部活動

2015年8月の記事一覧

サマーリーグ2015 in 都城

 昨日は都城地区のサマーリーグ大会に参加させていただきました。新チームになって初めての大会ですが、テーマとしては夏に取り組んでいる基礎・基本がどの程度意識できているかということと、どのようなチームの雰囲気を試合の中で作っていけるかということをもって臨みました。結果としては以下の通りです。


予選リーグ(2勝)
榎原中2(25-9、25-13)0妻ヶ丘中
榎原中2(25-6、25-7)0末吉中


1位リーグ(1勝1敗)準優勝
榎原中1(25-22、20-25、13-15)2福島中
榎原中2(25-10,25-22)0庄内中


 予選リーグは先日の練習試合がふがいない内容だったということもあって、かなり気合が入っていました。ほとんど何もいうことのない出来で、新チームとしては最高の滑り出しだったと思います。
 そして1位リーグでは、初戦で同地区のライバルである福島中と対戦しました。土曜日の練習試合では2勝2敗と五分ではありましたが、内容としてはすべて負けゲームだったため、かなり気合を入れて勝ちにいきました。
 福島中は同期のO先生が顧問をしており、一緒に合同チームで活動したり、合同練習や練習試合でもよくお世話になっている学校です。そして今年は昨年の全国3位のメンバーが加入し、どんどんと力を上げてきています。初めは小学校気分が抜けていないところもあったのですが、いろいろと経験を重ねる中で中学バレーにも順応していき、チームの雰囲気もかなり良くなってきています。
 この試合でも、裏エースがけがのため満足にプレーできないにも関わらず、必死でボールをつなぎ、自分たちの長所を生かして点を取っていっていました。榎原中は常に相手に押されている状況で、相手の大きな弱点であった精神的なムラがでることもなく、たくさんの保護者の声援も後押しして見事に力負けを喫しました。


 結果としては準優勝でしたが、同地区のチームに敗れての準優勝ということで、正直悔しさと危機感しか残らない大会となりました。この結果を選手一人ひとりがどのようにとらえたかが一番重要です。南那珂地区は秋は県大会に2チーム出場することができますが、夏はおそらく1枠しかありません。つまり他地区の強豪校にいくら勝つことができても、地区で負ければそこで今の2年生の夏は終わってしまいます
 同地区にそんな強豪校がいることは一見不運なように思えますが、私はそのようには考えていません。同地区内に強豪校がいれば、レベルの高い練習試合をすることができますし、普段の練習の意識も当然高まっていきます。そのせめぎ合いを制することが県レベルでの活躍につながるはずで

 福島中とは今週の土曜日・日曜日、そして来週の土曜日と毎週練習試合を組んでいます。お互い切磋琢磨して南那珂地区のレベルを高めていき、県大会の決勝でお互い対戦できるように、いいライバルとしてこれからも頑張っていきたいと思います。
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「3人のレンガ積み職人」

 最近読んだ本の中に「3人のレンガ積み職人」という話が引用されていて、とても興味深い話だったので、紹介します。

世界中を回っている旅人が,ある町はずれの1本道を歩いていると,1人の男が道の脇で難しそうな顔をしてレンガを積んでいました。

旅人は,その男のそばに立ち止まってたずねました。
「ここでいったい何をしているのですか?」

すると,男はこう答えました。
「見ればわかるだろう。レンガ積みをしているのさ。毎日毎日,雨の日も強い風の日も,暑い日も寒い日も1日中レンガ積みだ。なんでオレはこんなことをしなければならないのか,まったくついてない。」

