部活動

2016年7月の記事一覧

情熱

 県中学総体を1 週間後に控えたこの3連休は、3日間とも練習試合を通して調整を行いました。
 
 土曜日は西紫原中のY先生にお願いして、鹿児島県の桜島総合体育館で行われた、県大会に出場する鹿児島市のチームを中心とした練習会に参加させていただきました。西紫原中、吉野東中、清水中、伊敷台中、吉野中、桜丘・喜入中、南中、頴娃中、別府中、伊集院中の10チームと試合をさせていただき、10勝1敗という結果でした。朝の出だしは、先日中学生レベルを大きく超えた高さやパワー、スピードのある高校生と試合をしていたせいか、そのイメージのギャップに苦しみ、それほど高くないブロックをよけてアウトになったり、なんでもないサーブに対して固まって足が動かなかったりとチグハグな動きをしており、清水中に逆転負けを喫するなど苦しみましたが、その後は課題を意識しながらしっかりとプレーすることができました。最後に清水中ともう一度させていただくなど、様々なチームと対戦することで、自分たちの武器や足りない部分を感じることができたと思います。桜丘中のH先生をはじめとした鹿児島県の先生方、貴重な機会を与えていただき本当にありがとうございました。

 日曜日は、このチームが最もお世話になったチームの1つである宇都中と2チームで練習試合をしました。試合形式で、午前と午後に2試合ずつ8セット行いましたが、一日通して集中してしっかりと勝ちきることができました。地区大会前に、地区大会を絶対に勝ち上がって県大会前にもう一度練習試合をするという約束を叶えることができて何よりです。両チームとも県大会で結果を残し、九州大会にいく可能性が十分にあります。今度はお互いに九州大会出場を決めて、また練習試合をすることができることを願っています。
 この日は榎原で泊まり込みの合宿だったので、みんなで温泉にいき、ついでに海で遊んでリラックスすることもできました。その後も後援会に用意していただいたおいしいカレーを食べた後、花火をしたり、ゲーム大会をしたりととても楽しい時間を過ごすことができました。

 そして3連休の最終日は、OBに来ていただいて練習試合をしました。この日はやや2日間の疲れが出ていたものの、2試合ともなんとか踏ん張って勝利することができました。この日来ていたOBは、全員が九州大会や全国大会をなど、中学生時にトップクラスの経験をしている選手たちでした。その選手たちとネットを挟んでプレーをしたことで、榎原バレーの伝統とプライドをしっかりと引き継いでもらえたのではないでしょうか。

 この3連休は、基本的には地区中総体と同じような流れで大会に臨み、大会で前回同様自分たちのベストのプレーをするために計画しました。様々な方々の協力のおかげで、無事この3連休を乗り切ることができてほっとしているところです。3日間を通して全体的にはとても良い内容でしたが、苦しい時に自分たちの持てる全てを振り絞って一歩前に踏み出すことができなかった場面もありました。 経営の神様といわれるあの松下幸之助さんは、“燃えるような情熱があれば、おのずとその時々における成功の知恵が見つかるもんや”と言っています。

 すべては学び すべては準備 すべてに感謝

 残りあと5日となりましたが、一人一人がベストを尽くし、悔いの残らない準備をしてほしいと思います。
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飛翔

 県中学総体を2週間後に控えた先週末は、両日ともに練習試合でした。ここが最後の追い込みの時期であり、厳しい相手や環境、そしてコンディションが万全でない中での連続試合など、苦しい条件の中でどれだけやれるかを確かめる2日間となりました。
 
 土曜日は門川勤労者体育館にて、緒方中・門川中・延岡南中・高千穂中の5校と対戦しました。結果は緒方中に2勝1敗、門川中と延岡南中に3勝、高千穂中に2勝の10勝1敗でした。緒方中は大分県2位の強豪で、春のアシックスカップで榎原中が敗れた日田東部中を先日の大会で破ったチームです。全部で3セットさせていただいたのですが、1・2セット目は差を広げてからの逆転負けと辛勝で、3セット目は逆に差を広げられてからの逆転勝ちでした。相手の高さとパワーに対応することができず、真っ正面からぶつかってしまった結果、波の激しいゲーム展開となりました。
 特に敗れた1セット目の最後の1点は、なんとか相手の攻撃をしのぐものの、レシーバーとセッター、セッターとスパイカーの心が繋がらず、ボールが上がっているのに攻めきれずに最後打ち込まれて敗れました。苦しい時にこそ、その人の本性が出ると言いますが、まさに榎原中のチームとしての未熟な部分が垣間見えたワンラリーでした。

