたけを食べちゃったから、ぼくはしめじをスプーンに乗せまーす】
しいたけを口に運ぶたびに、1・2年生がお世話をしたしいたけだと思うと、何だか愛着がわきました。おいしいしいたけをごちそうさまでした。
またお願いします。
先生は少なくても
今日は出張が重なり、午前中は特に職員が少ない荒谷小でした。
【今日はガラーンとした職員室です】
しかし、子どもたちは元気いっぱい。1~2時間目は全校図工をしていました。2時間目に様子を見に行ってみると、ランチルームで一生懸命お面作りをしていました。これは、荒谷のお祭りで使うお面です。自分の家族の写真を撮ってきて、それを印刷してお面にします。お父さんやお母さん、おばあちゃん、弟、ペット等バラエティ豊かなお面ができつつありました。「私が写真を撮るとうまく撮れなかったから、お母さんが鏡に自分の顔を映して撮っていました」、「お母さんは写真を撮られるのが嫌だと言ったから、弟を撮りました」と家での様子を話しながら、楽しそうにお面を作っていました。
【のりでしわしわになったけど大丈夫】【「お母さんは髪が長いからなぁ」と言いながら作成中】
【今日は5・6年担任の先生が全校児童の担任の先生です】【ばあちゃんのお面できあがり】
いつもと変わらない、元気な子どもたちの顔を見て、声を聞くと、背筋がシャンと伸びるような気持ちになりました。今日1日、子どもたちが普段どおり楽しく生き生きと過ごせるように、みんなで協力してがんばりましょうね。
しいたけ みいつけた!
本校の校舎の裏になば木(しいたけの原木)があり、1・2年生はその観察やお世話を毎日しています。そして、今日の1校時、1年生がいつものように観察に行くと「先生!しいたけがありましたー!!」と大きな声で言っていました。見ると、2つかわいいしいたけが仲良く並んで出てきていました。
【校舎裏にあるなば木】 【しいたけが2つ、いつの間にか顔を出していました】
「いつ出たんだろう」、「今の温度は何度かなぁ」等と話しながら、観察記録を書いていました。そして、しばらくすると「わあ!!おっきなしいたけだ!!」と言う大きな声が聞こえてきました。見に行ってみると、1年生の顔ほどもある大きな大きなしいたけが生えていました。これは、ふせこんでいるなば木の中にあったそうです。
【この中に】 【こーんなに大きなしいたけがありました】
1・2年生は、毎日毎日しいたけの様子を見に行き、お世話をしていたので、喜びもひとしおだと思います。これからも観察やお世話を続けて、しいたけをかわいがってくださいね。
5・6年生の調理実習
ある日、子どもたちがこのような手紙を届けてくれました。
なんとも嬉しいお手紙、この手紙を全てのクラスと先生たちに書いてくれていました。そして今日はいよいよ22日、調理実習の日です。朝からお味噌の香りが漂い、「おみそ汁を作ってるのかなぁ、温かいものは嬉しいなぁ」とワクワクしていました。2校時が終わると、職員室に女の子3人が来て「できました!来てください」と言って招待してくれました。
【献立を紹介しました】
そして、この調理実習には特別に5年生女子の保護者の方も招待していました。その理由は、以前エプロン作りの時にミシンを貸してくださったり、ミシンの使い方を教えに来てくださったからです。子どもたちは、その時に作ったエプロンを着て今日は調理実習を行っていました。
みんなで「いただきます」をし、さっそく試食開始です。今日のメニューは、むぎごはんおにぎり、わかめと豆腐としいたけのおみそ汁、ポテトサラダ(リンゴ入りとリンゴなしの2種類)、ベーコンポテト巻き、果物(バナナ・リンゴ・梨)でした。どれもとってもおいしくて、あっという間に食べてしまいました。これだけ作ることができれば、家でも大活躍すること間違いなしですね。とってもおいしい食事を作ってくれてありがとうございました。
【果物は好みのものを選べます】
そして、お忙しい中、子どもたちのために学校にお越しくださり、調理実習のお手伝いまでしていただきありがとうございました。みんなお腹いっぱいで幸せな気持ちになりました。
今週の読み聞かせ
今週も朝の時間に読み聞かせを行っていただきました。
今回もたくさんの本をご用意していただきました。その中から「たまごがいっぱい」、「いちばんのおくすり」、「うんちっち」を読んでくださいました。
「たまごがいっぱい」は、たまごが大好きな王様がたまごを一人占めしようとし、王様がいるところ以外ではにわとりは卵を産んではいけないと決めたり、卵を産んでしまった時のためにおんどりは穴を掘らされたりしていました。出番のないフライパンはプンプン怒り、真っ黒だったフライパンが赤く熱くなりました。すると卵が温められ、ひよこになってしまいました。子どもたちは、見応えのある絵本に見入っていました。
【どんな展開になるのかなぁ】
次に「いちばんのおくすり」を読んでいただきました。これは、がんに侵された母親とその子どものお話です。がんになって、お薬を飲んで髪の毛が抜けてしまったり、気分が悪くなったりするけれど、子どもがいることでそんなつらいことも乗り越えられるというお話でした。子はかすがいです。
最後に、「うんちっち」という本を読んでくださいました。何を言っても「うんちっち」としか答えないうさぎのこ。そのうさぎのこが、ある日オオカミと出会い、大変なことになります。リズム感のあり、「うんちっち」という言葉に大喜びの子どもたち。最後のページは予想をくつがえす言葉で終えられていて、教室中が笑い声が響きわたりました。
【インパクトのある絵本でした】
通常は隔週で読み聞かせをしていただいていますが、今回は2週連続の読み聞かせでした。子どもたちは、今日も面白い本や少し切ない本に出会えて、本を読むことの楽しさを感じたと思います。お忙しい中、お越しくださりありがとうございました。
第2回 駄賃付け唄の稽古
先週行われた駄賃付け唄の稽古に引き続き、21日に駄賃付け唄の稽古がありました。今回もお2人の先生がお越しくださり、熱心にご指導いただきました。
【本番まであと1カ月を切りました】
唄を歌う時に大切なのは「下手でも何でもいいから一生懸命大きな声を出して歌うこと」とおっしゃっていました。声の高さや低さはあまり関係ないそうです。自分が出せる一番の声をお腹の底から思い切り出して歌う、自分への挑戦です。子どもたちには、恥ずかしがらずに堂々と胸を張って歌って欲しいと思います。
【歌う時の姿勢についてもご指導くださいました】
駄賃付け唄を歌う時には、肩の力を抜いて男の子は手を横に、女の子は手を前で組んで歌うそうです。そして、目線は自分の目線よりも少し上を見て歌うといいそうです。これらのポイントを頭に入れ、中央公民館で行われる練習にも参加して欲しいと思います。
ご指導くださいました講師の先生方、お忙しい中、子どもたちのためにご指導くださりありがとうございました。駄賃付け唄の稽古を通して、子どもたちが歌を好きになり、自分の新たな可能性を見つけるきっかけになるといいと考えています。
ハロウィンパーティー
昨日の1~2時間目に、ハロウィンパーティーを行いました。10月31日はハロウィンです。日本ではあまりなじみのなかったこの行事ですが、最近ではあちらこちらでイベントが行われるようになってきています。
そして、この日特別ゲストが来てくださいました。その方は、今年の4月から諸塚村でボランティアをしてくださっている方です。出身は宮崎県ではないのですが、すっかり諸塚弁が板についていらっしゃいました。
【荒谷小には初めてお越しくださいました】
子どもたちは、ハロウィンのために作ったこだわりの衣装を身に付け、体育館に集まりました。保育所生も一緒に参加し、警察官だったり花嫁さんだったりいちごの衣装を身にまとったりして、とってもかわいかったです。
ハロウィンパーティーでは、まず始めにダンスを披露しました。保育所生は運動会で踊った妖怪体操、小学生は昨年の運動会で踊った恋するフォーチュンクッキーを踊りました。
【保育所:元気にダンスをしました】 【小学生:ノリノリでした】
その後、ALTの先生からハロウィンについてのお話がありました。
【なぜかぼちゃを飾るのかも教えていただきました】
そしていよいよ、グループに分かれて校内にいらっしゃる6人の先生方を探しに行きます。それぞれ袋を持ち、ハートの@を付けている先生を見つけて「trick or treat! We give us something good to eat.」と言うと、袋にはんこを押してもらえて、その上ごちそうまでもらえるという流れです。様子を見ていると、高学年の子どもが、保育所生の手を引いて誘導していたり、「ごちそうをもらうのは小さい子からね」と言う声が聞こえたりして、しっかりと小さい子どもたちのお世話をしているようでした。
【さあ、いらっしゃい】
6人全員の先生方から、はんことごちそうをもらうと、再び体育館に戻りました。ほんの1~2時間ですが、学校が魔法にかかったような気分でした。
今回の活動を通して、自分より小さい子どもたちのことを気遣ったり、みんなで協力して行動したりする大切さを学べたのではないでしょうか。
3時間目は駄賃付け唄の稽古です。気持ちを切り替えて頑張ります!
