部活動

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第35回霧島盆地中学校バレーボール優勝大会

 昨日は都城市で行われた第35回霧島盆地中学校バレーボール優勝大会に参加させていただきました。チームの約束事である「守」を徹底し、少しでも壁を「破」るきっかけとなることを期待していた週末でしたが、残念ながらまだまだ壁を軽くノックしているだけの状態でした。結果は以下の通りです。

 予選リーグ    榎原中 2(25-17、25-16)0 庄内中
 準々決勝     榎原中 0(20-25、22-25)2 姫城中

 結果は準々決勝で姫城中にストレートで敗れ、ベスト8という結果でした。姫城中は準決勝も勝ち上がり、決勝では、九州ナンバーワンと言われている三股中と1(25-22、24-26、12-15)2と互角に勝負するなど素晴らしいチームです。しかし、県のベスト4、そしてその先の九州・全国と進む道の中では絶対に倒さなければならない相手です。1週間前の練習試合では3勝2敗でしたが、公式戦では大きく力の差を感じる敗戦となりました。

 今大会ベスト4に残ったチームのうち、姫城中と沖水中は、180cm近いいわゆるスーパーエースと、その裏エースがしっかりとオープントスを強く打ち抜きます。また、身長が平均的に高く、ブロックもしっかりと機能しています。その結果、少々レシーブやトスが乱れても流れを崩さず安定した試合展開をすることができます。
 一方、三股中と三松中は、正確なレシーブとセッターの早いトス回しからのコンビ攻撃を得意とするチームです。レシーブをしっかりとセッターに入れて早い攻撃をすることで、相手のブロックをかいくぐることができます。また、強力な相手エースのスパイクにも、粘りのレシーブをすることで安定した試合展開をしています。

 この4チームを見ても分かるように、夏を勝ち抜くためのポイントは、1つめはやはりブロックとハイセットだということです。スーパーエースを要していたり、エースをしっかりとレフトで使えるメンバーのそろったチームはやはり安定しています。2つめは、どんな状況でもコンビで攻めていくということです。レセプションはもちろんのこと、トランジションからもクイックを中心とした早いバレーを展開するだけの高いレシーブ力とセッターの力が必要になってきます。

 私はいつも“強さとは安定だ”と言っています。安定して力を出すことができるチームが強く、そして勝つのだと思います。そのためにはこの代の榎原中バレー部がどういう方向で安定感を高めて行くのか。基本的には170cm超えの選手が1人もいない榎原中は、おのずと生き残る道が決まってきます。11名全員が約束事を「守」るためにいろいろなことに「気付き」、11名全員が殻を「破」るために「考えて」、そしてそれを「実行する」ことができたときに、初めて監督の手を「離」れて本当の意味でのチームになれるはずです。

 今日からしっかりと修正して、週末の練習試合に備えてくれることを期待しています。

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