 日曜日は榎原地区体育館に花岡学園・佐土原中・宮崎西中に来ていただいての練習試合でした。榎原中以外のチームはレギュラーを欠いているという状態の中、佐土原中に3勝1敗、花岡学園に3勝、宮崎西中に2勝の8勝1敗という結果でした。
 この日に痛感したことは、やはり榎原中の大きな武器はサーブで、そのサーブが通用しないとかなり苦戦します。夏はブロックと2段トスが勝負を決めるとよく言われていますが、榎原中は高さがないチームなので、この2つで相手チームと戦うことが難しいということは、チーム結成当初から分かっていました。
 そこでポイントとなるのが、サーブとレセプションです。サーブに関しては、自分が入れることができる中で一番ベストなサーブを打つ、なおかつコースも狙えるようにこの1年間練習してきました。その甲斐あって、今まではサーブで優勢に試合を進めることができることが多いのですが、苦しい展開となったゲームではサーブミスが6本くらいあります。 
 また、危惧していたとおり、この時期になるとみんなパワーが付いてきており、簡単にはサーブポイントが取れなくなってきました。サーブで崩して2段トスまでにはいくのですが、ブロックにひっかからず、レシーブも対応することができないという感じです。
 攻めるサーブで少しでも相手の攻撃の選択肢を減らし、そこにしっかりとブロッカーがマークにつき、粘りのブロックとレシーブで切り返してブレイクする場面をもっとたくさん作れるように、しっかりと練習をして修正をすることが必要です。
 また、レセプションでは、キャッチがしっかり入ればコンビで崩せるのですが、これも相手のパワーやブロックの高さで、なかなかいい状況を作り出せることができません。まずは安定したサーブキャッチを増やすとともに、少々崩されてもしっかりとコンビを使っていったり、サイドの選手がもっと安定したプレーをすることができない限り、トーナメントを勝ち上がっていくことはとても厳しくなります。

 ザ・リッツ・カールトン・ホテル元日本支社長の高野登さんは、“
想像力に翼をつけないと夢には届かない。夢に届くには、想像力を働かせるしかない。”と言っています。
 ただ言われたことをやるだけの“守”期を終え、自分たちで判断していく“破”期も終わりました。あとは、想像力を働かせ、さらに翼をつけて羽ばたいていく“離”期になりました。これまでの経験全てを生かして、悔いの残らない一日一日を過ごしてほしいと思います。
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熱戦

 先週末は、土曜日が地域の行事に参加のため授業日で、日曜日は榎原に第一鹿屋中・高原中・本郷中に来ていただいての練習試合でした。この日は4チームということで、午前中が1セットずつの2回り、午後からは2セット連続のリーグ戦でゲームを行いました。

 結果は12セット行い、第一鹿屋中に4勝、高原中と本郷中に2勝2敗でした。地区大会が終わって初めての中学生との練習試合でしたが、とにかく基本的なサーブとサーブキャッチが安定せず、波の激しい一日となりました。この日は猛暑日で、しかも常に連続した試合とあって集中力の欠如が試合内容にも現れていました。これ以上の熱さの中で、これ以上のプレッシャーの中で行われる県中学総体に向けて、とてもいい経験になったのではないでしょうか。

 そして、月曜日が土曜日の代休だったので、県中学総体の会場でもある宮崎市総合体育館で練習をしました。この会場に慣れておくということももちろんあるのですが、それ以上に、絶対にこの会場でプレーをするという意識を高めることが目的です。集中力もあり、とてもいい練習ができたので、ぜひ今後の練習につなげてほしいと思います。

  また、水曜日には日南振徳高校に伺って練習をさせていただきました。前回はあまり内容もよくなかったのですが、今回は集中力が高く、高校生の高さやパワーにもある程度対応できて、内容のあるゲームを経験することができました。このような集中したゲームをすることができれば、地区中学総体の福島中戦のような、どこにも負けない榎原バレーを披露することができるはずです。

 すべては準備 すべては学び すべてに感謝

 今は“破”の復習です。自分たちで自分たちの殻を破り、もう一段階レベルアップすることが目標です。ANAチーフパーサーを務めた元客室乗務員の光枝理枝子さんは、“思いを叶える上で大切なのは、その思いがどれだけ強いものになっているかです。”とおっしゃっています。その思いを強くするために、保護者を中心としたたくさんの方々の力を借りて準備をしています。少しでも長く、少しでもたくさんの方に榎原バレーを応援していただけるように、覚悟をもって何事にも取り組みましょう。
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