寿会の方々とのふれあいの集い
今日は参観日でした。
1時間目はオープンスクールで、保護者の方々に複式の授業を見ていただきました。
2時間目は、寿会の方々とのふれあいの集いを体育館で行いました。この行事には、保育所生も参加してとても賑やかでした。
【今日は21名の寿会の方々がお越しくださいました】
はじめの会では、校長先生が「子どもたちにとっては、人と関わることが好きということを培うことが大切です。このことを寿会のみなさんとのふれあいで培うことができています」と話されました。
【活動を通して、たくさんの方々と交流を深めましょうね】
活動の前に、寿会の方が昔の荒谷小の様子をお話くださいました。昭和21年頃の荒谷小は全校児童132名もいたそうです。現在の約10倍の人数の子どもたちが、この学校に通っていたのですね。そして、冬には教室で薪ストーブを使っていたそうです。そのため、一戸あたり薪を束ねて直径30㎝位にし、5束~10束学校に持って来ていたとのことでした。子どもたちの中で薪ストーブのことを知っていること答えたのは3~4人でした。そのうち、家に薪ストーブがある子どもは2名いました。石油ストーブや電気ストーブを使うことが多くなった今、薪ストーブの暖かさも感じてみたいなぁと思いました。
【荒谷小の歴史、初めて知ることばかりでした】
その後、子どもたちから寿会の方々へのたくさんの質問をしました。「昔の遊びでは何がはやっていましたか?」と尋ねると「めんこ」や「おにごっこ」、「かくれんぼ」、「おはじき」等と答えてくださいました。また、「昔の給食はどのような給食でしたか?」と尋ねると「給食はなかったよ。お弁当を持ってきてたよ。からいもとか入れてね」と答えてくださいました。「今と昔の神楽の違いは何ですか?」との質問には、「今も昔も一緒です。それは、昔のものを残そうとしているからです。南川では神楽の舞い方集を作っています」とお答えいただきました。昔と変わっているもの、昔から変わらないもの、それぞれあって昔の方の暮らしを垣間見ることができましたね。
それから、ものづくりを寿会の方々と行いました。竹細工、おじゃみ、おりがみに分かれての活動です。竹細工では、竹でっぽうや竹とんぼを作りました。
【竹トンボは小刀を使って左右の羽を均等にしていきます】
竹でっぽうは、「にらだま」という玉を飛ばします。この「にらだま」、今は緑色をしていて皮がやわらかいようです。そのため、てっぽうの玉として飛ばすと皮がめくれたり、つぶれたりすることがありました。「1~2月になるとインク色(万年筆の青色)になって硬くなって、音もいいんだよ」と教えてくださいました。
【これが「にらだま」です】
一方、おじゃみ作りでは、「あんた、ここ止めんとだめじゃが」とか「この中に手を入れて縫うとよ」と具体的に縫い方の方法を教えていただきながら、おじゃみを作っていました。また、おじゃみの中に入れるものはあずきだと虫が入るので、「すずだま」というものが虫も入らず、重さもちょうどいいとのことでした。
【手取り足とり教えてくださいました】
【ちくちく】 【水でっぽうも作ってもらいました】
しばらくすると、竹でっぽうの「ポンッ」という音があちらこちらで聞こえてきました。「にらだま」でなくても、濡らした新聞紙を丸めて玉にしてもいい音が出ていました。
【何回やっても楽しいね】 【保育所生も挑戦!】
活動が終わり、終わりの会では「『竹でっぽう』の作りかたのコツを教えてもらいました。それを聞いて作ると、玉が遠くまで飛んで行きました」や「ポンッと気持ちのいい音が出ました」と感想を発表していました。また、代表児童は「竹とんぼの羽の長さとあしの調整が難しかったです」と発表していました。
【いいものができました!】
寿会の方からは、「毎年、たしかなものを作る難しさを感じます。来年も再来年も交流をしたいです。今日は、子どもたちからたくさんの質問もあり立派な交流ができました」とお言葉をいただきました。
【ありがたいお言葉でした】
今回子どもたちは、寿会の方々に色々なお知恵を教えていただいたり、遊びを教えていただいたりしました。特別なものはなくても、自然にあるものを使って遊びを作りだす創造力を子どもの頃から育まれたんだろうなぁと思いました。その遊びに子どもたちも夢中になっていました。何かを与えられるのではなく作り出す、この力を見せていただいた気がしました。
今回も、寿会の方々が貴重なお話を用意してくださったり、色々なものを準備して持って来てくださったりして、充実したふれあいの集いとなりました。子どもたちが生き生きとした表情で活動に取り組んでいる姿がみられたのも、寿会の方々のおかげです。本当にありがとうございました。
1・2年生の音読発表会
今日の1校時、1・2年生が音読発表会を行いました。1年生は「サラダでげんき」、2年生は「なまえをみてちょうだい」でした。
まず、1年生からの発表でしたが、見せ方に工夫がされてあり、「サラダでげんき」を音読する役と、その内容を身ぶり手ぶりで表現する役に分かれて進められました。お話の中には色々な生き物がでてきます。アリやことりの話し声は小さな声、馬や北極の白クマの話は力強い声に変えて強弱をつけていました。また、身ぶり手ぶりをする時は、動作を大きく、そして堂々としていてそのお話の内容がよく分かるものになっていました。
【音読をする役と身ぶり手ぶりをする役は交互に行いました】【お客さんもいっぱい!】
【お話に引き込まれました】
1年生の発表が終わると、感想を発表しました。「音読だけでなく、劇も入れていておもしろかったし、聞きやすかったです」、「声の強弱やふりつけをまねしたいです」との感想があり、1年生は嬉しそうでした。
【誰をあてようかなぁ】 【6年生も認める1年生のがんばりでした】
次に2年生が「なまえをみてちょうだい」を発表しました。2年生は国語を教頭先生から教えていただいています。今回は、教頭先生も音読発表会の発表者の1人として参加されました。えっちゃんの帽子を風がさらっていき、その帽子がきつねのところに行ったり、牛のところに行ったりするお話ですが、それぞれにかぶり物を用意していた2年生。その物語の雰囲気がよく分かるものになっていました。1年生と同様、声に強弱をつけたり動きを大きくしたりしていました。物語の中で、時折風が吹くのですが、その時は本当に風が吹いているかのように軽やかに動き、大男を戒める時にはこの時間で一番大きな声を出したりして、迫力満点の2年生の発表でした。
【1つの物語の中で、役割を変えながら上手に発表していました】
【大男役の教頭先生もよろり】
2年生の発表には、6年生が「ぼくもこの物語を勉強しました。場面によって声を変えていたので、どんな気持ちで話しているのかがよく分かりました」と感想を発表していました。また他の学年の子どもが「声を強調するところ、動きが大きくてよかった」との感想も発表していました。
今回、音読発表会に参加して、どのようにしたら見ている人に伝わりやすいのかを、見ている子どもたちが気付いたようでした。そして、発表をした1・2年生も手ごたえを感じたのではないでしょうか。場数を踏んで、誰の前でも普段通りの堂々とした発表ができるようになるといいですね。
11月にはC学習発表会があります。今日、学んだことを発表する際に生かしていけるといいと思います。
【少ない人数でも一人ひとりが何役もこなし、とても充実した発表内容でした。】
ハロウィン衣装づくり
毎朝、登校してから子どもたちは、職員室にも「先生方 おはようございます!」とあいさつをしに来ます。今日もいつもの通り、あいさつをしに来ていた1年生と4年生。手には長い木の枝を持っています。「どうしたの?」と尋ねると「杖です。拾ってきました。」と言っていました。その時は「杖を一体何に使うのだろう?」と思いましたが、1・2校時の合同図工の様子を見て、その謎が解けました。
子どもたちは10月21日(火)に行われるハロウィンパーティーに向けて、ハロウィンの衣装作りをしていました。そこで、朝拾ってきた杖に命が吹き込まれていました。
子どもたちは10月21日(火)に行われるハロウィンパーティーに向けて、ハロウィンの衣装作りをしていました。そこで、朝拾ってきた杖に命が吹き込まれていました。
【杖を半分に折り、ステッキのようにしていました】
他にも、女の子はフリルが付いているマントを作っていたり、男の子は羽のついたマントを作っていたりして、仮装するのが楽しくなりそうな衣装がたくさんできつつありました。
【洋服をデザインするみたいで楽しいね】 【かわいい紳士です】
全体的に男子は黒っぽくてかっこいい衣装、女の子はカラフルでかわいい衣装を作っていました。21日、子どもたちがどんな衣装を身にまとうのか楽しみです。
【羽が付いたマント、暖かそうだなぁ】
読み聞かせ
今週も地域の方が荒谷小にお越しくださり、絵本の読み聞かせをしてくださいました。
今日は「ぼくはねんちょうさん」、「うどんのうーやん」、「しげちゃん」、「ぼくをだいて」、「いちにちおもちゃ」の5冊をご用意くださいました。読み聞かせが始まる前、1・2年生の子どもたちは地域の方のところに集まり、どの絵本を読んで欲しいか見比べていました。
【あれもいいし、これもいいなぁ】
そして、3~6年生も集合し、いよいよ読み聞かせの始まりです。まずは「ぼくはねんちょうさん」でした。この絵本は「ブランコをこいでいるとき 好きな子が見えると たちこぎになる」とか「うさぎやかめは いつもおなじものをたべて あきないのかな」、「現代に桃太郎のお話があれば おばあさんは せんたくきでせんたくをするのかな そうなれば ももを拾うことはないのかな」など、ねんちょうさんなりに思うことがたくさん書いている楽しい絵本でした。
【昨年度までねんちょうさんだった1年生、共感するところがたくさんあったのではないでしょうか】
2冊目は「うどんのうーやん」でした。この絵本は、ある日、きつねうどんの出前の注文が入ったうどんやさん。きつねをのせたうどんのうーやんが自分で出前先まで行くという内容でした。道中、お腹のすいたネコにうどんを分けてあげ、うどんの中身が半分になったり、そのため途中で出会ったそうめんにどんぶりの中に入ってもらったり、ベンチで休んでいた梅干しばあさんにうどんのなかに入ってもらい温めてあげたりもしていました。色々な食べ物と出会いを楽しみながら、出前先まで行くうーやんの楽しく心温まる絵本でした。子どもたちは、「うどんの中にたこやきが入るの?」、「おいしいの!?」などとそれぞれ感想を言いながら絵本を楽しんでいました。