旅人は,その男に「大変ですね」と慰めの言葉を残して,歩き続けました。

しばらく行くと,一生懸命レンガを積んでいる別の男に出会いました。
しかし,その男は,先ほどの男ほどつらそうには見えませんでした。

そこで,また旅人はたずねました。
「ここでいったい何をしているのですか?」

すると,男はこう答えました。
「オレはね,ここで大きな壁を作っているんだよ。これがオレの仕事でね。」

旅人は「それは大変ですね」と,いたわりの言葉をかけました。
すると,意外な言葉が返ってきました。

「なんてことはないよ。この仕事でオレは家族を養ってるんだ。この仕事があるから家族全員が食べていけるのだから,大変だなんて言ったらバチが当たるよ。」

旅人は,その男に励ましの言葉を残して歩き続けました。

さらにもう少し歩くと,別の男がいきいきと楽しそうにレンガを積んでい
ました。

旅人は興味深くたずねました。
「ここで,いったい何をしているのですか?」

すると,男は目を輝かせてこう答えました。
「ああ,オレたちのことかい?オレたちは歴史に残る偉大な大聖堂をつくっているんだ。」

旅人は「それは大変ですね」と,いたわりの言葉をかけました。
すると男は,楽しそうにこう返してきました。

「とんでもない。ここで多くの人が祝福を受け,悲しみを払うんだ!素晴らしいだろう!」

旅人は,その男にお礼の言葉を残して,元気いっぱいに歩き始めました。

 【引用元:福山市教育委員会PDF(福山市立城北中学校の生徒指導だより)】

 この話は、自分のこれまでの物事に対する取組方を見つめ直すのにとても有効だと思います。

 例えばパス1本にしても、ただボールを返せればいいと考えて(何も考えずに)取り組んでいる選手と、正しい形を意識してボールを返そうと取り組んでいる選手、そして正しい形を意識しながらも、実際にその技術が必要な場面を想定して取り組んでいる選手とでは、実際に試合に入ったときにまったく違う結果がでます。

 練習では効率化や焦点化をするために、レシーブ、ブロック、スパイクといった技術ごとに分けて練習を行うことが多くなります。そうすると、その練習ではしっかりとできるようになるのですが、同じような練習を少し形を変えて行うとできなかったり、試合でラリーが続いたりするととたんにまったくできなく(しなく)なってしまう場面をよく見かけます。
 これは1つの練習をあくまで単体の練習としてとらえているからで、まさによく言われる練習のための練習になっている状況です。できないことや苦手なことを練習の中で意識をしてできるようにし、その技術を試合の中で意識してできるようにし、さらにどのような場面でも無意識にその技術を発揮できるようになって初めて身に付いたと言えます。そのためには、今やっていることがいったいどのような場面で使われる技術なのか、なんのためにこのような練習をしているのかをしっかりと考えながら取り組まなければなりません。

 練習は嘘をつきません。目標の夏の九州大会出場を達成するために、まずは県でトップの練習の雰囲気を作り上げてほしいと思います

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基礎・基本の夏

 夏休みも後半にさしかかり、今週末には新チームになって初めての大会を控えています。しかし榎原中新チームは、まだローテーションすら定まっていない状態です。

 榎原中バレー部では、夏休み中は基礎練習と体力トレーニングが練習のほとんどです。ポジションや学年等にこだわらず、全員がすべてのメニューをこなしています。基礎練習は10本ずつが1セットで、アンダーハンドパスとオーバーハンドパスがそれぞれ13種類、サーブキャッチが4種類、ディグが6種類の全部で230本を正しいフォームを確認しながら行います。また、練習の最後に体力トレーニングとして6種類のメニューを行い、毎日記録用紙に記録をしています。

 私としては、時間に余裕があるこの時期に、しっかりとした基礎的・基本的な技術と体力を身につけてほしいと思い、このようなメニューを組んでいます。しかし、この夏休みには、練習時間をしっかりと確保することができるというプラスの部分と、指導者がなかなか練習に付けないというマイナスの部分があります。正しいフォームや体力を身につけるためには絶好の機会ではありますが、いくらでも適当にやったり手を抜いたりしてさぼることもできるということです。

 特に基本のフォーム作りについては、これまであまり矯正できていなかった部分をこの機会に正しておかなければなりません。わたしはよく、「間違った漢字を何万回書いて練習しても、それは学習したことにはならず、むしろマイナスになってしまう」と言っています。バレーボールでも同じです。間違ったフォームを練習すればするほど、間違った形がうまくなっていき、結果としてどんどん下手になっていきます

 だから、この時期に必要なことは、昨年同じようなことを経験している2年生が中心となって正しい形や意識を1年生にしっかりと伝えることです。2年生が1年生に練習の意味をしっかりと理解させ、良い練習を作り上げる雰囲気を高めていくことができれば、この夏休みで飛躍的に力が上がることだと思います。

 何事も、努力の成果はすぐには現れず、3ヶ月後に出てくるとよく言われます。ということは、今やっていることの成果が現れるのは秋の中体連県大会です。目標を達成するために、まずは目的をしっかりと意識し、目の前のことに真摯に向き合ってほしいと思います。

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本格的に?新チームスタート!

