学校からのお知らせ

2024年8月の記事一覧

公益信託 弓削教育振興援助基金 贈呈式

8月27日(火)に、ホテルJALシティ宮崎にて、表記の贈呈式が開催されました。

この基金は、故弓削千歳(宮崎県出身 元教師)さんの遺産を活用しようと、千歳さんの甥で元医師の弓削達雄さんが昭和63年に創設したものだそうです。

今年は県内の5校に助成金が贈呈されました。

本校が今年、“子供の読書活動優秀実践校”として文部科学大臣賞表彰を受けてのことのようです。

本校ではいただいた助成金を活用し、図書室にスタンディングデスク(高さ調整機能付き机)4台を設置します。

実は、本年度の第1回学校運営協議会において、小さい子どもから年配の方まで広く活用できる机がほしいという意見が出されました。

図書室をコミュニティ・スクールの拠点として活用する旨の、貴重な意見でした。

実際にスタンディングデスクが届きましたら、またこのホームページで紹介したいと思います。

なお、当日いただきました趣意書の一部と、弓削達雄様、弓削三重子様との記念写真を紹介いたします。

~趣意書~

 未だ東京に行く人も少なかった大正の時代に、故弓削千歳は向学心に燃えてこの宮崎の地から単身上京しました。故人は大正5年に宮崎県立宮崎高等女学校を卒業して清武町・清武小学校で教諭の経験後、勇躍上京し、洋画や仏語を学び回教研究の傍らトルコ・タタール族子弟に日本語教育をするなどした後、昭和56年に懐かしい宮崎へ戻り昭和62年8月にその88年の生涯を閉じました。個人の遺産を相続した、弓削達雄他相続人は、協議の結果、進取の気性に富み向学心の厚かった故人の遺志を生かす為には、故人の後輩達を育む宮崎県内の学校、図書館その他の教育施設へ図書、教育器材等の購入の助成を行い、もって社会有用の人材の育成に寄与することが最善であると判断し、この事業を将来にわたって永遠に存続させるため教育振興援助基金を設定するものであります。

登校日の生活風景

8月26日(月)は登校日でした。

台風10号の影響が心配される中、時折くっきりとした青空も広がっていました。

見事な態度で臨んだ全校朝会。

そして、汗を浮かべながら教室内外を整えた清掃活動。

2学期の気構えを十二分に感じられる登校日となりました。

【全校朝会の様子】

【北校舎廊下掃除】

【1年生教室掃除】

【2年生教室掃除】

【3年生教室掃除】

【4年生教室掃除】

【5年生教室掃除】

【6年生教室掃除】

【南校舎3階トイレ掃除】

【南校舎階段掃除】

【南校舎靴箱掃除】

【北校舎職員玄関前掃除】

【校長室掃除】

 

地震避難

昨日(8日)夕方、本県を大きな地震が襲いました。

延岡市においても「震度4」を計測したと報じられています。

退庁時刻を過ぎてのことでしたので、本校には誰も残っておりませんでした。

被害確認のため、すぐに帰校し施設を見て回ったところ、まだ多くの方が屋上に避難しておられました。

屋上につながる施錠扉の地震解錠ボックスは作動しておりませんでしたので、緊急用避難扉を割って上がらざるを得なかったようでした。

避難扉を割る際には、心の葛藤や不安があったことと思います。

まさに非常時でしたので、今後とも躊躇せず、避難扉を割って屋上に避難していただきたいと思います。

なお施錠扉の地震解錠ボックスは、「震度5」以上で作動するよう設定してあるそうです。

また、割られた避難扉はどなたかが片付けてくださった形跡が残っておりました。

ありがとうございました。

終業式

昨日は1学期の終業式でした。当初は体育館で行う予定でしたが、体育館はかなりの暑さが予想されましたので、校内でのオンラインで実施しました。

 終業式の中で3名の児童に意見発表をしてもらいました。

 3年生の児童は算数で頑張ったこと、そして自分だけじゃなくクラスのみんなで頑張れたことが嬉しかったと発表しました。2学期も1学期のように頑張っていくと力強い意見を述べました。

 5年生の児童は、友達とけんかしたときのことを発表してくれました。けんかした後、その日はとても寂しい1日だったこと。だけどどう謝っていいかわからなくて悩んでいたこと。次の日に、いつものように話しかけたら、笑ってくれたこと。大げんかをしたけど1日で仲直りできて、とてもほっとした気持ちになったことを発表しました。喧嘩したときのもやもやした気持ちや仲直りできたときの気持ちは、他の子どもたちも大いに共感できる話でした。

 6年生の児童は、「自分の1学期を言葉で表すと『素直』です」という出だしから始まりました。素直に勉強をがんばったこと、お家の人に褒められて素直に喜んだこと、友達の良いところを素直に見つけて伝えられたことなどです。素直に友達の良いところを伝えると今度は相手がありがとうと感謝してくれた。そのことで爽やかな気持ちになりましたと語っていました。素直になってとても気持ちが良い体験ができたようです。2学期は運動会で副団長を目指すということですので、また2学期に頑張ってもらいたいと思います。

次に、校長先生が児童の発表に対する感想をまとめました。3人とも自分や他人のためになることに気付くことができたこと、これは延岡市の教育プランにある「幸動(こうどう。自他の幸せのために学び行動すること)」につながる話であること、3人とも素晴らしい発表であったことなどを称賛しました。

 さて、素晴らしい発表ができた3名の児童ですが、発表の前に入念な練習をしていました。家庭や学級でも発表の練習をしてきましたが、校長室でも校長先生の前で発表の練習を繰り返しました。練習をするほどに自信がついてきて、本番での立派な発表につながったこともお伝えしたいことです。

 今、オリンピックの真っ最中ですが、結果を出せる人はこれまでに相当な、しかし地道な努力があったものと思います。努力をしたからといって、全てが結果に結びつくわけではありません。しかし、結果を出せた人は努力を積み重ねてきた人なのは間違いないでしょう。子どもたちの練習する姿を見て、そういうことを考えさせられました。

 最後に、生活指導の先生から、「命を大切に」という話がありました。全国的に夏休み中の水の事故が連日のように報道されています。また、熱中症や交通事故など、命の危険に関わることが多い時期です。「夏休み よいこのくらし」には、子どもたちの命を守ったり、トラブルを防いだりするためにいろいろなきまりが書いてあります。家庭でも親子でしっかりと確認していただいて、安全で楽しい夏休みにしてほしいと思います。