【うどんのうーやん 食べてみたいなぁ】
3冊目は「しげちゃん」でした。この絵本は、「しげる」という名前の女の子のお話で、名前の印象から男の子に間違えられたり、冷やかされたりして自分の名前が好きになれない子どものお話でした。でもある日、お母さんに自分の名前の由来を聞いて考えが変わります。子どもの名前には親の思いや願いがたくさん込められています。自分の名前をお父さんやお母さんがどのような思いでつけたのか、それを聞いてみたくなったのではないでしょうか。
最後にはお礼を言って読み聞かせが終了しました。時間の都合上5冊のうち3冊の読み聞かせでしたが、どの絵本も心に残るお話でした。職員も読み聞かせの時には全員その場に行き、絵本の世界に連れて行ってもらいます。この読み聞かせの時間があることで、子どもも大人もワクワクしたり、心が和んだりします。貴重な時間を作り出してくださりありがとうございました。
【今日もエネルギー満タンで1日がんばれます】
ウッジョブ諸塚 依頼文の書き方・電話のかけ方(2時間目)
昨日の5時間目、わくわく学習(ウッジョブ諸塚)で依頼文の書き方や電話のかけ方を学びました。先週この学習を行っているので、依頼文に書く内容や電話で話す内容は子どもたちの頭に入っているようでした。今日は、より相手に分かりやすく正確に伝えるために工夫できるところを考えました。
全体の指導が終わった後は、それぞれのグループに分かれてサポーターの先生方と学習をしていきました。
【自分たちの思いや熱意をつたえるため最善の方法を考えます】
電話で依頼をする時には、あいさつに始まり、敬語の使い方、詳しい内容の説明など社会に出た時に必要なスキルを散りばめながら内容を練っていきました。子どもたちは、頭の中に漠然とやりたいことはあるのですが、それを言葉にして正確に相手に伝えるということにはまだ慣れていません。今回の学習を通して、相手意識をもつことも身に付くのではないかと思います。
最後にふりかえりをしました。今日は教頭先生と学習をしている6年生男子2人が、依頼文を見せながらのふりかえりでした。
【手書きの依頼文、ていねいに書いていました】
相手に伝えたいことがある時には、細かい部分も自分がしっかりと考えておかなければならないとふりかえりをしていました。今回学んだことは、実際に経験してみないと絶対に分からないことですね。金曜日には実際に電話をかける人もいると思います。それまでに、もう一度電話で話す内容を頭に入れてシュミレーションをしておきましょう。
下弦の月
今朝、校長先生が「下弦の月が出ていますよ」と教えてくださいました。外に出て、空を見てみるときれいな半月の月が浮かんでいました。これを「下弦の月」というそうです。
【快晴の空に浮かぶ下弦の月、美しかったです】
どうして朝なのに月が見えるのか、なぜ半月なのか。それを校長先生が根気強く、分かりやすく教えてくださいました。
【太陽と月と地球の位置関係を図で表してくださいました(朝の時間)】
【子どもたちに教えるために納得がいくまでハテナをぶつけます(1時間目の休み時間)】
そして、2時間目1・2年生は下弦の月を見ました。「○○先生、月が出てまーす!」と嬉しそうな声で話していました。
【きれいだね~】
ふと足を止めて、空を見上げたり、木々の移り変わりを見てみたりすると新たな発見がいっぱいあります。空気が澄み渡り、自然がより美しく見えるこの季節、何気ないものにも気をとめて見てみると、「宝」が発見できるのかもしれません。
駄賃付け唄の稽古
今日の3校時に駄賃付け唄の稽古がありました。この稽古のために講師の先生が2名お越しくださりました。
宮崎県のホームページによると、「『駄賃付け』とは、カジ皮やシイタケや山茶といった林産物を馬の背に積み、峠を越えて熊本や延岡の市場に運び、戻りにも酒や塩や衣類などを乗せて双方から駄賃をもらう、いわば村の宅急使である。『諸塚村駄賃つけ唄』はその道中で歌われた馬子唄(うた)風ののどかな仕事唄である。」とあります。
まずはこの駄賃付け唄を全員で合唱をしました。その後、個人レッスンをしていただきました。
【1年生の頃から毎年練習をしているので、高学年の子どもたちはとても上手でした】
その中で、講師の先生が駄賃付け唄を歌う時のポイントを教えてくださいました。ポイントは3つありました。
1つ目は「息つぎ」です。息つぎをする箇所は決められています。大きく4つに分かれている
駄賃付け唄、歌詞のまとまりごとに息つぎをするようご指導いただきました。
駄賃付け唄、歌詞のまとまりごとに息つぎをするようご指導いただきました。
2つ目は「発声」についてです。口先から声を出さずにお腹から声を出すようお話がありました。また、母音(あ・い・う・え・お)をはっきりと声に出すこともご指導いただきました。また、尺八の音色をよく聞いて声を出すと音程がしっかりとれるそうです。でも歌うことに一生懸命な子どもたちは、尺八の音を聞きながら歌うことは難しいようです。
3つ目は「はやし」についてです。はやしは、駄賃付け唄の途中で「ハイ」とか「ハーイ、ハーイ」等と言って唄を盛り上げます。はやしは、唄を覚えていないとできない、唄を引き出すようなはやしでなければならないと教えていただきました。重要な役割を担っているはやしですが、講師の先生は2年生男子のはやしを大絶賛していました。唄を引き立てるような、リズムにのったはやしができるなぁと、初めて駄賃付け唄を聞いた者にもなんとなく分かりました。
【はやしに大抜擢】 【6年生は声量がすごいです】
講師の先生は、1年生や初めて駄賃付け唄に挑戦する子どもたちにも「上手な顔しちょるわ」とか「さっきより上手にできた」、「ぴしゃっとできた」等と励ましの声をかけてくださり、子どもたちはやる気満々の様子でした。また、お手本となる5・6年生の唄を聞いて覚えましょうとも助言してくださいました。
11月15日(日)には、諸塚駄賃付け唄全国大会が諸塚村で開催されます。それに向けて中央公民館での練習日も設定されているそうです。この全国大会に出場しようと思っている子どもたちはぜひ、練習に来てくださいとお話がありました。
【現在のところ10名の子どもたちが出場すると言っていました】
今回、お越しくださった講師の先生は10月21日(火)にもご指導にきてくださいます。どうぞよろしくお願いいたします。
M2学習2日目(特別授業)
この日は10月10日。と言えば目の愛護デー。3・4年生の学級活動の授業はこの日にちなんで「目を大切にしよう」と言うテーマでした。当然のことながら、養護教諭の先生の出番です。そこで、養護教諭の先生は、この日の授業の流し方から、教材教具の準備まで長い時間をかけて教材研究を行いました。そして、今日の授業を迎えることになりました。もちろん、学担の先生とも綿密な打ち合わせを行いました。
まずは、導入。まばたきしている回数を、話を聞いている時、文章を読んでいる時、映像をみている時のそれぞれについて、周りの先生方に観察していただき、4名の代表児童の回数を調べました。何かに集中しているとまばたきの回数の少ないことが分かりました。
展開の段階は、まばたきと目の健康の関係について学習しました。まばたきの効果は、①目の表面を湿らせる②ゴミを流す③目に入った細菌を撃退する④瞳に栄養を与えるの4つがありました。これは、()埋めのクイズ形式で行いました。
終末の段階は、実践化に向けて取り組むことを決めます。「テレビやゲームの時間を決め、意識してまばたきするようにする。」としたまとめにそって、がんばりたいことを発表しました。分かりやすい教材教具のおかげで目の健康に関する今日の学習は、子どもたちの心にすとんと落ちたと思います。意識したまばたきにこころがけ、いつまでも健康な目を保ちましょう。
M2学習2日目
今日はM2学習の2日目です。昨日のM2学習の様子から、どれくらいの人数の子どもたちが来て、このような雰囲気で・・・など、少しだけ見通しがもてるようになり、子どもたちも職員も心に余裕をもつことができた2日目でした。
今日の3・4校時は体育館で図工で「ゆめいろらんぷ」を作りました。これは、横長の紙に自分の好きな絵を書き、その後、絵を切り抜いて色セロハンをウラから貼り付けて自分だけの「ゆめいろらんぷ」ができるというものです。ローマ字で自分の名前を書いていたり、愛犬の絵を書いていたり、将来の夢を絵にしてかいていたりして、個性豊かな「ゆめいろらんぷ」を作り始めていました。
【4人1組のグループを作って、友達の作品も見て学びながら作りました】
【夢が広がる「ゆめいろらんぷ」】
今日だけでは終わらないので、続きは各学校で行います。
昨日は雨だったため、昼休みは体育館で遊んだ子どもたちですが、今日は運動場でめいいっぱい遊んでいました。一輪車をしたり、イチョウの木に結び付けてある綱に揺られたりして、荒谷小でしか遊べない遊びをして楽しんでいる子もいました。運動場にいる子どもたちの数を見てお祭りみたいだなぁと思いました。
【サッカーをしている子どもたち】
5校時は学級活動を体育館で行いました。今日は「目を大切にしよう」という題材で、まばたきと涙の関係から目の健康について考えました。目の愛護デーの今日、自分の目を大切にする生活を考えるきっかけになればいいなと思います。
【みんな元気に発表しました】
そして、今日もやってきたお別れの時間。この時間はやっぱりさみしいです。でも、10月31日には社会見学遠足があります。学年によって遠足に行く場所は違いますが、すぐにまた同じ学年の人とは会えます。この2日間で他校のお友達と仲良くなった人もいると思います。31日、楽しみにしていてね。
【2日間ありがとうございました】
【今日も近くに行ってお見送り】 【またね。遠足で会いましょう】
荒谷小での初めてのM2学習
今日は、M2学習が行われました。低学年は七ツ山小、中学年は荒谷小、高学年は諸塚小で1日学習をしました。
今年度荒谷小で行われるM2学習は今日が初めてでした。諸塚小、七ツ山小、荒谷小の3・4年生を合わせると37名になります。いつもは児童数14名の荒谷小に37名もの子どもたちが集合すると大変にぎやかで、雰囲気も変わります。元気な3・4年生が1日荒谷小で、楽しく勉強をしました。
2~3校時は3・4年生全員で体育館で体育を行いました。単元は「ミニ運動会をしよう」です。今年度の運動会はすでに経験している子どもたちですが、団長の経験がある子どもはいません。運動会には団長さんはいなくてはならないものですので、3・4年生の中で団長やリーダーを決め、エール交換の練習をしたり、団を1つにするための声かけを学んだりしました。そして、体育館で入場行進からはじめて、開会式・エール交換等、本番さながらのミニ運動会でした。