 8月5日に新チームがスタートして早10日立ちましたが、その間日南市主催の学習会や家庭の事情などが重なって、本日ようやく8名全員がそろって本格的に新チームがスタートしました。

 そんな中、9日には毎年恒例の大堂津海水浴場ビーチバレー大会に参加しました。日南市はその名の通り日本の南に位置し、太平洋に面した素晴らしい場所にあります。
当然ビーチもたくさんあり、中でも南郷町にある大堂津海水浴場はとても美しいことで有名です。そんな素晴らしいビーチがあるので、夏休みは毎年ビーチバレーをしています。

 バレーボールと一言で言っても、6人制や9人制、ミニバレーやビーチバレーなどたくさんの種類があります。私のバレーボール部の目的は、バレーボールを通して人間力を高めることと、生涯に渡ってバレーボールを楽しむことです。その一環としてビーチバレーを取り入れているわけです。
 もちろんバレーボールを楽しむということが一番の目的ですが、風や太陽、砂の影響をたくさん受けるなど、いつもとは違った環境の中で、いかにこれまでの技術や経験を生かしてプレーできるかということも大切です。この経験が体育館に戻ったときにいい影響を与えてくれることを意識しています。
 大会は2チームとも決勝に進んだ大学生と社会人チームと予選で対戦し、善戦はしましたがおしくも決勝トーナメントには残れませんでした。しかしこの経験が今後生きてくることを期待したいと思います。

 そんなビーチバレーも終わり、本格的に始まった新チーム。しかしまだ新チームが始まってていないチームもあります。昨年目標としていた三股中学校は九州大会で優勝し、全国大会に九州チャンピオンとして乗り込んでいきます。一緒に切磋琢磨したライバルが自分たちの目標としていた舞台に立つということに誇りをもって、遠い宮崎からしっかりと応援したいと思います。
 宮崎県勢の最高は、同じように九州チャンピオンとして全国大会に臨んだ平成21年度榎原中学校の第3位という成績です。ぜひ三股中の皆さん、監督のM先生、そしてYコーチと一丸となって、堂々と三股バレーを披露して下さい。

 榎原中も、来年こそは新3年生がこの時期まで仲間とバレーボールができているように、今から1年間、信念をもって真摯にバレーボールに向き合ってほしいと思います。
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新チームスタート!

 先週末に行われたジュニアアスリート、JOCトライアウトも無事?終了し、月曜日の登校日を終えて、今日8月4日から新チームがスタートしました。

 私は新チームをスタートさせるにあたって、これからの意気込みや、これまでの自分をしっかりと振り返ってもらうためにアンケートをとっています。その内容は以下の通りです。

 1.希望する背番号とその理由

 2.希望するポジションとその理由

 3.自分の良さついて

 4.自分の足りないところについて

 5.理想とする選手について(どんな選手になりたいか)

 6.理想のバレーボールについて(どんなバレーボールをしたいか)

 7.チームの目的について

 8.チームの目標について(具体的に)

 このアンケート結果を参考に、ポジションや背番号、フォーメーションや練習メニューを決めていきます。今年は2年生が3人いるので、チームキャプテンとゲームキャプテン、副キャプテンをそれぞれ任命し、さらに1年生のキャプテン・副キャプテンも決めるので、8人中5人は何らかの役職が付いていることになります。この5人の選手達が中心となってしっかりと自分たちの役割を果たすことはもちろんのことですが、一番大切なのは、8人全員が榎原中男子バレーボール部の要であるという自覚と誇りを持てるかどうかということです。8人それぞれが榎原中バレー部の大切な一部で、1人が欠けてもベストのプレーをすることはできません。昨年は5人でチームをスタートしていたので、言うまでもなく1人も欠けることは許されない状況だったのでおのずと一日一日を集中して取り組むことができましたが、今年はそうではない分、甘えや逃げが出てくると思います。特にこの夏休み期間中は、私たちはなかなか練習にずっとつくことはできません。いかに自分たちでいい練習を作り上げるかが大切になってきます。

 明後日から九州大会が始まります。新チームの目的は昨年と同様“人間力を高める”ことで、目標は“夏の九州大会に出場する”ことに決まりました。1年後、彼らがこの目標を達成し、九州大会に向けてまだバレーを続けることができているかどうか。それはこの夏休みにどれだけしっかりとした土台を作ることができるかにかかっています。目的がしっかりと達成できればおのずと目標は達成できます。1年後にこの目標が有言実行になっているように、みんなで力を合わせて、この代ならではの新しい榎原バレーを作ってほしいと思います!

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