【全力をつくすために手がかりとなるものを全体で確認しました。】【徒競走の様子】
台風の目は見たことがあるけれど実際にしたことがない子どもたちもいて、台風の目のルールを教わりました。
【団に着いたら真ん中の2人は急いで後ろに走っていきます】
その後、玉入れや綱引きもしました。これは、運動会でも経験している子どもたち。スムーズにそして一生懸命取り組んでいました。団技に勝つと小優勝旗がもらえるので、熱が入ります。
【ぜーんぶ入るまで入れるぞ~】 【綱引きは学年別に行いました】
最後は全員リレーを行い、全6種目を終えました。閉会式では成績発表も行いました。今回のミニ運動会の優勝は赤団でした。
悪天候のため体育館のミニ運動会でしたが、子どもたちはもっている力を十分発揮し、楽しんでいるようでした。今回の経験が、高学年になって学校を引っ張っていく役割を担った時に役に立つことと思います。
給食は晴れていれば外で食べようかと計画していましたが、雨が降ったりやんだりしていたので、教室で食べました。いつもとは違う配膳の方法だったり、台ふきの場所が分からなかったりして戸惑っている子どももいましたが、すぐに慣れてしっかりと準備をしていました。
【4年生:グループに分かれて】 【3年生:みんなで顔を合わせて】
4年生の5校時は、浮沈子(ふちんし)を使った授業でした。ペットボトルに水を入れて、その中に浮沈子をいれてキャップを閉めます。そして、ペットボトルを手で押すとその浮沈子が浮いたり沈んだりします。その科学の不思議に子どもたちは興味津々でした。
【わ!沈んだ~】 【下校する前も沈めたり浮かせたり・・楽しいね】
あっという間に、諸塚小と七ツ山小の子どもたちがバスで帰る時間になりました。学校に残っている子どもは荒谷小の3・4年生3人だけ。ちょっぴりさみしくなりました。
【全員で学校にあいさつをしました】 【名残惜しいね】
明日はM2学習2日目です。また、諸塚小と七ツ山小の3・4年生が荒谷小に来てくれます。楽しみにしていてくださいね。
その後、16:00頃に1・2年生と5・6年生が帰ってきました。ぐったりとしている5・6年生。今日は陸上教室があって、お疲れの様子でした。1・2年生はいつも通り、弾けんばかりの元気を持って帰ってきてくれました。みんなが帰ってきて、ホッと一安心、やっぱり荒谷小はいいですね。
笑いいっぱいの読み聞かせ
今日の朝の時間は、地域の方が読み聞かせに来てくださいました。諸塚村の図書館で5冊も借りて来てくださって、まずは大きな絵本を読み聞かせしてくださいました。「あるのかな」という絵本です。
「デコレーションケーキにおでこはあるのかな?」とか「あめだまにめだまはあるのかな」とか「おおかみにかみのけはあるのかな?」など言葉遊びの要素が入った絵本で、低学年の子どもたちは「おでこはな~い!」と言ったり、高学年の子どもたちはクスッと笑ったりしていました。
【インパクト大の「あるのかな」でした】
次に残りの4冊を見せてくださり、「どれがいい?」と子どもたちに尋ねられました。「だんご!」とか「さんま!」、「ねぞう!」などの言葉が飛び交い、2冊目は「いろいろだんご」という絵本を読んでいただきました。
「いろいろだんご」には3色団子やみたらしだんご、月見だんご、さくらもちなど様々なお団子等が出てきます。「みたらしだんごのとろろんとした所がだいすき~」と話す子どもたちもいました。食欲の秋です。食べ物にスポットを当てた絵本にはとてもいい反応が返ってきました。
【子どもたちの一番人気はみたらしだんごでした】
3冊目は「ゆみちゃんはねぞうのわるいこです」という本でした。一見、落ち着いた装丁の本ですが、この日一番子どもたちが笑った絵本でした。ねぞうの悪いゆみちゃんを、ぬいぐるみのおおぐまくんが「よいしょ」と言って元に戻してあげようとするお話ですが、なかなかうまく元に戻してあげられません。とうとうおおぐまくんは疲れてしまいます。そのおおぐまくんの奮闘ぶりに子どもたちは笑いながら応援していました。
【ねぞうの悪い子はいないかなぁ?】
4冊目は「とてもおおきなさんまのひらき」でした。これも子どもたちが楽しみにしていました。これは、お店3件分くらいの大きさがあるさんまのひらきを買った人のお話です。この大きなさんまのひらきを食べようとすると、さんまがある行動を起こします。さんまの次はするめ、その次はたい焼き、最後はカニが出てくるこのお話、興味があったらぜひじっくり読んでくださいね。
最後は「おかあさんすごい」でした。読み聞かせをしてくださる地域の方が、「お母さんってすごい?」と子どもたちに尋ねると、「う~ん・・」とか「まあまあ」とか「器用だからすごい」などの反応が返ってきました。きっと子どもたちが見ていないところで、お家のことや子どもたちのことをしているから、あまり子どもたちには実感がないのかもしれませんね。
この絵本では、なぜお母さんはお料理が作れるのだろう、色々なことを知っているのだろう、力もちなんだろうということが書いていました。「お母さん」を経験している人は「そうそう!」と共感できる、そして少しジーンとくるお話でした。
【お父さんやお母さんが頑張れるのはあなたたちがいるからです】
今回5冊の絵本を選ばれる際、村の図書館で荒谷小学校の保護者の方が借りていない本をチェックして選んでくださったそうです。子どもたちに絵本を楽しんでもらうためにお時間を割いてわざわざ図書館に足を運んでくださり、そのような心遣いまでしていただいて本当に有難いことです。今日も5冊の本と子どもたちが新しい出会いをしました。読書の秋、これから学校の図書室や村の図書館に子どもたちが足繁く通ってくれるのではないかと期待しています。
お忙しい中、子どもたちのためにお時間を作ってくださり、ありがとうございました。朝からたくさん笑っていいスタートが切れた子どもたちでした。
電話・依頼文の達人 教頭先生
今日の5校時、教頭先生による「ウッジョブ諸塚」の授業がありました。本格的に進み始めたこの学習ですが、まず最初の段階としてご協力いただく関係者の方々に電話で要件をお伝えし、その後依頼文をお送りする計画です。そこで、今日のめあては「電話のかけ方・依頼文の書き方のスキルを高めよう」とし、教頭先生が熱心にご指導くださいました。
【今日の授業は仕事上のノウハウでもあり、子どもたちが将来求められる内容の1つです】
その後、各グループに分かれて電話で話をする内容を考えました。一言一句原稿用紙に書き、実際に演習もしてみました。何のためにするのか(諸塚村の林業を発展させるために貢献できることを考える。そして発信する)ということを確認しながら、実際の場面を想定しながら進む授業は、子どもたちに緊張感を与えたようです。
【何事も経験です。経験をつめば自信もつきます】
【この地道な作業がいつか花開きます】 【最後は振り返りです】
振り返りでは、「誰に何を聞けばいいのか整理でていないので、整理していきたい」と話す児童もいました。あと1時間、この学習の続きができます。次の時間でしっかりと頭を整理して準備をしていきましょう。
村民体育大会に向けて
10月12日(日)は諸塚村民体育大会(略して村体)です。この日の応援は荒谷公民館が担当です。そのため、子どもたちは運動会で踊ったダンスを村体の応援の中で披露します。日曜日に迫った村体のために5校時は、全校児童でダンスの練習をしました。
運動会であれほどまでに感動を起こしたダンス、きっと今でもキレよく踊るのだろうと思っていたら・・・、動きがバラバラだったり、小さかったりしていました。子どもたちもよく分かっているようで、「足がもつれる・・・」と言いながら踊っている子もいました。でも1・2年生担任の先生は、子どもたちのいい所をたくさん誉めて、子どもたちが笑顔で踊れるように指導されていました。
【みんな息を切らしつつも最後まで一生懸命踊りました】
【よりいいものを作るためにダンスのプランを練ってくださいました】
そして、運動会の時のダンスと所々変更した箇所も作りました。まずは掛け声です。「荒谷小!お~!お!!」の部分は「諸塚村!お~!お!!」とし、終盤でも「やー!!」と声を出すところを作りました。声を出す部分が増えて、以前のダンスに比べて更に活気のあるダンスになりました。
村体では、青年団の方々が子どもたちの後ろで楽しいダンスを踊られるそうです。前にいる子どもたちは、笑顔はじけるダンスを踊りますので応援をよろしくお願いいたします。
【腕の力を鍛えるため腕相撲もしました】
おだやかな給食時間
今日の給食は、むぎごはん、おやこどん、わかめのすのもの、牛乳でした。今日は、牛乳以外すべておかわりがあり、おかわりの列にはたくさんの児童が並びました。
【5・6年生のどんぶりには溢れんばかりの親子丼が入っていました】
給食中は、子どもたちが色々なことを話します。今日は、お寿司屋さんに行った時に何を食べるか、そしてしめは何を食べるかでした。「鯛しか食べません」とか「大トロを一度食べたことがあるけどあぶらっこくてそれからは食べていません」とか「まぐろとエビが好きです」、「刺身は食べられないから巻き物を食べます」などと話していました。しめは「回転ずしやさんではデザートを最後に食べます」などと話していました。
また、「私は看護師に向いていると思いますか?」と将来のことを口にしたり、野球の試合を見て興奮した場面を話したりして楽しい給食時間を過ごしていました。
そして、今日は先週できなかった席替えをしました。荒谷小では2週間に1回席替えを行います。その方法はくじです。この席替えを楽しみにしている子どもたちは、嬉しそうにくじを引いていました。
【スプーンのくじを引きます】 【その後、自分の番号のところに名前の札を貼ります】
歯みがきの時間2分前、とても感心な子どもを見つけました。歯みがきの時間ではないけれども、自ら歯みがきをしていました。このような姿はとても嬉しいものです。
【この姿は下級生のお手本になります】
今日の午前中は風が冷たく寒いくらいでしたが、昼休みになると14名全ての児童が半そでで外で遊んでいます。たくさん食べて、たくさん遊んで、すくすく育ってくださいね。
10月の全校朝会
今朝は10月の全校朝会が体育館で行われました。
今日の校長先生のお話は「学びたい」という内容でした。校長先生は映画や本が大好きだそうです。その校長先生がご覧になった映画の1つを子どもたちに紹介してくださいました。それは「世界の果ての通学路」という映画です。アフリカの子どもはライオンやゾウがいて危険だと分かっていても、学校に行きたい、学校に行って学ぶ意義があると強く思い、毎日何時間もかけて学校に通っているそうです。通学中、動物に襲われて命を落とした子どももいるそうです。その映像を見て、子どもたちは「命を落とす覚悟をしてまでも学校に行きたいと思うところに感動しました」と感想を述べていました。
【驚きの映像でした】 【しっかり映像を見て感想を発表しました】
荒谷小の通学路も山道があり、距離も長く大変ですが、世界を見るとそれよりももっともっと厳しい環境にいる子どもたちもいます。当たり前のように学べることに感謝をすること、当たり前と思っていることは実は当たり前ではないということを校長先生がお話してくださいました。
その後、たくさんの本の紹介をしてくださったり、「イヌマキ」しゅりけんの紹介もしてくださいました。校長先生が紹介してくださる本は、図書室に置いている本も多数ありました。身近にあるけれども見えなかった魅力的な本を校長先生から教わり、また一段と読書に取り組もうと思う子どもも増えたと思います。
そして「イヌマキ」しゅりけんには、男の子がいい反応を示していました。この植物の存在やしゅりけんの作り方を知らなかった子どもたち。校長先生からいただいた「イヌマキ」でこれから製作するのでしょうね。
【しゅりけん しゅしゅしゅ】 【新たな発見の連続でした】
その後、生徒指導主事の先生から記名の必要性についてのお話がありました。自分のものに記名をしていたら、もしどこかで落としてしまっても自分のもとに帰ってくる可能性があります。しかし、記名をしていないものを落としてしまったら、それはもう戻ってくることはないかもしれません。「物を大切にしよう」というのが10月の月目標です。持ち物には必ず名前を書いて、大切に使いましょうね。
【荒谷小にはないですが、落し物コーナーの写真を見せていただきました】
全校朝会終了後、校長先生から「イヌマキ」をいただきました。どのようなしゅりけんができるかなぁ。
【知恵と工夫で遊びが生まれます】
先週くらいまではキンモクセイの香りが心地よかった職員室ですが、近頃はあまり香らなくなりました。学校の木も次第に黄色に変わっていき、秋が少しずつ深まっていっていることを実感します。これらの自然も大切な宝です。
【キンモクセイ】 【キンモクセイの花が散り、池に花びらが浮かんでいました】
満員御礼
昨日3・4年生教室前のろうかを歩いていると、椅子がろうかに出してあり、椅子にこのような貼り紙がしてありました。
【「またあしたどうぞ!今日は終わりました」と書いてあります】
これは、3・4年生教室に1・2年生を呼び込む作戦であったくじが好評を博し、商品の在庫が足りなくなったため札留めをした様子です。「5年生の女の子は今までで9回もくじをひきに来ました」と、ターゲットにしていなかった学年の子どもまでも3・4年生教室に訪れるようになったそうです。5・6年生教室には、折り紙でおったリボンが机にちょこんと乗っているところも見ました。それも商品として3・4年生が準備したものだったそうです。
この満員御礼がずーっと続くといいですね。ナイスアイディアでした。
バトンスロー設置
荒谷小の子どもたちの新体力テストの結果、ソフトボール投げに課題があるようです。先日の委員会活動で、荒谷小の子どもたちの体力を高めるために荒谷サーキット(運動場にある遊具等を活用して体力向上を目指すプログラム)にバトンスローを取り入れようと話し合いました。そして、早速本日バトンスローの設置が行われました。長いひもを用意し、それを高い場所に結び付けました。
【ひもがからまってるなぁ】 【ここにしっかり結び付けます】
そしてできあがったバトンスロー。6校時のクラブ活動の時間に体育館で練習を行った後、運動場に出て実際にバトンを投げてみました。
【バトンスローすることで正しいフォームが身に着くそうです】
どのようにしたらより遠くまでバトンを飛ばすことができるのか、思考錯誤しながら取り組んでいました。
そして、その間1・2年生は一輪車を持ってきて練習をしていました。いつの間にかスイスイと乗れるようになっている1・2年生に大変驚きました。校長先生が「運動場1周するよ~、ついておいで~」と言って走っていくと「ぼくもやりたいです!」「私も1周します!」と嬉しそうに校長先生の後を着いていっていました。
【こんなに乗れるようになったよ】 【校長先生を追いかけて~】
下校時、校長先生が「イヌマキ」という植物を教えてくださいました。そして、これで「しゅりけん」ができるよと教えてくださり、イヌマキの葉4枚でしゅりけんを作ってくださいました。子どもたちに教えたら喜んで作って遊ぶだろうなぁと思いました。
【校長先生お手製 イヌマキのしゅりけん】
学校訪問
昨日は、学校の一大行事「学校訪問」でした。この学校訪問には諸塚村教育委員会の教育長先生をはじめ、教育委員会の方々4名と北部教育事務所の指導主事の先生2名がお越しくださいました。学校訪問では、普段の子どもたちの様子を見ていただいたり、職員の様子、学校の雰囲気等を見ていただきます。お客様がたくさんいらっしゃっていつもとは違う雰囲気に子どもたちも職員も少々緊張気味でした。
そして、3校時は5・6年生の研究授業がありました。国語科の複式授業で、5年生は「資料を読んで考えたことを書こう」、6年生は「資料を活用して書こう」という単元でした。
【「先生とつながりましょう」の言葉で先生の方を向きます】【6年生もがんばりました】
【自分たちで考える時間(間接指導)の後、先生が子どもたちの考えを広げます(直接指導)】
この授業を行う上で、5・6年生担任の先生は何度も授業の内容を作り直してこの日に臨みました。全ては子どもたちのためにという思いのもと熱心に準備をされた5・6年生の担任の先生。笑顔を絶やさず、子どもたち一人ひとりの意見を大切にした授業を展開されました。
そして4時間目は参観授業でした。1年生と2年生は国語、3・4年生は道徳の授業を行いました。普段の子どもたちの授業の様子を熱心にご覧いただき、子どもたちもはりきっていたのではないでしょうか。
【1年生:のびのびとしています】
【2年生:いつも教頭先生との授業を楽しみにしています】
【3・4年生:荒谷小のシンボルでもあるイチョウの木がテーマでした】
【研究授業が終わった5・6年生はホッと肩をなでおろしました】
子どもたちが下校した後には、授業研究会と主題研究会が行われました。授業研究会では「表現力を高める国語科における複式指導はどうあればよいか」、主題研究会では「表現力の向上を目指した荒谷小ならではのキャリア教育はどうあればよいか」を協議題として話し合いました。
授業研究会では、間接指導に入る前に行う直接指導での教師の指示・発問の工夫が大切であるとの助言をいただきました。間接指導の際に、子どもたちが主体的に学習を進めることができるためには、それまでの教師の関わりが重要になってきます。間接指導では①何を学ぶのか②学習の手順を子どもたちにしっかりと理解させることが必要であると共通理解し、これからの教育活動に生かしていきたいと思います。
【様々なご意見をいただいたり、ご指導いただきました】
次に主題研究会です。この時間では、まずわくわく学習(諸塚ウッジョブ)の進捗状況を各学年ごとに発表しました。そしてわくわく学習というからには、子どもたちが「わくわく」することが一番大切だとのご助言をいただきました。教師が子どもたちに「わくわく」するような手立てを考えることで、子どもたちの意欲を喚起させていけるように教師が「わくわく」という言葉を曖昧にせずに突き詰めていきたいと思います。
【主題研究会:様々なご助言をいただき、これからの研究の道筋を示してくださいました】
協議の後には指導主事の先生方にまとめや指導のまとめ、教育長先生から指導講評をいただきました。
指導主事の先生の授業研究会・主題研究会のまとめでは、子どもの学習に臨む姿勢(1分前着席・黙想・立腰・返事等)が素晴らしいとお誉めの言葉をいただきました。日頃から子どもたちが取り組んでいるものを誉めていただけるのは、とても有難いことです。また、授業に向かう教師の姿勢やこれからの研究に必要なことも詳しくお話いただきました。最後に新聞の活用も取り入れていくこともご指導いただきました。
次に主幹の先生の指導のまとめでは、学校の全体に関わることをご指導いただきました。①知育②徳育③体育④家庭・地域との連携という内容で、知育では教師と子どもとのコミュニケーション(受容と伝達)を図ること、徳育では神戸の事件に触れられこのような悲しい事件が起こらないよう指導の視点をご指導いただきました。体育ではメディアコントロールを図れるような取組をしていくこと、家庭・地域との連携では、学校と家庭との役割を明確にすることや、「わくわく学習応援隊」は学校の財産として欲しいとのお言葉をいただきました。
最後に教育長先生から諸塚の教育の基本の5つの項目をお話いただきました。
① 今の境遇を幸せに思うこと
② 「いま」を強く意識すること。(いま挨拶をする、いま学力をつける、いま体力をつける)
③ 複数の教師で子どもを直接指導すること
④ 子どもに至れり尽くせりはしないこと。学校がしっかりと考えを示し、家庭や地域の方々
に協力を仰ぐべきところは仰ぐ。しかし、家庭や地域の方々に甘えすぎないようにするこ
とが大切である
⑤自分で考え自分で判断する精神を育てること
この5つの教育の方針を常に心にもち、15の春を迎えるまでに自立した子どもたちを育てられるように教育に取り組んでいきたいと考えています。
最後に本校の校長先生が謝辞を述べられました。「真にたくましい子どもたちを育てるために、子ども一人ひとりの指導計画を立てるようにしています。子どもたちの成長につなげられるよう、一歩ずつ前進していいきます」とお話されました。
今回の学校訪問でご指導いただいた内容は、学校が抱える喫緊の課題として解決していくべきものばかりでした。それを明確にしていただいたおかげで、今日からの子どもたちへの指導に生かすことができます。これからも子どもたちのために私たちができることを考え、子どもたちの心に響く教育ができるよう精進していきたいと思います。
お忙しい中、学校訪問にお越しくださり、そして数々の温かいお言葉もかけてくださり本当にありがとうございました。
素通りしなかった教頭先生
昨日の昼休みに、3・4年生がくじを作っていました。その効果が表れ始めたようです。わくわく学習(ウッジョブ諸塚)の後に3・4年生教室前を通ると、教頭先生がくじを持って3・4年生に何か話しておられました。立ち止まって聞いてみると「あたりが入ってないんじゃないの~?」とおっしゃっています。手に持っているのは「はずれ」のくじ。教頭先生も3・4年生の教室に立ち寄ってくださり、くじを引いてくださったようです。でも「はずれ」・・・。「あたりも入っていますよ」と言ってくじの箱を確認する3年生でした。
【はずれかぁ・・・。手作りの商品はもらえないなぁ】【「あたり」入っていましたよ】
このくじの効果で、休み時間の3・4年生教室は賑わっているようです。よかったね、3・4年生。
校長先生の「ウッジョブ諸塚」授業
今日の2校時、5・6年生教室でわくわく学習(ウッジョブ諸塚)の授業が行われました。今日は、校長先生が9月10日に行われた「わくわく学習応援隊発足式」の時に出された困難点(課題)を確認し、これからどのようにこの学習を進めていけばよいのかを示してくださいました。
まず、「ウッジョブ諸塚」の目的を確認しました。目的は「諸塚の林業活性化のための貢献する方法を考え、それを発信する」です。その目的を念頭に置いて、先日出された困難点を一人ひとり確認しました。
【色々な教材を用意してくださいました】
【困難点(課題)】
○ 木の絵本作り: 絵本の内容(環境、絵・物語)
○ 木の製品づくり: 工作に終わってしまわないようにする。貢献・発信がみえるようにす
る。
○ 木と医療: 人(患者さん)とつながる手立て(説明するお願い文)
○ 産直住宅: 新しい発想の広がりをみせる。(産直住宅を豊かにする発想)人とつなが
る。
○ 林業やりがいポスター: 多くの人とつながる。
「これらの困難点(課題)を乗り越えたら、みんなのゴールが見えてきます」と校長先生が話されました。そして、オンリーワンの発想を入れれば、諸塚や林業の発展に貢献できると説明されました。
今日のめあては「諸塚のよさと自分のテーマをつなげることで、諸塚村の林業を元気にするオンリーワンを作ってみよう」です。そこで、子どもたちにオンリーワンの視点として「宝物」について考えさせました。
まずは「当たり前と思っているものが実は宝物」ということです。夏休みに国内研修に参加した6年生。諸塚を離れ東京で過ごした経験から、諸塚だからこそある宝物を発見していました。
【当たり前にあるもの、それこそが宝】
宝物として発表されたものには
○ 食
○ 木
○ 人
○ 空気(朝起きて深呼吸すると気持ちがいい。東京ではその気持ちよさを味わえなかっ
た)
○ 音(鳥の鳴き声、動物の鳴き声)
○ 水(直接飲むことができる)
○ 動物(シカ、イノシシ)
○ 木の実(クリ、どんぐり)
などがありました。あまりにも近すぎて見えていなかったこれらの宝物を、この授業で再認識することができました。
次に「伝統は宝物」という視点で宝物を探しました。
○ 神楽
○ ザンゼツ(切り絵)
などが出てきました。他の地域には残っているところも少ない大切な伝統です。そして、校長先生は、ザンゼツと神楽、障子を組み合わせたふすまのデザインを考えられたそうです。それがこちらです。
【校長先生の作られたふすまのデザイン】
【それを見た子どもたち】
緑の背景に神楽と障子の格子模様がとっても素敵なデザインでした。校長先生の発想の豊かさに子どもたちの表情もパッと明るくなりました。
最後に「見方を変えれば宝物は見える 鳥の目 虫の目」という視点を話されました。同じものでも、見方を変えれば見えるものが変わってきます。色々な立場に立って物事を見ることの大切さを教わりました。林業・人、木工製品をこれらの宝物と結び付けることで新しいものができるとのお話があり、その後、子どもたちは各担当の先生と具体的にどのようなオンリーワンができるかを話し合いました。
話合いの後、その内容を一人ひとり発表しました。その時に「友達7人の発表を聞くことで、自分の考えが7倍にもなるよ」と校長先生が話され、子どもたちは熱心に発表に聞き入っていました。
【柔軟な発想に宝が取り入れられ、素敵なアイディアが生まれました】
○ 木の絵本作り: テーマは水と空気で、諸塚だからこそいる川の生き物や直接水が飲め
ることを内容に取り入れたい
○ 木の製品作り: 音の鳴るシーソーを作りたい、定規に諸塚の水を入れる、景色の写真
を載せたしおりや、水の入った木のイヤリングを作ってみたい
○ 木と医療: 自然の音(シカの鳴き声など)を目覚まし時計に入れてみたい
○ 産直住宅: お年寄りにやさしい住宅づくり(スロープを使用)、ふすまにデザインをする
○ やりがいポスター: 諸塚のよさ(水・空気がおいしい)と自分の夢(花屋さん)と諸塚に咲
いている花(フクジュソウ・キレンゲショウマ)をポスターの中に入れ
る。
このような、オンリーワンの発想が出てきました。今回は10分程度でこのような内容を考えましたが、次回はじっくり担当の先生とも話し合いながら、諸塚の林業を元気にするオンリーワンを練っていきたいと思います。身近にある宝、これからも探していきましょうね。
このような、オンリーワンの発想が出てきました。今回は10分程度でこのような内容を考えましたが、次回はじっくり担当の先生とも話し合いながら、諸塚の林業を元気にするオンリーワンを練っていきたいと思います。身近にある宝、これからも探していきましょうね。
最後に振り返りをしました。6年生児童が「自分色で諸塚を発展させたい」と力強い振り返りをしていました。とても楽しみです。諸塚に生まれ、諸塚に住み、とても素晴らしい環境で成長してきた子どもたち、この故郷の宝を知ることで、きっともっともっと諸塚が好きになり、諸塚のためにできることを考えていくのではないかと思いました。そのサポートをしていくために、職員も五感を使って様々な角度からこの諸塚を見ていきたいと思います。
【わくわく学習応援隊の方からお借りした本もフル活用しましょうね】
1・2年生を振り向かせるために
授業と授業の間の休み時間、1・2年生はいつも3・4年生教室を素通りして、5・6年生教室に遊びに行くそうです。その姿を見て、3・4年生は1・2年生が教室に来て欲しいなぁと密かに思っているそうです。そこで、1・2年生が3・4年生教室に来てくれるための手立てを考えました。それが「くじ」です。くじを準備して、1・2年生に引いてもらい手作りの商品を渡すというアイディアです。その商品を作るため、今日の昼休みに図書室で折り紙を折りました。「1・2年生はどんなものが好きかな~」と考えながら一生懸命作っていました。ちょうどその場にいた1・2年生に、「どうして素通りするの?」と聞いてみると、「3・4年生は休み時間でも復習などをしていて勉強をしている雰囲気があるからです」と答えていました。なるほど、それだったら仕方ありませんね。
でも、勉強をしていない時はどうぞ3・4年生教室に寄ってみてください。楽しいことがあるかもしれませんよ。
【折り紙の本を見ながらせっせと作ります】【できたぁ!喜んでくれるかなぁ】
キンモクセイの香るころ 稲刈りをしました
学校の裏にあるキンモクセイの木には花が咲き、とてもいい香りが職員室まで届いてきます。
【まだ満開とまではいきませんが、オレンジ色のかわいい花が咲いています】
天気が心配されましたが、予定通り本日稲刈りが行われました。6月に地域の方の田んぼをお借りして、5・6年生が植えたお米。そのお米がたわわに実りましたので、全校児童での稲刈りです。
【6月の田植えの様子】
まず、運動場で5・6年生担任の先生からお話がありました。昨年度、校長先生が作成された「仕事の心」を用いてのお話でした。①ものを大事にする②仕事は見つけるということをお話されました。「先生、何すればいいですかー?」と聞くのではなく、自分で何か仕事はないかなぁと考えて行動しましょうとお話がありました。
【「仕事は気付かないと見えてきません」 「仕事の心」より】
そして、田んぼに続く坂道をみんなで登って行きました。田んぼに着くと5・6年生担任の先生が子どもたちに向けて、「ここに来る途中、先生は2つ気付いたことがありました」と話されました。それは①子どもたちが歩く道の草が刈ってあること②おいも畑に柵がしてあることだそうです。あまり、歩く人がいないこの道はすぐに草が元気に生えてきて、たまに通ると草をよけて歩かなければなりません。今回ご指導くださる地域の方が、前もって子どもたちのためにその通路の草を刈ってくださっていました。とてもありがたいことです。地域の方の子どもたちを思ってくださるお気持ちが、大変嬉しかったです。また、おいも畑の柵は電柵といって、イノシシが入って来ないように設置されたそうです。その柵に触れると電流が流れるようで、イノシシからおいもを守ってくれている大切な柵です。子どもたちが知らない間に、これだけのことをしてくださっている地域の方。本当にありがとうございます。
【おいもも元気に育っているようです。手前が電柵です。】
まず、はじめに地域の方のお話がありました。「今年は雨が多かったので田んぼのコンディションが悪いです。今日刈ったお米は、1~2日田んぼに置いて乾燥させます」と話されました。
そしていよいよ稲刈りのスタートです。「鎌を引っ張る時に気を付けるんだよ」とか「根元が刈りやすいよ」等と助言を頂きながら稲を刈っていきました。家の田んぼで稲刈りをしたことがあると話す子どももいて、経験のある子どもたちは手際良く刈っていました。
【上手に刈れました】 【絶好の稲刈り日和でした】
【校長先生のお手本を見て学びました】
あぜの方の2~3列を手作業で刈り取ると、次は機械で稲刈りをしました。稲刈り機(バインダー)を使わせてもらっての稲刈り、初体験の児童が何名かいました。稲刈り機を使うと、次々に稲が刈られ、その上、ひもでひと括りにされて稲刈り機から出てきます。びっくりしました。
【これが稲刈り機から出てきたひと括りにされたお米です】【筋がいいとほめられました】
【どんどん刈っていくよ~】
【荒谷小1年目の職員も初挑戦!】
【荒谷小2年目、2回目の挑戦です】
稲刈り機は思ったよりも重くなく、支えているだけで前に進んでいきました。見ているだけでは分からない、貴重な体験をさせていただきました。
全ての稲刈りが終わり、全員で振り返りをしました。「稲刈りをした後の田んぼを見ると達成感を感じた」、「稲を刈る時のザクッという時の感触が気持ちよかった」、「稲が斜めになっているところがあったので、来年はまっすぐ植えたい」、「何もすることがない時に仕事を見つけることができた(はだしの人が多く危ないと思い、色々なところに置いてあった鎌を集めた)」、「初めての稲刈りでした。来年は初めての田植えです。田植えの植え方のコツを学びたい」等の振り返りの言葉が聞かれました。
【1つの行事を通して、様々な感想をもちますね】
そして、最後のお礼の言葉では「田植えの時は20㎝くらいだった稲が、今日見たら1m近くあってびっくりした。稲を刈る時、とても気持ちがよかったです。ありがとうございました。」と6年生児童が述べました。
【貴重な体験でしたね】 【本当にありがとうございました】
これまで、稲の管理や水の管理、鳥獣対策等をしてくださった地域の方。ありがとうございました。また、今日も子どもたちのために時間を作ってくださり、本当に子どもたちも職員も幸せです。この経験が後々、子どもの心に楽しかった思い出として刻まれることと思います。ありがとうございました。
【絶景をバックに記念撮影】
学校に帰ると、どろんこになった足や長靴をきれいに洗いました。なかなか取れない泥に苦戦していました。お家に帰って、もう一度きれいに洗いましょうね。
【ごしごし】
ALTの先生と授業
昨日、ALTの先生が荒谷小に来られました。この日は3時間目に3・4年生、4時間目に5・6年生の授業をしてくださいました。学校に来られた瞬間、何かが違う・・・それは髪の毛のスタイルが変わっていたことです。すっきりと散髪をされていました。
3時間目の3・4年生の授業は、ALTの先生が変わって初めての授業でしたので、ALTの先生の家族や友人紹介をされていました。また、カナダの国旗の話もされていました。「日本の木といえば『桜』ですが、カナダの木は『メープル(かえで)』の木です」と話されていました。これから、日本のことも知っていただきながら、カナダのこともたくさん教えて貰いましょうね。
【一緒に英語の発音も練習しました】
第68回秋季大運動会 その4
いよいよ運動会も終盤です。次は子どもたちの団技「綱引き」です。練習中から、この団技は毎回どちらが勝つか分からない接戦の様相を呈していました。果たして、運動会本番はどちらが勝つのでしょうか。
【絶対負けられない】
1勝1敗で迎えた3戦目、結果は白の優勝でした。
午後の部最後のプログラムは全校児童による全校リレーです。バトンをつないで、みんなでゴールを目指しました。
【1年生からスタートです】
【アンカーは6年生、最後までがんばれ!!】
この全校リレー、優勝は赤団でした。いくら差があってもどちらも力を抜かない、最後まで諦めない姿が印象的でした。
この全校リレーで午後の部の全ての競技が終わりました。次はいよいよ閉会式です。子どもたちが気になるのはもちろん「成績発表」です。優勝目指して頑張ってきた両団。固唾をのんでその時を待ちます。
【成績発表の瞬間】 【競技の部優勝は白団でした】
【応援賞は赤団でした。気持ちのこもった応援が届きましたね】
【本当に今日までよくがんばりました】
閉会式では、校長先生が「甲乙つけ難い緊迫した運動会でした。ダンスや一輪車、神楽など見どころがいっぱいでした。『荒っ子の 全力見せろ 最後まで』のスローガンのとおり、声が枯れるまでがんばりました。」とお言葉をいただきました。また「荒谷小学校・荒川保育所は地域の学校・保育所です。これからもご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします」とあいさつをされました。
そして、児童代表お礼の言葉では6年生3人がそれぞれの言葉で感謝の気持ちを伝えました。
【いつも先頭に立ってみんなを引っ張ってくれてありがとう】
「優勝できたことが一番嬉しかった。スローガン通りにできたので、今日が今までで一番思い出に残る1日になりました」、「一輪車の大車輪が成功できて本当に良かった」、「2点差で優勝旗が取れなかったけど、この思いは5年生が引き継いでくれる」等と話していました。今までの練習や当日の応援等で声が枯れてしまった6年生。声を絞り出して伝えようとする姿に感動しました。
閉会式後は解団式を行いました。そして、最後には赤・白関係なく、6年生の胴上げをしました。6年生の頑張りを全員でたたえました。
【胴上げ、一生に何度してもらえるだろう。よかったね、6年生】
【団長を支え続けた副団長さん、お疲れ様でした】
最後に、みんなで記念撮影をしました。第68回秋季大運動会の成功にみんな満面の笑みです。
【素晴らしい運動会になりました】
今回、荒谷小の運動会に地域の方々もたくさん足を運んでくださり、大変盛り上がりました。本当は運動場でたくさん動いて、おもいっきり走りたかったであろう子どもたち。でも、体育館でも運動場で行う運動会と遜色ないステキな運動会になりました。子どもたちの息づかい、気迫、熱気が間近で感じられる、熱い運動会になったと思います。
地域の方々、保護者の方々の惜しみない拍手や歓声が子どもたちの力となりました。最高の舞台を作り上げてくださりありがとうございました。これからも荒谷小学校・荒川保育所をどうぞよろしくお願いいたします。
第68回秋季大運動会 その3
おいしいお弁当を食べた子どもたちは、午前中よりもさらにパワーアップして午後の部に臨みました。午後の部は、「輪 輪 リズムにのって」という一輪車の演技です。1学期から少しずつ練習してきた一輪車。9月になると練習も追い込みに入り、毎日のように全校児童が運動場に出て一輪車の練習をしていました。そのため、ずいぶんと技術が上達してきました。その努力と汗の結晶をみなさんに見ていただく時がきました。みんな、気合いをいれて演技をしました。
【担任の先生に励まされながら1・2年生も一生懸命練習しました】
【入学当初は全然乗れなかったのに今はスイスイ乗れます】【3年生もすいすい~】
【大観衆の前でも冷静に演技ができました】
【一輪車でもみんなを引っ張っていってくれました】
【いつも前向き。努力を惜しみませんでした】
【下級生にも励ましの言葉をたくさん言ってくれました】
【一輪車でジャンプ!】 【一輪車の車輪を足で回すスペシャル技】
【横乗りにも挑戦】
【プロペラです】
【ガタンゴトン 電車です】 【大技:大車輪 大成功でした】
【課題だったトヨタループ、大大大成功でした!!】
【14人の力が結集した一輪車の演技、感動的でした】
その後、青年の方々の団技「あらとも青年隊」がありました。これは、アメ食い競争のようなもので、走っていくと水が張ってある洗面器が用意されており、そこに顔をちゃぽんと付けます。その後、粉の中に隠れているアメを探し、アメを口の中に入れたら走って帰ることができます。男女関係なく顔が真っ白くなったこの競技、参加してくださった方々本当にありがとうございました。
【勇敢な方々でした】
それから、子どもたちの大玉転がしがありました。パンパンに空気が入った大玉をころころころころ。団技は落とせないとばかりに、必死に大玉転がしをしました。
【大玉を速く転がす技を生かしました】
【最後はみんなで大玉を持ちあげて運びます】
どちら団も一生懸命でしたが、この競技は赤が優勝しました。
それから、子どもたちによるダンス「超 荒谷イモパラ 2014」がありました。このダンスもお手本のDVDを見ながら練習したり、自分たちが踊っている姿をビデオに映して動きを確認したりして、一生懸命練習を重ねたダンスです。楽しく踊る子どもたちの表情が素敵でしたし、「荒谷小!お~!!お!!」などと掛け声も入り、見ていて元気をもらえるようなダンスでした。
【千手観音からスタート】 【くるくる回ります】
【躍動感あふれます】 【いい表情です】
【団長さんたちもかっこいいです】
【きらきら輝いています】 【決めポーズ 決まった!!】
会場全体が一体となったこのダンス、子どもたちが真剣に踊る姿は胸に込み上げるものがありました。素晴らしいダンスを見せてくれてありがとうございました。
第68回秋季大運動会 その2
競技は1~4年生の徒競争で幕を開けました。折り返しのある徒競争ですので、少し走りづらそうでしたが、一生懸命走りました。
【元気な声で返事をしました】 【よ~し、走るぞ~!!】
その後は、保育所生のダンスでした。旗を持って隊形移動したり、元気よく旗を振ったりして踊っていました。2つ目のダンスは保護者の方と一緒に「妖怪ウォッチ」を踊りました。保護者の方も妖怪に変身して、楽しいダンスになりました。
【保育所生もい~っぱい練習しましたね】
【元気に飛び跳ねました】
【よくがんばりましたね】
【おうちの人と踊るのは楽しいね】
【おうちの人が妖怪だったら怖くないね】
その後、中学生~青年の方々による障害物競争がありました。障害物とは、ハードルの下をくぐったり、棒を軸にくるくる回ったりするものです。参加された青年の方々の身のこなしには脱帽でした。「お父さーん!肩が痛いっちゃろ!?無理してやることないが」と声をかける小学生もいました。そして、走り終えたお父さんに「お父さん大丈夫?」と言っていました。優しい子ですね。
この障害走で大活躍をしてくれたのが中学生でした。障害物をうまくアレンジして、4人で楽しく走りました。場を盛り上げる術を知っている、荒谷小出身の中学生。素敵でしたよ。後日、給食の時間に2年生の男の子が「ぼくのヒーローは中学3年生の2人の男子です」と言っていました。この中学生というのが、今回運動会に参加してくれた中学生のことです。「どうしてヒーローなの?」と尋ねると、「踊りを踊る時ははじけているし、優しいし、言ったことはきちんとしてくれるからです」とのことでした。小学生から憧れを抱かれる素晴らしい先輩たちですね。
【おっとっとっと】 【中学生:ハードルをくぐりぬけます】
【棒をもってぐるぐる。棒がない子は手を上げてぐるぐる】
【走ればいいところは横になってごろごろ】
中学生の面白い動きに、体育館が笑い声で一杯になりました。中学生のみなさん、ありがとうございました。
そして今回の運動会には、宮崎大学の学生さん4名も来てくださいました。以前、学校に来てくださった大学生1名が他3名の大学生を連れて来てくれました。競技にも参加してくださったり、職員の仕事を手伝ってくださったりして、運動会を支えてくださいました。とっても助かりました。ありがとうございました。
【大学生も積極的に参加してくださり盛り上げてくれました】
次に行われた保育所生と小学生の団技では、みんなで力を合わせて1位を目指しました。昼休みにはムカデ競走の特訓をしていた5・6年生。結果はどうだったのでしょうか。
【保育所生(年長さん)のスタートです】 【重たいタイヤも持ちあげて走ります】
【これまでの練習では赤が勝っていたこの団技、白が優勝しました】
その後は、ふれあい玉入れ等が行われました。ふれあい玉入れでは、多くの方々に参加してくださり、にぎやかな玉入れになりました。
【諸塚といえば玉入れ!がんばれ~】
それから、5・6年生の120m走がありました。直線を走る5・6年生のスピードは早く、迫力満点でした。
【力強い返事でした】
【最後まであきらめない】
午前中の競技も残りわずかになった頃、子どもたちは荒小神楽を舞いました。この神楽では地域の方が太鼓を叩いてくださり、笛も吹いてくださいました。今まで太鼓に合わせての練習ばかりでしたので、笛が入ると雰囲気が変わり、より厳かな舞になるなぁと感じました。この日のために猛特訓された校長先生・教頭先生も一緒に神楽を舞われました。
【みんな真剣な表情でした】
【地域の伝統芸能、しっかり継承していきましょう】
【校長先生も教頭先生も汗びっしょりです】
【素晴らし舞でした。ありがとうございました】
その後、来賓の方々やPTAの役員の方々、職員による左近太郎が行われました。ボールをかごに入れるのがなかなか難しかったです。
【ナイスボール!】 【白団も最後までがんばりました】
その後、オクラホマミクサ・チョイガマカを踊り、午前中のプログラムは終了しました。保育所生は午前中までの参加でしたので、解散式が行われました。解散式では、所長さんであるPTA会長さんが一人ひとりに声をかけて、参加賞を渡されました。「障害走では1年生よりも速く走れましたね」や「一番大きな声が出ていました」、「ラジオ体操がとても上手でした」等、その子のがんばりを認めてくださいました。自分だけにかけてくださったお言葉、嬉しいですよね。
【この言葉だけで疲れがどこかに飛んでいっちゃいます】
体育館での運動会、午前の部は予定のプログラムを全て終えました。次は午後の部です。見どころいっぱいの午後の部もぜひご覧ください。
第68回秋季大運動会 その1
9月21日(日)に第68回秋季大運動会が行われました。この日は、てるてる坊主の力も届かず、あいにくの雨でした。そのため体育館で運動会を行うことにしました。子どもたちは、19日(金)に体育館で運動会が実施された場合のための練習をしていました。またその日の運動会準備でも体育館でもできるよう設営をしていましたので、スムーズに体育館での運動会に入ることができました。
ただ、運動会といえば「万国旗」です。それを飾るため、体育館の梁の部分に万国旗のひもを通さなければなりませんでした。2階のギャラリーの柵に万国旗を結びつける方法もありましたが、それでは2階から運動会を見る方々が見えにくいかもしれないということから、体育館の梁に引っ掛けるということになりました。ひもでボールをぐるぐる巻いて、そのボールをコントロールのいい体育主任の先生に天井めがけて投げて貰い、梁にひっかけるという作業をしました。体育館は天井が高く、梁にひもが通っても落ちてくるひもの長さが足りず、何度も何度も投げ続けました。そして、ようやく万国旗を飾ることができました。
【体育主任の先生、肩が強いです】【高々とあがった万国旗、運動会の雰囲気が出ます】
会場の設営が整い、いよいよ秋季大運動会の幕開けです。子どもと教師が円陣を組み、この運動会を絶対に成功させようと掛け声をかけました。
【全力を見せようね!】
そして、入場です。体育館で入場の練習をしたのは1度だけでしたが、大きな声を出し、腕を振り、足を上げ、一人ひとりの全力を見せてくれました。
【待ちに待った運動会】 【連続優勝目指してがんばるぞ】
【応援賞もとるぞ~】 【保育所生も元気に いち・に 】
【今年は優勝奪還するぞ~】 【白団のチームワークはすごいよ】
【よ~く声が出てます】
子どもたちが入場してくると、開会式が始まります。立腰の姿勢を保ちながら、しっかりと前にいる方に注目できました。
【運動会が開催できることに感謝です】
学校長あいさつでは、校長先生が「荒谷小学校14名、荒川保育所10名です。高学年のリーダーシップのもと、励まし合い、支え合い、助け合う姿をどうぞご覧ください。また、一人ひとりが目標に向かう姿にもご注目ください。みなさんには、心の金メダルをつかんで欲しいと思います」と話されました。また、最後には「本校は地域の学校です。地域の方々のご支援・ご協力があって成り立っています。ありがとうございます。」とも話されました。
その後、PTA会長さんからもごあいさつをいただきました。「体育館で運動会ができるのは、荒谷小だからできることです。みんなで力を合わせて最高の運動会にしてください。私は、一輪車を楽しみにしています。また、保育所生のかけっこやダンスも楽しみです。70回の記念大会に向けて盛大に盛り上げてください」とお言葉をいただきました。
【いつも子どもたちのことをしっかりとみてくださるPTA会長さんです】
次に児童代表あいさつがありました。ここは1年生が一人ひとりあいさつをします。何度も何度も練習を重ねてきた1年生。本番でも、「夏休みにたくさん一輪車の練習をしてきました」とか「ダンスの練習をいっぱいしました。力いっぱい元気いっぱい踊ります」等としっかりとあいさつができましたね。
その後、誓いの言葉では、各団の団長さんが出てきて声高らかに誓いの言葉を述べました。「全力を尽くします」、「感謝の気持ちを込めて、笑顔を絶やさず楽しむことを誓います」等、最高学年らしい素晴らしい誓いの言葉でした。
【緊張に負けませんでした】 【団を率いてきた団長さん、言葉も頼もしいです】
開会式が終わると早速競技にうつりました。
まずはエール交換です。赤団も白団も大きな声を出して、それぞれの団の健闘を祈りました。
【白団にエール!!】 【赤団にエール!!】
【最後に荒谷小の健闘を祈ります】
さあ、これから競技が始まります。どうぞお楽しみに。
雨の中の運動会前々日準備
今日は、運動会の前々日準備でした。外は途切れることのない雨・・・。気温も下がり、荒谷小の子どもたちは長袖を着ている子が多かったです。
14時くらいから、運動会前々日準備が始まりました。平日、しかも天気は「雨」にも関わらず、多くの保護者の方々、地域の方々にお集まりいただきました。
【カッパ持参でお越しくださいました】
作業は運動場班と体育館班に分かれて行いました。運動場班はテントを組み立てたり、スギの葉をトラックに挿しこんだりしました。このスギの葉は、保護者の方が事前に用意してくださったものです。ありがとうございました。
【荒谷小周辺は、雨が降ると霧が発生します。そんな中、作業をしてくださいました】
【雨にうたれました】
運動会のプログラムに、輪抜き(わぬき)といって、約7mもある竹にフラフープを通し、それを下から上に投げて竹から抜くという競技があります。その竹を、保護者の方々が切りに行ってくださいました。
【気を付けて行って来てください】 【その後・・・こんなに長ーい竹が届きました】
体育館班は、まずフロアにある体育用具を一ヶ所にまとめました。そうすることで、体育館のスペースが広がります。普段動かすことのないものを動かすと、たくさんのホコリが出てきて、大掃除のような雰囲気でした。すみずみまで、きれいにできてスッキリです。
【体育主任の先生がきれいにまとめられました】
また、2階のギャラリーも解放するため、2階に置いている荷物も1ヶ所にまとめてスペースを作りました。その後、床をはき、ぞうきんで拭くとピカピカのギャラリーになりました。体育館班は主に子ども、そして女性の保護者の方が担当してくださいました。
【きれいな通路が登場です】
また、運動会には欠かせない万国旗。出してみると痛みが激しかったため、セロハンテープで補修をしました。カナダの国旗を見て、6年生の児童が「これを見て何か思い出さん?」と尋ねていました。すると5年生児童は「カナダ・・・?」と答え、「あー!!ALTの先生!!」と言っていました。この間の授業の印象が強かったのでしょうか。嬉しい言葉でした。
【破れている所はないかなぁ】 【あ、カナダの国旗】
運動場と体育館の2ヶ所の運動会準備だったので時間がかかるかなぁと思っていましたが、保護者の方々や地域の方々のおかげでスムーズに進みました。そして、子どもたちも主体的に動き、予定より早く準備が終わりました。
保護者の方々・地域の方々、雨の中、ご協力いただきありがとうございました。安心して運動会当日を迎えられます。子どもたちも、帰っててるてる坊主を作り21日が晴れるようにお願いするそうです。
【5・6年担任の先生が作った巨大てるてる坊主です。21日は晴れるでしょう】
運動会前々日の子どもたち
9月21日(日)の運動会、天気予報では曇りのち雨のようです。そのため、子どもたちは体育館での運動会を想定して、急遽体育館での入場行進や競技の練習をしました。スタートの位置や走る場所、ダンスをする位置などを確認しながら行いました。徒競争等は、コーンを目印に折り返して走るのでコーンを回る時にスピードが遅くなっていしまい、なかなかスピードに乗れない様子でした。
【体育館いっぱいに響き渡る声で入場行進】【ダンスでは隊形が変わるので位置確認が重要です】
【神楽も練習しました】
午後からは、子どもたちと職員、そして保護者の方々や地域の方々がお越しくださり運動会の前々日準備を行います。運動場でも体育館でも実施できるように、どちらの準備も行います。どうぞよろしくお願いいたします。
学校行事
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
27   | 28   | 29   | 30   | 31   | 1   | 2   |
3   | 4   | 5   | 6   | 7   | 8   | 9   |
10   | 11   | 12   | 13   | 14   | 15   | 16   |
17   | 18   | 19   | 20   | 21   | 22   | 23   |
24   | 25   | 26   | 27   | 28   | 29   | 30   |
訪問者カウンタ
0
7
4
1
9
6
4
諸塚村立荒谷小学校
宮崎県東臼杵郡諸塚村大字家代6159番地
電話番号
0982-65-1120
FAX
0982-65-1138
本Webページの著作権は、荒谷小学校が有します。無断で、文章・画像などの複製・転載を禁じます。